投資総研
上場インフラファンド

上場インフラファンド5本を、
EDINETの数字で比べる

太陽光発電所などを保有して分配する上場の投資法人です。クラウドファンディングと違い、証券口座から株と同じように買えて、いつでも売れます。EDINETに登録されているインフラ投資法人は全部で8本ありますが、いま東京証券取引所で買えるのは5本だけです。残る3本は上場廃止・統合によって一覧から消えています。

東証で買える
5本

EDINETの登録は8本

総資産の合計
2,302億円

直近の有価証券報告書

LTVの中央値
50.0%

43.4〜53.4%

最終取得
2026-09-29
しくみ

お金の流れと、4つのリスク

  1. 投資口を買う東証で、証券口座から
  2. 投資法人が発電所を持つ中身はほぼ太陽光
  3. 売電収入から分配金
  4. 東証でいつでも売れるそのときの値段で
⚠ 値段は毎日動き、元本の保証はありません。
●元本割れ元本が減ることがある:あてはまる
○途中換金途中で換金しにくい:あてはまらない
●値動き売るときの値段が動く:あてはまる
○為替為替で円の額が動く:あてはまらない

●あてはまる △条件つき ○あてはまらない(トップの「リスクとリターンの3段」と同じ物差し)

借入

5本のLTV(借入の比率)

  • エネクス・インフラ
    53.4%
  • いちごグリーンインフラ
    52.9%
  • グリーンライト・再エネインフラ
    50.0%
  • カナディアン・ソーラー・インフラ
    47.9%
  • 東京インフラ・エネルギー
    43.4%
0%35%70%

LTVは総資産に対する借入の比率です。高いほど、同じ自己資金で多くの発電所を持てる一方、金利が上がったとき、また発電量が落ちたときに分配へ響きやすくなります。この5本は43.4%〜53.4%に収まっており、極端に借りている法人はありません。

LTV=有利子負債÷総資産で当サイトが計算した値です。各社が公表するLTV(鑑定評価額ベースなど)とは定義が異なる場合があります。

すべて

買える5本の決算

コード投資法人総資産有利子負債LTV営業収益当期純利益分配金の支払額
9286エネクス・インフラ2026-05-31 期末966億円516億円53.4%42億円11億円11億円
9284カナディアン・ソーラー・インフラ2026-06-30 期末880億円421億円47.9%45億円13億円16億円
9285東京インフラ・エネルギー2026-06-30 期末260億円113億円43.4%12億円2.3億円3.2億円
509Aグリーンライト・再エネインフラ2026-05-31 期末127億円63億円50.0%2.8億円0.1億円—
9282いちごグリーンインフラ2026-06-30 期末69億円36億円52.9%10億円1.8億円—
注記・出典

直近の有価証券報告書(XBRL)から取得。決算期は法人ごとに違うため、同じ日付の断面ではありません。営業収益・当期純利益・分配金の支払額は半年(1計算期間)の数字です。

上場廃止

もう買えない3本

  • ジャパン・インフラファンド投資法人東証の一覧にはないが、EDINETへの提出は続いている(上場廃止の手続き中か、その直後)
  • タカラレーベン・インフラ投資法人過去400日の提出書類 0件
  • 日本再生可能エネルギーインフラ投資法人過去400日の提出書類 0件

上場インフラファンドは2016年以降に相次いで組成されましたが、すでに整理・統合が進んでいます。いま検討するなら、残った5本がどれだけ続くかのほうが、利回りの小数点より重要です。当サイトは一覧から消えた法人も削らずに記録として残します。

比べる

クラウドファンディングとの違い

上場インフラファンド
クラウドファンディング
買い方
証券口座。1口単位(投資口価格×1口)
各社に口座開設。1万円から
途中で売れるか
いつでも売れる(値動きあり)
運用期間中は原則できない
対象
発電所を多数まとめて保有
案件を1件ずつ選ぶ
開示
有価証券報告書。半年ごと
事業者により差が大きい
元本
保証なし。価格が変動する
保証なし。価格変動はない

同じ「ソーラーに投資する」でも、性質はかなり違います。クラウドファンディング側の実案件は太陽光・再エネと系統用蓄電池にまとめています。発電所ごとの稼働率と発電量はXBRLにタグ付けされていないため、各法人の決算説明資料でご確認ください。

