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個人向け国債100万円はいくらになる|満期342回の実際の受取額

読む目安:「先に結論」だけなら1分/全部で約35分(21千字)

データの時点2026年10月19日取得財務省が公表した個人向け国債の全回の利率(満期を迎えた342回)・毎週月曜に自動で更新

1.6万円変動10年・10年間の税引後の利子(中央値)

満期を迎えた変動10年76回を100万円ずつ持っていたとすると、10年間に受け取った税引後の利子は中央値15,897円でした。最も少ない第34回は7,267円、最も多い第5回は44,997円です。

固定3年 0.12万円0.12万円固定3年固定5年 0.20万円0.20万円固定5年変動10年 1.59万円1.59万円変動10年
満期まで持った場合の税引後の利子(100万円あたり・満期を迎えた回の中央値)

回を選んで、自分の金額で計算する →

01先に結論

個人向け国債は、財務省が毎月募集している国債です。この記事では、すでに満期を迎えたすべての回(変動10年76回・固定5年117回・固定3年149回、合わせて342回)について、100万円を買って満期まで持っていた人が、実際にいくら受け取ったかを計算しました。「今月の利率で今後いくら」という見込みではなく、終わった回の結果です。

いま募集中の回の利率(固定5年2.39%・固定3年2.07%・変動10年2.05%)は、3種類とも、これまでに募集されたどの回よりも高い水準です。過去の回の受取額は、低い金利の時代の結果が大半だということを、先に頭に入れておいてください。

02回を選んで、自分の金額で計算する

満期を迎えた342回から1つを選び、買った額を切り替えると、満期までに受け取った額を計算します。名前の欄に「変動10年 第3回」「固定5年 第10回」のように入れてください(候補が出ます)。利子は額面に比例するので、200万円なら100万円の2倍です。

変動10年 第67回 2015年11月発行・2025年11月満期・利率の平均0.200%(20回の利払い)

利子の合計(税引前)20,000円
引かれた税4,063円
利子の合計(税引後)15,937円
1年あたりの税引後の利子1,594円
満期に受け取った合計(元本+税引後の利子)1,015,937円

利子は「額面×年利率÷2」を半年ごとに足し、支払いの日の税率(2012年までは20%、2013年からは20.315%)を引いています。実際の利子は1万円あたりで計算して1円未満を切り捨てるので、数円ずれることがあります。過去の結果で、将来の受取額の予想ではありません。

03受取額は、どう計算したか

  1. 1万円単位で買う100万円を払うと、額面100万円分の国債を持つ
  2. 半年ごとに利子額面×年利率÷2。変動10年は半年ごとに利率が変わる
  3. 税が引かれる2013年からは20.315%(それまでは20%)が源泉徴収
  4. 満期に額面100万円がそのまま戻る。受取額は元本+税引後の利子

個人向け国債の受取額は、元本と利子の2つです。元本は満期に額面どおり戻るので、違いが出るのは利子だけです。利子は半年に1回、次の式で決まります。

1回の利子(税引前)=額面×年利率÷2

固定3年・固定5年は、買った回の利率が満期まで変わりません。100万円・利率1%なら、1回の利子は5,000円で、固定5年なら10回、固定3年なら6回受け取ります。変動10年は、半年ごとに利率が見直されるので、20回の利払いの利率がそれぞれ違います。

変動10年の各回の利率は、財務省の「変動10年 利率の推移」にある基準金利から計算し直しました。ある月に見直しを迎えた回の基準金利は、同じ月に新しく発行された回の基準金利と同じものとして使っています。第34回までは「基準金利−0.80%」、第35回からは「基準金利×0.66」、どちらも下限は0.05%です。計算し直した初回の利率は、197回中197回で財務省の公表と一致しました。

税は、利子を受け取った日で変わります。2012年12月31日までに受け取った利子は20%(所得税15%・住民税5%)、2013年1月1日からは復興特別所得税が加わって20.315%です。2003年から2012年に受け取った利子が多い初期の変動10年は、その分だけ税が少なくなっています。

例として、変動10年の中で受取額がちょうど真ん中だった第67回(2015年11月発行)の20回の利払いを並べます。

利払い受け取った月その期間の利率利子(税引前)税率利子(税引後)
1回目2016年5月0.22%1,100円20.315%877円
2回目2016年11月0.05%250円20.315%199円
3回目2017年5月0.05%250円20.315%199円
4回目2017年11月0.05%250円20.315%199円
5回目2018年5月0.05%250円20.315%199円
6回目2018年11月0.05%250円20.315%199円
7回目2019年5月0.09%450円20.315%359円
8回目2019年11月0.05%250円20.315%199円
9回目2020年5月0.05%250円20.315%199円
10回目2020年11月0.05%250円20.315%199円
11回目2021年5月0.05%250円20.315%199円
12回目2021年11月0.08%400円20.315%319円
13回目2022年5月0.05%250円20.315%199円
14回目2022年11月0.13%650円20.315%518円
15回目2023年5月0.17%850円20.315%677円
16回目2023年11月0.30%1,500円20.315%1,195円
17回目2024年5月0.51%2,550円20.315%2,032円
18回目2024年11月0.50%2,500円20.315%1,992円
19回目2025年5月0.57%2,850円20.315%2,271円
20回目2025年11月0.93%4,650円20.315%3,705円
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20回の合計は税引前20,000円、税引後15,937円です。利率の平均は0.200%で、下限の0.05%だった期間が10回ありました。

