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国債のイールドカーブ|逆イールドは1986年以降516日だけ

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データの時点2026年9月29日まで財務省「国債金利情報」(年限ごとの国債の利回り・日次、1974年9月24日〜)・毎週月曜に自動で更新

516日9,947日のうち・10年<2年

2年と10年の利回りがそろう1986年7月5日から2026年9月29日までの9,947日のうち、10年の利回りが2年を下回った「逆イールド」の日は516日でした。すべて1989年から1991年に集まっていて、それ以降の日本国債では一度も起きていません。

1989年 104.0日104.0日1989年1990年 243.0日243.0日1990年1991年 169.0日169.0日1991年合計 516.0日516.0日合計
10年の利回りが2年を下回った日数(日本国債・年ごと)
この記事に出てくる言葉債券利回り金利米国債個人向け国債

01先に結論

イールドカーブは、国債の利回りを年限(満期までの年数)の順に並べた線です。ふつうは長い年限ほど利回りが高い右上がりの形で、これが逆になった状態を逆イールドと呼びます。この記事では、財務省が公表している日本国債の利回り(1974年9月24日からの13,308営業日)で、カーブの形と逆イールドの日数を全期間について数えました。

02イールドカーブとは

  1. 短く貸す数年で戻るお金。利回りは政策金利の影響を強く受ける
  2. 長く貸すその間の物価や金利の動きが読みにくい分、上乗せが求められやすい
  3. ふつうは右上がり長い年限ほど利回りが高い。これを順イールドと呼ぶ
  4. 逆になると逆イールド短い年限の利回りが長い年限を上回る状態

国債には、2年・5年・10年・30年など、満期までの年数が違うものがあります。同じ日の利回りを年限の順に並べて線で結んだものが、イールドカーブ(利回り曲線)です。

ふつうは、長い年限ほど利回りが高くなります。お金を長く貸すほど、その間の物価や金利の動きが読みにくくなり、その分の上乗せが求められやすいからです。この右上がりの形を「順イールド」と呼びます。

逆に、短い年限の利回りが長い年限を上回る形を「逆イールド」と呼びます。短い年限の利回りは、その時の政策金利に強く引っぱられます。政策金利が高い一方で、この先は金利が下がると多くの人が見込むと、長い年限の利回りが短い年限より低くなることがあります。

カーブの「傾き」は、長い年限と短い年限の利回りの差で表すのがふつうです。この記事では、主に10年から2年を引いた差(10年−2年)を使います。プラスなら右上がり、マイナスなら逆イールドです。

03代表的な日のカーブ

1990年3月23日1995年11月20日2007年12月28日2016年7月27日2026年9月29日
0%2%4%6%8%5101520253035401990年3月23日 6.6%2026年9月29日 4.1%1995年11月20日 3.6%2007年12月28日 2.4%2016年7月27日 0.3%

横軸は年限(年)、縦軸は利回りです。差が最も小さかった日(逆イールドが最も深かった日)、差が最も大きかった日、2007年の最後の営業日、10年の利回りが最も低かった日、そして直近の日を重ねました。

日付1年2年5年10年20年30年10年−2年(%)
1990年3月23日7.361%7.355%6.997%6.636%6.589%—−0.719
1995年11月20日0.135%0.367%1.769%3.042%3.588%—2.675
2007年12月28日0.603%0.705%1.009%1.502%2.093%2.360%0.797
2016年7月27日-0.371%-0.372%-0.384%-0.297%0.161%0.268%0.075
2026年9月29日1.692%1.976%2.425%3.082%3.887%4.126%1.106
横にスクロールすると残りの列が見えます

1990年3月23日は、1年・2年の利回りが10年を上回る右下がりの形でした。1995年11月20日は、短い年限が0%台まで下がる一方で10年が3%前後あり、傾きが最も急でした。2016年7月27日は、10年の利回りが-0.297%まで下がり、短い年限から10年までがマイナスに沈んだ日です。直近の2026年9月29日は、全体が上に移り、長い年限ほど高い右上がりの形です。

0410年−2年の差は、どう動いてきたか

0%1%2%1990199520002005201020152020202510年−2年 1.1%

1986年7月5日からの、10年−2年の差の月平均です。0より下が逆イールドの時期です。1989年から1991年にかけて0を下回ったあと、差は大きく広がり、その後はプラスの範囲で動いてきました。

