投資総研
データ記事

東京の中古マンション価格はどれだけ上がったか|国の価格指数で見る上昇の時期、金利との関係、家賃との差

読む目安:「先に結論」だけなら1分/全部で約50分(30千字)

01先に結論

この記事は、東京の区分マンションの価格について「どれだけ・いつ上がったか」「金利が上がるとどうなるか」「家賃は価格についてきたか」の3つを、国の統計だけで確かめます。

国土交通省の「不動産価格指数(住宅)」で、東京都のマンション(区分所有)の指数は、2025年12月に234.77でした。2010年の平均を100とした値なので、2010年のおよそ2.35倍の水準です。

この系列で最も低かったのは2009年7月の93.64で、そこから2.51倍になりました。年の平均で見ると、2013年の103.5から2025年の227.4まで、2.20倍です。

前年の同じ月より下がっていた月は、比べられる213か月のうち33か月で、そのうち2013年以降は3か月でした。上がり方が最も大きかった年(年平均の上げ幅)は2025年(+22.2ポイント)・2024年(+16.0ポイント)・2022年(+14.7ポイント)で、2013年からの上げ幅のうち60%は2021年以降の分です。

この記事では、同じ指数を「年ごと」「上げ下げの局面ごと」「土地・戸建てとの比較」「他の地域との比較」に切り分けて、いつ、どれだけ上がったのかを確かめます。

02この指数は何を測っているか

国土交通省は、年間約30万件の不動産の取引価格情報をもとに、全国・地域別・都市圏別の不動産価格の動きを指数にした「不動産価格指数」を毎月公表しています。住宅については「住宅総合」「住宅地」「戸建住宅」「マンション(区分所有)」の4つに分かれ、2010年の平均を100として表します。この記事では季節による上下を取り除いた「季節調整値」を使っています。

指数の表には、計算に使った取引の件数(サンプル数)も載っています。東京都のマンション(区分所有)では、2025年の12か月で14,224件、1か月あたりの中央値は1,167件です。

注意点が3つあります。1つめは、ワンルームだけの指数ではないことです。取引された区分所有マンション全体の値動きで、広さ・築年数・駅からの距離ごとには分かれていません。2つめは、1室の値動きとは違うことです。1室は年数がたてば古くなりますが、指数はその時々に取引された物件の集まりから計算されます。3つめは、最新の値がしばらく更新されていないことです。国土交通省は2026年9月28日付で、プログラムの不具合の確認のため、令和8年1月分以降の不動産価格指数の公表を延期すると告知しています。このため、この記事の最新の値は2025年12月分です。

03東京・大阪・愛知・全国の推移

東京都大阪府愛知県全国
050100150200250200820092010201120122013201420152016201720182019202020212022202320242025東京都 235大阪府 233全国 225愛知県 196

東京都・大阪府・愛知県は2007年4月から、全国は2008年4月からの系列です。4つとも2012年ごろまではおおむね100前後で横ばいで、その後に上がり始めています。2025年12月の値は、東京都234.8・大阪府233.1・愛知県196.5・全国225.2です。

04年ごとの平均と上がり幅

月ごとの値は取引の中身によって上下するので、まず年の平均にならしました。「2010年比」は2010年の平均(100)に対する倍率、「サンプル数」はその年に計算に使われた取引の件数の合計です。

年年平均前年比2010年比サンプル数その年の最高月その年の最低月
2025年227.4+10.8%2.27倍14,224件2025年12月(234.8)2025年1月(216.9)
2024年205.2+8.4%2.05倍15,248件2024年12月(214.1)2024年2月(197.3)
2023年189.2+5.3%1.89倍15,482件2023年12月(195.2)2023年2月(183.6)
2022年179.6+8.9%1.80倍16,295件2022年12月(184.6)2022年1月(170.8)
2021年165.0+7.5%1.65倍17,093件2021年11月(170.3)2021年1月(157.3)
2020年153.4+4.3%1.53倍16,848件2020年12月(159.3)2020年7月(150.1)
2019年147.0+3.9%1.47倍15,200件2019年12月(150.9)2019年1月(144.8)
2018年141.4+3.3%1.41倍15,048件2018年11月(145.0)2018年2月(138.9)
2017年136.9+5.1%1.37倍14,678件2017年11月(139.8)2017年4月(134.8)
2016年130.3+7.0%1.30倍15,029件2016年12月(133.6)2016年3月(125.5)
2015年121.7+8.6%1.22倍14,421件2015年12月(125.9)2015年1月(116.3)
2014年112.1+8.2%1.12倍13,521件2014年11月(115.8)2014年1月(108.4)
2013年103.5+4.0%1.04倍14,469件2013年12月(110.5)2013年2月(98.3)
2012年99.6−0.8%1.00倍12,076件2012年7月(101.1)2012年10月(98.4)
2011年100.4+0.4%1.00倍11,332件2011年3月(102.6)2011年8月(98.1)
2010年100.0+4.4%1.00倍13,359件2010年12月(103.8)2010年9月(97.0)
2009年95.8−3.7%0.96倍11,815件2009年11月(98.8)2009年7月(93.6)
2008年99.5—1.00倍10,483件2008年1月(105.9)2008年12月(95.4)
2007年(9か月)102.4—1.02倍7,580件2007年11月(104.2)2007年4月(100.7)
横にスクロールすると残りの列が見えます

2008年から2012年までは、年平均が95.8〜100.4の範囲に収まっていました。前年比がプラスに転じたのは2013年で、その後2025年まで年平均は毎年上がっています(前年を下回った年は0年)。

05上げ下げの局面で区切る

月ごとの値を、前の山(谷)から5%以上逆に動いたところで区切り、上昇と下落の局面に分けました。小さな上下は無視して、大きな流れだけを取り出す方法です。「年率」は、その局面の変化を1年あたりに直したものです。

局面始まり指数終わり指数長さ変化年率
上昇2007年4月100.72008年1月105.99か月+5.2%+7.0%
下落2008年1月105.92009年7月93.618か月−11.6%−7.9%
上昇2009年7月93.62010年10月102.915か月+9.9%+7.8%
下落2010年10月102.92010年11月97.21か月−5.5%—(6か月未満)
上昇2010年11月97.22010年12月103.81か月+6.8%—(6か月未満)
下落2010年12月103.82011年8月98.18か月−5.4%−8.1%
上昇2011年8月98.12025年12月234.8172か月+139.2%+6.3%
横にスクロールすると残りの列が見えます

5%以上の動きで区切ると、上昇の局面が4回、下落の局面が3回ありました。下落の局面で最も大きかったのは2008年1月〜2009年7月の−11.6%です。最後の上昇局面は2011年8月から2025年12月まで172か月続き、その間に5%以上の下げは一度もありませんでした。