開示

案件の中身は、どこで見えるのか

ここが上場物のいちばん強いところです。口座も登録も要りません。いますぐ、無料で、全部読めます。

枠組み中身を見る方法必要なもの備考
現物の小口化会社に問い合わせて、契約成立前の書面を受け取る営業担当との接触が必要公表の義務がない
不動産型クラウドファンディング各社サイトの募集ページ(多くは会員登録が必要)登録すれば見える電子取引業務の許可があるため条件が出る
不動産ST取扱証券会社に口座を開き、募集時の目論見書で見る証券口座が必要募集は不定期
上場インフラファンド・J-REITEDINETの有価証券報告書と、各社IRの保有物件一覧誰でも、いますぐ、無料四半期・半期ごとに更新される
横にスクロールすると残りの列が見えます

金融庁のEDINETで、各投資法人の有価証券報告書が全文公開されています。 保有している物件(インフラファンドなら発電所)の1件ごとの取得価格・所在地・稼働状況まで 書かれていて、当サイトの数字もそこから機械で取っています。 最新の分配金と保有物件の一覧は、各投資法人のIRサイトにもあります。

クラウドファンディングとの差はここです。不動産型の募集ページで見られるのは、 その1案件について事業者が書いたことだけです。上場物は、 過去の全案件と、監査を通った決算が、誰にでも同じだけ開いています。

買い方

実際に買うには

上場している投資法人は、株式とまったく同じ手順で買えます。 この一覧から先の動きは4つです。

  1. 証券会社に口座を開く
    東証に上場しているので、多くの証券会社で同じ銘柄を買えます。 ただしネット証券の中には扱わない種類があるので、口座を開く前に取扱商品の一覧を見てください。 「全国の証券会社を通して、東証で売買ができます。証券会社によってはネット取引もできます」(JPX)広告松井証券で口座を開く →REIT・インフラファンドの銘柄一覧あり(公式サイトで確認)。口座はどの証券会社でもかまいません。掲載の有無で銘柄の評価は変えていません。
  2. 証券コードで検索する
    表の「コード」列の4桁です(2024年以降の新規上場は「509A」のように英字が入ります)。 銘柄名で探すより確実です。
  3. 指値か成行で注文する
    株式と同じく、値段を指定する指値注文も、値段を指定しない成行注文もできます。 売買の単位は1口で、必要な金額は「そのときの投資口価格 × 1口」です。
  4. 分配金は決算期ごとに入る
    多くは年2回です。決算期は法人ごとに違うので、表の決算期で確認してください。 分配金には源泉徴収がかかります。

当サイトは投資口価格を載せていません。毎日動くためで、 いくら必要かは証券会社の画面でその場で確認してください。

買う前に見ておく3つ

  • 保有している設備と、その残存期間。 インフラファンドなら固定価格買取制度(FIT)の認定年度と残りの年数、 J-REITなら物件の所在地と築年です。有価証券報告書に1件ずつ書かれています。
  • LTV(借入の比率)。高いほど同じ自己資金で多くを保有できますが、 金利が上がったときと、資産価値が下がったときの影響も大きくなります。
  • その法人が続くかどうか。上場インフラファンドは組成が相次いだあと、 統合と上場廃止が進んでいます。分配金の小数点より、こちらのほうが効きます。
注記・出典

当サイトは金融商品取引業者ではありません。個別の銘柄をすすめることはできません。 上場物は市場で取引されるため価格変動リスクがあり、購入価格を下回る可能性があります。 最終的な判断は、目論見書と有価証券報告書をご自身でお読みのうえ行ってください。

データ

このページのデータ

  • EDINETのコードリストからインフラ投資法人8本を抽出
  • EDINET APIで過去400日の提出書類を日付ごとに走査し、各法人の直近の有価証券報告書を特定
  • その有価証券報告書のXBRLをCSVで取得し、要素IDと文脈の組で数値を抽出
注記・出典

項目名ではなく要素IDで取っているのは、「純資産」のような項目名が株主資本等変動計算書の内訳行にも出てきて、桁を取り違えるためです。判定の方針は調べ方とデータの見方にまとめています。

記事

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