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米国債はなぜ下がるか|2020年の10年債は額面100が85.1

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データの時点2026年10月16日まで米国財務省の米国債の利回り(9,204営業日)と、FRBのドル円・毎週月曜に自動で更新

85.142020年の10年債の今の値段(額面100)

2020年で10年債の利回りが最も低かった2020年8月4日の0.52%を利率とする10年債は、2026年10月16日には額面100に対して85.14です。残り3.80年の今の利回り(4.85%)で計算しました。額面1万ドルなら、値段は8,514ドルで、1,486ドルの値下がりです。

2019 4.44.420192020 8.78.720202021 14.814.820212022 14.914.920222023 6.16.120232024 6.26.220242025 3.03.020252026 6.46.42026
各年の最初の営業日に額面で買えた10年債の、今の値下がり幅(額面100あたり。100を上回るものは除く)

01先に結論

米国債の値段が下がるのは、そのあと金利(利回り)が上がったからです。米国債の利子の額は、買ったときに決まっていて変わりません。後から利子の多い新しい債券が出てくると、利子の少ない古い債券は、値段を下げないと買い手がつきません。米国財務省の毎日の利回りから、その大きさを計算しました。

値段の計算は、利回りから出した理論上の値段です。証券会社の画面の値段とは少し違います。

02なぜ下がるのか:新しい債券と比べられるから

  1. 金利が上がる米国の金利が上がり、新しく発行される米国債の利率が高くなる
  2. 新しい債券の利子が多い同じ100ドルで、新しい債券の方が多くの利子を受け取れる
  3. 古い債券の値段が下がる利子の少ない古い債券は、値段を下げないと買い手がつかない
  4. 満期には100に戻る満期まで持てば、値段に関係なく額面の100が戻る

例で考えます。利率1%で残り5年の債券を持っているときに、金利が上がって、同じ5年の新しい債券が利率3%で出たとします。100ドルあたりで受け取るお金は次のとおりです。

古い債券(利率1%)新しい債券(利率3%)
1年目1.003.00
2年目1.003.00
3年目1.003.00
4年目1.003.00
5年目1.003.00
満期の額面100.00100.00
受け取る合計105.00115.00

新しい債券は5年で10ドル多く受け取れます。古い債券を売りたい人は、その差を値段で埋めないと買ってもらえません。差を埋める値段が、古い債券の利回りが3%になる値段で、計算すると90.78です。差の合計(10ドル)より値下がり(9.22ドル)が少し小さいのは、先に受け取るお金ほど値打ちが高い(早く受け取れば、そのぶん運用できる)からです。

つまり、米国債の値段は「その債券を今の利回りで買う人が、いくらなら買うか」で決まります。米国の信用が落ちたから下がる、というより、まず金利の上昇で下がるものです。米国債が売られて利回りが急に上がった局面は米国債が売られるとどうなるかで、反対に買われた局面は有事に米国債はどう動いたかで数えています。

03値段はこう計算する:2020年の10年債の場合

2020年の10年債(利率0.52%・2020年8月4日発行・2030年8月4日満期)を、2026年10月16日に買うときの値段です。これから受け取る利子(半年ごとに額面100あたり0.26)と満期の100を、今の利回り4.85%で割り引いて足します。

受け取る日受け取る額割り引く率今の値打ち
2027.02.040.2600.98570.256
2027.08.040.2600.96230.250
2028.02.040.2600.93960.244
2028.08.040.2600.91730.239
2029.02.040.2600.89560.233
2029.08.040.2600.87440.227
2030.02.040.2600.85370.222
2030.08.04100.2600.833583.568
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今の値打ちを足すと85.240です。ここから、前の利払い日から今日までの利子(経過利子)0.103を引いた85.14が、ふだん「値段」として示される数字です。経過利子は、買う人が売る人に別に払います。

割り引く率は、半年ごとに「1+利回り÷2」で割っていった値です。利回りが高いほど、遠い先に受け取るお金の今の値打ちは小さくなります。この債券は満期の100が値段のほとんどを占めるので、利回りが上がると、その100の今の値打ちが大きく減ります。

利回りには、残り3.80年に合わせて、3年と5年の利回りから直線で補った値を使いました。米国財務省の利回りは、額面で発行された場合の年限ごとの値です。実際の銘柄の利回りは、これと少し違います。

042020年の10年債の値段は、どう動いてきたか

同じ10年債の値段を、毎月の最初の営業日に、その日の残りの年数の利回りで計算しました。

0204060801002021202220232024202520262020年の10年債の値段 85.1
年年末の残りの年数年末の利回り年末の値段その年の最も安い値段その年の最も高い値段
20209.67年0.89%96.5496.54(2020.12.01)100.00(2020.08.04)
20218.67年1.39%92.8890.50(2021.04.01)96.61(2021.01.04)
20227.67年3.60%79.5076.12(2022.11.01)91.43(2022.01.03)
20236.67年4.21%78.7375.64(2023.10.02)81.00(2023.04.03)
20245.67年4.10%82.0577.83(2024.05.01)84.15(2024.10.01)
20254.67年3.65%86.6580.93(2025.01.02)86.65(2025.12.01)
20263.80年4.85%85.1484.66(2026.10.01)87.56(2026.03.02)
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毎月の値です。「前の月から」は、1か月で値段がどれだけ動いたかです。

