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社債の利回りは何%か|個人向け157本の平均2.15%を年限別に

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データの時点2026年10月16日提出分までEDINETの社債の発行書類967本(2024年5月24日〜)と財務省の国債金利・毎週月曜に自動で更新

2.15%個人向け157本の平均

2024年5月24日から2026年10月16日までに出た社債967本のうち、1口100万円以下で個人も買える157本の利率(年)を単純に平均すると2.15%でした。年限で分けると1年1.73%、5年1.81%、10年2.38%と、長いほど高くなっています。

1年 1.73%1.73%1年3年 1.68%1.68%3年5年 1.81%1.81%5年7年 2.52%2.52%7年10年 2.38%2.38%10年20年 2.52%2.52%20年
個人向け社債の利率の平均(年限別・157本のうち本数10本以上の年限)

01先に結論

社債の「利回り」は、社債を発行のときに買って満期まで持つなら、書類に書かれた利率と同じです。この記事では、EDINETに出た発行書類の利率を全部数え、平均を年限・発行年・業種・1口の金額などで分けました。

どの社債がよいかをすすめる記事ではありません。平均は、いま出ている社債の利率が「高いのか、ふつうなのか」を見るための物差しとして使ってください。

02「利回り」と「利率」は、どう違うか

社債の条件として書類に書かれるのは利率(年に何%の利息を払うか)です。利回りは、買った値段と、受け取る利息・満期の額面を合わせて、1年あたり何%になるかを表したものです。

たとえば利率2.15%、残り5年の社債を、額面100円あたり101円で買えば利回りは約1.94%、99円で買えば約2.36%です(年2回払いとして計算)。証券会社が「既発債」として示す利回りは、この計算をしたものです。

この記事の数字は、すべて発行のときの利率です。既発債の値段の動き方と、満期の前に売るときの値段は個人向け社債を持つときに知っておくことで試算しています。税引後の利回り(利率×0.79685)も、同じ記事で計算しています。

03この記事で「個人向け」とした社債

社債には、個人も買える単位で売られるものと、1口1億円などで機関投資家にだけ売られるものがあります。この記事では、1口の金額が100万円以下の社債を「個人向け」として数えました(157本)。残りの810本は1口1億円などです。

ただし、1口100万円の社債には、書類に「個人向け」と書かれていないものも多く、機関投資家にも売られている可能性があります。そこで、書類の記載で3つに分けた数字も出しておきます。

区分決め方本数平均中央値平均の年限国債との差(平均)
明示書類に個人向けの記載か愛称がある28本2.01%2.00%3.1年+0.72%
少額1口10万円以下(記載なし)18本1.73%1.71%4.0年+0.41%
単位のみ1口100万円・50万円で記載なし110本2.26%2.08%8.7年+0.60%
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書類に個人向けの記載があるものと1口10万円以下のもの(合わせて46本)だけで平均すると1.90%です。当サイトの個人向け社債の一覧は、この2つの区分だけを載せています。「単位のみ」には電力会社の社債が多く、年限が長いぶん平均が上がっています。

04年限別の平均

年限は、払込日から償還日までの年数を四捨五入したものです。右の2列は、それぞれの社債の書類の提出日に、同じ年数の国債(財務省の国債金利)が何%だったかの平均と、社債の利率との差の平均です。

年限本数平均中央値最低最高同じ年数の国債(平均)国債との差(平均)
1年23本1.73%1.70%1.300%2.000%1.121%+0.61%
2年2本2.70%2.70%2.456%2.943%1.051%+1.65%
3年13本1.68%1.65%0.900%2.536%1.129%+0.55%
4年3本3.07%3.02%2.520%3.660%1.804%+1.26%
5年30本1.81%1.71%0.854%2.823%1.367%+0.44%
6年2本3.51%3.51%2.656%4.370%1.858%+1.65%
7年13本2.52%2.59%1.061%4.750%1.741%+0.78%
8年3本1.83%1.85%1.785%1.862%1.229%+0.61%
9年4本2.31%2.33%1.442%3.143%1.790%+0.52%
10年45本2.38%2.09%1.373%3.606%1.765%+0.62%
13年1本2.70%2.70%2.697%2.697%2.523%+0.17%
16年2本2.48%2.48%2.298%2.670%2.022%+0.46%
20年11本2.52%2.56%2.082%2.962%2.156%+0.37%
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償還期限の書き方から年数を出せなかった5本(SBIHD・マネックスファイナンス)は、この表に入っていません。

1年ものは23本で平均1.73%、5年ものは30本で1.81%、10年ものは45本で2.38%でした。年限が長いほど平均が高くなるのは、お金を長く貸すほど、その間の金利の変化や発行体の信用の変化を引き受けることになるためです。国債も同じように、年限が長いほど利回りが高くなっています。

年限のいちばん短い1年ものは23本で、多くは証券会社のグループが毎月のように出す社債です。いちばん長いのは20年で、電力会社などの社債です。短い社債は、満期のたびにそのときの金利で置き直すことになり、長い社債は、いまの利率を長く固定します。どちらが合うかは、お金を使う時期によって変わります。

本数の少ない年限(2年・4年・6年など)は、1〜3社の条件がそのまま平均になっています。表の平均を、その年限の「相場」と読まないでください。

年限をいくつかにまとめると、次のようになります。右端は、そのうち電力会社の社債の本数です。

年限本数平均平均の年数発行体の数うち電力
1〜2年25本1.81%1.1年6社0本
3〜4年16本1.94%3.2年10社7本
5〜6年32本1.92%5.0年19社7本
7〜9年20本2.38%7.5年10社13本
10年45本2.38%10.0年14社28本
11年以上14本2.53%18.9年4社14本
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10年以上の長い社債は、電力会社が多くを占めています。長い年限の平均は、電力会社の条件に強く引っぱられていることに注意してください。