06月ごとの前年同月比

同じ月どうしを1年前と比べた変化です。季節調整値どうしの比較なので、年度末に取引が集まるといった季節の偏りの影響は小さくしてあります。

月指数前年同月比サンプル数
2025年12月234.77+9.6%580件
2025年11月232.94+9.2%1,049件
2025年10月232.18+10.8%1,382件
2025年9月231.84+10.4%1,378件
2025年8月234.15+11.8%1,175件
2025年7月228.26+11.6%1,371件
2025年6月225.53+9.8%1,286件
2025年5月224.92+11.7%1,193件
2025年4月221.20+10.4%1,177件
2025年3月225.15+13.7%1,506件
2025年2月220.92+12.0%1,065件
2025年1月216.88+9.1%1,062件
2024年12月214.13+9.7%1,246件
2024年11月213.33+12.3%1,179件
2024年10月209.54+7.8%1,165件
2024年9月210.02+9.4%1,269件
2024年8月209.40+11.3%1,209件
2024年7月204.62+8.6%1,387件
2024年6月205.47+9.5%1,259件
2024年5月201.43+7.3%1,299件
2024年4月200.38+5.9%1,439件
2024年3月197.98+5.5%1,623件
2024年2月197.29+7.5%1,124件
2024年1月198.79+6.5%1,049件
2023年12月195.21+5.8%1,343件
2023年11月189.96+3.1%1,283件
2023年10月194.39+6.0%1,312件
2023年9月192.03+6.3%1,335件
2023年8月188.18+4.1%1,238件
2023年7月188.49+3.4%1,398件
2023年6月187.66+5.3%1,320件
2023年5月187.75+2.1%1,109件
2023年4月189.30+6.8%1,385件
2023年3月187.72+7.2%1,624件
2023年2月183.56+5.2%1,054件
2023年1月186.58+9.2%1,081件
2022年12月184.58+8.6%1,413件
2022年11月184.21+8.2%1,291件
2022年10月183.31+9.4%1,336件
2022年9月180.61+7.1%1,386件
2022年8月180.82+7.1%1,280件
2022年7月182.24+9.4%1,330件
2022年6月178.27+7.9%1,433件
2022年5月183.95+12.1%1,201件
2022年4月177.20+9.7%1,427件
2022年3月175.12+9.5%1,774件
2022年2月174.42+9.1%1,266件
2022年1月170.84+8.6%1,158件
2021年12月169.95+6.7%1,490件
2021年11月170.28+10.0%1,309件
2021年10月167.52+7.2%1,361件
2021年9月168.68+8.9%1,322件
2021年8月168.84+10.7%1,308件
2021年7月166.62+11.0%1,493件
2021年6月165.16+8.3%1,521件
2021年5月164.04+5.4%1,269件
2021年4月161.48+6.6%1,568件
2021年3月159.92+5.4%1,928件
2021年2月159.89+6.3%1,300件
2021年1月157.26+4.1%1,224件
2020年12月159.31+5.6%1,672件
2020年11月154.77+3.5%1,505件
2020年10月156.30+4.4%1,586件
2020年9月154.93+6.6%1,553件
2020年8月152.49+4.4%1,405件
2020年7月150.07+2.2%1,416件
2020年6月152.44+3.5%1,079件
2020年5月155.68+7.2%849件
2020年4月151.47+3.1%1,268件
2020年3月151.69+3.5%1,975件
2020年2月150.43+3.7%1,362件
2020年1月151.09+4.4%1,178件
2019年12月150.92+5.1%1,393件
2019年11月149.49+3.1%1,099件
2019年10月149.73+5.4%1,049件
2019年9月145.34+3.1%1,428件
2019年8月146.05+1.3%1,182件
2019年7月146.79+4.2%1,373件
2019年6月147.30+4.0%1,362件
2019年5月145.23+2.8%1,272件
2019年4月146.88+4.7%1,343件
2019年3月146.54+5.4%1,511件
2019年2月145.02+4.4%1,067件
2019年1月144.78+3.7%1,121件
2018年12月143.57+3.2%1,306件
2018年11月145.00+3.7%1,285件
2018年10月142.00+4.2%1,226件
2018年9月141.02+2.0%1,119件
2018年8月144.20+4.2%1,185件
2018年7月140.86+0.8%1,341件
2018年6月141.57+4.0%1,261件
2018年5月141.25+4.2%1,206件
2018年4月140.29+4.1%1,258件
2018年3月139.04+2.7%1,662件
2018年2月138.93+3.0%1,167件
2018年1月139.59+3.5%1,032件
2017年12月139.18+4.2%1,379件
2017年11月139.77+6.0%1,180件
2017年10月136.26+3.3%1,198件
2017年9月138.20+4.0%1,341件
2017年8月138.34+5.8%1,147件
2017年7月139.76+6.8%1,215件
2017年6月136.15+4.7%1,163件
2017年5月135.60+2.9%1,008件
2017年4月134.77+4.9%1,015件
2017年3月135.37+7.8%1,757件
2017年2月134.82+5.4%1,169件
2017年1月134.89+5.4%1,106件
2016年12月133.56+6.1%1,290件
2016年11月131.87+5.8%1,219件
2016年10月131.96+5.0%1,176件
2016年9月132.83+7.5%1,288件
2016年8月130.71+6.6%1,231件
2016年7月130.85+7.7%1,291件
2016年6月130.10+7.5%1,279件
2016年5月131.75+9.3%1,170件
2016年4月128.42+6.4%1,244件
2016年3月125.55+4.5%1,728件
2016年2月127.94+8.1%1,083件
2016年1月127.95+10.0%1,030件
2015年12月125.90+9.3%1,197件
2015年11月124.64+7.6%1,156件
2015年10月125.68+9.7%1,162件
2015年9月123.55+9.1%1,178件
2015年8月122.60+9.2%1,157件
2015年7月121.49+7.4%1,376件
2015年6月120.99+9.5%1,264件
2015年5月120.55+9.1%1,057件
2015年4月120.75+10.5%1,153件
2015年3月120.19+9.6%1,650件
2015年2月118.33+5.2%1,113件
2015年1月116.31+7.3%958件
2014年12月115.22+4.3%1,259件
2014年11月115.84+7.3%1,034件
2014年10月114.55+8.2%1,084件
2014年9月113.22+6.9%1,089件
2014年8月112.22+6.2%989件
2014年7月113.08+10.2%1,130件
2014年6月110.52+6.3%1,084件
2014年5月110.49+7.6%1,047件
2014年4月109.31+8.2%1,022件
2014年3月109.68+10.9%1,763件
2014年2月112.43+14.4%1,023件
2014年1月108.41+9.3%997件
2013年12月110.48+11.2%1,270件
2013年11月107.97+9.6%1,080件
2013年10月105.83+7.5%1,119件
2013年9月105.90+7.4%1,090件
2013年8月105.65+5.4%1,200件
2013年7月102.60+1.5%1,362件
2013年6月104.01+4.5%1,260件
2013年5月102.67+3.9%1,155件
2013年4月101.01+0.3%1,312件
2013年3月98.93−0.6%1,727件
2013年2月98.31−0.9%1,080件
2013年1月99.23−1.9%814件
2012年12月99.34+0.0%1,154件
2012年11月98.52−0.5%1,062件
2012年10月98.44−2.7%948件
2012年9月98.58−2.9%988件
2012年8月100.28+2.2%943件
2012年7月101.12+1.7%983件
2012年6月99.57−2.2%974件
2012年5月98.84−2.4%918件
2012年4月100.69+0.1%994件
2012年3月99.57−2.9%1,504件
2012年2月99.16−1.6%904件
2012年1月101.11+1.9%704件
2011年12月99.32−4.3%1,074件
2011年11月99.01+1.9%856件
2011年10月101.13−1.7%815件
2011年9月101.56+4.7%950件
2011年8月98.13−3.5%916件
2011年7月99.39−1.5%909件
2011年6月101.77+3.4%928件
2011年5月101.27+1.4%808件
2011年4月100.54+0.7%841件
2011年3月102.59+2.8%1,407件
2011年2月100.78−0.3%885件
2011年1月99.24+1.4%943件
2010年12月103.78+5.8%1,272件
2010年11月97.18−1.7%1,411件
2010年10月102.87+6.8%892件
2010年9月96.99−0.4%1,083件
2010年8月101.65+5.6%963件
2010年7月100.95+7.8%1,283件
2010年6月98.40+5.1%1,140件
2010年5月99.86+4.7%982件
2010年4月99.84+5.1%1,128件
2010年3月99.82+6.5%1,485件
2010年2月101.06+6.2%930件
2010年1月97.84+1.3%790件
2009年12月98.11+2.9%1,017件
2009年11月98.83+3.2%1,022件
2009年10月96.32−0.6%1,033件
2009年9月97.36+1.0%1,001件
2009年8月96.27−1.3%948件
2009年7月93.64−7.8%1,120件
2009年6月93.65−7.6%1,161件
2009年5月95.36−4.9%823件
2009年4月94.96−6.0%894件
2009年3月93.76−7.1%1,281件
2009年2月95.15−6.0%782件
2009年1月96.61−8.8%733件
2008年12月95.38−8.1%912件
2008年11月95.80−8.1%807件
2008年10月96.95−5.7%906件
2008年9月96.35−6.7%897件
2008年8月97.55−4.0%770件
2008年7月101.53+0.6%940件
2008年6月101.38−1.7%845件
2008年5月100.32−0.7%830件
2008年4月101.03+0.4%957件
横にスクロールすると残りの列が見えます