年ごとにまとめると次のとおりです。「日数」は2年と10年の両方の利回りがある営業日の数です。

年日数2年(平均)10年(平均)10年−2年の平均(%)その年で最も小さい差(%)その年で最も大きい差(%)逆イールドの日
1986年1354.755%5.410%0.6540.1881.0550
1987年2743.910%5.002%1.0920.3351.8980
1988年2733.933%4.971%1.0380.4071.5000
1989年2495.014%5.155%0.140−0.5030.982104
1990年2467.209%6.872%−0.336−0.7190.036243
1991年2466.439%6.377%−0.062−0.5300.487169
1992年2474.156%5.348%1.1920.5291.6550
1993年2462.888%4.346%1.4581.0721.8760
1994年2472.695%4.358%1.6631.4561.9060
1995年2491.387%3.460%2.0731.6522.6750
1996年2471.006%3.118%2.1121.8872.3910
1997年2450.703%2.373%1.6701.2672.0900
1998年2470.520%1.529%1.0090.4101.3440
1999年2450.354%1.743%1.3901.1051.7690
2000年2480.500%1.746%1.2461.0141.4490
2001年2460.133%1.329%1.1950.9531.3450
2002年2460.052%1.270%1.2180.8561.5050
2003年2450.087%0.993%0.9060.3981.3900
2004年2460.126%1.505%1.3791.1491.6840
2005年2450.143%1.385%1.2411.1041.3780
2006年2480.663%1.742%1.0790.8241.3080
2007年2450.850%1.681%0.8310.7060.9960
2008年2450.677%1.493%0.8160.6410.9870
2009年2430.309%1.354%1.0450.8471.2130
2010年2450.152%1.182%1.0300.7351.2490
2011年2450.167%1.124%0.9580.8361.1380
2012年2480.105%0.858%0.7530.5860.9460
2013年2450.098%0.715%0.6160.3840.7950
2014年2440.063%0.553%0.4900.3400.6340
2015年2440.002%0.364%0.3620.2320.5290
2016年245-0.217%-0.050%0.1670.0560.2920
2017年247-0.173%0.054%0.2270.1500.3640
2018年245-0.134%0.076%0.2100.1520.2740
2019年241-0.201%-0.095%0.1060.0190.1800
2020年243-0.151%0.011%0.1610.0930.2890
2021年245-0.124%0.068%0.1930.1370.2820
2022年244-0.052%0.241%0.2930.1840.5260
2023年246-0.002%0.571%0.5720.3540.8040
2024年2450.331%0.912%0.5810.4650.7500
2025年2430.827%1.543%0.7160.4970.9440
2026年1791.436%2.557%1.1210.8651.4320
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差が最も大きかった年と最も小さかった年を見ると、カーブの傾きは金利の水準と一緒に動いています。金利の高かった1980年代末から1990年代初めは短い年限の利回りが高く、傾きが平らか逆向きでした。金利が下がった1990年代半ば以降は、短い年限の利回りが先に0%近くまで下がり、10年との差が開きました。

05いまの傾きは、過去のどのあたりか

1986年7月5日以降の9,947日の10年−2年を小さい順に並べると、直近の+1.106%は、小さい方から数えて64%の位置にあります。年代ごとの中央値と並べました。

年代日数10年−2年の中央値(%)最も小さい差(%)最も大きい差(%)
1980年代9310.856−0.5031.898
1990年代2,4651.432−0.7192.675
2000年代2,4571.1460.3981.684
2010年代2,4490.4370.0191.249
2020年代1,6450.4970.0931.432
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1990年代は傾きが急な日が多く、2010年代はマイナス金利の時期を含むため平らな日が多くなりました。2020年代の中央値は2010年代より少し大きく、直近の差はそれをさらに上回っています。

06逆イールドが続いた期間

10年が2年を下回った日が、営業日で続いた期間ごとにまとめました(長い順・上位12)。全部で5回に分かれています。

始まり終わり続いた営業日最も小さい差その日
1989年9月6日1990年10月25日282日−0.719%1990年3月23日
1990年11月1日1991年9月5日208日−0.549%1990年12月11日
1989年7月10日1989年7月31日16日−0.139%1989年7月13日
1989年5月29日1989年6月8日9日−0.043%1989年5月31日
1990年10月29日1990年10月29日1日−0.024%1990年10月29日
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最も長かったのは1989年9月6日から1990年10月25日までの282営業日です。逆イールドの日は、1日だけで終わる短い逆転と、何か月も続いた逆転に分かれます。短い逆転は、差が0%の近くで上下しているときに起きています。

1991年を最後に、日本国債の2年と10年は一度も逆転していません。それから35年以上、カーブは右上がりの側にありました。

07逆イールドが終わったあと、利回りはどう動いたか

最後の逆イールドの日(1991年9月5日)から、1年後・2年後・3年後に、2年と10年の利回りがどうなっていたかを並べました(その日以前で最も近い営業日の値)。

時点日付2年10年10年−2年(%)
最後の逆イールドの日1991年9月5日6.323%6.276%−0.047
1年後1992年9月4日3.743%5.064%1.321
2年後1993年9月3日2.825%4.301%1.476
3年後1994年9月5日3.024%4.727%1.703
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逆イールドが終わってから3年のあいだに、2年の利回りは6.323%から3.024%へ、10年は6.276%から4.727%へ動きました。短い年限の利回りが大きく下がり、10年との差が開いていく形です。日本国債で逆イールドが終わったときは、短い年限の利回りが下がることで右上がりに戻りました。

