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J-REITのコーポレートローン|10.3兆円の48%が3メガ

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データの時点2026年10月19日取得J-REIT57銘柄の有価証券報告書の借入金明細表(2025年12月〜2026年6月期)・毎週月曜に自動で更新

47.8%3メガバンクの比率

J-REIT57銘柄の借入9,342本、残高の合計10兆3,425億円のうち、47.8%が三菱UFJ銀行・三井住友銀行・みずほ銀行の3行からの借入でした。信託銀行を足すと60.6%です。

生損保 2.8%2.8%生損保系統中央 5.3%5.3%系統中央政投銀 6.7%6.7%政投銀りそななど 10.2%10.2%りそななど信託銀行 12.8%12.8%信託銀行地銀など 13.2%13.2%地銀など3メガ 47.8%47.8%3メガ
借入の残高に占める比率(貸し手の種類別・2%以上)

01先に結論

J-REITの借入は、投資法人そのものが銀行などから借りる「コーポレートローン」です。57銘柄の有報の借入金明細表を1本ずつ読み、貸し手の名前をそろえて集計しました。

金利の上昇が分配金にどう効くかはリートの金利上昇で、LTVと返済期限の集中はJ-REITの借入で扱っています。この記事は「誰が貸しているか」に絞りました。

02コーポレートローンとは

  1. 銀行などが貸すメガバンク・信託銀行・地方銀行・保険会社などが、投資法人に直接お金を貸す
  2. 投資法人が借りる物件ごとではなく、投資法人そのものが借り手になる
  3. 物件を買う・借り換える借りたお金で物件を買い、返済期限が来たら新しい借入で返す
  4. 全体の収益で返す利息と元本は、持っている物件全体から入る賃料でまかなう

コーポレートローンは、会社(ここでは投資法人)そのものに対する貸付です。返済の元手は、特定の物件の収益に限られず、投資法人が持つ物件全体の収益です。物件ごとに会社を作り、その物件の収益だけで返す約束の借入(ノンリコースローン)とは、この点が違います。

J-REITの借入は、ほとんどが担保も保証も付けない形で行われています。この記事で読んだ有報の本文の表(期中の新しい借入などを並べた表)のうち、担保の欄があった20銘柄の借入54行は、すべて「無担保・無保証」でした。物件に担保を付けないので、投資法人は物件を自由に売ったり入れ替えたりできます。

担保が無い代わりに、借入の契約には、LTVなどの財務の数字を一定の範囲に保つ約束(財務制限条項)が付くのがふつうです。条項の中身は有報の本文や決算説明資料に書かれていることがありますが、銘柄によって書き方が違うため、この記事では集計していません。

借入金明細表には、借入1本ごとに、貸し手・期末の残高・利率・返済期限が載っています。銘柄によっては、固定金利か変動金利か、長期か短期か、何のためのお金か(物件の取得・借り換えなど)も書かれています。

03貸し手の種類

9,342本の借入の貸し手を、名前をそろえたうえで種類に分けました。「残りの年数」は、各銘柄の決算期末から返済期限までの年数を残高で平均したもの、「1本の大きさ」は1本の残高の中央値です。

貸し手の種類貸し手の数本数残高比率借りている銘柄加重平均の利率残りの年数1本の大きさ
3メガバンク33,364本4兆9,401億円47.8%57銘柄0.965%3.5年10.0億円
信託銀行41,182本1兆3,282億円12.8%51銘柄0.961%3.5年8.6億円
日本政策投資銀行1515本6,980億円6.7%44銘柄0.893%3.4年10.0億円
りそな・SBI新生・あおぞらなど101,471本1兆556億円10.2%55銘柄1.043%3.6年5.0億円
地方銀行・信用金庫612,077本1兆3,672億円13.2%56銘柄0.962%4.0年5.0億円
農林中金・信金中金など4404本5,486億円5.3%36銘柄0.797%3.8年10.0億円
生命保険・損害保険12252本2,922億円2.8%36銘柄0.704%4.3年10.0億円
協調融資(連名)168本947億円0.9%6銘柄1.279%4.2年10.0億円
リース会社など19本179億円0.2%1銘柄0.870%3.8年20.0億円
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3メガバンクの47.8%に、信託銀行の12.8%が続きます。信託銀行の中心は三井住友信託銀行で、1行で9.9%あります。りそな銀行・SBI新生銀行・あおぞら銀行などの銀行は合わせて10.2%、地方銀行と信用金庫は61の金融機関で13.2%でした。

借りている銘柄の数で見ると、3メガバンクは57銘柄、地方銀行・信用金庫は56銘柄に貸しています。地方銀行は1本の金額が小さく(中央値5.0億円)、多くの銘柄に少しずつ貸している形です。残りの年数は、3メガバンクの3.5年に対して、生命保険・損害保険が4.3年、地方銀行・信用金庫が4.0年、日本政策投資銀行が3.4年でした。最も長いのは生命保険・損害保険です。