05いまの国債の金利に、上乗せを当てはめると

この期間の平均は、金利がまだ低かった時期の社債も含みます。いまの水準と比べるために、2026年9月29日の国債の金利(財務省)に、この期間の年限ごとの上乗せの平均を足した数字を並べました。本数が5本以上の年限だけです。

年限国債(2026.09.29)上乗せを数えた本数上乗せの平均最小最大国債+平均の上乗せ
1年1.692%23本+0.61%+0.25%+1.11%2.30%
3年2.116%13本+0.55%+0.28%+1.43%2.67%
5年2.425%30本+0.44%+0.22%+1.07%2.87%
7年2.662%13本+0.78%+0.27%+2.26%3.44%
10年3.082%45本+0.62%+0.31%+1.23%3.70%
20年3.887%11本+0.37%+0.33%+0.40%4.25%
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右端は「この期間と同じくらいの上乗せで、いま社債が出たら」という仮の計算で、これから出る社債の利率の予想ではありません。上乗せは発行体ごとに大きく違い、最小と最大の幅のとおりです。新しく出た社債の利率が「高いか、ふつうか」を見るときは、その日の同じ年数の国債の金利を確かめ、差を上の上乗せの平均と比べると分かりやすくなります。

06社債の利率を見るときに確かめる順番

  1. 年限を確かめる。同じ2%でも、1年ものと10年ものでは意味が違います。年限の長い社債ほど利率は高くなりやすく、途中で売るときの値段の動きも大きくなります。
  2. 同じ日・同じ年数の国債の金利と比べる。財務省の「国債金利情報」で、その日の国債の金利が分かります。社債の利率との差が上乗せです。
  3. 上乗せを、この記事の平均と比べる。平均より大きければ、市場がその会社の信用を低めに見ているか、ほかに理由(劣後・年限・1口の金額など)があります。
  4. 劣後かどうか、期限前償還の条項があるかを確かめる。銘柄の名前に「劣後特約付」「期限前償還条項付」とあれば、ふつうの社債とは条件が違います。
  5. 個人向け国債と比べる。同じ年数の個人向け国債の利率と比べて、差がその違い(倒産のおそれ・途中で売るときの値段)に見合うかを考えます。

07100万円を置くと、利息はいくらか

年限ごとの平均の利率で、100万円を発行のときに買って満期まで持った場合の利息です。税引後は、利息にかかる20.315%を引いた額です。満期までの合計は、毎年同じ利息を受け取るとして、年数をかけました(利息の再投資は入れていません)。

年限平均の利率1年の利息(税引前)1年の利息(税引後)満期までの税引後の合計
1年1.73%17,287円13,775円13,775円
3年1.68%16,791円13,380円40,139円
5年1.81%18,093円14,417円72,087円
7年2.52%25,205円20,084円140,590円
10年2.38%23,818円18,980円189,797円
20年2.52%25,211円20,089円401,786円
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これは平均の利率で計算した目安で、実際の社債は1本ごとに利率が違います。発行体が倒産すれば、利息も元本も約束どおりには戻りません。1本ごとの税引後の利息は個人向け社債を持つときに知っておくことで全件を計算しています。

08提出した年ごとの平均

同じ157本を、書類を提出した年で分けました。2024年は2024年8月8日以降、2026年は2026年10月16日までの分です。年限の組み合わせが年ごとに違うので、1年・5年・10年ものだけの平均も並べました。

年本数平均中央値1年もの5年もの10年もの国債との差(平均)
2024年19本1.401%1.39%—(0本)0.95%(4本)1.58%(7本)+0.50%
2025年67本1.934%1.85%1.49%(4本)1.57%(13本)2.00%(20本)+0.57%
2026年70本2.564%2.54%1.78%(19本)2.31%(13本)3.12%(18本)+0.66%
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平均は2024年1.40%、2026年2.56%と上がりました。同じ年限どうしで比べても、後の年ほど高くなっています。一方、国債との差(上乗せ)は、平均ほどは大きく動いていません。社債の利率が上がった分の多くは、国債の金利が上がった分でした。

半年ごとに分けて、同じ時期の国債の5年・10年の金利(それぞれの社債の提出日の値の平均)と並べると次のとおりです。

半年本数社債の平均平均の年数国債5年国債10年国債との差(平均)
2024年後半19本1.401%9.4年0.606%0.977%+0.50%
2025年前半27本1.908%10.3年0.992%1.426%+0.53%
2025年後半40本1.951%7.7年1.163%1.625%+0.60%
2026年前半39本2.323%4.7年1.815%2.432%+0.64%
2026年後半31本2.868%6.1年2.152%2.881%+0.69%
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09金利が上がると、新しく出る社債の利率は上がったか

四半期ごとに、個人向け社債の利率の平均と、同じ社債の提出日の国債5年・10年の金利の平均を線で結びました。

個人向け社債の平均国債10年国債5年
0%1%2%3%20252026個人向け社債の平均 3.34%国債10年 3.08%国債5年 2.42%

社債1本ごとに、同じ年数の国債の金利と社債の利率を組にして比べると、2つの相関係数は0.88でした。国債の金利が1%高い時期・年限の社債は、利率が平均で約1.00%高い、という関係です(152本)。新しく出る社債の利率は、国債の金利と同じ向きに動いてきました。