前年同月比が最も大きかったのは2014年2月の+14.4%、最も小さかったのは2009年1月の−8.8%でした。前年同月比が10%を超えた月は20か月あり、その内訳は2013年1か月・2014年3か月・2015年1か月・2016年1か月・2021年3か月・2022年1か月・2024年2か月・2025年8か月です。

07マンションだけが上がったのか

同じ東京都の「住宅地」(土地)「戸建住宅」「住宅総合」の指数を、年の平均で並べました。右端は、マンションの指数を住宅地の指数で割った値です。

年住宅総合住宅地戸建住宅マンションマンション÷住宅地
2025年177.2146.0137.4227.41.56
2024年163.6136.9132.4205.21.50
2023年155.8133.3129.7189.21.42
2022年149.0125.8126.1179.61.43
2021年136.5119.1113.8165.01.38
2020年127.3109.9107.6153.41.40
2019年126.0115.6107.8147.01.27
2018年123.8114.6109.1141.41.23
2017年120.8113.9106.2136.91.20
2016年116.7110.1104.6130.31.18
2015年110.4104.9100.8121.71.16
2014年104.7101.798.2112.11.10
2013年100.9100.498.2103.51.03
2012年98.599.696.399.61.00
2011年99.798.5100.0100.41.02
2010年100.0100.0100.0100.01.00
2009年96.796.697.795.80.99
2008年105.0109.2107.699.50.91
横にスクロールすると残りの列が見えます

2008年のマンション÷住宅地は0.91、2025年は1.56でした。2025年の年平均は、住宅地146.0・戸建住宅137.4に対して、マンションは227.4です。東京都の住宅の値上がりは、土地や戸建てよりもマンションで大きく出ています。

区分マンションの価格には、建物の分と、敷地の持分の分が含まれます。土地の指数がマンションほど上がっていないということは、マンションの値上がりが土地の値上がりだけでは説明できないということです。ただし、この指数からは、その差が建築費によるのか、需要によるのかまでは分かりません。

08他の地域と比べる

指数が公表されている全地域について、2013年・2019年・直近の年の年平均を並べ、倍率の大きい順にしました。「サンプル数」は直近の年の取引件数の合計で、件数が少ない地域ほど値が振れやすくなります。

地域2013年2019年2025年2013年比2019年比最高の月2025年のサンプル数
北海道地方122.0190.0295.72.42倍1.56倍2025年9月1,455件
九州・沖縄地方120.9185.7276.72.29倍1.49倍2025年11月3,147件
中国地方108.2171.7243.42.25倍1.42倍2025年2月811件
東京都103.5147.0227.42.20倍1.55倍2025年12月14,224件
南関東圏103.6141.7214.52.07倍1.51倍2025年12月25,678件
関東地方103.9140.4212.52.05倍1.51倍2025年12月26,282件
大阪府105.7151.6216.72.05倍1.43倍2025年12月6,775件
全国106.8147.6217.82.04倍1.48倍2025年12月48,477件
近畿地方109.4153.5217.21.99倍1.41倍2025年12月11,705件
京阪神圏108.9153.8215.41.98倍1.40倍2025年12月10,998件
中部地方107.8154.5205.11.90倍1.33倍2025年9月3,121件
愛知県105.8156.1199.91.89倍1.28倍2025年9月2,290件
名古屋圏106.5153.4193.01.81倍1.26倍2025年9月2,545件
東北地方143.6196.2258.71.80倍1.32倍2025年2月1,345件
四国地方117.5173.9203.31.73倍1.17倍2024年5月379件
北陸地方114.7171.5195.31.70倍1.14倍2022年6月232件
横にスクロールすると残りの列が見えます

2013年からの倍率で見ると、東京都は16地域中4番目でした。最も大きかったのは北海道地方(2.42倍)で、東京都より上がった地域もあります。ただし、北海道地方の直近のサンプル数は1,455件で、東京都の14,224件とは母数が大きく違います。

09買った年ごとに、今までどれだけ上がったか

ある年の平均の価格で買い、2025年の平均の価格まで持っていたとした場合の倍率と、1年あたりの値上がり率(年率)です。家賃収入や経費、税金は含めていない、価格だけの比較です。

買った年東京都大阪府愛知県全国
2024年1.11倍(年+10.8%)1.07倍(年+7.4%)1.04倍(年+4.2%)1.08倍(年+7.5%)
2023年1.20倍(年+9.6%)1.14倍(年+6.8%)1.06倍(年+2.9%)1.14倍(年+6.7%)
2022年1.27倍(年+8.2%)1.18倍(年+5.7%)1.10倍(年+3.1%)1.20倍(年+6.2%)
2021年1.38倍(年+8.4%)1.29倍(年+6.5%)1.17倍(年+4.1%)1.32倍(年+7.2%)
2020年1.48倍(年+8.2%)1.37倍(年+6.5%)1.25倍(年+4.6%)1.42倍(年+7.3%)
2019年1.55倍(年+7.5%)1.43倍(年+6.1%)1.28倍(年+4.2%)1.48倍(年+6.7%)
2018年1.61倍(年+7.0%)1.48倍(年+5.8%)1.37倍(年+4.6%)1.54倍(年+6.4%)
2017年1.66倍(年+6.5%)1.58倍(年+5.9%)1.48倍(年+5.0%)1.61倍(年+6.1%)
2016年1.75倍(年+6.4%)1.69倍(年+6.0%)1.56倍(年+5.1%)1.69倍(年+6.0%)
2015年1.87倍(年+6.4%)1.82倍(年+6.2%)1.69倍(年+5.4%)1.80倍(年+6.1%)
2014年2.03倍(年+6.6%)1.92倍(年+6.1%)1.82倍(年+5.6%)1.92倍(年+6.1%)
2013年2.20倍(年+6.8%)2.05倍(年+6.2%)1.89倍(年+5.4%)2.04倍(年+6.1%)
2012年2.28倍(年+6.6%)2.12倍(年+5.9%)1.97倍(年+5.4%)2.12倍(年+6.0%)
2011年2.27倍(年+6.0%)2.13倍(年+5.5%)1.93倍(年+4.8%)2.13倍(年+5.5%)
2010年2.27倍(年+5.6%)2.17倍(年+5.3%)2.00倍(年+4.7%)2.18倍(年+5.3%)
2009年2.37倍(年+5.5%)2.22倍(年+5.1%)2.10倍(年+4.7%)2.28倍(年+5.3%)
2008年2.28倍(年+5.0%)2.15倍(年+4.6%)2.05倍(年+4.3%)—
横にスクロールすると残りの列が見えます

東京都で年率が最も高かったのは2024年に買った場合でした。2008年〜2012年に買った場合は、買ってからしばらく価格が横ばいだった期間を含むので、年率はその分だけ低くなります。逆に、最近買った年ほど、短い期間の大きな上昇がそのまま年率に出ます。どの年に買っても価格が上がっていたのは、この期間に指数が下がり続けた時期がなかったからで、2007年〜2009年のように下がる時期に買った場合は、元の価格に戻るまで数年かかっています(上の「局面」の表)。

10土地とマンションの伸びを、地域ごとに比べる

東京都で見た「マンションのほうが土地より上がった」という傾向が、他の地域でも同じかを確かめました。2025年の年平均と、2013年からの倍率です。右端の値が1より大きいほど、マンションが土地より大きく上がったことを示します。