043メガバンクそれぞれ

3行それぞれの、貸している本数・残高・銘柄の数、利率と残りの年数です。右端は、その銀行が最も多く貸している銘柄と、その銀行の貸出残高(J-REIT向け)に占める比率です。

銀行本数残高比率貸している銘柄加重平均の利率残りの年数固定と明記された比率最も多く貸している銘柄
三菱UFJ銀行1,119本1兆8,339億円17.7%47銘柄0.916%3.4年24.2%日本都市ファンド(8.4%)
三井住友銀行1,137本1兆6,551億円16.0%55銘柄0.996%3.5年28.7%KDX不動産(7.5%)
みずほ銀行1,108本1兆4,511億円14.0%55銘柄0.994%3.8年27.7%日本都市ファンド(5.6%)
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3行が貸している銘柄の数は、三菱UFJ銀行47・三井住友銀行55・みずほ銀行55で、57銘柄のほとんどに貸しています。3行の利率と残りの年数は近い水準で、貸し方に大きな違いは見えません。違いが出るのは、どの銘柄に多く貸しているかです。

「固定と明記された比率」は、借入金明細表に固定金利と書かれた残高の比率です。明細に固定・変動を書かない銘柄が多いので、実際の固定金利の比率はこれより高いことがあります。

053メガバンクは、どの銘柄に多く貸しているか

3行それぞれの、貸出残高の大きい5銘柄です。「銀行の中の比率」はその銀行のJ-REIT向け貸出に占める比率、「銘柄の中の比率」はその銘柄の借入に占める比率です。

銀行銘柄残高銀行の中の比率銘柄の中の比率
三菱UFJ銀行日本都市ファンド1,544億円8.4%26.3%
三菱UFJ銀行ジャパンリアルエステイト1,398億円7.6%28.5%
三菱UFJ銀行野村不動産マスターファンド1,262億円6.9%25.9%
三菱UFJ銀行KDX不動産921億円5.0%16.5%
三菱UFJ銀行GLP891億円4.9%26.0%
三井住友銀行KDX不動産1,248億円7.5%22.4%
三井住友銀行GLP909億円5.5%26.5%
三井住友銀行日本プロロジスリート866億円5.2%27.1%
三井住友銀行日本ビルファンド820億円5.0%13.5%
三井住友銀行日本都市ファンド800億円4.8%13.6%
みずほ銀行日本都市ファンド810億円5.6%13.8%
みずほ銀行インヴィンシブル778億円5.4%23.6%
みずほ銀行ジャパンリアルエステイト715億円4.9%14.6%
みずほ銀行KDX不動産667億円4.6%12.0%
みずほ銀行大和ハウスリート568億円3.9%15.4%
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3行とも、上位には総資産の大きい銘柄が並びます。1銘柄への貸出が最も大きい組でも、その銀行のJ-REIT向け貸出の8.4%で、多くの銘柄に分けて貸しています。銘柄の側から見ると、借入に占める3メガバンクの比率は中央値48.1%です。比率が最も低い5銘柄は福岡リート(18.4%)・東急リアル・エステート(21.8%)・スターツプロシード(22.2%)・マリモ地方創生リート(23.5%)・星野リゾート・リート(23.9%)でした。