同じ会社が同じ年限の社債を何度も出した例で、最初と最後の利率を比べました。右端は、同じ2つの日の、同じ年数の国債の金利の差です。

発行体年限本数最初最後社債の利率の差国債の差
東北電力10年12本2024/08 1.392%2026/10 3.606%+2.214%+2.227%
北海道電力10年5本2024/10 1.488%2026/09 3.458%+1.970%+1.950%
中国電力10年5本2024/09 1.373%2026/07 3.264%+1.891%+1.811%
北陸電力10年3本2025/04 1.826%2026/10 3.606%+1.780%+1.906%
東北電力7年3本2024/10 1.061%2026/05 2.714%+1.653%+1.705%
東北電力9年2本2024/11 1.442%2026/04 2.808%+1.366%+1.285%
北陸電力5年4本2024/12 1.080%2026/05 2.394%+1.314%+1.306%
クレディセゾン5年4本2025/01 1.211%2026/07 2.448%+1.237%+1.080%
三菱HCキャピタル5年3本2025/10 1.571%2026/08 2.642%+1.071%+1.013%
イオン7年2本2025/08 2.025%2026/08 3.087%+1.062%+1.049%
東北電力3年3本2024/11 0.900%2026/05 1.890%+0.990%+0.928%
近鉄グループHD5年2本2025/07 1.568%2026/07 2.521%+0.953%+1.014%
T&DHD5年2本2024/12 0.989%2026/03 1.897%+0.908%+0.827%
アイザワ証券グループ1年11本2025/11 1.300%2026/09 2.000%+0.700%+0.896%
北海道電力20年4本2024/11 2.230%2025/08 2.917%+0.687%+0.664%
中部電力20年4本2025/04 2.347%2025/09 2.962%+0.615%+0.684%
光通信5年2本2025/10 2.271%2026/04 2.823%+0.552%+0.643%
北海道電力3年2本2024/11 0.910%2025/11 1.420%+0.510%+0.467%
光通信4年2本2026/02 2.520%2026/09 3.021%+0.501%+0.700%
あかつき本社1年9本2025/08 1.500%2026/10 2.000%+0.500%+0.988%
四国電力3年2本2025/12 1.440%2026/07 1.930%+0.490%+0.429%
GENDA2年2本2025/11 2.456%2026/04 2.943%+0.487%+0.425%
中国電力20年2本2024/10 2.082%2025/03 2.564%+0.482%+0.516%
光通信7年2本2026/04 3.510%2026/09 3.977%+0.467%+0.479%
SBIHD5年2本2026/01 2.484%2026/07 2.689%+0.205%+0.368%
北海道電力8年2本2025/06 1.785%2025/08 1.862%+0.077%+0.108%
中部電力10年2本2025/07 1.958%2025/09 2.010%+0.052%+0.142%
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27組のうち27組で、後から出た社債の利率が高くなっていました。同じ会社の同じ年限なので、発行体の信用の違いはおおむね取り除かれています。社債の利率の差と国債の差がおおよそ同じなら、上がった分はほぼ国債の金利の動きで説明できます。

すでに持っている社債の利率は、満期まで変わりません。金利が上がって変わるのは、これから出る社債の条件です。

10国債と比べて、どれだけ上乗せされているか

社債の利率から、提出日の同じ年数の国債の金利を引いた「上乗せ」の分かれ方です(152本)。右端は、その帯に入った本数の多い発行体です。

国債との差本数多い発行体
国債より低い0本—
0〜0.25%3本東急・中部電力・東京地下鉄
0.25〜0.5%64本東北電力・北海道電力・北陸電力・中部電力
0.5〜0.75%57本東北電力・アイザワ証券グループ・北海道電力・北陸電力
0.75〜1%14本あかつき本社・光通信・SBIHD・三菱UFJFG
1〜1.5%9本光通信・三井住友トラスト・HD・ちゅうぎんFG・楽天カード
1.5%以上5本GENDA・ソフトバンクグループ・プレミアムウォーターHD・楽天グループ

上乗せの平均は+0.60%、中央値は+0.53%でした。国債より低い利率の個人向け社債はありませんでした。劣後債は、償還期限ではなく当初の固定期間の長さの国債と比べています(固定期間が終わると利率が見直されるため)。

上乗せは、発行体が倒産したときに元本が戻らないかもしれないことへの対価です。上乗せが大きいほど利率は高くなりますが、そのぶん市場がその会社の信用をどう見ているかも表しています。

11業種で、上乗せはどれだけ違うか

発行体の業種(当サイトの分け方)ごとに、平均の年限・利率と、国債との差を並べました。年限が違うと利率も違うので、比べるときは右の「国債との差」を見てください。

業種本数平均の年限平均国債との差(平均)国債との差(最大)
電力69本10.2年2.15%+0.46%+0.65%
証券会社の持株会社(自社グループで販売)20本1.0年1.75%+0.62%+0.95%
銀行・証券・保険の持株会社20本8.9年2.15%+0.70%+1.23%
その他の事業会社18本4.8年2.86%+1.24%+2.26%
ノンバンク(カード・リース)11本4.3年1.81%+0.45%+1.11%
鉄道8本5.4年2.08%+0.33%+0.54%
ネット金融グループ7本4.3年2.20%+0.81%+0.90%
不動産3本5.0年1.92%+0.48%+0.64%
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国債との差の平均がいちばん大きかったのは「その他の事業会社」(+1.24%)、いちばん小さかったのは「鉄道」(+0.33%)でした。証券会社の持株会社が自社グループで売る社債(あかつき本社・アイザワ証券グループ)は1年ものが中心で、利率の平均が低くても、それは年限が短いためです。業種の分け方は当サイトによるもので、同じ業種の中でも会社ごとの差が大きいことに注意してください。