日付残りの年数その日の利回り値段前の月から額面1万ドルの値段
2026.10.163.80年4.85%85.14+0.478,514ドル
2026.10.013.84年4.95%84.66▲1.168,466ドル
2026.09.013.92年4.50%85.82▲0.218,582ドル
2026.08.034.00年4.36%86.03▲0.208,603ドル
2026.07.014.09年4.22%86.23▲0.008,623ドル
2026.06.014.18年4.14%86.23▲0.328,623ドル
2026.05.014.26年3.98%86.56+0.058,656ドル
2026.04.014.34年3.93%86.51▲1.058,651ドル
2026.03.024.42年3.58%87.56+0.968,756ドル
2026.02.024.50年3.78%86.60▲0.098,660ドル
2026.01.024.59年3.70%86.69+0.038,669ドル
2025.12.014.67年3.65%86.65+0.428,665ドル
2025.11.034.75年3.71%86.23+0.098,623ドル
2025.10.014.84年3.67%86.14+0.478,614ドル
2025.09.024.92年3.74%85.67+0.388,567ドル
2025.08.015.01年3.77%85.29+0.568,529ドル
2025.07.015.09年3.85%84.73+0.978,473ドル
2025.06.025.17年4.03%83.76▲0.578,376ドル
2025.05.015.26年3.84%84.33+0.638,433ドル
2025.04.015.34年3.93%83.70+0.478,370ドル
2025.03.035.42年3.99%83.23+1.908,323ドル
2025.02.035.50年4.37%81.33+0.408,133ドル
2025.01.025.59年4.41%80.93▲1.128,093ドル
2024.12.025.67年4.10%82.05+0.938,205ドル
2024.11.015.75年4.25%81.12▲3.038,112ドル
2024.10.015.84年3.55%84.15+0.858,415ドル
2024.09.035.92年3.69%83.30+1.088,330ドル
2024.08.016.01年3.87%82.22+2.978,222ドル
2024.07.016.09年4.45%79.25+0.087,925ドル
2024.06.036.17年4.41%79.16+1.337,916ドル
2024.05.016.26年4.64%77.83▲1.217,783ドル
2024.04.016.34年4.33%79.05▲0.457,905ドル
2024.03.016.43年4.19%79.50▲1.637,950ドル
2024.02.016.51年3.82%81.13+0.848,113ドル
2024.01.026.59年3.95%80.29+1.568,029ドル
2023.12.016.67年4.21%78.73+2.897,873ドル
2023.11.016.76年4.74%75.84+0.197,584ドル
2023.10.026.84年4.73%75.64▲2.087,564ドル
2023.09.016.92年4.27%77.72▲0.407,772ドル
2023.08.017.01年4.15%78.12▲0.457,812ドル
2023.07.037.09年4.02%78.57▲1.787,857ドル
2023.06.017.18年3.66%80.35▲0.028,035ドル
2023.05.017.26年3.62%80.37▲0.638,037ドル
2023.04.037.34年3.47%81.00+4.008,100ドル
2023.03.017.43年4.15%77.01▲3.917,701ドル
2023.02.017.50年3.42%80.92+2.778,092ドル
2023.01.037.58年3.87%78.15▲1.357,815ドル
2022.12.017.67年3.60%79.50+3.387,950ドル
2022.11.017.76年4.15%76.12▲2.097,612ドル
2022.10.037.84年3.76%78.20▲2.377,820ドル
2022.09.017.92年3.33%80.57▲4.308,057ドル
2022.08.018.01年2.63%84.88+1.978,488ドル
2022.07.018.09年2.91%82.90+0.548,290ドル
2022.06.018.18年2.96%82.37+0.518,237ドル
2022.05.028.26年3.02%81.85▲3.668,185ドル
2022.04.018.34年2.45%85.51▲5.318,551ドル
2022.03.018.43年1.69%90.81+0.769,081ドル
2022.02.018.50年1.79%90.06▲1.379,006ドル
2022.01.038.58年1.59%91.43▲1.459,143ドル
2021.12.018.67年1.39%92.88+1.139,288ドル
2021.11.018.76年1.53%91.75▲1.009,175ドル
2021.10.018.84年1.39%92.74▲1.299,274ドル
2021.09.018.92年1.23%94.04▲0.839,404ドル
2021.08.029.00年1.12%94.87+2.429,487ドル
2021.07.019.09年1.41%92.45+1.049,245ドル
2021.06.019.17年1.53%91.41+0.239,141ドル
2021.05.039.25年1.55%91.19+0.699,119ドル
2021.04.019.34年1.62%90.50▲1.869,050ドル
2021.03.019.43年1.39%92.36▲2.989,236ドル
2021.02.019.50年1.04%95.34▲1.279,534ドル
2021.01.049.58年0.89%96.61+0.079,661ドル
2020.12.019.67年0.89%96.54▲0.379,654ドル
2020.11.029.75年0.85%96.92▲1.679,692ドル
2020.10.019.84年0.67%98.59+0.079,859ドル
2020.09.019.92年0.67%98.52▲1.489,852ドル
2020.08.0410.00年0.52%100.00—10,000ドル
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75か月のうち、値段が前の月より下がった月は37か月、上がった月は38か月でした。1か月で最も下がったのは2022年4月までの1か月で5.31です。