地域住宅地戸建住宅マンション住宅地の2013年比マンションの2013年比マンション÷住宅地(倍率の比)
中国地方104.7112.5243.41.07倍2.25倍2.10
九州・沖縄地方125.2121.1276.71.25倍2.29倍1.83
北海道地方132.8134.1295.71.34倍2.42倍1.81
中部地方98.4106.4205.11.05倍1.90倍1.81
愛知県106.1117.4199.91.11倍1.89倍1.70
全国118.7120.3217.81.22倍2.04倍1.68
四国地方101.2104.4203.31.03倍1.73倍1.68
名古屋圏103.5114.2193.01.08倍1.81倍1.68
近畿地方116.4124.1217.21.19倍1.99倍1.67
関東地方125.4122.2212.51.28倍2.05倍1.59
京阪神圏123.5127.4215.41.27倍1.98倍1.56
大阪府128.4123.1216.71.31倍2.05倍1.56
南関東圏132.7125.6214.51.34倍2.07倍1.55
東京都146.0137.4227.41.45倍2.20倍1.51
東北地方122.5121.6258.71.22倍1.80倍1.48
北陸地方117.9122.2195.31.22倍1.70倍1.39
横にスクロールすると残りの列が見えます

16地域のうち16地域で、マンションの倍率が住宅地の倍率を上回りました。最も差が大きかったのは中国地方(2.10)、最も小さかったのは北陸地方(1.39)です。マンションの値上がりが土地より大きいのは、東京都に限らず、ほぼ全国で見られる動きでした。

11最新の月ほどサンプルが少ない

直近12か月のサンプル数を、1年前の同じ月と並べました。それより前の月のサンプル数の中央値は1,167件です。

月指数サンプル数1年前の同じ月差
2025年12月234.77580件1,246件−53%
2025年11月232.941,049件1,179件−11%
2025年10月232.181,382件1,165件+19%
2025年9月231.841,378件1,269件+9%
2025年8月234.151,175件1,209件−3%
2025年7月228.261,371件1,387件−1%
2025年6月225.531,286件1,259件+2%
2025年5月224.921,193件1,299件−8%
2025年4月221.201,177件1,439件−18%
2025年3月225.151,506件1,623件−7%
2025年2月220.921,065件1,124件−5%
2025年1月216.881,062件1,049件+1%
横にスクロールすると残りの列が見えます

最後の数か月はサンプル数が少なくなっています。取引の情報が集まるまでに時間がかかるためと考えられますが、国土交通省の資料でその理由までは確かめていません。最新の月の値は、件数の少なさを割り引いて読むのが安全です。

12勧められた1室にとっての意味

この指数が示すのは、東京都で取引された区分マンション全体の値動きです。勧められた1室が同じように値上がりするとは限りません。1室の価格は、築年数が進むほど建物の分が目減りし、同じマンションの別の部屋の取引や、周りに新しい物件が出ることでも動きます。

また、価格が上がった時期に買うと、家賃に対する価格が高くなり、利回りは下がります。家賃の動きはこの記事の「家賃との関係」の節で、金利との関係はこの記事の「金利との関係」の節で扱っています。過去の値上がりは、これからの値上がりを約束するものではありません。この期間は、2013年から長く低金利が続いた時期と重なっています。

13金利との関係:先に結論

国の価格指数(東京都のマンション)と、10年国債の利回りから財務省が毎月決める「基準金利」を、同じ月どうしで12か月の変化にして突き合わせました。比べられたのは159か月です。

金利が12か月で上昇していた74か月のうち、同じ12か月の東京都のマンション価格の変化がプラスだったのは74か月でした。この期間のデータでは、金利の上昇局面に価格が下落した、という関係は見えません。12か月の変化どうしの相関係数は+0.34です。

ただし、これは「金利が上がっても価格は下がらない」という意味ではありません。この期間の金利は歴史的に低い水準の中での上げ下げで、基準金利は最も低い月で−0.27%(2019年10月)、直近は3.10%です。金利が効くのは主にローンの返済額を通じてで、その大きさは計算で示せます。この記事では、データで見える関係と、計算で分かる効き方を分けて書きます。

14金利の統計

ここで使ったのは、財務省が個人向け国債(変動10年)の利率を決めるために毎月計算している「基準金利」です。直前に行われた10年固定利付国債の入札結果から計算され、市場の10年国債の利回りに連動します。住宅ローンの金利そのものではありませんが、長い期間の金利の水準と動きを、公的な数字で毎月たどれる系列です。

0%1%2%3%2008200920102011201220132014201520162017201820192020202120222023202420252026変動10年の基準金利 3.10%

2016年から2020年ごろはマイナスの月もあり、その後に上がっています。住宅ローンの金利は、変動金利は短い期間の金利、固定金利は長い期間の金利を土台に各金融機関が決めるので、この基準金利とは水準も動く時期も違います。

15金利と価格を年ごとに並べる

基準金利は年の平均、指数は年の平均と前年比です。

年基準金利(年平均)前年との差東京都の価格東京都の価格の前年比全国の前年比
2025年1.41%+0.56%227.4+10.8%+7.5%
2024年0.85%+0.32%205.2+8.4%+5.8%
2023年0.54%+0.34%189.2+5.3%+5.1%
2022年0.20%+0.13%179.6+8.9%+10.2%
2021年0.06%+0.06%165.0+7.5%+7.7%
2020年0.00%+0.08%153.4+4.3%+3.9%
2019年−0.08%−0.16%147.0+3.9%+4.3%
2018年0.08%+0.02%141.4+3.3%+4.4%
2017年0.06%+0.07%136.9+5.1%+5.3%
2016年−0.01%−0.40%130.3+7.0%+6.4%
2015年0.39%−0.19%121.7+8.6%+7.0%
2014年0.58%−0.17%112.1+8.2%+5.9%
2013年0.75%−0.18%103.5+4.0%+4.1%
2012年0.93%−0.26%99.6−0.8%+0.2%
2011年1.19%−0.04%100.4+0.4%+2.4%
2010年1.23%−0.16%100.0+4.4%+4.9%
2009年1.39%−0.15%95.8−3.7%—
2008年1.54%−0.16%99.5−2.8%—
横にスクロールすると残りの列が見えます

基準金利の年平均が前年より上がった年は8回(2017年・2018年・2020年・2021年・2022年・2023年・2024年・2025年)で、そのうち東京都の価格が前年を下回った年は0回でした。

16金利の12か月変化と、価格の12か月変化

月ごとに、基準金利の12か月の変化を「上昇(+0.05%超)」「横ばい」「低下(−0.05%未満)」に分け、同じ12か月の東京都の価格の変化がプラスかマイナスかを数えました。

金利の12か月変化価格の変化がプラスの月マイナスの月プラスの割合
上昇74か月0か月100%
横ばい26か月1か月96%
低下50か月8か月86%
横にスクロールすると残りの列が見えます

金利がどの向きに動いた区分でも、価格の変化がプラスの月のほうが多数です。この期間はマンション価格の上昇が長く続いたため、金利の動きと関係なくプラスの月が多い、ということです。金利の動きで価格の向きを見分けることは、このデータではできません。

17月ごとの突き合わせ(元のデータ)