12本数の多い電力会社の社債

個人向け157本のうち69本は電力会社の社債でした。会社ごとの本数・年限・平均の利率と、国債との差です。右端は1口10万円以下の本数です。

電力会社本数年限平均国債との差(平均)1口10万円以下
東北電力21本3年・7年・8年・9年・10年2.21%+0.50%3本
北海道電力15本3年・5年・7年・8年・10年・20年1.97%+0.45%2本
中国電力10本5年・7年・9年・10年・20年2.24%+0.48%0本
北陸電力10本5年・7年・10年・16年・20年2.20%+0.46%2本
中部電力9本9年・10年・13年・16年・20年2.40%+0.38%0本
四国電力2本3年1.69%+0.31%2本
JERA1本5年1.50%+0.48%0本
沖縄電力1本10年1.45%+0.38%0本
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3本以上出した会社で比べると、国債との差がいちばん小さかったのは中部電力(+0.38%)、いちばん大きかったのは東北電力(+0.50%)でした。電力会社の社債の多くは1口100万円で、書類に個人向けの記載がありません。一般担保の扱いや個人が買う場合のことは個人向け社債を持つときに知っておくことの電力債の節にまとめています。

13鉄道会社の社債の利率は何%か

鉄道会社(グループの持株会社を含む)がこの期間に出した社債は、1口1億円のものを含めて61本でした。そのうち1口100万円以下は8本で、平均2.08%です。

発行体回提出1口年限利率国債との差
京浜急行電鉄49回2025/041億円5年1.213%+0.42%
京浜急行電鉄50回2025/041億円10年1.721%+0.55%
日本貨物鉄道7回2025/061億円10年1.854%+0.37%
日本貨物鉄道8回2025/061億円20年2.757%+0.39%
名古屋鉄道74回2025/061億円5年1.291%+0.31%
名古屋鉄道75回2025/061億円10年1.890%+0.46%
横浜高速鉄道12回2025/071億円10年2.028%+0.58%
東日本旅客鉄道202回2025/071億円5年1.215%+0.21%
東日本旅客鉄道203回2025/071億円10年1.821%+0.33%
東日本旅客鉄道204回2025/071億円20年2.804%+0.30%
近鉄グループHD133回2025/0710万円5年1.568%+0.54%
近鉄グループHD134回2025/071億円5年1.568%+0.54%
京王電鉄46回2025/0750万円5年1.380%+0.29%
九州旅客鉄道22回2025/071億円5年1.334%+0.18%
九州旅客鉄道23回2025/071億円10年1.933%+0.33%
東武鉄道136回2025/091億円5年1.433%+0.31%
南海電気鉄道53回2025/101億円7年1.804%+0.45%
南海電気鉄道54回2025/101億円5年1.531%+0.33%
西日本旅客鉄道87回2025/111億円10年2.088%+0.26%
九州旅客鉄道24回2025/111億円5年1.539%+0.21%
九州旅客鉄道25回2025/111億円10年2.117%+0.30%
小田急電鉄92回2025/121億円—1.641%—
小田急電鉄93回2025/121億円—1.949%—
東日本旅客鉄道205回2026/011億円5年1.764%+0.18%
東日本旅客鉄道8回2026/011億円10年2.380%+0.28%
西日本旅客鉄道88回2026/021億円10年2.441%+0.31%
京王電鉄47回2026/031億円3年1.537%+0.17%
名古屋鉄道76回2026/0310万円5年1.947%+0.31%
名古屋鉄道77回2026/031億円5年1.947%+0.31%
東急22回2026/0410万円1年1.360%+0.25%
東日本旅客鉄道206回2026/041億円3年1.733%+0.21%
東日本旅客鉄道207回2026/041億円5年2.063%+0.25%
東日本旅客鉄道208回2026/041億円10年2.730%+0.34%
東京臨海高速鉄道5回2026/041億円—2.768%—
東京地下鉄65回2026/05100万円5年2.248%+0.22%
東京地下鉄66回2026/05100万円7年2.590%+0.27%
東京地下鉄67回2026/05100万円10年3.058%+0.31%
西日本鉄道57回2026/051億円—2.377%—
九州旅客鉄道26回2026/051億円10年2.994%+0.34%
日本貨物鉄道9回2026/061億円10年3.005%+0.32%
日本貨物鉄道10回2026/061億円20年3.850%+0.30%
近鉄グループHD135回2026/0710万円5年2.521%+0.48%
近鉄グループHD136回2026/071億円5年2.521%+0.48%
横浜高速鉄道13回2026/071億円10年3.382%+0.62%
東日本旅客鉄道209回2026/071億円3年1.836%+0.26%
東日本旅客鉄道210回2026/071億円5年2.301%+0.31%
東日本旅客鉄道211回2026/071億円10年3.178%+0.42%
名古屋鉄道78回2026/081億円5年2.509%+0.33%
西日本旅客鉄道89回2026/081億円5年2.442%+0.26%
西日本旅客鉄道90回2026/081億円7年2.751%+0.30%
西日本旅客鉄道91回2026/081億円10年3.220%+0.32%
東武鉄道138回2026/091億円5年2.590%+0.34%
東武鉄道139回2026/091億円7年2.964%+0.47%
東急23回2026/091億円3年2.242%+0.29%
東急24回2026/091億円7年2.857%+0.38%
東急25回2026/091億円10年3.263%+0.34%
東日本旅客鉄道212回2026/101億円3年2.395%+0.28%
東日本旅客鉄道213回2026/101億円5年2.761%+0.34%
東日本旅客鉄道214回2026/101億円10年3.456%+0.37%
小田急電鉄94回2026/101億円—2.732%—
小田急電鉄95回2026/101億円—3.428%—
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鉄道会社の社債の国債との差は平均+0.34%で、劣後債を除くほかの全社債の平均(+0.50%)より小さい水準でした。東京地下鉄(東京メトロ)の社債は、法律(東京地下鉄株式会社法)で一般担保が付いていて、書類にもそう書かれています。近鉄グループホールディングスの社債は、子会社の近畿日本鉄道の保証付きです。愛称や特典の付いた鉄道会社の社債は、下の節で扱います。