ただし、日本国債の逆イールドはこの1回の山しかないので、「逆イールドのあとはこうなる」と言える数ではありません。米国債では逆イールドが何度も起きていて、その後の動きは回ごとに違います。

08逆イールドの前後を月ごとに見る

逆イールドが起きた1989年から1991年をはさんで、1988年から1992年までの月ごとの平均です。「逆イールドの日」は、その月の営業日のうち10年が2年を下回った日の数です。

月2年(平均)10年(平均)10年−2年(%)逆イールドの日/営業日
1988年1月3.789%4.338%0.5490/21
2月3.720%4.583%0.8620/22
3月3.561%4.835%1.2740/24
4月3.458%4.740%1.2820/23
5月3.663%5.021%1.3580/21
6月3.938%5.227%1.2890/24
7月4.278%5.556%1.2770/24
8月4.330%5.540%1.2100/25
9月4.406%5.304%0.8980/22
10月4.093%4.960%0.8670/23
11月3.974%4.781%0.8070/22
12月3.923%4.612%0.6890/22
1989年1月3.968%4.824%0.8560/20
2月4.156%5.010%0.8540/19
3月4.647%5.163%0.5160/22
4月4.754%5.127%0.3730/20
5月4.925%5.030%0.1053/20
6月5.093%5.188%0.0956/22
7月5.095%5.060%−0.03616/21
8月4.968%5.036%0.0690/23
9月5.193%5.065%−0.12817/20
10月5.446%5.313%−0.13421/21
11月5.908%5.479%−0.43020/20
12月5.937%5.542%−0.39521/21
1990年1月6.434%6.202%−0.23319/19
2月6.752%6.293%−0.45919/19
3月7.281%6.680%−0.60121/21
4月7.243%6.759%−0.48420/20
5月6.808%6.414%−0.39421/21
6月6.694%6.489%−0.20621/21
7月7.131%6.782%−0.34822/22
8月7.641%7.423%−0.21823/23
9月8.214%7.883%−0.33119/19
10月7.773%7.581%−0.19219/22
11月7.335%7.177%−0.15820/20
12月7.107%6.670%−0.43719/19
1991年1月7.001%6.525%−0.47519/19
2月6.768%6.393%−0.37519/19
3月6.799%6.566%−0.23320/20
4月6.881%6.619%−0.26221/21
5月6.885%6.590%−0.29521/21
6月6.898%6.727%−0.17120/20
7月6.833%6.666%−0.16823/23
8月6.545%6.440%−0.10522/22
9月6.068%6.184%0.1164/19
10月5.676%6.014%0.3380/22
11月5.569%6.004%0.4350/20
12月5.328%5.758%0.4300/20
1992年1月4.721%5.524%0.8020/19
2月4.710%5.600%0.8890/19
3月4.649%5.523%0.8750/21
4月4.566%5.678%1.1120/21
5月4.590%5.689%1.0990/19
6月4.579%5.642%1.0630/22
7月4.153%5.429%1.2760/23
8月3.647%5.163%1.5160/21
9月3.708%5.050%1.3420/20
10月3.546%5.027%1.4810/22
11月3.499%4.891%1.3920/19
12月3.581%4.973%1.3920/21
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1988年は2年が3%台、10年が4%台で、差は1%前後ありました。1989年に入ると2年の利回りが急に上がって10年に追いつき、追い越しました。1990年には2年が7%を超え、10年を上回る月が続きます。1991年の後半に2年の利回りが下がり始めると、差はプラスに戻り、1992年には1%を超えました。逆イールドは、短い年限の利回りが急に上がり、その後に下がった、その山の部分で起きています。

