01キャピタルゲイン型とは
キャピタルゲイン型は、投資対象を売却したときの差益を収益の源泉とする案件です。不動産クラウドファンディングでは、物件を取得して一定期間後に売却し、その差益を分配する形になります。
特徴は運用期間が短く、想定利回りが高めになりやすいことです。賃料収入を積み上げるのではなく、1回の売却で利益を出す設計だからです。
その代わり、すべてが出口にかかっています。期限までに買い手が付かなければ、値下げして売るか、運用期間を延ばすかの二択になります。募集ページで確かめるべきは、誰に、いくらで売る想定なのかです。
02キャピタルゲイン型は、どこに書かれているか
この言葉が出てくる場所と、そこでの書かれ方を並べます。
| どこに出てくるか | 書かれ方 | 見るときの注意 |
|---|---|---|
| 募集ページ | 「キャピタルゲイン型」「売却益」 | 収益の型 |
| 同ページ | 想定売却価格、出口の想定 | ここがいちばん重要 |
| 契約締結前交付書面 | 分配の方法 | 売却後に一括の分配が多い |
| 運用報告 | 売却活動の状況 | 進んでいるか |
03キャピタルゲイン型で、誤解されやすい点
| よくある誤解 | 実際は |
|---|---|
| 利回りが高いからよい | 出口が決まっていなければ、延長になる |
| 短期だから安全 | 短期・売却益型はいちばん延長が起きやすい |
| 途中でも分配がある | 売却まで分配がない設計が多い |
| 物件の価値が下がらなければ利益が出る | 取得費と経費を上回る価格で売れる必要がある |
04キャピタルゲイン型と一緒に読む語
この記事は法令の定めと公表されている数字だけで書いています。キャピタルゲイン型の実際の扱いは契約締結前交付書面(不動産型では契約成立前書面)に書かれていて、募集ページの表現と食い違う場合は書面が優先します。制度は改正されることがあります。
05よくある質問
この用語は、どこで確認できますか。
契約締結前交付書面(不動産型では契約成立前書面)です。法令で交付が義務づけられていて、記載すべき事項も決まっています。
募集ページと書面で書き方が違う場合は。
書面が優先します。募集ページは広告で、書面は契約の説明です。
用語が分からないまま投資してもよいですか。
おすすめしません。分からない言葉があるまま同意すると、あとで「知らなかった」と主張するのが難しくなります。
元本は保証されますか。
されません。どの種別にも公的な元本補償の仕組みはなく、出資について元本を保証することは出資法で禁じられています。
用語の一覧はありますか。
用語集のページにまとめています。この記事からも関連する語に移動できます。
06この記事の数字は、どこから取ったか
会社名を挙げて処分や事故を書くにあたっては、照合を法人番号の完全一致に限りました。社名の部分一致で突き合わせると、似た社名の別会社の記録を拾ってしまいます。当サイトが実際に試したところ、82件が一致したように見えてそのほとんどが別会社でした。
できていないことも書きます。不動産特定共同事業者への監督処分は国土交通省・都道府県の所管で、この事例集には含まれていません。また償還後の実績は、事業型を除いてどの事業者も公表していないため、不動産型・融資型については「戻らなかった件数」を外から数えられません。
数字はいずれも元本を保証するものではなく、この記事は特定の商品の勧誘ではありません。

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