04変動10年:満期を迎えた76回の受取額

財務省の「変動10年 利率の推移」で追えるのは第3回からです。発行から10年たって満期を迎えたのは、第3回から第78回までの76回です。100万円あたりの10年間の税引後の利子を、金額の帯で分けました。

10年間の税引後の利子回の数あてはまる回
10,000円未満5回第30・31・32・33・34回
10,000〜20,000円46回第22・23・24・25・26・27回ほか
20,000〜30,000円12回第16・17・18・19・20・21回ほか
30,000〜40,000円8回第8・9・10・11・12・13回ほか
40,000円以上5回第3・4・5・6・7回

76回の平均は19,604円、中央値は15,897円です。1年あたりにならすと、中央値で1,590円になります。

受取額が多かった10回と、少なかった10回です。「最高の利率」は、20回の利払いのうち最も高かった期間の利率です。

回発行満期初回の利率最高の利率20回の平均税引前税引後
第5回2004年1月2014年1月0.62%1.10%0.562%56,250円44,997円
第3回2003年7月2013年7月0.05%1.10%0.562%56,200円44,958円
第4回2003年10月2013年10月0.77%0.92%0.548%54,850円43,878円
第7回2004年7月2014年7月0.74%1.10%0.534%53,400円42,717円
第6回2004年4月2014年4月0.55%0.92%0.512%51,250円40,998円
第9回2005年1月2015年1月0.67%1.10%0.499%49,950円39,956円
第8回2004年10月2014年10月0.74%0.92%0.487%48,750円38,997円
第11回2005年7月2015年7月0.45%1.10%0.469%46,850円37,475円
第10回2005年4月2015年4月0.73%0.92%0.453%45,300円36,236円
第13回2006年1月2016年1月0.68%1.10%0.449%44,850円35,874円
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回発行満期初回の利率最高の利率20回の平均税引前税引後
第34回2011年4月2021年4月0.51%0.51%0.091%9,100円7,267円
第33回2011年1月2021年1月0.39%0.39%0.096%9,600円7,666円
第32回2010年10月2020年10月0.25%0.51%0.101%10,100円8,067円
第31回2010年7月2020年7月0.48%0.48%0.117%11,750円9,387円
第30回2010年4月2020年4月0.53%0.53%0.125%12,500円9,988円
第29回2010年1月2020年1月0.45%0.48%0.138%13,750円10,988円
第47回2014年3月2024年3月0.40%0.40%0.140%13,950円11,116円
第45回2014年1月2024年1月0.43%0.43%0.143%14,350円11,435円
第52回2014年8月2024年8月0.37%0.40%0.144%14,400円11,475円
第53回2014年9月2024年9月0.34%0.49%0.144%14,400円11,475円
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多かった10回は、2003年から2006年に発行された初期の回です。これらの回は、利払いの大半が2012年より前で、0.5%以上の利率の期間が20回のうち平均11.1回ありました。第5回の初回の利率は0.62%、20回の中で最も高かったのは1.10%、20回の平均は0.562%です。受取額を決めたのは初回の利率ではなく、持っていた10年間の金利の水準でした。

少なかった10回は、2010年から2014年に発行され、持っている期間の後半がマイナス金利の時期(2016〜2024年)に重なった回です。第34回は旧式(基準金利−0.80%)の最後の回で、20回のうち17回が下限の0.05%でした。

05変動10年:旧式の回と新式の回

変動10年の利率の式は、第35回(2011年7月)から変わりました。満期を迎えた76回のうち、旧式は32回、新式は44回です。

回の数10年間の税引後の利子(平均)最も少ない回最も多い回下限の0.05%だった期間(平均)
旧式(基準金利−0.80%)32回25,601円7,267円44,997円8.6回/20回
新式(基準金利×0.66)44回15,242円11,116円24,344円10.4回/20回
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旧式の回のほうが受取額が大きく見えるのは、式のせいではなく、持っていた時期の金利が高かったためです。旧式は基準金利から0.80%を引くので、同じ基準金利なら新式より低い利率になることが多い式でした。旧式の回は2003年から2011年に発行され、金利が1%を超えていた時期に利払いの多くを受け取りました。新式の回で満期を迎えたのは2011年から2016年に発行された回で、持っている期間の大半が低い金利の時期でした。