値段が最も安かったのは2023年10月2日の75.64で、そのときの残り6.84年の利回りは4.73%でした。発行した日の利回りは0.52%なので、4.21%上がったことになります。値段を下げたのは、2022年から米国の政策金利が引き上げられ、利回りが大きく上がったことです。

今の値段85.14が最も安かったときより高いのは、利回りの違いに加えて、残りの年数が6.84年から3.80年に短くなったためです。残りが短いほど、同じ利回りでも値段は100に近づきます。

052020年に買えた債券は、利回りの山でいくらだったか

2020年の10年債の利回りが最も低かった2020年8月4日に、各年限の債券をその日の利回りを利率として額面で買えたとします。2025年より前で10年債の利回りが最も高かった2023年10月19日(10年債4.98%)に、それぞれの値段がいくらだったかです。

年限買った日の利回り(利率)山の日の残りの年数山の日の利回り山の日の値段100からの差
2年0.11%満期済み—100.00(満期)—
5年0.19%1.79年5.20%91.52▲8.48
7年0.36%3.79年4.99%84.19▲15.81
10年0.52%6.79年4.99%74.49▲25.51
20年0.96%16.79年5.20%52.91▲47.09
30年1.19%26.79年5.17%42.62▲57.38
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同じ日に買った債券でも、年限が長いほど値下がりは大きくなりました。2年債はこの日までに満期を迎えて100が戻っていた一方で、30年債は大きく下がっています。「米国債が下がった」と一口に言っても、どの年限をいつ買ったかで、下がり方はまったく違います。

06同じ年の30年債は、もっと大きく下がった

2020年で30年債の利回りが最も低かった2020年3月9日の0.99%を利率とする30年債の値段です(毎月の最初の営業日)。

日付値段(額面100)前の月から額面1万ドルの値段
2026.10.1641.37+1.364,137ドル
2026.10.0140.02▲2.664,002ドル
2026.09.0142.68▲0.224,268ドル
2026.08.0342.90▲2.054,290ドル
2026.07.0144.95+0.274,495ドル
2026.06.0144.68▲0.124,468ドル
2026.05.0144.80▲0.374,480ドル
2026.04.0145.16▲2.094,516ドル
2026.03.0247.25+1.944,725ドル
2026.02.0245.31▲0.244,531ドル
2026.01.0245.56▲0.864,556ドル
2025.12.0146.42▲0.314,642ドル
2025.11.0346.73+0.334,673ドル
2025.10.0146.40+2.214,640ドル
2025.09.0244.19▲1.154,419ドル
2025.08.0145.34▲0.024,534ドル
2025.07.0145.36+1.924,536ドル
2025.06.0243.44▲2.094,344ドル
2025.05.0145.53▲1.804,553ドル
2025.04.0147.33▲0.584,733ドル
2025.03.0347.91+3.104,791ドル
2025.02.0344.81+0.364,481ドル
2025.01.0244.45▲3.784,445ドル
2024.12.0248.23+2.134,823ドル
2024.11.0146.10▲4.994,610ドル
2024.10.0151.08+0.695,108ドル
2024.09.0350.39+1.525,039ドル
2024.08.0148.87+3.804,887ドル
2024.07.0145.07▲0.924,507ドル
2024.06.0345.98+1.954,598ドル
2024.05.0144.04▲2.424,404ドル
2024.04.0146.45▲1.204,645ドル
2024.03.0147.65▲2.344,765ドル
2024.02.0149.99+0.114,999ドル
2024.01.0249.88+3.344,988ドル
2023.12.0146.54+5.114,654ドル
2023.11.0141.44▲1.154,144ドル
2023.10.0242.59▲4.784,259ドル
2023.09.0147.37▲1.764,737ドル
2023.08.0149.13▲2.444,913ドル
2023.07.0351.56▲0.525,156ドル
2023.06.0152.08▲0.035,208ドル
2023.05.0152.11▲2.135,211ドル
2023.04.0354.24+4.015,424ドル
2023.03.0150.23▲5.025,023ドル
2023.02.0155.25+4.105,525ドル
2023.01.0351.16▲2.585,116ドル
2022.12.0153.74+5.665,374ドル
2022.11.0148.08▲4.314,808ドル
2022.10.0352.39▲4.295,239ドル
2022.09.0156.67▲6.235,667ドル
2022.08.0162.90+2.836,290ドル
2022.07.0160.08▲0.296,008ドル
2022.06.0160.36▲0.326,036ドル
2022.05.0260.68▲9.536,068ドル
2022.04.0170.21▲5.907,021ドル
2022.03.0176.11+0.187,611ドル
2022.02.0175.93▲2.077,593ドル
2022.01.0378.00▲4.477,800ドル
2021.12.0182.47+3.968,247ドル
2021.11.0178.51+0.937,851ドル
2021.10.0177.57▲2.307,757ドル
2021.09.0179.88▲1.147,988ドル
2021.08.0281.02+4.158,102ドル
2021.07.0176.87+4.167,687ドル
2021.06.0172.71▲0.027,271ドル
2021.05.0372.73+0.817,273ドル
2021.04.0171.92▲1.907,192ドル
2021.03.0173.82▲7.427,382ドル
2021.02.0181.24▲3.668,124ドル
2021.01.0484.90+0.088,490ドル
2020.12.0184.82▲0.608,482ドル
2020.11.0285.42▲3.878,542ドル
2020.10.0189.29▲0.408,929ドル
2020.09.0189.69▲5.568,969ドル
2020.08.0495.25—9,525ドル
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最も安かったのは2026年10月1日の40.02、今は41.37です。残りが23.4年あるので、10年債より同じ利回りの上昇で大きく下がり、100に戻るまでの時間も長くかかります。額面1万ドルなら、今の値段は4,137ドルです。