09年末ごとのカーブ

1986年7月5日以降の各年の最後の営業日と、直近の日の利回りです。年限ごとの値がない年は「—」です。

日付1年2年3年5年7年10年20年30年
1986年末4.410%4.435%4.464%4.631%4.852%5.364%5.744%—
1987年末3.822%3.804%3.964%4.282%4.514%4.824%5.560%—
1988年末3.744%3.897%3.958%3.991%4.128%4.611%4.991%—
1989年末6.237%6.008%5.941%5.856%5.665%5.616%5.553%—
1990年末7.142%7.054%6.982%6.830%6.875%6.619%7.014%—
1991年末5.031%5.103%5.216%5.604%5.619%5.575%6.031%—
1992年末3.403%3.612%3.747%4.237%4.526%4.970%5.528%—
1993年末1.443%1.640%1.838%2.298%2.991%3.413%4.034%—
1994年末2.375%2.922%3.432%4.077%4.472%4.555%4.972%—
1995年末0.297%0.739%1.092%2.038%2.795%3.165%3.725%—
1996年末0.306%0.669%1.004%1.783%2.342%2.778%3.451%—
1997年末0.562%0.652%0.853%1.298%1.606%1.934%2.572%—
1998年末0.574%0.802%1.084%1.523%1.887%2.117%2.699%—
1999年末0.184%0.360%0.477%0.940%1.361%1.680%2.356%2.481%
2000年末0.470%0.515%0.622%0.998%1.264%1.650%2.217%2.622%
2001年末0.047%0.076%0.228%0.510%0.903%1.369%2.030%2.484%
2002年末0.017%0.050%0.137%0.297%0.531%0.906%1.536%1.738%
2003年末0.020%0.110%0.246%0.600%0.977%1.363%1.862%2.088%
2004年末0.007%0.103%0.261%0.604%0.957%1.437%2.055%2.421%
2005年末0.090%0.281%0.477%0.854%1.171%1.473%1.989%2.306%
2006年末0.610%0.780%0.928%1.242%1.451%1.678%2.067%2.299%
2007年末0.603%0.705%0.761%1.009%1.169%1.502%2.093%2.360%
2008年末0.331%0.370%0.476%0.685%0.802%1.177%1.740%1.825%
2009年末0.132%0.136%0.227%0.469%0.792%1.289%2.096%2.255%
2010年末0.143%0.167%0.227%0.399%0.695%1.127%1.881%1.994%
2011年末0.119%0.131%0.195%0.343%0.560%0.987%1.740%1.921%
2012年末0.098%0.098%0.099%0.187%0.435%0.794%1.754%1.967%
2013年末0.080%0.098%0.128%0.238%0.471%0.736%1.584%1.726%
2014年末-0.020%-0.028%-0.018%0.026%0.097%0.325%1.065%1.269%
2015年末-0.043%-0.033%-0.013%0.032%0.064%0.267%0.997%1.282%
2016年末-0.295%-0.187%-0.154%-0.114%-0.063%0.043%0.573%0.701%
2017年末-0.139%-0.140%-0.115%-0.104%-0.060%0.047%0.568%0.805%
2018年末-0.148%-0.139%-0.155%-0.152%-0.145%0.013%0.507%0.724%
2019年末-0.129%-0.134%-0.139%-0.130%-0.115%-0.015%0.279%0.410%
2020年末-0.119%-0.125%-0.135%-0.102%-0.093%0.035%0.402%0.647%
2021年末-0.089%-0.095%-0.095%-0.075%-0.055%0.089%0.480%0.693%
2022年末0.013%0.030%0.063%0.253%0.428%0.454%1.290%1.578%
2023年末-0.026%0.048%0.056%0.233%0.360%0.647%1.404%1.662%
2024年末0.427%0.599%0.604%0.743%0.833%1.111%1.890%2.252%
2025年末0.906%1.167%1.282%1.567%1.762%2.066%2.952%3.354%
2026年9月29日1.692%1.976%2.116%2.425%2.662%3.082%3.887%4.126%
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1980年代の終わりには、どの年限も5%前後でした。2000年代に入ると、1年・2年は0%台、10年は1%台、20年・30年は2%前後という形が長く続きます。2016年からは、1年から10年までがマイナスかその近くに並び、20年・30年だけが少しプラスでした。直近は、すべての年限で上がりながら、右上がりの形を保っています。

1010年の利回りがない時期:1974〜1986年

財務省のデータで10年の利回りが始まるのは1986年7月5日です。それより前は、最も長い年限が9年なので、9年と2年で比べました(2年の値がない日は除きます)。

年日数9年<2年の日2年(平均)9年(平均)
1974年77779.461%8.223%
1975年2842849.562%8.312%
1976年2862858.628%8.486%
1977年28657.202%7.563%
1978年10705.675%6.521%
1979年10308.125%8.379%
1980年2852859.524%8.745%
1981年2851568.396%8.329%
1982年28507.655%8.052%
1983年28606.859%7.773%
1984年28706.418%7.267%
1985年285686.358%6.612%
1986年144375.212%5.339%
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3000日のうち1197日(40%)で、9年の利回りが2年を下回っていました。1970年代半ばと1980年前後は、短い年限の利回りが長い年限より高い時期が長く続いています。金利の水準が高く、上がり下がりも大きかった時代です。

年限が9年なので、10年−2年の数字とそのままは比べられません。それでも、逆イールドが「めったに起きないこと」になったのは、1990年代以降の日本国債の特徴だと分かります。

11傾きが最も急だった日・最も平らだった日

逆イールドが終わった1992年以降で、10年−2年の差が大きかった日と小さかった日です(同じ年からは1日だけ選んでいます)。上が急だった日、下が平らだった日です。