計算式そのものの違いは個人向け国債の利率はどう決まるかで、全回を検算しています。

発行した年ごとにまとめると、次のとおりです。

発行した年回の数式10年間の税引後(平均)最も少ない回最も多い回下限の期間(平均)
2003年2回旧式44,418円43,878円44,958円2.0回
2004年4回旧式41,927円38,997円44,997円2.5回
2005年4回旧式36,796円33,515円39,956円4.5回
2006年4回旧式32,264円28,314円35,874円6.5回
2007年4回旧式25,382円21,552円29,153円8.5回
2008年4回旧式19,101円16,271円22,151円10.5回
2009年4回旧式13,789円11,909円15,829円12.5回
2010年4回旧式9,608円8,067円10,988円14.5回
2011年4回旧式と新式13,675円7,267円20,981円12.8回
2012年4回新式15,912円14,025円18,100円10.8回
2013年4回新式12,770円12,192円13,786円11.0回
2014年12回新式11,847円11,116円12,869円10.3回
2015年12回新式14,300円12,550円16,535円10.3回
2016年10回新式20,240円17,092円24,344円10.2回
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第5回の20回の利払いも並べておきます。2006年から2008年にかけて、見直しのたびに利率が上がっていく様子が分かります。

利払い受け取った月その期間の利率利子(税引前)税率利子(税引後)
1回目2004年7月0.62%3,100円20%2,480円
2回目2005年1月0.74%3,700円20%2,960円
3回目2005年7月0.67%3,350円20%2,680円
4回目2006年1月0.45%2,250円20%1,800円
5回目2006年7月0.68%3,400円20%2,720円
6回目2007年1月1.10%5,500円20%4,400円
7回目2007年7月0.84%4,200円20%3,360円
8回目2008年1月1.01%5,050円20%4,040円
9回目2008年7月0.68%3,400円20%2,720円
10回目2009年1月1.00%5,000円20%4,000円
11回目2009年7月0.58%2,900円20%2,320円
12回目2010年1月0.73%3,650円20%2,920円
13回目2010年7月0.45%2,250円20%1,800円
14回目2011年1月0.48%2,400円20%1,920円
15回目2011年7月0.39%1,950円20%1,560円
16回目2012年1月0.37%1,850円20%1,480円
17回目2012年7月0.29%1,450円20%1,160円
18回目2013年1月0.06%300円20.315%239円
19回目2013年7月0.05%250円20.315%199円
20回目2014年1月0.06%300円20.315%239円
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06固定5年:満期を迎えた117回の受取額

固定5年は、満期までの10回の利払いが同じ額です。財務省の発行条件で追える第10回(2008年4月発行)から、満期を迎えた第126回までの117回を計算しました。

5年間の税引後の利子回の数あてはまる回
5,000円未満88回第30・40・41・42・43・44回ほか
5,000〜10,000円12回第20・27・28・29・32・33回ほか
10,000〜20,000円9回第17・18・19・21・23・24回ほか
20,000〜30,000円3回第14・16・22回
30,000円以上5回第10・11・12・13・15回

最も多かったのは第11回(2008年7月発行・利率1.22%)の48,762円、最も少なかったのは下限0.05%の回で、5年間で1,992円でした。下限の回は80回あり、満期を迎えた固定5年の68%にあたります。

発行した年回の数利率5年間の税引後(平均)最も少ない回最も多い回下限の回
2008年3回0.81%〜1.22%40,239円32,387円48,762円0回
2009年4回0.60%〜0.82%29,260円23,962円32,748円0回
2010年4回0.23%〜0.48%15,667円9,178円19,162円0回
2011年4回0.32%〜0.52%16,152円12,760円20,743円0回
2012年4回0.17%〜0.33%9,565円6,773円13,153円0回
2013年4回0.06%〜0.30%7,271円2,391円11,953円0回
2014年12回0.08%〜0.17%5,213円3,187円6,773円0回
2015年12回0.05%〜0.09%2,225円1,992円3,586円10回
2016年12回0.05%〜0.05%1,992円1,992円1,992円12回
2017年12回0.05%〜0.05%1,992円1,992円1,992円12回
2018年12回0.05%〜0.05%1,992円1,992円1,992円12回
2019年12回0.05%〜0.05%1,992円1,992円1,992円12回
2020年12回0.05%〜0.05%1,992円1,992円1,992円12回
2021年10回0.05%〜0.05%1,992円1,992円1,992円10回
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2008年に発行された回は、利率が0.81%〜1.22%でした。その後は年を追うごとに利率が下がり、発行した回がすべて下限の0.05%だった年は2016年から2022年です。下限の回の受取額は、5年間で1,992円です。

07固定3年:満期を迎えた149回の受取額

財務省の発行条件で追える第10回から、満期を迎えた第160回までの149回です。3年で6回の利払いを受け取ります。

3年間の税引後の利子回の数あてはまる回
2,000円未満126回第25・26・27・28・29・30回ほか
2,000〜5,000円19回第13・15・16・17・18・19回ほか
5,000円以上4回第10・11・12・14回