14変動金利の個人向け社債はあるか

利率が途中で見直される「変動利付」の社債は、この期間に25本ありました。すべて1口1億円で、1口100万円以下で個人が申し込める単位のものは0本でした。

発行体本数年限1口
三菱UFJFG5本10年1億円
三井住友トラストグループ4本10年1億円
群馬銀行3本10年1億円
横浜FG3本10年1億円
商工組合中央金庫2本—1億円
ちゅうぎんFG2本10年1億円
サントリーHD1本5年1億円
豊田通商1本5年1億円
伊藤忠商事1本5年1億円
住友商事1本5年1億円
三井住友トラスト・HD1本10年1億円
ソフトバンク1本3年1億円
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書類の利率の欄で、基準の金利としてTIBOR(タイボー)を挙げていたのが20本、TONAや東京タームリスク・フリー・レートを挙げていたのが5本でした(重なりあり)。基準の金利に、発行のときに決めた上乗せを足す形です。

個人が変動金利で国にお金を貸す方法には、財務省の個人向け国債 変動10年があります。半年ごとに利率が見直され、この期間に利率が決まった回は30回でした。仕組みと全回の利率は個人向け国債、変動10年と固定5年どっち?で比べています。

なお、劣後債には「当初の数年は固定、その後は国債金利などに上乗せした率に見直す」形のものがあります。変動利付と似ていますが、見直しは1回(または数回)だけで、仕組みは別です。

15愛称や特典の付いた個人向け社債は何本あるか

書類に愛称が書かれていた個人向けの社債は22本、愛称の種類は13種類でした。同じ愛称で毎月のように出ている社債があるためです。

愛称発行体本数利率年限国債との差(平均)
A・bond(あかつき債)あかつき本社9本1.5〜2%1年+0.72%
Try&Discover債T&DHD2本0.989〜1.897%5年+0.30%
Gulliver=IDOM債IDOM1本2.45%3年+1.43%
JERA債JERA1本1.504%5年+0.48%
SBI START債SBIHD1本2.15%3年+0.79%
TOYOTA Wallet つむぐボンドトヨタファイナンス1本1.72%1年+0.29%
カープレミア債プレミアグループ1本2.536%3年+1.00%
プレミアムWボンドプレミアムウォーターHD1本3.66%4年+1.89%
京王れーるボンド京王電鉄1本1.38%5年+0.29%
大東建託債大東建託1本2.09%3年+0.49%
東京建物 Brillia サステナビリティボンド東京建物1本1.76%7年+0.64%
楽天カードマン債楽天カード1本1.68%1年+1.11%
福岡ソフトバンクホークスボンドソフトバンクグループ1本4.75%7年+2.26%
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愛称の付いた社債の国債との差は平均+0.81%、愛称の無い個人向け社債は+0.57%でした。愛称の付いた社債は発行体が13社に限られ、会社ごとの信用の差がそのまま平均に入っているので、この差を「愛称の効果」と読むことはできません。

書類の「募集又は売出しに関する特別記載事項」に、持っている人への特典について書かれていたのは4本でした。

発行体愛称・回提出利率年限書類の記載
トヨタファイナンスTOYOTA Wallet つむぐボンド2026/081.720%1年「特典の付与について」の記載
近鉄グループHD135回2026/072.521%5年デジタル特典付個人向け社債
東急22回2026/041.360%1年デジタル特典付個人向け社債
SBIHDSBI START債2026/032.150%3年「特典の付与について」の記載
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特典は、書類の上では「本社債の一部を構成するものではありません」とされているものがあり、社債の利率とは別のものです。特典の中身・条件・受け取り方は社債ごとに違うので、目論見書と発行体の案内で確かめてください。特典の価値を利率に足して「実質○%」と考えるのは、条件を満たさない場合もあるので注意が必要です。

16社債はいくらから買えるか

個人向け157本の「各社債の金額」(1口)です。この金額の単位で申し込みます。

1口本数発行体平均の利率平均の年限多い発行体
1万円4本2社2.28%3.0年マネックスファイナンス(3本)・SBIHD(1本)
10万円30本18社1.84%3.9年クレディセゾン(4本)・SBIHD(4本)・東北電力(3本)
50万円2本2社1.95%4.5年光通信(1本)・京王電鉄(1本)
100万円121本29社2.23%8.1年東北電力(18本)・北海道電力(13本)・アイザワ証券グループ(11本)
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いちばん多いのは1口100万円で121本でした。1口10万円は30本、1口1万円は4本です。1口1万円の社債を出したのはSBIHD・マネックスファイナンスだけでした。