日付2年10年10年−2年(%)
1995年11月20日0.367%3.042%2.675
1996年1月11日0.790%3.181%2.391
1997年1月6日0.734%2.824%2.090
1994年7月13日2.528%4.434%1.906
1993年12月1日1.729%3.605%1.876
1999年2月5日0.661%2.430%1.769
2004年6月24日0.197%1.881%1.684
1992年8月19日3.430%5.085%1.655
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日付2年10年10年−2年(%)
2019年8月5日-0.216%-0.197%0.019
2016年6月29日-0.298%-0.242%0.056
2020年1月30日-0.149%-0.056%0.093
2021年8月3日-0.125%0.012%0.137
2017年9月8日-0.162%-0.012%0.150
2018年12月28日-0.139%0.013%0.152
2022年1月5日-0.086%0.098%0.184
2015年1月19日-0.026%0.206%0.232
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傾きが急だった日は1992年から2004年、平らだった日は2015年から2022年の中にあります。急だった日は、2年が0%台まで下がる一方で、10年はまだ高い水準にありました。平らだった日は、2年も10年も0%の近くに押しつけられ、差がほとんどなくなっていました。

121日でカーブの傾きが大きく動いた日

前の営業日から、10年−2年の差が大きく動いた日の上位10日です。2年と10年が、それぞれどれだけ動いたかも並べました。

日付2年の変化(%)10年の変化(%)10年−2年の変化(%)
1988年1月4日0.021−0.452−0.473
1987年10月30日−0.2470.0890.336
1988年2月1日−0.0140.3030.317
1987年5月15日0.1030.3380.235
1995年8月16日0.3650.138−0.227
1987年9月30日0.015−0.210−0.225
1987年8月1日−0.0230.1820.205
1988年3月1日0.0050.2090.204
1989年5月1日0.010−0.194−0.204
1987年10月7日0.004−0.198−0.202
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傾きが大きく動く日は、2年と10年のどちらか一方が大きく動いた日です。2年と10年が同じだけ動いた日は、利回りの水準は変わっても、傾きは変わりません。この記事のデータからは、その日に何があったかまでは分かりません。

13年ごとのカーブの動き方

カーブの動きは、「全体が上がったか下がったか」と「傾きが急になったか平らになったか」の組み合わせで表せます。各年の最後の営業日を前の年と比べ、2年と10年の動きから型に分けました。

年2年の1年の変化(%)10年の1年の変化(%)傾きの変化(%)型
1987年−0.631−0.5400.091下がりながら急に
1988年0.093−0.213−0.306平らに(2年と10年が逆向き)
1989年2.1111.005−1.106上がりながら平らに
1990年1.0461.003−0.043上がりながら平らに
1991年−1.951−1.0440.907下がりながら急に
1992年−1.491−0.6050.886下がりながら急に
1993年−1.972−1.5570.415下がりながら急に
1994年1.2821.142−0.140上がりながら平らに
1995年−2.183−1.3900.793下がりながら急に
1996年−0.070−0.387−0.317下がりながら平らに
1997年−0.017−0.844−0.827下がりながら平らに
1998年0.1500.1830.033上がりながら急に
1999年−0.442−0.4370.005下がりながら急に
2000年0.155−0.030−0.185平らに(2年と10年が逆向き)
2001年−0.439−0.2810.158下がりながら急に
2002年−0.026−0.463−0.437下がりながら平らに
2003年0.0600.4570.397上がりながら急に
2004年−0.0070.0740.081急に(2年と10年が逆向き)
2005年0.1780.036−0.142上がりながら平らに
2006年0.4990.205−0.294上がりながら平らに
2007年−0.075−0.176−0.101下がりながら平らに
2008年−0.335−0.3250.010下がりながら急に
2009年−0.2340.1120.346急に(2年と10年が逆向き)
2010年0.031−0.162−0.193平らに(2年と10年が逆向き)
2011年−0.036−0.140−0.104下がりながら平らに
2012年−0.033−0.193−0.160下がりながら平らに
2013年0.000−0.058−0.058平らに(2年と10年が逆向き)
2014年−0.126−0.411−0.285下がりながら平らに
2015年−0.005−0.058−0.053下がりながら平らに
2016年−0.154−0.224−0.070下がりながら平らに
2017年0.0470.004−0.043上がりながら平らに
2018年0.001−0.034−0.035平らに(2年と10年が逆向き)
2019年0.005−0.028−0.033平らに(2年と10年が逆向き)
2020年0.0090.0500.041上がりながら急に
2021年0.0300.0540.024上がりながら急に
2022年0.1250.3650.240上がりながら急に
2023年0.0180.1930.175上がりながら急に
2024年0.5510.464−0.087上がりながら平らに
2025年0.5680.9550.387上がりながら急に
2026年0.8091.0160.207上がりながら急に
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型ごとの年の数は次のとおりです。