06貸し手ごとの利率と期間

残高の大きい20の貸し手について、利率と返済までの年数を並べました。残高の順位そのものはJ-REITの借入に載せているので、ここでは借り方の違いを見ます。

貸し手種類貸している銘柄加重平均の利率残りの年数(平均)最も長い借入固定・変動の記載がある比率固定と明記1本の大きさ
三菱UFJ銀行3メガバンク470.916%3.4年9.7年25.7%24.2%11.0億円
三井住友銀行3メガバンク550.996%3.5年10.0年31.0%28.7%10.0億円
みずほ銀行3メガバンク550.994%3.8年13.5年32.3%27.7%10.0億円
三井住友信託銀行信託銀行480.973%3.4年8.7年32.0%27.4%10.0億円
日本政策投資銀行日本政策投資銀行440.893%3.4年9.0年30.3%30.0%10.0億円
りそな銀行りそな・SBI新生・あおぞらなど480.979%3.4年9.8年27.8%24.2%5.0億円
SBI新生銀行りそな・SBI新生・あおぞらなど471.083%4.0年9.9年28.1%25.6%5.5億円
農林中央金庫農林中金・信金中金など320.833%3.8年9.8年31.1%28.2%10.0億円
福岡銀行地方銀行・信用金庫500.873%3.4年9.8年28.0%21.0%5.0億円
みずほ信託銀行信託銀行380.873%3.7年12.5年30.4%23.7%5.8億円
あおぞら銀行りそな・SBI新生・あおぞらなど401.043%3.4年8.2年36.3%34.6%5.0億円
信金中央金庫農林中金・信金中金など280.758%3.8年10.0年29.1%24.9%10.0億円
西日本シティ銀行地方銀行・信用金庫490.935%3.3年9.9年29.5%24.7%5.0億円
七十七銀行地方銀行・信用金庫410.784%3.6年8.6年28.5%26.7%5.0億円
日本生命保険生命保険・損害保険250.716%4.4年8.3年33.6%33.6%10.0億円
山口銀行地方銀行・信用金庫250.931%4.9年9.5年26.0%26.0%6.0億円
住友生命保険生命保険・損害保険100.617%5.6年10.5年65.3%65.3%10.0億円
千葉銀行地方銀行・信用金庫351.017%3.6年9.8年27.3%21.5%5.0億円
第四北越銀行地方銀行・信用金庫200.814%3.7年9.8年24.6%21.4%10.0億円
中国銀行地方銀行・信用金庫190.716%3.8年7.2年13.4%13.4%7.5億円
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20の貸し手の中で加重平均の利率が最も高いのはSBI新生銀行(1.083%)、最も低いのは住友生命保険(0.617%)でした。残りの年数が最も長いのは住友生命保険の5.6年です。利率の差は、貸し手が違うからというより、いつ借りたか(金利が低かった時期か)と、どれだけの期間で借りたかの組み合わせで生まれていると考えられます。保険会社のように、残りの年数が長くても利率が低い貸し手があるのは、金利の低かった時期に長い期間で貸した借入が多く残っているためです。

同じ銘柄が同じ日に複数の銀行から借りる場合、利率はほぼ同じにそろえられることが多く、借入金明細表でも同じ利率の借入が銀行ごとに並んでいます。そのため、貸し手ごとの利率の平均は、その貸し手がどの時期に、どの期間で貸したかを映しています。

07信託銀行からの借入

信託銀行4行の貸出は合わせて1兆3,282億円(12.8%)です。信託銀行は、J-REITの物件の信託の受託者や、投資法人の資産の保管・事務の受託者になっていることも多い金融機関です。

信託銀行本数残高比率貸している銘柄加重平均の利率残りの年数
三井住友信託銀行812本1兆275億円9.9%48銘柄0.973%3.4年
みずほ信託銀行329本2,584億円2.5%38銘柄0.873%3.7年
三菱UFJ信託銀行11本253億円0.2%7銘柄1.558%8.9年
野村信託銀行30本171億円0.2%7銘柄0.697%2.0年
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借入に占める信託銀行の比率が高い6銘柄です。

銘柄信託銀行の比率3メガバンクの比率最大の貸し手
ユナイテッド・アーバン26.7%40.8%三井住友信託銀行
アクティビア・プロパティーズ25.0%52.4%三井住友信託銀行
NTT都市開発リート24.8%45.8%三井住友信託銀行
オリックス不動産22.5%40.4%三井住友信託銀行
SOSiLA物流リート22.3%52.2%三井住友銀行
東急リアル・エステート21.6%21.8%日本政策投資銀行
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信託銀行の中では三井住友信託銀行が77.4%を占め、3メガバンクに次ぐ大きさの貸し手です。「(信託口)」と書かれた借入は、信託銀行が信託された財産から貸しているもので、この記事では同じ信託銀行の借入として数えています。

08貸し手ごとに、どの用途の銘柄に貸しているか

残高の大きい10の貸し手について、貸出先の銘柄の分類(用途)ごとの比率を出しました。1行目は借入全体の比率です。各行で、借入全体より大きく出ている用途が、その貸し手が多く貸している分野です。

貸し手オフィス特化住宅特化物流特化ホテル特化商業特化複合
(借入全体)18.2%9.3%16.0%7.4%2.5%46.2%
三菱UFJ銀行19.7%8.1%19.1%5.5%2.0%45.8%
三井住友銀行15.5%6.3%20.8%9.4%2.0%45.2%
みずほ銀行16.0%8.3%15.6%10.5%2.8%46.8%
三井住友信託銀行12.5%8.6%12.9%7.6%3.3%54.6%
日本政策投資銀行22.5%10.0%14.6%5.4%2.2%45.2%
りそな銀行9.7%11.7%16.3%5.7%1.0%54.7%
SBI新生銀行14.5%8.3%12.0%9.9%1.1%53.4%
農林中央金庫27.1%10.1%16.1%0.0%2.4%44.3%
福岡銀行20.7%12.6%20.0%3.4%2.0%40.6%
みずほ信託銀行18.4%15.5%8.3%0.0%3.7%54.2%
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借入全体の比率と比べて最も多く出ている用途は、三菱UFJ銀行は物流特化、三井住友銀行は物流特化、みずほ銀行はホテル特化、三井住友信託銀行は複合、日本政策投資銀行はオフィス特化、りそな銀行は複合でした。同じ3メガバンクでも、貸出先の用途の組み合わせは少しずつ違います。貸し手ごとの違いは、どの銘柄と長く取引しているかの違いで、用途を選んで貸しているかどうかまでは、このデータからは分かりません。