最も多かったのは第10回(2011年4月発行・利率0.32%)の7,665円でした。下限0.05%の回は109回で、3年間の税引後の利子は1,195円です。

発行した年回の数利率3年間の税引後(平均)最も少ない回最も多い回下限の回
2011年9回0.17%〜0.32%5,135円4,069円7,665円0回
2012年12回0.07%〜0.18%2,611円1,673円4,306円0回
2013年12回0.05%〜0.14%2,231円1,195円3,347円3回
2014年12回0.05%〜0.09%1,653円1,195円2,151円2回
2015年12回0.05%〜0.05%1,195円1,195円1,195円12回
2016年12回0.05%〜0.05%1,195円1,195円1,195円12回
2017年12回0.05%〜0.05%1,195円1,195円1,195円12回
2018年12回0.05%〜0.05%1,195円1,195円1,195円12回
2019年12回0.05%〜0.05%1,195円1,195円1,195円12回
2020年12回0.05%〜0.05%1,195円1,195円1,195円12回
2021年12回0.05%〜0.05%1,195円1,195円1,195円12回
2022年10回0.05%〜0.05%1,195円1,195円1,195円10回
2023年10回0.05%〜0.05%1,195円1,195円1,195円10回
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固定3年は期間が短いので、同じ利率でも受取額は固定5年の5分の3です。満期を迎えた回の多くは低い金利の時期に発行されたので、受取額が1万円を超えた回は多くありません。2023年以降に発行された利率の高い回は、満期を迎えたものから順にこの記事の数字に入っていきます。

081年あたりにならすと、3種類はどう違ったか

満期までの年数が違うので、税引後の利子を1年あたりに直し、100万円に対する割合(税引後の利回り)で比べました。

1年あたりの税引後の利回り固定3年固定5年変動10年
年0.05%未満112回81回0回
年0.05〜0.1%22回7回5回
年0.1〜0.2%13回12回46回
年0.2〜0.3%2回5回12回
年0.3〜0.5%0回6回13回
年0.5%以上0回6回0回
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固定3年と固定5年は、満期を迎えた回の多くが年0.05%未満(下限0.05%から税を引くと年0.04%)にあります。変動10年は、10年の間に高い金利の時期と低い金利の時期の両方を通るので、年0.1%から0.5%の間に広く散らばりました。

ただし、これは「どの種類が得だったか」の比べ方ではありません。3種類は満期を迎えた回の発行時期が違い、固定3年は2011年以降、変動10年は2003年以降の回が入っています。同じ月に買った場合の比べ方は変動10年と固定5年どっち?で、同じ月の利率をそろえて行っています。

09発行した時期と、受取額の流れ

固定3年固定5年変動10年
0万円1万円2万円3万円4万円5万円20042005200620072008200920102011201220132014201520162017201820192020202120222023変動10年 2.4万円固定5年 0.2万円固定3年 0.1万円

満期を迎えた回の受取額を、発行した時期の順に並べました。横軸は発行(変動10年は利子計算の始まり)の時期、縦軸は100万円あたりの税引後の利子の合計です。

3本の線は、どれも左が高く、右に行くほど低くなっています。固定5年は2008年の回の4.9万円から、2015年以降の回の0.20万円まで下がりました。変動10年の線は固定の2本よりなだらかです。10年のあいだに半年ごとに利率が変わるので、高い時期と低い時期がならされるためです。

この線の右端は、いま満期を迎えている回です。満期を迎える回は毎月増えていくので、利率の高い最近の回が満期を迎えると、線の右端は上がっていきます。

10満期を迎えた年ごとに見ると

同じ年に満期を迎えた回をまとめました。満期のお金を受け取った年ごとに、何回が満期を迎え、100万円あたりいくら受け取っていたかの平均です。

満期の年固定3年固定5年変動10年その年に満期を迎えた回
2013年—3回・平均40,239円2回・平均44,418円5回
2014年9回・平均5,135円4回・平均29,260円4回・平均41,927円17回
2015年12回・平均2,611円4回・平均15,667円4回・平均36,796円20回
2016年12回・平均2,231円4回・平均16,152円4回・平均32,264円20回
2017年12回・平均1,653円4回・平均9,565円4回・平均25,382円20回
2018年12回・平均1,195円4回・平均7,271円4回・平均19,101円20回
2019年12回・平均1,195円12回・平均5,213円4回・平均13,789円28回
2020年12回・平均1,195円12回・平均2,225円4回・平均9,608円28回
2021年12回・平均1,195円12回・平均1,992円4回・平均13,675円28回
2022年12回・平均1,195円12回・平均1,992円4回・平均15,912円28回
2023年12回・平均1,195円12回・平均1,992円4回・平均12,770円28回
2024年12回・平均1,195円12回・平均1,992円12回・平均11,847円36回
2025年10回・平均1,195円12回・平均1,992円12回・平均14,300円34回
2026年10回・平均1,195円10回・平均1,992円10回・平均20,240円30回
横にスクロールすると残りの列が見えます

満期を迎えた回が最も多かったのは2024年の36回でした。この記事で数えた範囲では、変動10年の満期は2013年から、固定5年は2013年から、固定3年は2014年から始まっています。変動10年は2014年2月から毎月発行されるようになったので、2024年からは毎月どれかの変動10年が満期を迎えています。

3種類を合わせた1回あたりの受取額の平均が最も小さかったのは、2020年に満期を迎えた回(平均2,838円)でした。持っていた期間がちょうど低い金利の時期にあたった回です。

11変動10年:初回の利率で、10年の受取額は分かったか

変動10年を買うとき、目に入るのは初回の利率です。その初回の利率が、10年間の平均とどれだけ違ったかを、満期を迎えた回で比べました。

20回の平均の利率−初回の利率回の数あてはまる回
0.3%以上低い29回第14・15・16・17・18・19・20・21回ほか
0.1〜0.3%低い25回第4・7・8・9・10・12・13・32回ほか
差が0.1%未満13回第5・6・11・58・59・60・61・65回ほか
0.1〜0.3%高い8回第71・72・73・74・75・76・77・78回
0.3%以上高い1回第3回