型年の数
下がりながら平らに9
下がりながら急に8
上がりながら急に8
上がりながら平らに7
平らに(2年と10年が逆向き)6
急に(2年と10年が逆向き)2

同じ「金利が上がった年」でも、短い年限が主に上がる年と、長い年限が主に上がる年があります。持っている国債の年限によって、値動きの大きさが変わるのはこのためです。

14超長期のカーブ:20年・30年・40年

30年の利回りが始まった1999年以降の年末と直近の、10年より長い年限の利回りです。右端は30年と10年の差です。

日付10年15年20年25年30年40年30年−10年(%)
1999年末1.680%2.102%2.356%—2.481%—0.801
2000年末1.650%1.993%2.217%—2.622%—0.972
2001年末1.369%1.780%2.030%—2.484%—1.115
2002年末0.906%1.239%1.536%—1.738%—0.832
2003年末1.363%1.606%1.862%—2.088%—0.725
2004年末1.437%1.742%2.055%2.272%2.421%—0.984
2005年末1.473%1.731%1.989%2.187%2.306%—0.833
2006年末1.678%1.919%2.067%2.227%2.299%—0.621
2007年末1.502%1.849%2.093%2.287%2.360%2.432%0.858
2008年末1.177%1.584%1.740%1.813%1.825%1.967%0.648
2009年末1.289%1.795%2.096%2.224%2.255%2.300%0.966
2010年末1.127%1.589%1.881%1.965%1.994%2.030%0.867
2011年末0.987%1.476%1.740%1.832%1.921%2.109%0.934
2012年末0.794%1.361%1.754%1.882%1.967%2.138%1.173
2013年末0.736%1.135%1.584%1.680%1.726%1.781%0.990
2014年末0.325%0.674%1.065%1.189%1.269%1.386%0.944
2015年末0.267%0.603%0.997%1.155%1.282%1.406%1.015
2016年末0.043%0.272%0.573%0.646%0.701%0.788%0.658
2017年末0.047%0.297%0.568%0.700%0.805%0.970%0.758
2018年末0.013%0.269%0.507%0.625%0.724%0.845%0.711
2019年末-0.015%0.141%0.279%0.346%0.410%0.436%0.425
2020年末0.035%0.237%0.402%0.518%0.647%0.666%0.612
2021年末0.089%0.303%0.480%0.587%0.693%0.759%0.604
2022年末0.454%1.019%1.290%1.463%1.578%1.742%1.124
2023年末0.647%1.083%1.404%1.574%1.662%1.793%1.015
2024年末1.111%1.553%1.890%2.081%2.252%2.556%1.141
2025年末2.066%2.606%2.952%3.308%3.354%3.475%1.288
2026年9月29日3.082%3.603%3.887%4.144%4.126%4.127%1.044
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30年−10年の差は、直近で+1.044%です。10年より長い部分のカーブは、10年までの部分と別に動くことがあります。2年と10年の差が小さかった時期にも、30年と10年の差は残っていました。

15ほかの年限の組み合わせ

2年と10年のほかにも、カーブの傾きを見る組み合わせがあります。年限ごとの差が、マイナス(長い方が低い)になった日を数えました。

組み合わせデータの始まり日数マイナスの日最も小さい差(%・その月)最も大きい差(%・その月)直近の差(%)
10年−1年1986年7月〜9,947531−0.852(1990年12月)2.913(1995年12月)1.390
5年−2年1974年9月〜12,9472,030−2.396(1980年4月)1.520(1995年10月)0.449
10年−5年1986年7月〜9,947542−0.398(1989年11月)1.392(1987年9月)0.657
20年−10年1986年12月〜9,834330−0.369(1990年9月)1.134(1988年1月)0.805
30年−20年1999年9月〜6,63100.011(2016年6月)0.515(2025年10月)0.239
40年−30年2007年11月〜4,61968−0.111(2026年7月)0.361(2025年1月)0.001
30年−2年1999年9月〜6,63100.345(2016年6月)2.626(2002年2月)2.150
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2年と10年が逆転しなくなった後も、長い年限どうしでは逆転が起きています。30年と40年を比べると、40年の方が低かった日が68日ありました。直近の40年−30年は+0.001%で、30年を超えると年限が延びても利回りがほとんど上がらない形です。

どの組み合わせで傾きを見るかで、「カーブが平らになった」「急になった」の判断は変わります。2年と10年は右上がりでも、30年と40年はほぼ同じ利回り、という日もあります。

