01本人確認(eKYC)とは
eKYC(electronic Know Your Customer)は、オンラインで完結する本人確認です。スマートフォンで本人確認書類と顔を撮影し、その場で確認を終える方式が広く使われています。
根拠は犯罪収益移転防止法です。金融商品取引業者や不動産特定共同事業者は、取引の前に顧客の本人特定事項(氏名、住所、生年月日)を確認する義務を負っています。
これとは別に、マイナンバーの取得も求められます。こちらは所得税法(支払調書の提出)が根拠で、番号法による厳しい取扱いの規制がかかります。2つは別の手続きです。
02本人確認(eKYC)は、どこに書かれているか
この言葉が出てくる場所と、そこでの書かれ方を並べます。
| どこに出てくるか | 書かれ方 | 見るときの注意 |
|---|---|---|
| 口座開設の画面 | 本人確認書類の撮影 | eKYC |
| 同画面 | マイナンバーの登録 | 別の手続き |
| 使える書類 | マイナンバーカード、運転免許証など | マイナンバーカードなら1枚で両方できる |
| 所要時間 | 即日〜数日 | 事業者による |
03本人確認(eKYC)で、誤解されやすい点
| よくある誤解 | 実際は |
|---|---|
| eKYCとマイナンバーの提出は同じ | 根拠法も目的も違う |
| 本人確認は形式的なもの | 法令上の義務。省略できない |
| 書類を郵送しないといけない | 多くの事業者がオンラインで完結 |
| 家族の口座を代わりに作れる | できない。本人確認に反する |
| 海外在住でも作れる | 日本国内の住所が要る事業者が多い |
04本人確認(eKYC)と一緒に読む語
この記事は法令の定めと公表されている数字だけで書いています。本人確認(eKYC)の実際の扱いは契約締結前交付書面(不動産型では契約成立前書面)に書かれていて、募集ページの表現と食い違う場合は書面が優先します。制度は改正されることがあります。
05よくある質問
この用語は、どこで確認できますか。
契約締結前交付書面(不動産型では契約成立前書面)です。法令で交付が義務づけられていて、記載すべき事項も決まっています。
募集ページと書面で書き方が違う場合は。
書面が優先します。募集ページは広告で、書面は契約の説明です。
用語が分からないまま投資してもよいですか。
おすすめしません。分からない言葉があるまま同意すると、あとで「知らなかった」と主張するのが難しくなります。
元本は保証されますか。
されません。どの種別にも公的な元本補償の仕組みはなく、出資について元本を保証することは出資法で禁じられています。
用語の一覧はありますか。
用語集のページにまとめています。この記事からも関連する語に移動できます。
06この記事の数字は、どこから取ったか
会社名を挙げて処分や事故を書くにあたっては、照合を法人番号の完全一致に限りました。社名の部分一致で突き合わせると、似た社名の別会社の記録を拾ってしまいます。当サイトが実際に試したところ、82件が一致したように見えてそのほとんどが別会社でした。
できていないことも書きます。不動産特定共同事業者への監督処分は国土交通省・都道府県の所管で、この事例集には含まれていません。また償還後の実績は、事業型を除いてどの事業者も公表していないため、不動産型・融資型については「戻らなかった件数」を外から数えられません。
数字はいずれも元本を保証するものではなく、この記事は特定の商品の勧誘ではありません。

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