76回のうち、20回の平均が初回の利率より高かったのは12回、低かったのは64回でした。初回の利率のまま10年間変わらなかったとした受取額と、実際の受取額の差は、最も大きく上回った第3回で+40,960円、最も大きく下回った第23回で−60,181円です(100万円・税引後)。

初回の利率は、10年間の受取額の目安にはなりませんでした。変動10年の受取額を決めるのは、持っている間の金利の動きです。見直しの遅れの大きさは金利が上がると個人向け国債はどうなるかで測っています。

12利率ごとの早見表:100万円が満期にいくらになるか

利率と期間が分かれば、満期までの受取額は計算できます。いま募集中の回や、これから募集される回の利率を当てはめるための早見表です(税率は20.315%、変動10年はその利率が10年続いた場合)。

年利率3年(固定3年)5年(固定5年)10年(変動10年)1回の利子(税引後)
0.05%1,195円1,992円3,984円199円
0.10%2,391円3,984円7,969円398円
0.30%7,172円11,953円23,906円1,195円
0.50%11,953円19,921円39,842円1,992円
0.75%17,929円29,882円59,764円2,988円
1.00%23,906円39,842円79,685円3,984円
1.25%29,882円49,803円99,606円4,980円
1.50%35,858円59,764円119,528円5,976円
1.75%41,835円69,724円139,449円6,972円
2.00%47,811円79,685円159,370円7,969円
2.05%49,006円81,677円163,354円8,168円
2.07%49,484円82,474円164,948円8,247円
2.39%57,134円95,224円190,447円9,522円
2.50%59,764円99,606円199,213円9,961円
3.00%71,716円119,528円239,055円11,953円
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利率が2倍になれば、受取額もちょうど2倍です。単利なので、期間が2倍になったときも受取額は2倍になります。この表は満期まで持った場合の額で、途中で換金した場合は差し引きの分だけ少なくなります。

13342回の中で、1年あたりの受取額が多かった回

満期までの年数をそろえるため、税引後の利子を1年あたりに直し、3種類を合わせた342回で順位を付けました。上位10回と、そのうち固定・変動の内訳です。

順位回発行満期利率(変動10年は20回の平均)1年あたりの税引後の利子満期までの合計
1位固定5年 第11回2008年7月2013年7月1.220%9,752円48,762円
2位固定5年 第12回2008年10月2013年10月0.990%7,914円39,569円
3位固定5年 第15回2009年7月2014年7月0.820%6,550円32,748円
4位固定5年 第10回2008年4月2013年4月0.810%6,477円32,387円
5位固定5年 第13回2009年1月2014年1月0.800%6,392円31,962円
6位固定5年 第14回2009年4月2014年4月0.710%5,673円28,366円
7位固定5年 第16回2009年10月2014年10月0.600%4,792円23,962円
8位変動10年 第5回2004年1月2014年1月0.562%4,500円44,997円
9位変動10年 第3回2003年7月2013年7月0.562%4,496円44,958円
10位変動10年 第4回2003年10月2013年10月0.548%4,388円43,878円
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上位10回のうち、固定5年が7回、変動10年が3回、固定3年が0回でした。1年あたりで最も多かったのは固定5年 第11回の9,752円です。上位10回の発行は2003年から2009年でした。

反対に、1年あたりの受取額が最も少なかったのは、下限0.05%の固定3年・固定5年(1年あたり398円)で、189回がこの額でした。

14受取額を左右したもの

ここまでの表から、満期を迎えた回の受取額を左右したものを3つにまとめます。

  1. 買った時期の金利の水準。固定3年・固定5年は、買った月の利率で満期までの受取額が決まります。受取額の差は、ほぼそのまま買った月の基準金利の差です。
  2. 持っていた期間の金利の動き(変動10年)。変動10年は、初回の利率より、10年間の金利の水準で受取額が決まりました。初回が下限の0.05%でも、その後の見直しで利率が上がった回は受取額が増えています。
  3. 期間の長さ。同じ利率なら、期間が長いほど受取額は大きくなります。単利なので、利率×年数に比例します。

逆に、受取額に関係しなかったものもあります。どの取扱機関で買ったかは利率に関係しません(利率は財務省が決め、どこで買っても同じです)。また、満期に元本が戻る点はどの回も同じでした。

過去の回の結果は、低い金利の時期が長かったことを映しています。いま募集中の回の利率は、満期を迎えた回のどれよりも高いので、これから満期を迎える回の受取額は、この記事の表の値より大きくなっていきます。

15300万円・500万円・1,000万円なら

利子は額面に比例するので、金額を変えた受取額は掛け算で出ます。3種類それぞれの、最も少なかった回・中央値の回・最も多かった回で計算しました(いずれも税引後の利子の合計)。