16カーブの形を4つに分けると

1年・2年・3年・5年・7年・10年の6つの利回りがそろう日について、カーブの形を4つに分けました。

年代右上がりおおむね右上がり途中が高い逆イールド合計(日)
1980年代35040869104931
1990年代189531554122465
2000年代24516002457
2010年代1558891002449
2020年代1183461101645
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全期間では、きれいな右上がりの日が7,437日、おおむね右上がりが1,769日、途中が高い日が225日、逆イールドが516日でした。「おおむね右上がり」が多いのは、短い年限どうしで小さな逆転がよく起きるためです。たとえば2016年から2020年の営業日のうち467日は、2年の利回りが1年より低くなっていました。

17マイナス金利の時期のカーブ

日本国債の利回りは、2016年ごろから長くマイナスになりました。10年の利回りがマイナスだった日は453日(2016年2月9日〜2020年5月22日)、1年がマイナスだった日は2,069日です。1年から10年までのすべてがマイナスだった日は453日ありました。

10年の利回りが最も低かったのは2016年7月27日の-0.297%です。この日も、20年・30年はプラスでした。カーブ全体が0%のまわりに押しつけられ、傾きは小さくなりましたが、逆イールドにはなっていません。短い年限から10年までがほぼ同じ水準に並ぶ、平らな形でした。

この時期は、個人向け国債の利率も多くの回で下限の0.05%でした。どの回が下限だったかは個人向け国債100万円はいくらになるで数えています。

18金利の水準と、カーブの傾き

10年の利回りの水準ごとに、10年−2年の差を集計しました。

10年の利回り日数10年−2年の平均(%)最も小さい差(%)最も大きい差(%)逆イールドの日
0%未満4530.1210.0190.2530
0〜0.5%1,6610.2640.1050.5240
0.5〜1%1,2670.6460.4100.9590
1〜2%3,4871.0900.4651.6840
2〜3%5601.6350.8652.6360
3〜5%1,2001.510−0.2372.6757
5%以上1,3190.444−0.7191.898509
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逆イールドの日は、10年の利回りが4%以上の日にだけありました。金利が0%近くまで下がった時期は、短い年限の利回りがそれ以上下がりにくいので、差は小さくなっても逆転までは進みにくい、という形が数字に表れています。金利の水準が上がった直近は、差も広がっています。

19直近2年の月末のカーブ

2024年9月から2026年9月までの月末の利回りです(古い月が上)。

月末2年5年10年20年30年10年−2年(%)
2024年9月0.394%0.508%0.894%1.709%2.092%0.500
10月0.434%0.571%0.947%1.786%2.189%0.513
11月0.599%0.728%1.064%1.855%2.252%0.465
12月0.599%0.743%1.111%1.890%2.252%0.512
2025年1月0.729%0.909%1.250%1.953%2.290%0.521
2月0.806%1.007%1.378%2.032%2.350%0.572
3月0.854%1.113%1.497%2.202%2.480%0.643
4月0.676%0.888%1.330%2.228%2.645%0.654
5月0.750%1.029%1.518%2.419%2.846%0.768
6月0.746%0.999%1.462%2.371%2.803%0.716
7月0.826%1.097%1.559%2.542%3.026%0.733
8月0.871%1.162%1.613%2.596%3.096%0.742
9月0.958%1.244%1.662%2.607%3.067%0.704
10月0.928%1.235%1.670%2.605%3.068%0.742
11月0.992%1.326%1.812%2.819%3.300%0.820
12月1.167%1.567%2.066%2.952%3.354%0.899
2026年1月1.251%1.666%2.247%3.186%3.577%0.996
2月1.250%1.594%2.132%2.979%3.342%0.882
3月1.375%1.804%2.366%3.284%3.640%0.991
4月1.402%1.903%2.520%3.402%3.721%1.118
5月1.393%1.919%2.657%3.549%3.859%1.264
6月1.382%1.937%2.690%3.625%3.873%1.308
7月1.507%2.044%2.801%3.690%3.982%1.294
8月1.743%2.233%2.943%3.815%4.092%1.200
9月1.976%2.425%3.082%3.887%4.126%1.106
横にスクロールすると残りの列が見えます

直近の2026年9月29日は、2年1.976%・5年2.425%・10年3.082%・30年4.126%です。どの年限も上がりながら、長い年限ほど高い右上がりの形を保っています。

20米国債の逆イールドと比べると

米国財務省の公表する米国債の利回り(1990年1月2日〜)で、10年が2年を下回った日を年ごとに数え、同じ年の日本国債と並べました(どちらかで逆転のあった年だけ)。

年米国債:10年<2年の日日本国債:10年<2年の日
1990年16243
1991年0169
1998年270
2000年2270
2005年30
2006年1630
2007年720
2019年30
2022年1250
2023年2500
2024年1660

同じ期間で比べると、米国債では1,052日、日本国債では412日でした。米国債は1990年以降も何度も逆イールドになっていますが、日本国債は1990年代初めを最後に起きていません。米国債の逆イールドの期間と、そのあいだの動きは米国債の逆イールドとはで詳しく数えています。