上の集計のもとにした、月ごとの値です。基準金利はその月に発行された変動10年の回の基準金利、変化はいずれも12か月前との差(金利)と変化率(価格)です。

月基準金利金利の12か月変化東京都の価格の12か月変化全国の価格の12か月変化
2025年12月1.66%+0.67%+9.6%+8.4%
2025年11月1.64%+0.77%+9.2%+7.6%
2025年10月1.61%+0.69%+10.8%+7.6%
2025年9月1.47%+0.54%+10.4%+7.0%
2025年8月1.45%+0.36%+11.8%+7.2%
2025年7月1.51%+0.47%+11.6%+8.9%
2025年6月1.28%+0.42%+9.8%+6.9%
2025年5月1.41%+0.65%+11.7%+7.3%
2025年4月1.39%+0.68%+10.4%+6.3%
2025年3月1.26%+0.52%+13.7%+9.0%
2025年2月1.14%+0.54%+12.0%+7.7%
2025年1月1.08%+0.38%+9.1%+6.6%
2024年12月0.99%+0.08%+9.7%+5.9%
2024年11月0.87%+0.10%+12.3%+6.6%
2024年10月0.92%+0.27%+7.8%+5.6%
2024年9月0.93%+0.34%+9.4%+6.7%
2024年8月1.09%+0.66%+11.3%+7.9%
2024年7月1.04%+0.60%+8.6%+5.6%
2024年6月0.86%+0.43%+9.5%+5.6%
2024年5月0.76%+0.30%+7.3%+5.5%
2024年4月0.71%+0.21%+5.9%+4.8%
2024年3月0.74%+0.25%+5.5%+4.8%
2024年2月0.60%+0.10%+7.5%+6.0%
2024年1月0.70%+0.45%+6.5%+4.7%
2023年12月0.91%+0.66%+5.8%+4.6%
2023年11月0.77%+0.52%+3.1%+3.8%
2023年10月0.65%+0.41%+6.0%+4.8%
2023年9月0.59%+0.42%+6.3%+4.8%
2023年8月0.43%+0.18%+4.1%+4.5%
2023年7月0.44%+0.20%+3.4%+3.9%
2023年6月0.43%+0.18%+5.3%+6.3%
2023年5月0.46%+0.26%+2.1%+3.5%
2023年4月0.50%+0.32%+6.8%+6.2%
2023年3月0.49%+0.32%+7.2%+6.3%
2023年2月0.50%+0.40%+5.2%+5.5%
2023年1月0.25%+0.19%+9.2%+7.7%
2022年12月0.25%+0.14%+8.6%+8.8%
2022年11月0.25%+0.20%+8.2%+9.3%
2022年10月0.24%+0.22%+9.4%+10.7%
2022年9月0.17%+0.16%+7.1%+8.9%
2022年8月0.25%+0.19%+7.1%+8.5%
2022年7月0.24%+0.16%+9.4%+10.4%
2022年6月0.25%+0.18%+7.9%+8.9%
2022年5月0.20%+0.08%+12.1%+11.4%
2022年4月0.18%+0.05%+9.7%+11.6%
2022年3月0.17%+0.12%+9.5%+11.4%
2022年2月0.10%+0.08%+9.1%+11.9%
2022年1月0.06%+0.04%+8.6%+11.3%
2021年12月0.11%+0.06%+6.7%+8.9%
2021年11月0.05%+0.03%+10.0%+10.0%
2021年10月0.02%−0.01%+7.2%+8.2%
2021年9月0.01%−0.01%+8.9%+9.3%
2021年8月0.06%±0.00%+10.7%+10.3%
2021年7月0.08%+0.08%+11.0%+10.5%
2021年6月0.07%+0.07%+8.3%+8.8%
2021年5月0.12%+0.10%+5.4%+6.6%
2021年4月0.13%+0.23%+6.6%+5.4%
2021年3月0.05%+0.10%+5.4%+5.2%
2021年2月0.02%+0.03%+6.3%+5.4%
2021年1月0.02%+0.06%+4.1%+3.7%
2020年12月0.05%+0.15%+5.6%+5.8%
2020年11月0.02%+0.18%+3.5%+3.6%
2020年10月0.03%+0.30%+4.4%+3.5%
2020年9月0.02%+0.17%+6.6%+5.2%
2020年8月0.06%+0.20%+4.4%+3.4%
2020年7月0.00%+0.11%+2.2%+2.4%
2020年6月0.00%+0.06%+3.5%+3.5%
2020年5月0.02%+0.08%+7.2%+5.4%
2020年4月−0.10%−0.10%+3.1%+4.2%
2020年3月−0.05%−0.04%+3.5%+3.6%
2020年2月−0.01%−0.03%+3.7%+2.5%
2020年1月−0.04%−0.11%+4.4%+3.6%
2019年12月−0.10%−0.24%+5.1%+3.0%
2019年11月−0.16%−0.30%+3.1%+4.5%
2019年10月−0.27%−0.38%+5.4%+4.2%
2019年9月−0.15%−0.28%+3.1%+5.6%
2019年8月−0.14%−0.18%+1.3%+3.1%
2019年7月−0.11%−0.16%+4.2%+3.7%
2019年6月−0.06%−0.11%+4.0%+3.2%
2019年5月−0.06%−0.09%+2.8%+4.5%
2019年4月0.00%−0.06%+4.7%+4.0%
2019年3月−0.01%−0.10%+5.4%+4.3%
2019年2月0.02%−0.06%+4.4%+5.9%
2019年1月0.07%+0.01%+3.7%+5.8%
2018年12月0.14%+0.08%+3.2%+5.2%
2018年11月0.14%+0.06%+3.7%+4.4%
2018年10月0.11%+0.10%+4.2%+6.3%
2018年9月0.13%+0.06%+2.0%+2.0%
2018年8月0.04%−0.04%+4.2%+5.2%
2018年7月0.05%±0.00%+0.8%+3.1%
2018年6月0.05%+0.02%+4.0%+5.0%
2018年5月0.03%−0.03%+4.2%+4.0%
2018年4月0.06%−0.02%+4.1%+4.5%
2018年3月0.09%±0.00%+2.7%+4.9%
2018年2月0.08%+0.02%+3.0%+3.7%
2018年1月0.06%+0.03%+3.5%+4.1%
2017年12月0.06%+0.12%+4.2%+6.2%
2017年11月0.08%+0.14%+6.0%+5.0%
2017年10月0.01%+0.06%+3.3%+3.3%
2017年9月0.07%+0.12%+4.0%+4.3%
2017年8月0.08%+0.33%+5.8%+4.8%
2017年7月0.05%+0.15%+6.8%+6.6%
2017年6月0.03%+0.13%+4.7%+4.0%
2017年5月0.06%+0.13%+2.9%+4.9%
2017年4月0.08%+0.10%+4.9%+6.2%
2017年3月0.09%+0.01%+7.8%+6.4%
2017年2月0.06%−0.20%+5.4%+5.9%
2017年1月0.03%−0.29%+5.4%+5.3%
2016年12月−0.06%−0.38%+6.1%+4.1%
2016年11月−0.06%−0.40%+5.8%+5.4%
2016年10月−0.05%−0.47%+5.0%+6.5%
2016年9月−0.05%−0.45%+7.5%+6.5%
2016年8月−0.25%−0.76%+6.6%+7.4%
2016年7月−0.10%−0.55%+7.7%+6.5%
2016年6月−0.10%−0.53%+7.5%+8.6%
2016年5月−0.07%−0.44%+9.3%+6.9%
2016年4月−0.02%−0.42%+6.4%+5.4%
2016年3月0.08%−0.23%+4.5%+5.2%
2016年2月0.26%−0.04%+8.1%+7.6%
2016年1月0.32%−0.15%+10.0%+7.3%
2015年12月0.32%−0.12%+9.3%+7.1%
2015年11月0.34%−0.18%+7.6%+8.2%
2015年10月0.42%−0.10%+9.7%+6.6%
2015年9月0.40%−0.12%+9.1%+7.8%
2015年8月0.51%−0.05%+9.2%+6.2%
2015年7月0.45%−0.16%+7.4%+6.8%
2015年6月0.43%−0.17%+9.5%+7.3%
2015年5月0.37%−0.26%+9.1%+7.5%
2015年4月0.40%−0.20%+10.5%+8.8%
2015年3月0.31%−0.29%+9.6%+7.3%
2015年2月0.30%−0.42%+5.2%+3.3%
2015年1月0.47%−0.18%+7.3%+6.7%
2014年10月0.52%−0.25%+8.2%+5.9%
2014年7月0.61%−0.25%+10.2%+5.4%
2014年4月0.60%−0.04%+8.2%+5.1%
2014年1月0.65%−0.08%+9.3%+7.6%
2013年10月0.77%−0.04%+7.5%+6.6%
2013年7月0.86%±0.00%+1.5%+4.4%
2013年4月0.64%−0.33%+0.3%+2.5%
2013年1月0.73%−0.36%−1.9%−0.6%
2012年10月0.81%−0.28%−2.7%−1.1%
2012年7月0.86%−0.31%+1.7%+1.1%
2012年4月0.97%−0.34%+0.1%+0.2%
2012年1月1.09%−0.10%+1.9%+2.6%
2011年10月1.09%+0.04%−1.7%+1.7%
2011年7月1.17%−0.11%−1.5%+2.1%
2011年4月1.31%−0.02%+0.7%+3.1%
2011年1月1.19%−0.06%+1.4%+1.9%
2010年10月1.05%−0.28%+6.8%+6.4%
2010年7月1.28%−0.25%+7.8%+5.0%
2010年4月1.33%+0.03%+5.1%+5.3%
2010年1月1.25%−0.13%+1.3%+3.8%
2009年10月1.33%−0.16%−0.6%−2.5%
2009年7月1.53%−0.27%−7.8%−5.8%
2009年4月1.30%−0.07%−6.0%−7.3%
2009年1月1.38%−0.10%−8.8%—
2008年10月1.49%−0.16%−5.7%—
2008年7月1.80%−0.01%+0.6%—
2008年4月1.37%−0.30%+0.4%—
横にスクロールすると残りの列が見えます