種類回100万円300万円500万円1,000万円
固定3年最も少なかった回(第33回)1,195円3,586円5,976円11,953円
固定3年中央値の回(第124回)1,195円3,586円5,976円11,953円
固定3年最も多かった回(第10回)7,665円22,995円38,324円76,649円
固定5年最も少なかった回(第45回)1,992円5,976円9,961円19,921円
固定5年中央値の回(第105回)1,992円5,976円9,961円19,921円
固定5年最も多かった回(第11回)48,762円146,285円243,808円487,616円
変動10年最も少なかった回(第34回)7,267円21,800円36,333円72,666円
変動10年中央値の回(第67回)15,937円47,811円79,685円159,370円
変動10年最も多かった回(第5回)44,997円134,992円224,987円449,973円
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1,000万円を変動10年の第5回で持っていた人は、10年で449,973円の利子を受け取りました。同じ1,000万円でも、下限0.05%の固定5年なら5年で19,921円です。金額を大きくすると、金利の水準による差がそのまま大きくなります。

個人向け国債は1万円単位で買えます。金額が大きいときは、1つの回にまとめるか、いくつかの月に分けて買うかで、満期の時期と利率がばらけます。分けて買うやり方は何月に買うと有利かで扱っています。

16税金は、いくら引かれたか

個人向け国債の利子には、受け取るたびに税がかかり、取扱機関が源泉徴収します。確定申告をしなくても、受け取った時点で税は払い終わっています。満期を迎えた回で、100万円あたりに引かれた税をまとめました。

種類回の数利子の合計(税引前・平均)引かれた税(平均)20%の利払いがある回引かれた税が最も多い回
固定3年149回2,092円424円15回1,935円
固定5年117回7,081円1,431円17回12,238円
変動10年76回24,551円4,947円36回11,253円
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満期を迎えた342回のうち、2012年までの20%で受け取った利払いがある回は68回でした。もしそれらの利払いにも20.315%がかかっていたら、税は全部で100万円あたり4,018円(342回の合計)多くなっていた計算です。1回あたりでは数十円の差です。

税を差し引かない「税引前」の受取額は、利率×年数でそのまま計算できます。広告や試算でよく見る「100万円で年○円」は税引前のことが多いので、手取りを比べるときは税引後にそろえてください。税率20.315%の内訳は、所得税15%・復興特別所得税0.315%・住民税5%です。2027年以後は、復興特別所得税の一部が新しい防衛特別所得税に置き換わりますが、合計の税率は変わりません(国税庁 タックスアンサーNo.1520、令和8年度税制改正)。

17個人向け国債の最高金利は、いつ何%だったか

3種類それぞれの、利率が高かった回の上位5つです(変動10年は初回の利率)。財務省の公表で追える範囲(固定5年 第10回〜、固定3年 第10回〜、変動10年 第3回〜)で並べました。

種類回発行(変動10年は利子計算の始まり)利率その回の基準金利
固定5年第187回2026年11月2.39%2.44%
固定5年第186回2026年10月2.24%2.29%
固定5年第185回2026年9月2.06%2.11%
固定5年第184回2026年8月1.95%2.00%
固定5年第182回2026年6月1.89%1.94%
固定3年第197回2026年11月2.07%2.10%
固定3年第196回2026年10月1.96%1.99%
固定3年第195回2026年9月1.71%1.74%
固定3年第192回2026年6月1.57%1.60%
固定3年第194回2026年8月1.56%1.59%
変動10年(初回の利率)第199回2026年11月2.05%3.10%
変動10年(初回の利率)第198回2026年10月1.95%2.96%
変動10年(初回の利率)第197回2026年9月1.87%2.83%
変動10年(初回の利率)第196回2026年8月1.80%2.73%
変動10年(初回の利率)第195回2026年7月1.74%2.63%
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3種類とも、最も高いのはいま募集中か、ごく最近の回です。固定5年の最高は2.39%(第187回)、固定3年の最高は2.07%(第197回)、変動10年の初回の最高は2.05%(第199回)でした。

それより前の高い時期と比べると、2019年までに発行された固定5年で最も高かったのは第11回の1.22%、旧式の変動10年で最も高かったのは第15回の1.10%です。利率が1%以上の回は、固定5年で17回、固定3年で12回、変動10年で18回ありました。

この表の利率は、満期を迎えた回の受取額の表にはまだ入っていません。いま募集中の回が満期を迎えるのは3年後・5年後・10年後です。

利率の推移を月ごとに追った表は、個人向け国債の利率と推移のページにあります。

18下限0.05%に張り付いた回は、全体の何割か

個人向け国債の利率には、0.05%の下限があります。計算式の結果が0.05%を下回ると、0.05%が適用されます。募集されたすべての回(満期前の回を含む)で、下限が適用された回を数えました。

種類下限0.05%の回全体割合最初の回最後の回
固定5年95回178回53%2015年1月2023年8月
固定3年112回186回60%2013年3月2024年3月
変動10年63回197回32%2003年7月2022年1月
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固定5年は53%、固定3年は60%の回が、下限の0.05%で募集されていました。変動10年は初回の利率で数えると32%ですが、持っている間の見直しで下限になった期間も含めると、満期を迎えた76回のうち76回が、どこかで0.05%の期間を経験しています。20回すべてが0.05%だった回はありません。