07発行した年ごとの、今の値段

1990年から今年まで、各年の最初の営業日に、その日の利回りを利率として額面で買えた2年・5年・7年・10年・20年・30年の債券のうち、まだ満期の来ていないものの今の値段です。「直接利回り」は利率÷値段で、今の値段で買った人が1年に受け取る利子の割合です。「今の利回り」は満期まで持った場合の利回りで、証券会社の画面で「最終利回り」と書かれる数字にあたります。

年限買えた日利率残りの年数今の利回り今の値段直接利回り額面1万ドルの値段
2年2025.01.024.25%0.21年4.23%100.004.25%10,000ドル
2年2026.01.023.47%1.21年4.52%98.773.51%9,877ドル
5年2022.01.031.37%0.22年4.23%99.391.38%9,939ドル
5年2023.01.033.94%1.22年4.52%99.323.97%9,932ドル
5年2024.01.023.93%2.21年4.76%98.284.00%9,828ドル
5年2025.01.024.38%3.21年4.83%98.684.44%9,868ドル
5年2026.01.023.74%4.21年4.86%95.773.91%9,577ドル
7年2020.01.021.79%0.21年4.23%99.491.80%9,949ドル
7年2021.01.040.64%1.22年4.52%95.450.67%9,545ドル
7年2022.01.031.55%2.22年4.76%93.331.66%9,333ドル
7年2023.01.033.89%3.22年4.83%97.234.00%9,723ドル
7年2024.01.023.95%4.21年4.86%96.564.09%9,656ドル
7年2025.01.024.47%5.21年4.90%98.044.56%9,804ドル
7年2026.01.023.95%6.21年4.94%94.734.17%9,473ドル
10年2017.01.032.45%0.22年4.23%99.622.46%9,962ドル
10年2018.01.022.46%1.21年4.52%97.592.52%9,759ドル
10年2019.01.022.66%2.21年4.76%95.642.78%9,564ドル
10年2020.01.021.88%3.21年4.83%91.322.06%9,132ドル
10年2021.01.040.93%4.22年4.86%85.161.09%8,516ドル
10年2022.01.031.63%5.22年4.90%85.111.92%8,511ドル
10年2023.01.033.79%6.22年4.94%93.884.04%9,388ドル
10年2024.01.023.95%7.21年4.99%93.774.21%9,377ドル
10年2025.01.024.57%8.21年5.02%96.974.71%9,697ドル
10年2026.01.024.19%9.21年5.06%93.644.47%9,364ドル
20年2007.01.024.87%0.21年4.23%100.134.86%10,013ドル
20年2008.01.024.39%1.21年4.52%99.844.40%9,984ドル
20年2009.01.023.22%2.21年4.76%96.803.33%9,680ドル
20年2010.01.044.60%3.22年4.83%99.324.63%9,932ドル
20年2011.01.034.18%4.22年4.86%97.424.29%9,742ドル
20年2012.01.032.67%5.22年4.90%89.842.97%8,984ドル
20年2013.01.022.63%6.21年4.94%87.743.00%8,774ドル
20年2014.01.023.68%7.21年4.99%92.153.99%9,215ドル
20年2015.01.022.41%8.21年5.02%82.582.92%8,258ドル
20年2016.01.042.64%9.22年5.06%82.333.21%8,233ドル
20年2017.01.032.78%10.22年5.10%81.713.40%8,171ドル
20年2018.01.022.64%11.21年5.14%78.923.35%7,892ドル
20年2019.01.022.83%12.21年5.17%78.973.58%7,897ドル
20年2020.01.022.19%13.21年5.21%71.393.07%7,139ドル
20年2021.01.041.46%14.22年5.25%62.362.34%6,236ドル
20年2022.01.032.05%15.22年5.29%66.443.09%6,644ドル
20年2023.01.034.06%16.22年5.33%86.364.70%8,636ドル
20年2024.01.024.25%17.21年5.36%87.574.85%8,757ドル
20年2025.01.024.86%18.21年5.40%93.765.18%9,376ドル
20年2026.01.024.81%19.21年5.44%92.545.20%9,254ドル
30年1997.01.026.75%0.21年4.23%100.526.72%10,052ドル
30年1998.01.025.86%1.21年4.52%101.565.77%10,156ドル
30年1999.01.045.15%2.22年4.76%100.815.11%10,081ドル
30年2000.01.036.61%3.22年4.83%105.246.28%10,524ドル