09名前のそろえ方と、グリーンローン

借入金明細表の貸し手の名前は、銘柄によって書き方が違います。「株式会社」の有無、生命保険会社の「(相)」「相互会社」、貸し手の名前のあとに付く「(グリーンローン)」などの注記をそろえて、同じ貸し手として数えました。1本の借入に複数の金融機関が並んで書かれているもの(68本・947億円)は、金額を分けられないので「協調融資(連名)」としています。

貸し手の名前に「グリーンローン」「サステナビリティローン」などの注記がある借入は、79本・1,182億円(借入全体の1.14%)で、4銘柄が借りていました。内訳はグリーンローン75本・サステナビリティローン4本です。

貸し手残高
みずほ銀行161.0億円
三井住友銀行140.0億円
農林中央金庫130.0億円
三菱UFJ銀行80.0億円
りそな銀行80.0億円
SBI新生銀行61.0億円
信金中央金庫50.0億円
日本政策投資銀行45.0億円
山形銀行30.0億円
福井銀行30.0億円

協調融資(連名)の68本は6銘柄の借入で、残高の大きい順に星野リゾート・リート624億円・イオンリート133億円・ラサールロジポート75億円・東急リアル・エステート50億円・ジャパンリアルエステイト50億円・森ヒルズリート15億円でした。

グリーンローンは、環境に配慮した建物の取得などに使い道を限った借入です。同じ銘柄のほかの借入と利率を比べると、差の中央値は+0.298%でした(4銘柄)。銘柄の数が少なく、借りた時期と期間も違うので、この差をグリーンローンだから高い・低いと読むことはできません。注記を明細に書かず、決算説明資料だけで示している銘柄もあるので、実際のグリーンローンはこれより多いはずです。

10銘柄ごとの貸し手の数

57銘柄の、借入の貸し手の数(協調融資を除く)と、最も多く借りている貸し手の比率です。

貸し手の数銘柄数
5未満0銘柄
5〜92銘柄
10〜149銘柄
15〜1913銘柄
20〜2922銘柄
30以上11銘柄
最も多い貸し手の比率銘柄数
15%未満4銘柄
15〜20%13銘柄
20〜25%17銘柄
25〜30%14銘柄
30〜40%5銘柄
40%以上4銘柄

貸し手の数が最も多いのは日本プライムリアルティの48、最も少ないのはいちごホテルリートの8でした。最も多い貸し手の比率が最も高いのは星野リゾート・リートで、協調融資(複数の金融機関の連名)から62.4%を借りています。

総資産と貸し手の数の順位相関は0.71(強い関係(正の向き))で、規模の大きい銘柄ほど多くの金融機関から借りています。貸し手の数と借入の加重平均金利の順位相関は-0.43でした。

貸し手が多いほど、1つの銀行の事情で借り換えができなくなるおそれは小さくなります。一方で、借り換えのたびに多くの銀行と条件をそろえる手間がかかります。どちらがよいかは一概には言えず、銘柄ごとの方針の違いです。

11貸し手の多い銘柄・少ない銘柄

貸し手の数が多い6銘柄と、少ない6銘柄です(上の6行が多い銘柄)。

銘柄総資産借入の残高貸し手の数最大の貸し手その比率
日本プライムリアルティ5,631億円2,151億円48みずほ銀行11.6%
日本ビルファンド1兆4,488億円6,080億円39三菱UFJ銀行13.5%
日本都市ファンド1兆3,634億円5,861億円38三菱UFJ銀行26.3%
野村不動産マスターファンド1兆1,799億円4,863億円36三菱UFJ銀行25.9%
KDX不動産1兆2,763億円5,564億円36三井住友銀行22.4%
ユナイテッド・アーバン7,630億円3,229億円35三井住友信託銀行22.8%
いちごホテルリート813億円380億円8三井住友銀行41.5%
星野リゾート・リート2,573億円999億円8協調融資(複数の金融機関の連名)62.4%
サンケイリアルエステート993億円495億円11みずほ銀行25.3%
日本リート2,811億円1,286億円11三菱UFJ銀行44.4%
ラサールロジポート3,853億円1,575億円13三菱UFJ銀行24.5%
NTT都市開発リート3,076億円1,400億円13三井住友信託銀行24.8%
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貸し手の多い銘柄は総資産も大きく、48の貸し手から借りている銘柄では、最大の貸し手の比率も11.6%にとどまります。貸し手の少ない銘柄では、最大の貸し手の比率が高くなりがちです。少ない6銘柄の最大の貸し手の比率は中央値33.4%、多い6銘柄は22.6%でした。