1口の金額は、発行体がだれに売りたいかで決まります。少ない金額から買える社債を探すときは、申込期間が短いことにも注意してください。申込期間の長さは個人向け社債はどこで、いつ買えるかで全件を数えています。

17同じ年限の、機関投資家向けの社債と比べると

1口1億円などの機関投資家向けの社債(劣後債を除く)と、個人向けの社債の利率の平均を、同じ年限どうしで比べました。

年限個人向けの本数個人向けの平均機関投資家向けの本数機関投資家向けの平均差
1年23本1.73%15本1.34%+0.39%
3年13本1.68%135本1.87%−0.19%
5年30本1.81%286本1.94%−0.13%
7年13本2.52%68本2.11%+0.41%
10年45本2.38%114本2.66%−0.28%
20年11本2.52%8本3.17%−0.65%
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機関投資家向けには、格付の高い大企業の社債も、小さな会社の高い利率の社債も含まれます。発行体の顔ぶれが違うので、差は「個人向けだから高い・低い」という意味ではありません。同じ年限でも、どの会社の社債かで利率は大きく変わります。

18個人向け国債と比べると

5年と3年の社債について、払込日の時点で最後に発行された個人向け国債(固定5年・固定3年)の利率と比べました。個人向け国債の利率は財務省の公表値です。

比べた組社債の本数社債の平均個人向け国債の平均差社債の方が高い本数
固定5年と5年の社債30本1.81%1.24%+0.57%30本
固定3年と3年の社債13本1.68%1.06%+0.62%13本
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個人向け国債は、国が元本と利子を払う約束で、1万円から買え、発行から1年たてば中途換金もできます。社債は発行体が倒産すれば元本が戻らないことがあり、途中で売るときは値段が動きます。上の差は、その違いを引き受けることの対価です。個人向け国債の仕組みと利率の決まり方は個人向け国債の金利(利率)はどう決まるかにまとめています。

19利率の高い社債・低い社債

個人向け社債のうち、利率の高い10本と低い10本です。

発行体回提出1口年限利率国債との差
ソフトバンクグループ70回2026/09100万円7年4.750%+2.26%
楽天グループ26回2026/10100万円5.5年4.370%+1.95%
光通信59回2026/09100万円7年3.977%+1.43%
プレミアムウォーターHD13回2026/0610万円4年3.660%+1.89%
東北電力587回2026/10100万円10年3.606%+0.52%
北陸電力379回2026/10100万円10年3.606%+0.52%
光通信57回2026/04100万円7年3.510%+1.44%
東北電力586回2026/09100万円10年3.458%+0.55%
北海道電力409回2026/09100万円10年3.458%+0.55%
みずほFG34回2026/07100万円10年3.429%+0.65%
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発行体回提出1口年限利率国債との差
アサヒグループHD24回2024/10100万円5年0.854%+0.27%
北海道電力395回2024/10100万円5年0.894%+0.31%
東北電力570回2024/1110万円3年0.900%+0.29%
北海道電力398回2024/1110万円3年0.910%+0.30%
T&DHD1回2024/12100万円5年0.989%+0.26%
東北電力568回2024/10100万円7年1.061%+0.48%
中国電力463回2024/10100万円7年1.061%+0.48%
北陸電力371回2024/1210万円5年1.080%+0.36%
東北電力575回2025/0510万円3年1.170%+0.36%
クレディセゾン109回2025/0110万円5年1.211%+0.35%
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利率の高い社債は、年限が長いか、国債との差(上乗せ)が大きいかのどちらかです。上乗せが大きい社債は、市場がその発行体の信用をより低く見ていることの表れでもあります。利率の低い社債は、1年ものなど年限が短く、発行された時期の金利が低かったものが中心です。

20利率の分かれ方と、何本も出している会社

個人向け社債の利率を0.5%ごとの帯に分けました。

利率本数割合平均の年限
1%未満5本3%4.2年
1〜1.5%20本13%5.7年
1.5〜2%49本31%5.4年
2〜2.5%35本22%8.0年
2.5〜3%27本17%10.6年
3〜3.5%13本8%9.0年
3.5%以上7本4%7.2年
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2%以上の社債は82本で、全体の53%でした。次は、この期間に3本以上の個人向け社債を出した発行体です。

発行体本数平均年限提出の期間
東北電力21本2.21%3年・7年・8年・9年・10年2024/08〜2026/10
北海道電力15本1.97%3年・5年・7年・8年・10年・20年2024/10〜2026/09
アイザワ証券グループ11本1.68%1年2025/11〜2026/09
中国電力10本2.24%5年・7年・9年・10年・20年2024/09〜2026/07
北陸電力10本2.20%5年・7年・10年・16年・20年2024/10〜2026/10
あかつき本社9本1.83%1年2025/08〜2026/10
中部電力9本2.40%9年・10年・13年・16年・20年2025/03〜2025/12
光通信8本2.80%3年・4年・5年・6年・7年2025/10〜2026/09
三菱UFJFG5本2.40%10年2025/07〜2026/07
SBIHD5本2.14%3年・5年2025/03〜2026/07
クレディセゾン4本1.81%5年2025/01〜2026/07
三菱HCキャピタル3本2.06%5年2025/10〜2026/08
東京地下鉄3本2.63%5年・7年・10年2026/05〜2026/05
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毎月のように出る1年ものの社債や、電力会社の毎年の社債など、同じ発行体が何度も出すものが本数の多くを占めます。平均を見るときは、特定の発行体の条件が繰り返し入っていることも頭に置いてください。

