投資総研
データ記事

償還とは?元本が戻るまでに何が起きるか

01償還とは

償還は、運用が終わって、出資した元本が投資家に返されることです。分配(利益の配分)とは別の言葉で、償還は元本そのものの返還を指します。

不動産型なら物件を売却して精算し、融資型なら貸付先から返済を受け、事業型なら事業の清算を経て、投資家に戻します。この過程で元本が減ることがあります。売却価格が想定に届かない、貸付先が返済できない、といった場合です。

償還の通知が来たら、元本が全額戻ったかと分配が想定どおりだったかを別々に確かめてください。この2つは別の数字です。

02償還は、どこに書かれているか

この言葉が出てくる場所と、そこでの書かれ方を並べます。

どこに出てくるか書かれ方見るときの注意
運用状況のお知らせ「償還のお知らせ」—
取引履歴償還金額と分配金額2つを分けて記録する
年間取引報告書その年の分配の合計償還(元本)は所得ではない
事業者の実績ページ「償還済み◯件」実績の分母

03償還で、誤解されやすい点

よくある誤解実際は
償還=利益が出た元本が戻っただけ。利益は分配
償還額が所得になるならない。元本の返還は所得ではない
償還されれば必ず全額戻る元本割れすることがある
償還日に入金される数日〜数週間かかることがある
償還=元本毀損ゼロ元本が減った状態での償還もある

04償還と一緒に読む語

語償還との関係
元本毀損戻らなかった場合
分配金利益の配分
運用期間償還までの期間

この記事は法令の定めと公表されている数字だけで書いています。償還の実際の扱いは契約締結前交付書面(不動産型では契約成立前書面)に書かれていて、募集ページの表現と食い違う場合は書面が優先します。制度は改正されることがあります。

05よくある質問

この用語は、どこで確認できますか。

契約締結前交付書面(不動産型では契約成立前書面)です。法令で交付が義務づけられていて、記載すべき事項も決まっています。

募集ページと書面で書き方が違う場合は。

書面が優先します。募集ページは広告で、書面は契約の説明です。

用語が分からないまま投資してもよいですか。

おすすめしません。分からない言葉があるまま同意すると、あとで「知らなかった」と主張するのが難しくなります。

元本は保証されますか。

されません。どの種別にも公的な元本補償の仕組みはなく、出資について元本を保証することは出資法で禁じられています。

用語の一覧はありますか。

用語集のページにまとめています。この記事からも関連する語に移動できます。

06この記事の数字は、どこから取ったか

会社名を挙げて処分や事故を書くにあたっては、照合を法人番号の完全一致に限りました。社名の部分一致で突き合わせると、似た社名の別会社の記録を拾ってしまいます。当サイトが実際に試したところ、82件が一致したように見えてそのほとんどが別会社でした。

できていないことも書きます。不動産特定共同事業者への監督処分は国土交通省・都道府県の所管で、この事例集には含まれていません。また償還後の実績は、事業型を除いてどの事業者も公表していないため、不動産型・融資型については「戻らなかった件数」を外から数えられません。

数字はいずれも元本を保証するものではなく、この記事は特定の商品の勧誘ではありません。

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