12最も多く貸しているのは誰か

57銘柄それぞれで、残高が最も大きい貸し手を数えました。

最も多く貸している貸し手銘柄数
三井住友銀行22銘柄
三菱UFJ銀行15銘柄
みずほ銀行12銘柄
三井住友信託銀行4銘柄
日本政策投資銀行2銘柄
協調融資(複数の金融機関の連名)1銘柄
りそな銀行1銘柄

57銘柄のうち49銘柄で、3メガバンクのどれかが最大の貸し手でした。3メガバンク以外が最大の貸し手になっている銘柄は8銘柄で、三井住友信託銀行・日本政策投資銀行・協調融資(複数の金融機関の連名)・りそな銀行です。

最大の貸し手は、スポンサー(資産運用会社の親会社)と取引の深い銀行であることが多いと言われますが、この記事のデータでは、スポンサーと銀行の取引関係までは確かめていません。

13用途・スポンサー・規模で見た借り方

銘柄の分類(用途)、スポンサー(資産運用会社の筆頭株主)の業種、総資産の大きさで分けて、3メガバンク・信託銀行・地方銀行などの比率と、貸し手の数の中央値を並べました。

分け方区分銘柄数3メガバンクの比率信託銀行の比率地方銀行・信用金庫の比率貸し手の数
用途オフィス特化850.4%11.0%13.7%20
用途住宅特化632.0%12.1%24.2%25
用途物流特化952.2%10.8%12.1%21
用途ホテル特化656.6%4.0%9.8%16
用途商業特化343.1%17.6%24.1%22
用途ヘルスケア特化133.1%14.5%27.5%16
用途複合2446.9%13.2%10.7%21
スポンサー不動産会社系2743.6%8.9%13.2%20
スポンサー外資系860.3%11.5%9.8%24
スポンサー商社系540.8%19.9%14.4%19
スポンサー金融系647.3%12.4%12.4%23
スポンサー電鉄系340.5%17.6%24.1%20
スポンサー住宅メーカー系251.3%17.8%8.8%25
スポンサー事業会社系537.4%7.9%27.5%16
総資産小さい5分の1(490億円〜1,043億円)1143.6%3.1%28.7%15
総資産2番目の5分の1(1,349億円〜2,455億円)1140.5%8.4%17.3%20
総資産3番目の5分の1(2,573億円〜3,853億円)1140.5%12.3%8.2%18
総資産4番目の5分の1(4,010億円〜5,662億円)1151.3%13.7%12.0%22
総資産大きい5分の1(5,767億円〜1兆4,488億円)1351.8%12.3%10.2%32
上場の年2001〜2005年1740.8%14.7%11.4%26
上場の年2006〜2010年1050.9%11.5%11.1%24
上場の年2011〜2015年1552.1%13.7%9.8%21
上場の年2016年以降1543.6%8.9%26.9%17
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上場が2005年までの古い銘柄の貸し手の数は中央値26、2016年以降に上場した銘柄は17でした。地方銀行・信用金庫の比率は、古い銘柄で11.4%、新しい銘柄で26.9%です。

総資産と3メガバンクの比率の順位相関は0.22(弱い関係(正の向き))でした。3メガバンクの比率と借入の加重平均金利の順位相関は0.03で、3メガバンクに多く頼る銘柄ほど金利が低い、という形ははっきりしません。

スポンサーが金融系の銘柄は6銘柄です(日本リート・Oneリート・大和証券リビング・大和証券オフィス・グローバル・ワン不動産・オリックス不動産)。区分ごとの銘柄数が少ないものは、1銘柄の値で中央値が大きく動くので、目安として見てください。

14地方銀行は、どの銘柄に貸しているか

地方銀行と信用金庫61行の貸出は合わせて1兆3,672億円で、57銘柄中56銘柄が少なくとも1行から借りていました。残高の大きい15行です。

銀行残高貸している銘柄最も多く貸している銘柄加重平均の利率残りの年数
福岡銀行2,596億円50銘柄ジャパンリアルエステイト(5.0%)0.873%3.4年
西日本シティ銀行1,168億円49銘柄福岡リート(14.0%)0.935%3.3年
七十七銀行857億円41銘柄野村不動産マスターファンド(4.7%)0.784%3.6年
山口銀行790億円25銘柄日本ビルファンド(11.4%)0.931%4.9年
千葉銀行700億円35銘柄三井不動産ロジスティクスパーク(9.9%)1.017%3.6年
第四北越銀行616億円20銘柄日本ビルファンド(16.2%)0.814%3.7年
中国銀行561億円19銘柄ジャパンリアルエステイト(26.8%)0.716%3.8年
関西みらい銀行463億円31銘柄大和証券オフィス(10.8%)1.084%4.6年
群馬銀行361億円20銘柄ジャパンリアルエステイト(13.8%)1.028%4.4年
伊予銀行346億円15銘柄ジャパンリアルエステイト(15.9%)0.868%4.7年
広島銀行311億円17銘柄マリモ地方創生リート(17.1%)1.106%3.1年
八十二長野銀行268億円16銘柄日本ビルファンド(18.7%)0.846%3.9年
京葉銀行258億円13銘柄日本ビルファンド(19.4%)0.869%5.1年
三十三銀行255億円12銘柄イオンリート(18.0%)1.325%2.8年
山梨中央銀行253億円16銘柄日本ビルファンド(15.8%)0.670%4.3年
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15行の「最も多く貸している銘柄」は、日本ビルファンド5行・ジャパンリアルエステイト4行・福岡リート1行・野村不動産マスターファンド1行・三井不動産ロジスティクスパーク1行・大和証券オフィス1行・マリモ地方創生リート1行・イオンリート1行でした。地方銀行の貸し先は地元の銘柄に限られず、東京の大きな銘柄にも多く貸しています。15行が貸している銘柄の数は中央値20銘柄で、1行で多くの銘柄に少しずつ貸すのがふつうの形です。