30年2001.01.025.35%4.21年4.86%101.835.25%10,183ドル
30年2002.01.025.56%5.21年4.90%103.005.40%10,300ドル
30年2007.01.024.79%10.21年5.10%97.564.91%9,756ドル
30年2008.01.024.35%11.21年5.14%93.364.66%9,336ドル
30年2009.01.022.83%12.21年5.17%78.973.58%7,897ドル
30年2010.01.044.65%13.22年5.21%94.674.91%9,467ドル
30年2011.01.034.39%14.22年5.25%91.454.80%9,145ドル
30年2012.01.032.98%15.22年5.29%76.073.92%7,607ドル
30年2013.01.023.04%16.21年5.33%75.384.03%7,538ドル
30年2014.01.023.92%17.21年5.36%83.904.67%8,390ドル
30年2015.01.022.69%18.21年5.40%68.813.91%6,881ドル
30年2016.01.042.98%19.22年5.44%70.894.20%7,089ドル
30年2017.01.033.04%20.22年5.47%70.504.31%7,050ドル
30年2018.01.022.81%21.21年5.47%66.894.20%6,689ドル
30年2019.01.022.97%22.21年5.46%68.164.36%6,816ドル
30年2020.01.022.33%23.21年5.46%59.113.94%5,911ドル
30年2021.01.041.66%24.22年5.45%49.343.36%4,934ドル
30年2022.01.032.01%25.22年5.45%53.153.78%5,315ドル
30年2023.01.033.88%26.22年5.45%78.284.96%7,828ドル
30年2024.01.024.08%27.21年5.44%80.785.05%8,078ドル
30年2025.01.024.79%28.21年5.44%90.715.28%9,071ドル
30年2026.01.024.86%29.21年5.43%91.655.30%9,165ドル
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70本のうち63本が100を下回っています。100を上回るのは、利率が今の利回りより高い債券です。値段が低い債券ほど、直接利回り(利子だけで見た割合)は利率より高くなり、残りは満期に100に戻るときの値上がり(償還差益)として受け取ることになります。

今の利回りの列が、同じ残りの年数ではどの債券でもほぼ同じなのに注意してください。市場では、利率の違う債券も、満期まで持った利回りがそろうように値段がつきます。利率の低い債券は値段が低く、高い債券は値段が高くなることで、買う人の利回りが同じになります。

08値下がりしている米国債は、いつもこんなに多いのか

各年の最後の営業日に、その前の10年間の毎月の初めに額面で買えた10年債(満期の来ていないもの)のうち、何%が100を下回っていたかを数えました。「評価損がマイナスの米国債を持っている人がどれくらいいたか」の目安です。

年末数えた債券100を下回る割合最も低い値段値段の中央値その日の10年債
2000119本5%94.80104.075.12%
2001119本9%93.72106.005.07%
2002119本1%99.42111.973.83%
2003119本9%94.26108.104.27%
2004119本13%95.39105.774.24%
2005119本24%94.13102.044.39%
2006119本44%93.02100.464.71%
2007119本1%99.64104.614.04%
2008119本0%100.05112.892.25%
2009119本12%90.59106.743.85%
2010119本8%94.09106.973.30%
2011119本1%99.58112.531.89%
2012119本4%98.32111.941.78%
2013119本23%89.86105.413.04%
2014119本13%96.38105.662.17%
2015119本21%95.61103.802.27%
2016119本33%91.92102.222.45%
2017119本42%93.06100.602.40%
2018119本54%92.2399.192.69%
2019119本10%96.13102.061.92%
2020119本7%96.96107.650.93%
2021119本14%92.58103.381.52%
2022119本99%77.9793.163.88%
2023119本95%80.8894.963.88%
2024119本97%81.1095.144.58%
2025119本81%86.8898.364.18%
2026.10.16119本100%84.4294.115.09%
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2000年から2021年までの年末で、100を下回る債券が半分を超えたのは2018年でした。2022年以降の年末は81〜100%です。過去10年に買った10年債のほとんどが100を下回るのは、この期間の大きな特徴です。持っている債券が値下がりしているのは、その人の選び方のせいというより、買った後に利回りが上がったという時期の問題です。