発行した年ごとに、下限の回の数を並べました(下限の回/その年の回の数)。

年固定5年固定3年変動10年(初回)
2003年——1/2回
2004年——0/4回
2005年——0/4回
2006年——0/4回
2007年——0/4回
2008年0/3回—0/4回
2009年0/4回—0/4回
2010年0/4回—0/4回
2011年0/4回0/9回0/4回
2012年0/4回0/12回0/4回
2013年0/4回3/12回0/4回
2014年0/12回2/12回0/12回
2015年10/12回12/12回0/12回
2016年12/12回12/12回10/12回
2017年12/12回12/12回11/12回
2018年12/12回12/12回7/12回
2019年12/12回12/12回12/12回
2020年12/12回12/12回12/12回
2021年12/12回12/12回9/12回
2022年12/12回10/10回1/12回
2023年1/12回10/12回0/12回
2024年0/12回3/12回0/12回
2025年0/12回0/12回0/12回
2026年0/11回0/11回0/11回
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下限の回を100万円持つと、1年の税引後の利子は398円です。5年でも1,992円にしかなりません。計算式の結果がマイナスだった月でも、利率は0.05%より下がりませんでした。下限は、買う人にとっての「床」の役割を果たしています。定期預金との比べ方は個人向け国債と定期預金どっちがいい?にあります。

19個人向け国債は単利か複利か

個人向け国債は単利です。利子は半年ごとに口座に支払われ、国債の中に残って元本に加わることはありません。100万円を持っていれば、何年たっても利子は100万円に対して計算されます。

受け取った利子で同じ国債を買い足せば、複利に近い形にできます。ただし、個人向け国債は1万円単位なので、利子が1万円たまるまで買い足せません。今月の利率で、利子が1万円たまるまでにかかる利払いの回数を出しました(税引後・その利率がずっと続いたとした場合)。

持っている額固定3年(2.07%)固定5年(2.39%)変動10年(2.05%)
100,000円13回(6.5年)11回(5.5年)13回(6.5年)
500,000円3回(1.5年)3回(1.5年)3回(1.5年)
1,000,000円2回(1.0年)2回(1.0年)2回(1.0年)
2,000,000円毎回毎回毎回
3,000,000円毎回毎回毎回
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100万円では、利子が1万円になるまでに何回かの利払いを待つ必要があります。持っている額が大きくなると、毎回の利子で1万円分以上を買い足せます。

買い足した場合の差を計算しました。「単利」は利子を買い足さない場合、「1万円単位で買い足し」は利子が1万円たまるたびに同じ利率の回を買い足した場合、「半年複利」は利子を1円単位でそのまま元本に加えた場合(実際にはできない、比べるための上限)です。

種類と今月の利率元本単利1万円単位で買い足し半年複利(上限)単利との差
固定3年・2.07%1,000,000円49,484円50,309円50,516円2.1%
固定3年・2.07%10,000,000円494,844円504,906円505,160円2.1%
固定5年・2.39%1,000,000円95,224円98,652円99,409円4.4%
固定5年・2.39%10,000,000円952,236円993,563円994,093円4.4%
変動10年(今の利率が10年続いたら)・2.05%1,000,000円163,354円175,769円176,673円8.2%
変動10年(今の利率が10年続いたら)・2.05%10,000,000円1,633,542円1,765,941円1,766,727円8.2%
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差は、利率が2%前後・期間が5年程度なら、単利の数%です。買い足しは同じ利率で買えることを前提にしていますが、実際に買い足す回の利率はその月の募集の利率になるので、ここまで増えるとは限りません。また、買い足した分には新しい満期ができるので、元の回の満期とずれます。

満期を迎えた回の受取額(この記事のほかの表)は、すべて単利で、利子を買い足さなかった場合の額です。

20いま募集中の回を100万円買うと

参考として、いま募集中の回(令和8年10月8日(木)~令和8年10月30日(金))を100万円買い、満期まで持った場合の税引後の利子です。固定の2つは利率が満期まで変わらないので、この額で確定します。変動10年は半年ごとに利率が変わるので、ここでは「今の利率がずっと同じだったら」の額を置いています。将来の利率の予想ではありません。

回利率期間満期までの税引後の利子1年あたり満期に受け取る合計
固定3年(第197回債 固定金利型3年満期)2.07%3年49,484円16,495円1,049,484円
固定5年(第187回債 固定金利型5年満期)2.39%5年95,224円19,045円1,095,224円
変動10年(第199回債 変動金利型10年満期)2.05%10年(利率がずっと同じなら)163,354円16,335円1,163,354円
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いまの固定5年を100万円買うと、5年間の税引後の利子は95,224円です。満期を迎えた固定5年117回の中央値(1,992円)の48倍で、これまで最も多かった第11回(48,762円)も上回ります。

変動10年の新式の回で満期を迎えた中で最も多かった第78回は、10年で24,344円でした。今の利率2.05%が10年続くと163,354円で、その7倍にあたります。変動10年の受取額は、この先10年の金利の動きで上にも下にも変わります。