借入に占める地方銀行・信用金庫の比率が高い8銘柄です。

銘柄地方銀行・信用金庫の比率3メガバンクの比率貸し手の数
福岡リート49.4%18.4%21
マリモ地方創生リート46.9%23.5%18
東海道リート44.4%37.4%14
サムティ・レジデンシャル40.8%29.0%27
スターツプロシード34.7%22.2%17
セントラル・リート31.6%48.4%15
エスコンジャパンリート30.1%43.1%17
三井不動産アコモデーションファンド30.1%24.7%31
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上位には、地方に物件を多く持つ銘柄や、規模の小さい銘柄が並びます。地方銀行・信用金庫の比率と貸し手の数の順位相関は0.27(弱い関係(正の向き))でした。

15日本政策投資銀行・保険会社・系統金融機関

銀行以外の貸し手と、3メガバンクの借り方を比べました。日本政策投資銀行は44銘柄に貸しています。農林中金・信金中金などは、農協や信用金庫の中央機関です。

貸し手の種類加重平均の利率残りの年数残りが5年以上の比率固定と明記固定・変動の記載あり
3メガバンク0.965%3.5年28.7%26.7%29.4%
日本政策投資銀行0.893%3.4年24.1%30.0%30.3%
生命保険・損害保険0.704%4.3年43.6%47.8%48.1%
農林中金・信金中金など0.797%3.8年36.2%26.4%29.7%
地方銀行・信用金庫0.962%4.0年36.7%21.9%26.1%
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生命保険・損害保険会社の借入は、3メガバンクより残りの年数が長く、5年以上の比率も高くなっています。長い期間でお金を運用する保険会社の性格と合った貸し方だと考えられます。保険会社の内訳は日本生命保険854億円・住友生命保険727億円・三井住友海上火災保険338億円・第一生命保険227億円・明治安田生命保険168億円などです。

農林中金・信金中金などの内訳は農林中央金庫3,382億円・信金中央金庫1,979億円・全国信用協同組合連合会122億円・商工組合中央金庫2億円でした。

16返済までの年数で見た、貸し手の構成

決算期末から返済期限までの残りの年数で借入を分け、貸し手の種類ごとの比率を出しました(各行の合計は、協調融資とリース会社などを除いて100%近くになります)。

残りの年数残高3メガバンク信託銀行日本政策投資銀行りそな・SBI新生・あおぞらなど地方銀行・信用金庫農林中金・信金中金など生命保険・損害保険
1年以内1兆4,949億円52.6%14.1%4.5%8.4%10.8%6.5%2.8%
1〜3年2兆9,633億円46.9%13.7%7.9%11.1%11.9%5.0%2.4%
3〜5年2兆9,791億円49.5%12.7%8.3%10.3%13.0%3.6%1.9%
5〜7年2兆178億円45.8%10.3%6.2%10.9%15.2%6.4%3.4%
7年超8,873億円41.1%14.1%3.0%8.7%18.0%7.4%6.1%
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3メガバンクの比率は、1年以内が52.6%、7年超が41.1%でした。1年以内より7年超で比率が高いのは信託銀行・りそな・SBI新生・あおぞらなど・地方銀行・信用金庫・農林中金・信金中金など・生命保険・損害保険で、残りの年数の長い借入では、3メガバンク以外の貸し手の比率が上がります。返済期限の年ごとの残高の集中はJ-REITの借入で集計しています。

177年を超える長い借入は、誰が貸しているか

決算期末から返済期限まで7年以上ある借入は566本・8,873億円で、借入全体の8.6%です。貸し手ごとの残高の大きい12です。「貸し手の中の比率」は、その貸し手のJ-REIT向け貸出のうち、7年以上の借入が占める割合です。