09利回りを動かすもの

値段を動かすのは利回りです。では利回りは何で動くのか。一般に、次のようなものが挙げられます。どれがどれだけ効いたかは、時期によって違い、利回りのデータだけでは分けられません。

動かすもの利回りが上がる(値段が下がる)方向に働くとき
政策金利FRBが政策金利を引き上げる、または引き上げると見込まれるとき。短い年限ほど強く反応する
物価物価の上昇が続くと見込まれるとき。利子の価値が物価で目減りする分、高い利回りが求められる
景気景気が強く、株など他の資産に資金が向かうとき
国債の発行量政府の借金が増え、発行される米国債が増えると見込まれるとき
売り買いの偏り大きな持ち主がまとめて売るなど、売りたい人が買いたい人より多いとき

逆の方向に働くと、利回りは下がり、値段は上がります。政策金利と各年限の利回りの関係、米国の信用が問われた局面は米国債の信用はどこまで高いかで、利回りが急に上がった局面は米国債が売られるとどうなるかで扱っています。

10下がり方を決める2つのこと:残りの年数と利率

今日の利回りで、利回りが1%上がったときに値段がどれだけ動くかを、利率と残りの年数の組み合わせで計算しました。まず、修正デュレーション(利回り1%の変化で値段が何%動くかの目安)です。

利率\残りの年数1年2年3年5年7年10年20年30年
利率0.5%0.981.952.914.826.709.4517.7824.34
利率2%0.971.922.854.656.358.7214.8118.43
利率4%0.971.902.794.465.998.0412.8915.69
利率6%0.961.872.734.305.727.5611.8414.44
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次に、利回りが1%上がったときの値段の変化(額面100あたり)です。

利率\残りの年数1年2年3年5年7年10年20年30年
利率0.5%▲0.93▲1.77▲2.52▲3.79▲4.77▲5.78▲6.47▲5.82
利率2%▲0.94▲1.80▲2.59▲3.96▲5.06▲6.32▲7.87▲8.07
利率4%▲0.96▲1.85▲2.68▲4.18▲5.46▲7.02▲9.75▲11.07
利率6%▲0.97▲1.89▲2.77▲4.40▲5.85▲7.73▲11.63▲14.08
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残りの年数が長いほど、下がり方は大きくなります。値段は、遠い先の利子と元本を割り引いて足したものなので、先が長いほど利回りの変化が何回も掛け算されるからです。同じ残りの年数なら、利率が低いほど、割合で見た下がり方(修正デュレーション)は大きくなります。利率が低い債券は、受け取るお金が満期の100に偏っていて、その100が最も遠い先にあるからです。

今の新発債(利率=今の利回り)が1%の上昇でどれだけ下がるかは米国債の2年・10年・30年、どれを選ぶかで年限ごとに出しています。この表は、すでに持っている既発債の利率に合わせて読むためのものです。

11利率の低い債券ほど、割合で大きく動く

同じ残り3.80年で、利率だけが違う2つの債券を比べます。2020年の10年債と、利率が今の利回りと同じ債券です。

債券今の値段修正デュレーション+1%のときの値段の変化−1%のときの値段の変化+1%のときの変化率
2020年の10年債(利率0.52%)85.143.68▲3.06+3.20−3.60%
今の利回りと同じ利率(4.85%)100.003.43▲3.36+3.50−3.36%
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額面100あたりの値段の変化は、利率の高い債券の方が大きく見えます。でも、もとの値段が違うので、割合で見ると利率の低い債券の方が大きく動きます。持っている額で考えるときは、割合(変化率)で比べてください。

12利回りがいくらなら、値段はいくらか

2020年の10年債と30年債を、今日(2026年10月16日)買うとした場合に、利回りがいくらなら値段がいくらになるかの対応表です。

利回り2020年の10年債(残り3.80年)2020年の30年債(残り23.39年)
1%98.2199.79
2%94.6181.20
3%91.1566.38
4%87.8454.54
5%84.6645.05
6%81.6237.44
7%78.6931.31
8%75.8926.35

今の利回りから上下に動いた場合の値段の変化です。

利回りの変化10年債の値段変化30年債の値段変化
−2%91.67+6.5360.65+19.28
−1%88.33+3.2049.95+8.58
−0.5%86.72+1.5845.43+4.05
+0.5%83.59▲1.5537.74▲3.63
+1%82.07▲3.0734.48▲6.90
+2%79.13▲6.0128.92▲12.46
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同じ幅の変化でも、利回りが下がったときの値上がりは、上がったときの値下がりより大きくなります。値段と利回りの関係が直線ではなく、下に膨らんだ曲線だからです(これを凸性、コンベクシティと呼びます)。残りの年数が長い30年債ほど、この差がはっきり出ます。