18時間をずらすと関係は出るか

金利の影響は遅れて出る、という考え方もあるので、金利の12か月変化と、その何か月後かの価格の12か月変化の相関係数を計算しました。相関係数は−1から+1の値で、0に近いほど関係が弱いことを示します。

価格をずらした月数比べた月数相関係数
0か月後159か月+0.34
6か月後153か月+0.34
12か月後147か月+0.36
18か月後141か月+0.41
24か月後135か月+0.37

ずらしても、相関係数は+0.34〜+0.41で、いずれもプラスでした。金利が上がった後に価格が下がる、という向きの関係は、この期間には見られません。プラスの相関は、金利の上昇と価格の上昇が同じ時期(主に2022年以降)に重なったことを映したもので、金利が価格を押し上げたという意味ではありません。

19地域ごとに見ても同じか

指数が公表されている全地域について、同じ計算をしました。右の2列は、基準金利が12か月で0.05%超上昇した月のうち、その地域の価格の12か月の変化がプラスだった月の数と割合です。

地域比べた月数相関係数金利上昇の月のうち価格がプラスの月その割合
名古屋圏155か月-0.2764/74か月86%
愛知県159か月-0.2367/74か月91%
中部地方155か月-0.1470/74か月95%
東北地方155か月-0.1049/74か月66%
北陸地方155か月-0.0939/74か月53%
四国地方155か月-0.0346/74か月62%
九州・沖縄地方155か月-0.0272/74か月97%
北海道地方155か月-0.0164/74か月86%
中国地方155か月-0.0163/74か月85%
京阪神圏155か月+0.1074/74か月100%
近畿地方155か月+0.1174/74か月100%
大阪府159か月+0.1372/74か月97%
全国155か月+0.2374/74か月100%
関東地方155か月+0.2874/74か月100%
南関東圏155か月+0.2874/74か月100%
東京都159か月+0.3474/74か月100%
横にスクロールすると残りの列が見えます

16地域のうち、相関係数がプラスだった地域は7、マイナスだった地域は9でした。値は名古屋圏の−0.27から東京都の+0.34までで、プラスの側には東京都・南関東圏・関東地方、マイナスの側には名古屋圏・愛知県が並びました。最も低い地域でも−0.27で、金利の上昇局面に価格がはっきり下がった地域は見当たりません。5年国債に連動する固定5年の基準金利で同じ計算をしても、東京都の相関係数は+0.42(155か月)でした。

20物価を差し引いた金利で見る

金利の水準そのものより、物価の上がり方と比べた金利(実質金利)が効く、という見方もあります。基準金利の年平均から、消費者物価指数(総合)の前年同月比の年平均を引いた値を「実質金利の目安」として並べました。

年基準金利物価の上昇率実質金利の目安東京都の価格の前年比
2025年1.41%+3.2%−1.79%+10.8%
2024年0.85%+2.7%−1.89%+8.4%
2023年0.54%+3.2%−2.71%+5.3%
2022年0.20%+2.5%−2.31%+8.9%
2021年0.06%−0.2%+0.31%+7.5%
2020年0.00%±0.0%+0.02%+4.3%
2019年−0.08%+0.5%−0.56%+3.9%
2018年0.08%+1.0%−0.91%+3.3%
2017年0.06%+0.5%−0.42%+5.1%
2016年−0.01%−0.1%+0.12%+7.0%
2015年0.39%+0.8%−0.41%+8.6%
2014年0.58%+2.7%−2.15%+8.2%
2013年0.75%+0.4%+0.40%+4.0%
2012年0.93%±0.0%+0.97%−0.8%
2011年1.19%−0.3%+1.46%+0.4%
2010年1.23%−0.7%+1.93%+4.4%
2009年1.39%−1.3%+2.73%−3.7%
2008年1.54%+1.4%+0.15%−2.8%
横にスクロールすると残りの列が見えます

実質金利の目安がマイナスだった年は9年あり、そのうち東京都の価格が前年より上がった年は9年でした。2022年以降は、名目の金利が上がり始めた一方で物価の上昇がそれを上回り、実質金利はマイナスのままでした。名目の金利が上がった時期に価格が上がり続けたことは、この見方とは食い違いません。ただし、年の数が少なく、これも因果を示すものではありません。

21金利がはっきり上がった局面

基準金利が12か月で0.30%以上上がった月が続いた期間を取り出し、その間と、その後12か月の東京都の価格の変化を並べました。

期間基準金利(12か月前→期間の終わり)期間中の価格の変化その後12か月の価格の変化
2017年8月〜2017年8月−0.25%→0.08%+5.8%+4.2%
2020年10月〜2020年10月−0.27%→0.03%+4.4%+7.2%
2023年2月〜2023年4月0.10%→0.50%+8.5%+5.9%
2023年9月〜2024年1月0.17%→0.70%+10.1%+9.1%
2024年5月〜2024年9月0.46%→0.93%+11.9%+10.4%
2025年1月〜2025年12月0.70%→1.66%+18.1%(まだ12か月たっていない)
横にスクロールすると残りの列が見えます

局面の数が少ないので、ここから法則を引き出すことはできません。直近の上昇局面は、指数の公表が2025年12月分で止まっているため、その後の価格の動きはまだ確かめられません。

22金利はローンの返済額を通じて効く

データで関係が見えなくても、金利が上がれば借りる人の返済額は確実に増えます。2,000万円を35年の元利均等返済で借りた場合の毎月の返済額と、金利1.0%のときと同じ返済額で借りられる金額を計算しました。

金利毎月の返済額1.0%と比べた返済額35年の利息の合計1.0%と同じ返済額で借りられる額借りられる額の変化
0.5%51,917円−8.0%1,805,171円2,175万円+8.7%
1.0%56,457円±0.0%3,711,999円2,000万円±0.0%
1.5%61,237円+8.5%5,719,493円1,844万円−7.8%
2.0%66,253円+17.4%7,826,073円1,704万円−14.8%
2.5%71,499円+26.6%10,029,598円1,579万円−21.0%
3.0%76,970円+36.3%12,327,416円1,467万円−26.7%
3.5%82,658円+46.4%14,716,413円1,366万円−31.7%
4.0%88,555円+56.9%17,193,078円1,275万円−36.2%
横にスクロールすると残りの列が見えます

金利が1.0%から2.0%に上がると、同じ2,000万円の返済額は+17.4%、同じ返済額で借りられる額は−14.8%になります。買う人の多くがローンを使う市場では、この分だけ「払える価格」が下がる方向に力がかかります。それが実際の価格にどれだけ出るかは、ほかの要因(家賃・需要・建築費など)との綱引きになります。