21イールドカーブと、身近な国債

個人向け国債の利率も、イールドカーブの上にあります。固定5年は5年の、変動10年は10年の国債の利回りをもとにした基準金利から決まります。直近の5年の利回りは2.425%、10年は3.082%で、今月の固定5年は2.39%、変動10年は2.05%です。利率の決まり方は個人向け国債の利率はどう決まるかにあります。

市場で売り買いされる国債を途中で売るときは、カーブの形が値段に効きます。10年債を1年持つと残りは9年になり、9年の利回りで値段が決まります。右上がりのカーブでは9年の利回りは10年より低いので、その分だけ値段は下がりにくくなります。実際に何か月で100円を割ったかは新窓販国債の元本割れで計算しています。

22自分で確かめる手順

  1. 財務省の「国債金利情報」を開く。年限ごとの利回りが、1年から40年まで日ごとに並んでいます。過去のデータもCSVで取れます。
  2. 見たい日の行を選ぶ。同じ日の1年・2年・5年・10年・20年・30年の値を読みます。
  3. 年限の順に並べて線を引く。右上がりなら順イールド、右下がりなら逆イールドです。
  4. 10年から2年を引く。プラスの大きさが傾きの急さ、マイナスなら逆イールドです。
  5. 過去の同じ時期と比べる。この記事の年ごとの表と並べると、いまの傾きが過去のどのあたりかが分かります。

23この記事の数字で分からないこと

24この記事に出てくる言葉

年限
国債が発行されてから満期までの年数。この記事の「2年」「10年」は、残りの年数がその長さの国債の利回りです。
利回り
国債をいまの値段で買って満期まで持った場合の、1年あたりの収益の割合。
イールドカーブ
同じ日の利回りを、年限の順に並べた線。利回り曲線とも呼びます。
順イールド
長い年限ほど利回りが高い、右上がりの形。
逆イールド
短い年限の利回りが長い年限を上回る形。この記事では10年が2年を下回った日を数えています。
長短金利差
長い年限と短い年限の利回りの差。カーブの傾きを表します。
超長期
20年・30年・40年など、10年より長い年限の国債。

25よくある質問

日本国債で、逆イールドはいつ起きましたか。

2年と10年で比べると、1989年から1991年の516日だけです。最も差が小さかったのは1990年3月23日の−0.719%でした。それ以降は起きていません。

いまのイールドカーブはどんな形ですか。

2026年9月29日は右上がりの形で、10年−2年の差は+1.106%です。年限ごとの値はこの記事の「直近2年の月末のカーブ」の表にあります。

逆イールドになると、景気が悪くなるのですか。

この記事は日本国債の利回りの形を数えたもので、景気との関係は確かめていません。米国債で逆転のあとに景気の山が判定された回と、判定されていない回は、米国債の逆イールドとはで数えています。

イールドカーブはどこで見られますか。

財務省の「国債金利情報」で、年限ごとの利回りを日ごとに見られます。過去の値もまとめて取れます。

イールドカーブの傾きは、いま急ですか、平らですか。

直近の10年−2年は+1.106%で、1986年7月5日以降の全期間の中央値(+0.859%)と比べると急な側です。

日本国債で一番利回りが高い年限はどれですか。

2026年9月29日の値では、25年の4.144%が最も高くなっています。年限が長いほど高いとは限らず、30年と40年はほぼ同じ水準です。

カーブが右上がりなら、長い国債を買うと得ですか。

長い年限ほど利回りは高くなりますが、途中で売るときの値動きも大きくなります。満期まで持つか、途中で使う可能性があるかで判断が変わります。

26この記事の数字は、どこから取ったか

使ったのは次の資料です。

逆イールドの日数は、2年と10年の両方の値がある営業日について、10年の値が2年の値より小さい日を数えたものです。利回りが同じだった日は逆イールドに数えていません。財務省の利回りは、市場で取引されている国債の利回りをもとに年限ごとに計算した値で、特定の銘柄の利回りではありません。日本銀行の数値は使っていません。

データは毎週月曜に取り直し、表の数字を計算し直しています。この記事は特定の商品の勧誘ではありません。

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はじめての人へ

個人向け国債は、買ってから1年たてば、国がいつでも買い戻してくれます。そのとき元本が減ることはありません。

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    • クラウドファンディング運用期間の途中は、原則として解約できません(運用期間が終わるまで待つ)。
    • J-REIT・上場インフラ取引所が開いていれば売れますが、値段はその日次第です。
    • 個人向け社債証券会社が買い取る値段は金利と会社の状態で上下し、元本を下回ることがあります。

    中途換金では、直前2回分の各利子(税引前)×0.79685が差し引かれます(財務省)。発行から1年は原則として換金できません。変動10年は今の利率が続くとしています。

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