貸し手種類7年以上の残高7年以上の借入に占める比率貸し手の中の比率加重平均の利率
みずほ銀行3メガバンク1,363億円15.4%9.4%1.426%
三井住友銀行3メガバンク1,251億円14.1%7.6%1.453%
三菱UFJ銀行3メガバンク1,033億円11.6%5.6%1.637%
三井住友信託銀行信託銀行807億円9.1%7.9%1.469%
SBI新生銀行りそな・SBI新生・あおぞらなど429億円4.8%11.2%1.445%
農林中央金庫農林中金・信金中金など371億円4.2%11.0%1.400%
福岡銀行地方銀行・信用金庫326億円3.7%12.6%1.062%
信金中央金庫農林中金・信金中金など286億円3.2%14.5%1.234%
住友生命保険生命保険・損害保険275億円3.1%37.8%0.718%
日本政策投資銀行日本政策投資銀行267億円3.0%3.8%1.296%
りそな銀行りそな・SBI新生・あおぞらなど259億円2.9%6.3%1.293%
みずほ信託銀行信託銀行254億円2.9%9.8%1.306%
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長い借入でも、金額で大きいのは3メガバンクです。一方で、貸し手の中の比率を見ると、自分の貸出の多くを長い期間で貸している貸し手があります。長い借入の利率は加重平均で1.373%で、借入全体(0.954%)より高くなっています。返済までが長い借入ほど、借りたときの金利が長く続くので、金利の変化が利息に表れるのは遅くなります。

181本の借入の大きさ

借入1本の残高の中央値は8.5億円です。最も大きいのは日本ビルファンドが三井住友銀行から借りている200.0億円でした。1本の大きさの帯で分けると、次のとおりです。

1本の残高本数残高比率うち3メガバンクうち地方銀行・信用金庫加重平均の利率
10億円未満4,986本2兆2,987億円22.2%33.2%24.6%1.035%
10億〜30億円3,755本5兆4,411億円52.6%46.0%13.6%0.948%
30億〜50億円420本1兆4,454億円14.0%63.4%3.3%0.945%
50億〜100億円161本9,269億円9.0%64.8%1.6%0.850%
100億円以上20本2,304億円2.2%68.0%0.0%0.761%
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大きな借入ほど3メガバンクの比率が高く、小さな借入には地方銀行が多く入ります。同じ日に同じ条件で複数の銀行から借りるとき、明細では銀行ごとに1本ずつ書かれるので、1本の大きさは「1つの銀行が1回に貸した額」に近い数字です。

19固定・変動と、短期借入

借入金明細表に固定金利か変動金利かが書かれている借入は、残高の30.1%です。書かれていない銘柄が多いため、貸し手ごとの固定比率は、書かれている分だけでの目安です。固定・変動の全体の姿はリートの金利上昇で集計しています。

明細で短期借入(1年以内に返す約束で借りたもの)と分かる借入は97本・1,940億円でした。貸し手の種類は3メガバンク70.5%・信託銀行16.3%・農林中金・信金中金など7.7%・地方銀行・信用金庫2.8%です。短期借入は、物件を買うときのつなぎの資金などに使われ、あとで長期の借入や増資の資金で返されることが多い借入です。

20投資法人債との違い

J-REITは、銀行からの借入のほかに、自分で社債(投資法人債)を発行してお金を集めることもあります。投資法人債は293本・7,893億円で、有利子負債に占める比率は7.1%でした。

投資法人債は、市場の投資家から借りる方法なので、特定の銀行に頼らずに済みます。一方で、発行には格付けの取得や手続きの費用がかかり、規模の小さい銘柄には使いにくい方法です。投資法人債の利率と、いまの国債との比較はリートの金利上昇にまとめています。

211銘柄の借入を読む例

貸し手の数と3メガバンクの比率が、どちらも57銘柄の中央値に近いアクティビア・プロパティーズで、借入金明細表を貸し手ごとにまとめた例です(2026年5月期末)。借入207本、残高2,460億円を、21の貸し手から借りています。