13ロールダウン:時間がたつだけで値段が上がる

利回りが変わらなくても、時間がたつと債券の値段は動きます。残りの年数が1年短くなると、その債券の値段は「1年短い年限の利回り」で決まるようになるからです。短い年限の利回りが長い年限より低ければ、1年たつだけで値段は上がります。これをロールダウン(ロールダウン効果)と呼びます。

2026年10月16日の利回りの形が1年後も同じだったとした場合の、各年限の新発債(額面で買った場合)の値段の変化です。これは、利回りの形が変わらないという仮定の計算で、予想ではありません。

年限今の利回り1年短い年限の利回り差1年後の値段の変化1年の利子合計
2年4.74%4.46%▲0.28%+0.274.74%+5.01
3年4.82%4.74%▲0.08%+0.154.82%+4.97
5年4.89%4.86%▲0.03%+0.134.89%+5.02
7年4.98%4.94%▲0.04%+0.234.98%+5.21
10年5.09%5.05%▲0.04%+0.265.09%+5.35
20年5.47%5.43%▲0.04%+0.455.47%+5.92
30年5.43%5.43%+0.00%▲0.065.43%+5.37
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1年短い年限の利回りの方が低ければ「1年後の値段の変化」はプラス、高ければマイナスです。利回りの形がどこでも右上がりなら、どの年限もロールダウンでプラスになります。右上がりでない部分(短い年限の方が利回りが高い部分)では、時間がたつと値段が下がる方向に働きます。

10年債について、9年の利回り(7年と10年から補った値)が10年より低かった日、つまりロールダウンがプラスだった日の割合を、年ごとに数えました。1990年からの全ての日では84%です。

年ロールダウンがプラスだった日1年後の値段の変化(平均)
2026100%+0.42
2025100%+0.50
202464%+0.11
20236%▲0.17
202218%▲0.14
2021100%+0.70
2020100%+0.48
2019100%+0.26
2018100%+0.16
2017100%+0.46
2016100%+0.56
2015100%+0.67
2014100%+1.06
2013100%+1.66
2012100%+1.62
2011100%+1.66
2010100%+1.56
2009100%+1.17
2008100%+1.26
200796%+0.31
200688%+0.09
2005100%+0.34
2004100%+1.01
2003100%+1.23
2002100%+0.76
200186%+0.33
20000%▲0.39
19990%▲0.32
199835%▲0.04
199768%+0.06
199698%+0.23
199594%+0.18
199497%+0.39
1993100%+0.76
1992100%+0.84
1991100%+0.39
199057%+0.07

プラスの日が半分に届かなかった年は5年(1998・1999・2000・2022・2023)でした。こうした年は、利回りの形が平らか、短い年限の方が高い時期です。ロールダウンは、利回りの上昇による値下がりに比べると小さな動きですが、満期まで持たずに途中で売る人にとっては、値段を決める要素のひとつです。

14満期に近づくと、値段は100に戻る

2020年の10年債を、もし利回り(4.85%)が満期まで今のまま変わらなかったら、という仮定で計算した値段です。実際の利回りは毎日動くので、この通りになるわけではありません。

時期残りの年数値段
1年後(2027.10.16)2.80年88.79
2年後(2028.10.16)1.80年92.62
3年後(2029.10.16)0.80年96.64
満期(2030.08.04)0年100.00

利回りが変わらなくても、残りの年数が短くなるにつれて、値段は満期の100に近づきます。これをプル・トゥ・パー(額面への引き寄せ)と呼びます。満期まで持つ人にとっては、途中の値段の上下は、満期の100に向かう途中の動きです。

ただし、それは「損がない」という意味ではありません。利率の低い債券を満期まで持つと、その間、今の利回りより低い利子を受け取り続けることになります。値段の下落は、この「受け取れたはずの利子との差」を前もって値段に表したものです。満期まで持つ場合の考え方は米国債を満期まで持つと、途中の値下がりは関係ないのかで詳しく計算しています。

15円で見ると:ドルで下がっても、円では

2020年の10年債を、2020年8月に額面1万ドルで買った場合を円で見ます。買った月のドル円はFRBの月中平均の106.01円、今は2026.10.09のFRBの日次の値158.34円です。

ドルドル円円
買ったとき(額面)10,000ドル106.01円1,060,129円
今の値段(85.14)8,514ドル158.34円1,348,050円
受け取った利子(12回、税引き前)312ドル158.34円で換算49,402円
今売った場合の合計8,826ドル—1,397,452円
横にスクロールすると残りの列が見えます

ドルで見ると、値段は1,486ドル下がり、受け取った利子(312ドル)を足しても−1,174ドルです。円で見ると、ドル円が106.01円から158.34円へ+49.4%動いたので、買ったときの1,060,129円に対して337,323円増えていました(利子は今のドル円で換算した概算)。日本の投資家にとっては、ドルでの値下がりと円安が同時に起きると、円では打ち消し合うことがあります。逆に、ドルで値下がりしたうえに円高になると、円での損は大きくなります。