23区分マンションを持っている人にとって

すでにローンで区分マンションを持っている人にとって、金利の上昇は2つの経路で効きます。

月ごとの収支がどこで赤字になるかは区分マンション投資で赤字になる典型で、借入額と金利の組み合わせごとに計算しています。

24家賃との関係:先に結論

「築年数ごとに家賃がどれだけ下がるか」を、公的な統計で全国規模に確かめられるデータは、当サイトでは見つけられていません。この記事では、そのことを先に断ったうえで、確かめられる2つのことを書きます。

1室の家賃が築年数でどう下がるかは、その部屋と同じマンション・近くの似た部屋の募集家賃を、築年数別に自分で並べて確かめるしかありません。そのうえで、下がり方を利回りの計算にどう入れるかを最後に示します。

25家賃の統計

総務省統計局の消費者物価指数(全国・2025年基準)のうち「民営家賃(品目)」の前年同月比です。1971年1月から毎月あります。消費者物価指数の家賃は、市場全体の借家の家賃の動きを表すもので、同じ部屋が古くなっていくときの家賃の下がり方を表すものではありません。当サイトは、この統計が建物の古さをどう扱っているかまでは確かめていません。

前年同月比しかないので、12月どうしの前年比を掛け合わせて、1971年12月を100とした「水準」をつくりました。

01002003001971197219731974197519761977197819791980198119821983198419851986198719881989199019911992199319941995199619971998199920002001200220032004200520062007200820092010201120122013201420152016201720182019202020212022202320242025民営家賃の水準(12月・1971年=100) 276

26年ごとの民営家賃

年ごとの前年同月比の平均・最大・最小と、マイナスだった月の数、12月の水準です。

年前年比(平均)最大最小マイナスの月水準(1971年12月=100)
2026年(8か月)+0.66%+0.7%+0.6%0か月—
2025年+0.47%+0.6%+0.3%0か月276.2
2024年+0.30%+0.4%+0.2%0か月274.6
2023年+0.08%+0.1%±0.0%0か月273.5
2022年+0.05%+0.1%−0.1%1か月273.2
2021年−0.12%±0.0%−0.2%11か月272.9
2020年+0.03%+0.1%−0.1%1か月272.9
2019年−0.04%±0.0%−0.1%5か月273.2
2018年−0.18%−0.1%−0.2%12か月273.2
2017年−0.33%−0.2%−0.4%12か月273.5
2016年−0.33%−0.2%−0.4%12か月274.0
2015年−0.36%−0.3%−0.4%12か月275.1
2014年−0.44%−0.4%−0.5%12か月276.0
2013年−0.60%−0.6%−0.6%12か月277.1
2012年−0.57%−0.5%−0.6%12か月278.7
2011年−0.38%−0.3%−0.5%12か月280.4
2010年−0.56%−0.4%−0.7%12か月281.5
2009年−0.52%−0.4%−0.6%12か月282.7
2008年−0.18%−0.1%−0.3%12か月284.4
2007年−0.23%−0.2%−0.3%12か月285.2
2006年−0.20%−0.1%−0.3%12か月285.8
2005年−0.37%−0.3%−0.5%12か月286.7
2004年−0.35%−0.2%−0.4%12か月287.5
2003年−0.27%−0.2%−0.4%12か月288.7
2002年−0.23%−0.2%−0.3%12か月289.3
2001年−0.26%−0.2%−0.3%12か月290.1
2000年−0.12%+0.2%−0.3%10か月290.7
1999年−0.12%±0.0%−0.2%9か月291.6
1998年+0.44%+0.8%+0.2%0か月291.6
1997年+0.87%+1.1%+0.6%0か月291.0
1996年+0.98%+1.2%+0.9%0か月289.3
1995年+1.60%+1.8%+1.4%0か月286.7
1994年+1.88%+2.1%+1.7%0か月282.7
1993年+2.42%+3.1%+2.1%0か月277.7
1992年+2.86%+3.1%+2.6%0か月272.0
1991年+2.71%+3.0%+2.4%0か月264.1
1990年+2.35%+2.6%+2.2%0か月257.4
1989年+2.52%+2.9%+2.2%0か月251.1
1988年+2.52%+3.3%+1.9%0か月245.0
1987年+3.12%+3.6%+2.4%0か月239.5
1986年+2.38%+2.6%+2.2%0か月232.1
1985年+2.73%+3.1%+2.3%0か月226.6
1984年+2.14%+2.5%+1.8%0か月220.5
1983年+3.08%+3.4%+2.6%0か月215.5
1982年+3.62%+3.8%+3.4%0か月210.0
1981年+4.29%+4.5%+3.9%0か月202.9
1980年+4.19%+4.7%+3.6%0か月195.3
1979年+4.77%+6.9%+3.5%0か月186.6
1978年+7.74%+8.3%+7.0%0か月180.2
1977年+9.08%+10.2%+8.2%0か月168.5
1976年+10.18%+10.4%+9.7%0か月155.7
1975年+9.85%+10.7%+8.7%0か月141.0
1974年+8.07%+8.8%+7.4%0か月128.3
1973年+8.83%+9.3%+8.4%0か月118.4
1972年+8.53%+9.4%+8.0%0か月108.9
1971年+8.74%+9.4%+7.8%0か月100.0
横にスクロールすると残りの列が見えます

1971〜1977年は年8.1〜10.2%の上昇でしたが、上昇率は下がり続け、1999年に年平均がマイナスになりました。そこから2021年まで、ほぼ毎年わずかなマイナスが続いています。直近の2022年以降は、年平均が2022年+0.05%・2023年+0.08%・2024年+0.30%・2025年+0.47%・2026年+0.66%と、再びプラスに戻っています。

2710年ごとにまとめる

年代年数前年比の平均マイナスの月
1970年代9年+8.42%0/108か月
1980年代10年+3.06%0/120か月
1990年代10年+1.60%9/120か月
2000年代10年−0.27%118/120か月
2010年代10年−0.38%113/120か月
2020年代6年+0.13%13/72か月
横にスクロールすると残りの列が見えます

前年比がマイナスだった月は、2000年代が118/120か月、2010年代が113/120か月で、平均はそれぞれ年−0.27%・−0.38%でした。この20年間に区分マンションを買った人は、市場全体としては「家賃が上がらない」環境にいたことになります。

28民営家賃と、ほかの家賃

同じ統計の「公営・都市再生機構・公社家賃」と「持家の帰属家賃」(持ち家に住む人が払っているとみなした家賃)の前年比を、2000年以降の年平均で並べました。

年民営家賃公営・UR・公社家賃持家の帰属家賃
2026年+0.66%+0.70%+0.46%
2025年+0.47%+0.64%+0.30%
2024年+0.30%+0.65%+0.23%
2023年+0.08%+0.23%+0.08%
2022年+0.05%+0.11%+0.03%
2021年−0.12%+0.08%+0.11%
2020年+0.03%+0.20%+0.06%
2019年−0.04%+0.23%−0.04%
2018年−0.18%+0.18%−0.19%
2017年−0.33%+0.35%−0.28%
2016年−0.33%+0.25%−0.32%
2015年−0.36%+0.18%−0.24%
2014年−0.44%−0.18%−0.33%
2013年−0.60%+0.61%−0.40%
2012年−0.57%+0.28%−0.37%
2011年−0.38%−0.28%−0.21%
2010年−0.56%+0.03%−0.32%
2009年−0.52%−0.06%−0.27%
2008年−0.18%+0.62%±0.00%
2007年−0.23%+0.32%−0.19%
2006年−0.20%+0.57%−0.03%
2005年−0.37%−0.07%+0.12%
2004年−0.35%−0.52%−0.13%
2003年−0.27%−0.42%+0.12%
2002年−0.23%−0.49%+0.14%
2001年−0.26%+0.38%+0.53%
2000年−0.12%+0.05%+0.51%
横にスクロールすると残りの列が見えます