21格付で、上乗せはどれだけ違うか

書類に書かれた格付(R&IとJCRのうち高い方)で分け、国債との差を比べました。格付の記載がない社債や、書類から読み取れなかった社債は最後の行です。

格付本数平均の年限平均国債との差(平均)
AAA4本5.8年2.40%+0.27%
AA帯(AA+〜AA−)80本9.5年2.13%+0.49%
A帯(A+〜A−)44本6.7年2.29%+0.75%
BBB帯4本2.6年2.88%+1.65%
格付の記載なし・読めず24本1.0年1.80%+0.62%
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表のとおり、格付の帯ごとに国債との差(上乗せ)の平均が違います。格付は、格付会社が発行体の返す力を評価したもので、上乗せの大きさと同じものを別の物差しで見ているとも言えます。格付の欄の読み方は個人向け社債の書類をどう読むかにまとめています。

22平均の出し方で、数字はどれだけ変わるか

「社債の平均利回り」は、数え方で数字が変わります。同じ個人向けの社債で、いくつかの出し方を並べました。

出し方数利率
単純平均(この記事)156本2.152%
中央値156本2.000%
発行予定額で重みを付けた平均153本3.043%
発行体ごとに平均してから平均45社2.149%
1口100万円で記載のない電力債を除く97本2.075%

発行予定額で重みを付けると、大きな額を集めた社債の条件が強く出ます。発行体ごとに平均してから平均すると、毎月のように出す会社の影響が小さくなります。電力会社の1口100万円の社債は、個人向けの記載が無く機関投資家にも売られている可能性があるので、除いた数字も出しました。出し方によって、2.00%から3.04%まで変わります。重みを付けた平均が高く出るときは、発行額の大きい社債に利率の高いものが多いということです。

ネットで見かける「社債の平均利回り○%」という数字は、どの社債を、いつからいつまで、どう平均したのかで変わります。数字を比べるときは、その3つを確かめてください。

23月ごとに見ると

個人向け社債を、書類を提出した月ごとに並べました。いちばん本数が多かったのは2026年7月の14本です。

月本数平均範囲発行体
2024.083本1.60%1.392〜1.927%三井住友トラスト・HD・東北電力
2024.091本1.37%1.373〜1.373%中国電力
2024.107本1.36%0.854〜2.082%北海道電力・中国電力・アサヒグループHD・東北電力ほか1社
2024.115本1.39%0.9〜2.23%東北電力・北海道電力・沖縄電力
2024.123本1.33%0.989〜1.93%ちゅうぎんFG・北陸電力・T&DHD
2025.011本1.21%1.211〜1.211%クレディセゾン
2025.023本1.87%1.5〜2.402%北海道電力・東北電力
2025.034本2.14%1.72〜2.564%中国電力・SBIHD・中部電力
2025.045本2.11%1.826〜2.659%北海道電力・東北電力・北陸電力・中部電力
2025.058本1.86%1.17〜2.755%東北電力・中国電力・北陸電力・大和証券G本社ほか1社
2025.066本1.79%1.504〜2.01%北海道電力・東京建物・楽天カード・JERAほか1社
2025.0712本1.96%1.38〜2.732%中部電力・三菱UFJFG・東北電力・クレディセゾンほか4社
2025.087本1.91%1.456〜2.917%北海道電力・イオン・北陸電力・オリックスほか1社
2025.095本2.02%1.5〜2.962%中部電力・あかつき本社・三井住友ファイナンス&リース・ちゅうぎんFG
2025.108本1.98%1.571〜2.656%光通信・三井住友FG・SBIHD・三菱HCキャピタルほか1社
2025.116本1.84%1.3〜2.456%北陸電力・ひろぎんHD・アイザワ証券グループ・北海道電力ほか2社
2025.122本2.07%1.44〜2.697%中部電力・四国電力
2026.016本1.93%1.4〜2.648%アイザワ証券グループ・東北電力・クレディセゾン・SBIHDほか1社
2026.024本2.02%1.7〜2.52%三菱HCキャピタル・光通信・アイザワ証券グループ・東急不動産HD
2026.036本2.06%1.7〜2.681%アイザワ証券グループ・あかつき本社・東北電力・SBIHDほか2社
2026.048本2.51%1.36〜3.51%光通信・東北電力・アイザワ証券グループ・あかつき本社ほか2社
2026.0512本2.58%1.7〜3.308%東北電力・東京地下鉄・中国電力・アイザワ証券グループほか3社
2026.063本2.49%1.8〜3.66%アイザワ証券グループ・あかつき本社・プレミアムウォーターHD
2026.0714本2.66%1.8〜3.429%三菱UFJFG・みずほFG・アイザワ証券グループ・中国電力ほか8社
2026.086本2.38%1.72〜3.087%アイザワ証券グループ・三菱HCキャピタル・三井住友トラストグループ・あかつき本社ほか2社
2026.096本3.44%2〜4.75%光通信・アイザワ証券グループ・ソフトバンクグループ・東北電力ほか1社
2026.105本3.34%2〜4.37%北陸電力・楽天グループ・東北電力・あかつき本社
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1か月の本数が少ない月は、1〜2社の条件がそのまま平均になります。月ごとの平均は上下が大きいので、流れを見るときは上の半年ごとの表を使ってください。