利子がいつ入るか、1回にいくら入るかは個人向け国債を持ったらで、回ごとに並べています。

21まだ満期を迎えていない回

この記事の数字に入っていない、満期前の回です。発行済みで、取得日の時点で満期がまだ来ていない回を数えました。

種類満期前の回利率の範囲利率1%以上の回利率1%以上の回で最も早い満期
固定3年36回0.05%〜1.96%11回2028年11月
固定5年60回0.05%〜2.24%15回2030年4月
変動10年120回0.05%〜1.95%14回2035年7月
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変動10年の利率の範囲は、各回の初回の利率です。持っている間の見直しで、いまの利率は初回と違っています。満期前の回には、利率が1%を超える回が含まれています。これらの回が満期を迎えると、この記事の受取額の表に順に加わります。表は財務省の公表値を取り直すたびに計算し直しているので、満期を迎えた回の数と受取額は、毎週の更新で増えていきます。

満期前の回を持っている人は、自分の回の利率と残りの年数から、この記事の早見表で満期までの受取額のおおよそを出せます。変動10年は、残りの期間の利率がまだ決まっていないので、受取額は確定していません。

22満期の前に換金したら、受取額はどうなるか

個人向け国債は、発行から1年たてば中途換金できます。換金すると、直前2回分の利子(税引前)×0.79685が差し引かれます。元本は額面どおり戻るので、満期前に換金した人の受取額は、それまでに受け取った税引後の利子から、およそ2回分を引いた額になります。

たとえば、満期を迎えた変動10年の中央値の回(第67回)を5年目の終わり(10回目の利払いの直後)に換金していたとすると、受け取った10回分の税引後の利子は2,829円、差し引かれる額は398円です。換金の差し引きを回ごとに計算した表は中途換金はいくら引かれる?にあります。

23この記事の計算で分からないこと

24よくある質問

100万円を個人向け国債に入れると、毎年いくらもらえますか。

利率によります。いま募集中の固定5年(2.39%)なら、1年の税引後の利子は19,045円です。満期を迎えた固定5年の中央値の回では、1年あたり398円でした。

満期を迎えたとき、元本が減っていたことはありますか。

ありません。満期を迎えた342回のすべてで、額面どおりの元本が戻っています。受取額が少なかったのは、利率が下限の0.05%だった回です。

変動10年で一番得をした回はどれですか。

この記事の計算では、10年間の税引後の利子が最も多かったのは第5回の44,997円(100万円あたり)でした。持っている間に2006〜2008年の金利の上昇があった回です。

個人向け国債の利子は複利で増えますか。

増えません。利子は半年ごとに口座に払われる単利です。受け取った利子で買い足せば複利に近くなりますが、1万円単位でしか買えません。

税金はいくら引かれますか。

利子の20.315%です(2012年までは20%)。受け取るときに源泉徴収されるので、確定申告は原則いりません。元本には税はかかりません。

固定5年と固定3年で、満期を迎えた回の受取額はどれくらい違いましたか。

満期を迎えた回の中央値で、固定5年は5年で1,992円、固定3年は3年で1,195円でした(100万円あたり・税引後)。どちらも中央値は下限0.05%の回です。同じ月に買った場合の比べ方は、変動10年と固定5年を比べた記事にあります。

満期のお金は、どこに入りますか。

国債を買った取扱機関の口座に、額面の元本と最後の利子(税引後)が入ります。自動で次の回を買い直すことはないので、置き場所は自分で決めます。

変動10年の受取額は、いつ確定しますか。

最後の利子計算期間の利率が決まったときです。それまでは、半年ごとの見直しで次の期間の利率が決まり、そのたびに受取額の合計が変わります。この記事の変動10年の受取額は、20回すべての利率が決まった回だけで計算しています。

過去の受取額で、これからの受取額が分かりますか。

分かりません。過去の回の大半は低い金利の時期の結果です。固定の2種類は買った月の利率で満期までの額が決まり、変動10年はこの先の金利の動きで変わります。

25この記事の数字は、どこから取ったか

使ったのは財務省の公表値だけです。

取得日は2026-10-19です。当サイトは、公表された基準金利から計算式で利率を出し直し、固定5年178回・固定3年186回・変動10年197回のすべてで公表の利率と一致することを確かめてから使っています。満期を迎えた回は、取得日(2026-10-19)までに満期日(変動10年は20回目の利子計算期間の終わり)が来た回です。受取額は当サイトが利率から計算した値で、財務省や取扱機関が公表した受取額ではありません。

この記事は特定の商品の勧誘ではありません。税率は所得税・復興特別所得税・住民税を合わせた20.315%で計算しています。

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はじめての人へ

個人向け国債は、買ってから1年たてば、国がいつでも買い戻してくれます。そのとき元本が減ることはありません。

    ほかの投資先は
    • クラウドファンディング運用期間の途中は、原則として解約できません(運用期間が終わるまで待つ)。
    • J-REIT・上場インフラ取引所が開いていれば売れますが、値段はその日次第です。
    • 個人向け社債証券会社が買い取る値段は金利と会社の状態で上下し、元本を下回ることがあります。

    中途換金では、直前2回分の各利子(税引前)×0.79685が差し引かれます(財務省)。発行から1年は原則として換金できません。変動10年は今の利率が続くとしています。

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