民営家賃と持家の帰属家賃の年平均の差は、26年の平均で0.20ポイント、最大で0.79ポイントでした。投資用の区分マンションの家賃は民営家賃に当たりますが、ワンルームかファミリー向けか、どの地域かで動きは違います。

29家賃と価格の伸びの差

民営家賃(全国)の水準と、東京都のマンション価格の指数を、どちらも2010年12月=100にそろえて並べました。「家賃÷価格」は、同じ部屋の家賃に対して価格がどれだけ高くなったかの逆数です。右端は、2010年12月に表面利回り5.00%だった部屋が、家賃と価格がこの統計どおりに動いたとした場合の表面利回りです。

時点家賃(全国・民営)価格(東京都・マンション)家賃÷価格×1005.00%だった利回りの推移
2010年12月100.0100.0100.05.00%
2011年12月99.695.7104.15.20%
2012年12月99.095.7103.45.17%
2013年12月98.4106.592.44.62%
2014年12月98.0111.088.34.41%
2015年12月97.7121.380.64.03%
2016年12月97.3128.775.63.78%
2017年12月97.1134.172.43.62%
2018年12月97.0138.370.13.51%
2019年12月97.0145.466.73.34%
2020年12月96.9153.563.23.16%
2021年12月96.9163.859.22.96%
2022年12月97.0177.954.62.73%
2023年12月97.1188.151.62.58%
2024年12月97.5206.347.32.36%
2025年12月98.1226.243.42.17%
横にスクロールすると残りの列が見えます

2025年12月には、家賃がほぼ変わらない一方で価格は2.26倍になり、同じ計算の利回りは2.17%です。全国の家賃と東京都の価格を組み合わせた、あくまで目安の計算ですが、価格が高い時期に買うと、家賃に対する利回りが低くなることは、この2つの統計からはっきり読み取れます。

30家賃の下がり方を、利回りの計算にどう入れるか

勧誘の収支のシミュレーションで、家賃が何年も同じ額のまま置かれていないかを確かめます。家賃90,000円・価格2,500万円の部屋で、家賃が毎年一定の率で下がるとした場合の家賃と表面利回り、30年で失う家賃の合計です。

下がり方5年後10年後20年後30年後30年で失う家賃
年0.0%90,000円(4.32%)90,000円(4.32%)90,000円(4.32%)90,000円(4.32%)0万円
年0.5%87,772円(4.21%)85,600円(4.11%)81,415円(3.91%)77,435円(3.72%)224万円
年1.0%85,589円(4.11%)81,394円(3.91%)73,612円(3.53%)66,573円(3.20%)429万円
年1.5%83,449円(4.01%)77,376円(3.71%)66,522円(3.19%)57,191円(2.75%)615万円
年2.0%81,353円(3.90%)73,537円(3.53%)60,085円(2.88%)49,094円(2.36%)786万円
横にスクロールすると残りの列が見えます

市場全体の家賃が横ばいでも、1室は古くなるので、同じ部屋の家賃が同じ額のまま続くとは限りません。どの率を置くかは、その部屋と似た条件で築年数が違う部屋の募集家賃を並べて決めます。率を1つに決めず、上の表のように幅で計算しておくと、下がったときに赤字になるかどうかが先に分かります。月々の赤字の計算は赤字になる典型でしています。

31よくある質問

この指数は中古マンションだけの値ですか。

国土交通省の資料では「マンション(区分所有)」の指数として公表されていて、ワンルームや築年数ごとには分かれていません。当サイトは新築・中古の内訳までは確かめていません。

指数が2倍なら、2010年に買った部屋も2倍で売れますか。

売れるとは限りません。指数はその時々に取引された物件全体の値動きで、1室は年数とともに古くなります。1室の売値は、同じマンションや近くの取引で確かめます。

最新の値はいつ更新されますか。

国土交通省は2026年9月28日付で、令和8年1月分以降の公表を延期すると告知しています。新しい公表日は決まり次第告知するとしています。

東京都のどの区が上がったかは分かりますか。

この指数は都道府県単位までです。区や駅ごとの取引価格は、国土交通省の「不動産情報ライブラリ」で1件ずつ見ることができます。

季節調整値と原系列はどう違いますか。

原系列は取引されたままの値、季節調整値は毎年同じ時期に出る上下を取り除いた値です。月ごとの比較には季節調整値が向いています。

金利が上がるとマンション価格は下がりますか。

計算の上では、借りられる額が減るので下向きの力がかかります。ただし、この記事で比べた159か月では、金利が上がった月にも東京都の価格は上がっていた月が大半でした。

なぜ住宅ローンの金利を使わないのですか。

住宅ローンの金利は金融機関ごとに違い、同じ条件で長くたどれる公的な系列がないためです。財務省の基準金利は10年国債の利回りに連動する公表値です。

日銀の政策金利と比べないのですか。

この記事では、当サイトが毎月確かめている財務省の公表値に絞りました。政策金利は短い期間の金利で、変動金利型のローンに近い動きをします。

これから価格がどうなるか分かりますか。

分かりません。この記事は過去の関係を数えたもので、将来の価格を予想するものではありません。

築10年で家賃は何%下がりますか。

公的な統計で、全国の築年数別の家賃の下がり方を示したものは、当サイトでは確かめられていません。その部屋の周りの募集家賃を築年数別に並べて確かめてください。

物価が上がれば家賃も上がりますか。

民営家賃の前年比は2022年以降プラスに戻っていますが、同じ年の消費者物価(総合)の上昇率と比べると、2022年は家賃+0.05%・物価+2.5%・2023年は家賃+0.08%・物価+3.2%・2024年は家賃+0.30%・物価+2.7%・2025年は家賃+0.47%・物価+3.2%・2026年は家賃+0.66%・物価+1.6%でした。

家賃保証があれば下がりませんか。

サブリース契約は建物の賃貸借なので、保証された家賃も借地借家法32条の賃料の減額請求の対象になり得ます。詳しくは赤字になる典型の記事(サブリースの節)で扱っています。

32この記事の数字は、どこから取ったか

この記事で使った資料は次のとおりです。法令は e-Gov 法令検索の条文、税は国税庁の公表資料を、2026年9月30日に読んで確かめたものです。

局面の区切り(5%以上の反転)と年平均は、当サイトが指数から計算したものです。

この記事は特定の物件・事業者・商品をすすめるものではありません。税額の試算は、所得税の速算表(国税庁 No.2260)・復興特別所得税2.1%・住民税10%(譲渡所得は5%・9%)で計算した目安で、各種の控除や個別の事情は含めていません。実際の申告は税務署・税理士に確かめてください。

相関係数・局面の取り出し・返済額は、当サイトが公表値から計算したものです。国土交通省は2026年9月28日付で、プログラムの不具合の確認のため、令和8年1月分以降の不動産価格指数の公表を延期すると告知しています。このため、この記事の最新の値は2025年12月分です。

12月どうしの前年比をつないだ水準と、家賃÷価格の比は、当サイトが計算したものです。

自分の数字で確かめる:中古は何年で経費に

慣れてきたら

中古資産の耐用年数の簡便法(耐用年数省令 第3条、国税庁 No.5404)です。建物は定額法だけです。土地は経費になりません。 資本的支出が取得価額の50%を超える場合などは簡便法を使えません。ほかの資産と詳しい条件

ほかのシミュレーション →

投資がはじめての方へ:言葉 → 始める段 → 3つの質問 → 国債と比べる → 会社を確かめる5ステップを見る →

同じテーマの記事

区分マンション投資の記事全4本

区分マンション投資のページで全部見る

関連するページ

関連するページ

投資先を、同じ項目で比べる。

いくらから・元本は誰が守るか・途中で換金できるか・税金を、今月の国債と並べて見られます。

投資先の一覧へ →