為替の動きでどこまで損をしうるかは円高でいくら損するかで、税金の扱い(償還差益・譲渡損益)は米国債の税金で扱っています。

16日本の国債で同じ計算をすると

同じ2020年8月4日に、日本の10年国債を、その日の財務省の10年の利回り(0.019%)を利率として額面で買えたとします。2026年9月29日の財務省の利回りで、残り3.85年の利回り(2.273%)を使って計算すると、値段は91.74です。

米国債(85.14)と比べて小さい値下がりです。値下がりの大きさは、買ったときの利率と今の利回りの差で決まり、国によって変わる仕組みではありません。日本でも、利回りが上がった後に、低い利率で発行された国債の値段は100を下回っています。

個人向け国債は、これとは仕組みが違います。市場で売り買いせず、途中で換金するときは国が額面で買い取るので(直前2回分の利子に相当する額が差し引かれます)、利回りが上がっても値段が下がることはありません。詳しくは個人向け国債のページにあります。

17値下がりは、いつ本当の損になるか

つまり、値下がりで困るのは「満期より前にお金が必要になったとき」です。いつ使うお金かと満期を合わせておくことが、値下がりへのいちばん直接の備えになります。

18この記事に出てくる言葉

額面
満期に戻ってくる金額。米国債では100ドルを単位に、値段を「額面100あたり」で示すことが多い。
利率(クーポン)
額面に対して1年に受け取る利子の割合。発行したときに決まり、満期まで変わらない。
利回り(最終利回り)
今の値段で買って満期まで持ったときに、利子と値段の差を合わせて1年あたりに受け取る割合。
直接利回り
利率÷値段。値段の差(償還差益・差損)を入れない、利子だけで見た割合。
経過利子
前の利払い日から売買の日までの利子。買う人が売る人に払う。
修正デュレーション
利回りが1%動いたときに、値段がおよそ何%動くかの目安。
ロールダウン
時間がたって残りの年数が短くなると、値段を決める利回りが短い年限のものに移り、値段が動くこと。
プル・トゥ・パー
満期が近づくにつれて、値段が額面(100)に近づいていくこと。
既発債・新発債
すでに発行されて市場で売り買いされている債券が既発債、新しく発行される債券が新発債。

19よくある質問

米国債の値段が下がったら、元本割れですか。

途中で売れば、買った値段より安く売ることになります。満期まで持てば、額面が戻ります。ドルで額面が戻っても、円に戻すときのドル円によっては、円では元本を下回ることがあります。

米国債の値段は、なぜ毎日動くのですか。

米国債の利回りが毎日動くからです。利回りは、政策金利の見込み、物価の見込み、景気、売り買いの量などで動きます。利子の額は決まっているので、利回りが動くと、それに合わせて値段が動きます。

値下がりした米国債を今買うのは得ですか。

値段が低い既発債は、利率が低い分を値段で埋めているので、満期まで持った利回りは同じ残りの年数の新発債とほぼ同じです(この記事の表の「今の利回り」)。値段が低いこと自体が得というわけではありません。

どの米国債が、金利の上昇で最も下がりやすいですか。

残りの年数が長く、利率が低い債券です。この記事の表では、30年債で利率の低いものほど大きく下がっていました。

証券会社の画面で評価損益がマイナスになっています。どう見ればよいですか。

画面のマイナスは、今日売ったらいくらかを買った値段と比べたものです。満期まで持つつもりなら、満期の日と額面、受け取る利子を確かめてください。円で表示されている場合は、為替の動きも入っています。ドルの値段と為替の部分を分けて見ると、何が原因か分かります。

債券の値段と利回りは、なぜ反対に動くのですか。

利子の額と満期の額面は決まっているので、安く買うほど、受け取るお金の割合(利回り)は高くなります。値段が下がれば利回りは上がり、値段が上がれば利回りは下がります。どちらが先というより、同じことを2つの数字で表しています。

利回りが下がれば、値段は戻りますか。

利回りが下がれば値段は上がります。また、利回りが変わらなくても、満期に近づくにつれて値段は100に近づきます。どれだけ戻るかは、これからの利回りの動きによるので、前もっては分かりません。

20この記事の数字は、どこから取ったか

この記事の数字は、次の公表データだけから当サイトが計算しました。

値段は、年2回利払いの債券として、利払い日と今日までの日数を数え、その日の同じ残りの年数の利回り(公表の無い年限は前後の年限から直線で補った値)で割り引いて計算しました。2020年の10年債・30年債と「各年の最初の営業日に買えた債券」は、その日の利回りを利率とする仮の債券で、実在の銘柄の利率とは少し違います。利子や譲渡益にかかる税金、為替の手数料は入れていません。データは毎週更新しています。

計算は過去のデータの記録で、これから先の結果を示すものではありません。特定の商品や金融機関をすすめるものでもありません。当サイトは金融商品取引業者ではありません。

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