24この記事に出てくる言葉

利率
額面に対して、年に何%の利息を払うか。社債の書類の「利率」の欄に書かれています。
利回り
買った値段・受け取る利息・満期に返るお金を合わせて、1年あたり何%になるか。発行のときに額面で買えば、利率と同じです。
年限
払込日から償還日(満期)までの長さ。
上乗せ(スプレッド)
社債の利率と、同じ時期・同じ年数の国債の金利との差。発行体の信用の対価の目安です。
各社債の金額(1口)
申し込むときの単位。1口100万円なら、100万円・200万円…と申し込みます。
劣後債
発行体が倒産したときに、ほかの借金より後に返される約束の社債。利率は高めです。
変動利付
利率が、基準になる金利に合わせて途中で見直される社債。

25よくある質問

社債の利回りが高いと、危ないのですか。

利回りが高い理由は、年限が長いことか、発行体の信用への上乗せが大きいことのどちらかです。上乗せが大きいのは、市場がその会社の返す力を低めに見ているということでもあります。危ないかどうかは、格付や有価証券報告書の財務で確かめる必要があります。

個人向け社債の利回りの平均は何%ですか。

2024年5月24日〜2026年10月16日に出た1口100万円以下の157本では、利率の平均が2.15%でした。年限で大きく違い、1年ものは1.73%、10年ものは2.38%です。

社債の利回りは固定ですか。

個人向けの157本では、利率の分かる156本のうち156本が固定利率でした。変動利付の社債は25本ありましたが、1口100万円以下のものは0本でした。

社債の利率は、これから上がりますか。

この記事は過去に出た社債の利率を数えたもので、これからを予想するものではありません。過去の期間では、新しく出る社債の利率は国債の金利と同じ向きに動いていました。

社債の年利と利率は同じですか。

社債の書類の「利率」は年あたりの率なので、年利と同じ意味で使われます。半年ごとに払う社債では、1回に受け取る利息は年の利率の半分です。

利率の高い社債を選べばよいですか。

利率が高い社債は、年限が長いか、発行体の信用への上乗せが大きいものです。同じ時期・同じ年限の国債と比べて、どれだけ上乗せされているかを見ると、利率の高さの理由が分かりやすくなります。

個人向け社債の利率は、個人向け国債よりどれくらい高いですか。

5年の社債は、払込の時点で最後に出た個人向け国債 固定5年より平均+0.57%高い利率でした(30本)。個人向け国債は国が元本と利子を払う約束で、社債は発行体が倒産すれば元本が戻らないことがあります。

5年の社債と10年の社債、どちらの利率が高いですか。

この記事の期間の個人向けでは、5年ものの平均が1.81%、10年ものが2.38%でした。ただし10年ものには電力会社の社債が多く、発行された時期も違います。同じ会社・同じ時期で比べると、年限の長い方が高いのがふつうです。

社債の利率は、国債よりどれくらい高いですか。

同じ日・同じ年数の国債の金利と比べると、個人向けの社債は平均+0.60%高い水準でした。上乗せの大きさは発行体の信用によって大きく違い、この期間は+0.17%から+2.26%まで分かれていました。

1口10万円の社債の利率は、100万円の社債より低いですか。

この記事の期間では、1口10万円の社債の平均が1.84%、1口100万円が2.23%でした。1口の金額より、年限と発行体の違いの方が大きく効いています。

社債の利率は、発行する日に決まるのですか。

書類の多くは、申込期間の前に利率を決めて記載しています。この記事の平均は、その書類に書かれた利率です。申込期間の後に利率が変わることはありません。

社債の平均利回りは、どこで調べられますか。

日本証券業協会が公社債の売買参考統計値などを公表しています。この記事は、発行のときの利率を、EDINETの発行書類から当サイトが全件集計したものです。

26この記事の数字は、どこから取ったか

使ったのは、金融庁のEDINETに提出された社債の発行登録追補書類です。提出日が2024年5月24日から2026年10月16日までの書類を1日ずつ集め、1通に複数の回号がある書類は回号ごとに分けて、銘柄の名前で重なりを除いた967本を数えました(2026年9月30日までの901本に、そのあと提出された66本を足したもの)。

遡れるのは約2.3年分です。EDINETは書類を縦覧期間のあいだしか公開しないため、それより前に出た社債はこの方法では数えられません。この期間は、日本の金利が上がり始めた時期にあたります。ここで出した平均が、ほかの時期にもそのまま当てはまるとは限りません。発行額は書類の時点の予定額で、後から訂正されることがあります。

「個人向け」は、書類の「各社債の金額」が100万円以下のもの(157本)です。平均は利率の分かる156本の単純平均で、発行額で重みを付けていません。年限は払込期日から償還期限までの年数を四捨五入しました。国債との差は、社債の書類の提出日の、年数のいちばん近い年限の国債の金利との差です。業種は、発行体の名前から当サイトが分けたものです。

当サイトは金融商品取引業者ではなく、この記事は特定の社債の勧誘ではありません。社債は発行体が倒産すれば元本が戻らないことがあり、預金保険の対象でもありません。データは毎週、EDINETの新しい書類を確かめて入れ替えています。

自分の数字で確かめる:どこに置くと、いくら増える?

はじめての人へ

    税金を引いた後の金額です(単利)。満期が先に来るものは同じ利率で入れ直したとします。元本割れ・遅延・中途換金は含みません。 預金は日本銀行の平均金利(2026年9月)、国債は今月の利率、社債は個人向け社債30本の利率の中央値、クラファンは不動産型の実案件1194件の想定利回りの中央値です。 クラファンの分配金は雑所得なので、所得税×1.021+住民税10%で計算しています。年収からの税率は、独身の会社員で社会保険料を年収の15%とした目安です(扶養やiDeCoなどがあると下がります)。

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