01先着方式とは
先着方式は、募集開始から、申し込み順に投資できる人が決まる方式です。募集額に達した時点で締め切られます。
条件のよい案件は数分で満額になることがあります。特に募集額が小さい案件では、100人が10万円ずつ申し込めば1,000万円が埋まります。だから「すぐ埋まった」ことは、案件の質より募集額の小ささを表していることが多くなります。
間に合わせるには、募集開始の前に準備が終わっている必要があります。デポジット方式なら事前の入金、ログインした状態、出す金額の決定、そして募集ページを事前に読んでおくこと。開始後に書面を読んでいては間に合いません。
02先着方式は、どこに書かれているか
この言葉が出てくる場所と、そこでの書かれ方を並べます。
| どこに出てくるか | 書かれ方 | 見るときの注意 |
|---|---|---|
| 募集ページ | 「先着方式」「先着順」 | 申し込みの方式 |
| 事前の告知 | 募集開始の日時 | カレンダーに入れておく |
| 申し込み画面 | 残りの募集額 | リアルタイムで減る |
| 締切 | 満額に達した時点 | 期間の途中で終わる |
03先着方式で、誤解されやすい点
| よくある誤解 | 実際は |
|---|---|
| 先着方式のほうが確実に投資できる | 間に合わなければ投資できない |
| 早く申し込んだ人が得をする | 運用の条件は全員同じ |
| すぐ埋まる案件はよい案件 | 募集額の小ささを表していることが多い |
| 申し込んでから入金すればよい | デポジットに残高がないと無効になる事業者がある |
| 急いで決めるしかない | 事前に読んでおくか、見送る。急いで決めるのは判断ではない |
04先着方式と一緒に読む語
この記事は法令の定めと公表されている数字だけで書いています。先着方式の実際の扱いは契約締結前交付書面(不動産型では契約成立前書面)に書かれていて、募集ページの表現と食い違う場合は書面が優先します。制度は改正されることがあります。
05よくある質問
この用語は、どこで確認できますか。
契約締結前交付書面(不動産型では契約成立前書面)です。法令で交付が義務づけられていて、記載すべき事項も決まっています。
募集ページと書面で書き方が違う場合は。
書面が優先します。募集ページは広告で、書面は契約の説明です。
用語が分からないまま投資してもよいですか。
おすすめしません。分からない言葉があるまま同意すると、あとで「知らなかった」と主張するのが難しくなります。
元本は保証されますか。
されません。どの種別にも公的な元本補償の仕組みはなく、出資について元本を保証することは出資法で禁じられています。
用語の一覧はありますか。
用語集のページにまとめています。この記事からも関連する語に移動できます。
06この記事の数字は、どこから取ったか
会社名を挙げて処分や事故を書くにあたっては、照合を法人番号の完全一致に限りました。社名の部分一致で突き合わせると、似た社名の別会社の記録を拾ってしまいます。当サイトが実際に試したところ、82件が一致したように見えてそのほとんどが別会社でした。
できていないことも書きます。不動産特定共同事業者への監督処分は国土交通省・都道府県の所管で、この事例集には含まれていません。また償還後の実績は、事業型を除いてどの事業者も公表していないため、不動産型・融資型については「戻らなかった件数」を外から数えられません。
数字はいずれも元本を保証するものではなく、この記事は特定の商品の勧誘ではありません。

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