貸し手本数残高比率加重平均の利率残りの年数種類
三井住友信託銀行35本516.6億円21.0%0.918%4.1年信託銀行
みずほ銀行35本516.6億円21.0%0.918%4.1年3メガバンク
三菱UFJ銀行35本516.6億円21.0%1.040%4.2年3メガバンク
三井住友銀行29本257.4億円10.5%0.906%3.4年3メガバンク
日本政策投資銀行28本257.4億円10.5%0.805%3.3年日本政策投資銀行
みずほ信託銀行7本97.4億円4.0%0.655%2.4年信託銀行
りそな銀行6本65.4億円2.7%0.904%1.6年りそな・SBI新生・あおぞらなど
福岡銀行5本50.4億円2.0%0.507%1.7年地方銀行・信用金庫
農林中央金庫5本37.4億円1.5%0.467%1.9年農林中金・信金中金など
信金中央金庫4本29.4億円1.2%0.997%5.8年農林中金・信金中金など
七十七銀行4本28.0億円1.1%0.512%2.1年地方銀行・信用金庫
SBI新生銀行3本22.0億円0.9%1.010%2.7年りそな・SBI新生・あおぞらなど
西日本シティ銀行2本15.0億円0.6%0.549%3.8年地方銀行・信用金庫
山形銀行2本13.0億円0.5%0.922%2.2年地方銀行・信用金庫
京葉銀行1本8.0億円0.3%0.891%3.1年地方銀行・信用金庫
第四北越銀行1本8.0億円0.3%0.891%3.1年地方銀行・信用金庫
常陽銀行1本5.0億円0.2%0.984%2.3年地方銀行・信用金庫
三井住友海上火災保険1本5.0億円0.2%0.888%3.8年生命保険・損害保険
太陽生命保険1本5.0億円0.2%0.888%3.8年生命保険・損害保険
東京海上日動火災保険1本4.0億円0.2%0.433%0.8年生命保険・損害保険
京都銀行1本3.0億円0.1%1.089%7.3年地方銀行・信用金庫
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最大の貸し手は三井住友信託銀行・みずほ銀行・三菱UFJ銀行(同じ額)で21.0%、上位3つで63.0%です。3メガバンクの比率は52.4%でした。返済期限が来る年は2026年14本・2027年33本・2028年26本・2029年31本・2030年27本・2031年23本・2032年28本・2033年21本・2034年4本に分かれています。

明細を見ると、同じ返済期限・同じ利率の借入が、貸し手ごとに分かれて並んでいる組が49組ありました。1回の借入を複数の銀行で分けて貸すと、明細では銀行ごとに1行ずつ書かれるためです。貸し手の数を数えるときは、この「同じ日の同じ条件の借入」を1回の借入として見ると、借り換えの回数や時期が分かりやすくなります。

22全銘柄の一覧

57銘柄の、借入の残高・貸し手の数・最大の貸し手と、貸し手の種類ごとの比率です(3メガバンクの比率の高い順)。集中度は、貸し手ごとの比率(%)を2乗して足した値で、1つの貸し手から全部を借りていると10,000、多くの貸し手に分かれるほど小さくなります。

銘柄借入の残高貸し手の数最大の貸し手その比率上位3つの比率3メガバンク信託銀行日本政策投資銀行地方銀行・信用金庫集中度
日本リート1,286億円11三菱UFJ銀行44.4%71.7%71.7%11.0%1.9%0.0%2,522
いちごホテルリート380億円8三井住友銀行41.5%81.9%70.3%0.0%0.0%6.4%2,798
GLP3,430億円28三井住友銀行26.5%69.0%69.0%3.4%3.8%12.1%1,723
日本プロロジスリート3,195億円21三井住友銀行27.1%63.0%63.0%10.8%5.2%8.1%1,658
霞ヶ関ホテルリート251億円14みずほ銀行38.5%70.9%62.9%0.0%0.0%21.1%2,255
トーセイ・リート425億円14三菱UFJ銀行25.5%62.8%62.8%2.2%0.0%7.2%1,661
インヴィンシブル3,296億円24みずほ銀行23.6%61.5%61.5%15.2%4.9%10.2%1,541
産業ファンド2,790億円22三菱UFJ銀行30.4%61.3%61.3%10.6%9.5%5.5%1,628
いちごオフィスリート1,214億円14三井住友銀行29.4%61.6%60.5%1.3%2.8%6.8%1,689
ラサールロジポート1,575億円13三菱UFJ銀行24.5%59.3%59.3%12.3%7.1%6.7%1,456
大和証券リビング1,926億円30三菱UFJ銀行30.6%56.4%56.4%4.7%1.8%12.3%1,497
積水ハウス・リート2,665億円23三菱UFJ銀行23.0%54.5%54.5%16.3%4.4%9.9%1,222
森トラストリート2,065億円22みずほ銀行23.2%56.7%54.2%15.0%8.5%7.3%1,366
日本都市ファンド5,861億円38三菱UFJ銀行26.3%53.8%53.8%10.3%10.1%11.4%1,309
アクティビア・プロパティーズ2,460億円21三井住友信託銀行21.0%63.0%52.4%25.0%10.5%5.3%1,575
SOSiLA物流リート607億円18三井住友銀行26.7%64.1%52.2%22.3%3.5%17.1%1,537
野村不動産マスターファンド4,863億円36三菱UFJ銀行25.9%54.0%52.1%16.6%7.6%10.2%1,281
グローバル・ワン不動産1,109億円17三菱UFJ銀行49.1%71.1%52.0%0.0%13.9%17.3%2,764
森ヒルズリート1,692億円20三菱UFJ銀行21.9%51.9%51.9%13.6%3.5%12.0%1,181
ジャパン・ホテル・リート2,357億円25三井住友銀行25.8%56.1%51.8%12.3%4.6%9.5%1,375
ヒューリックリート1,819億円19みずほ銀行27.5%51.3%51.3%13.7%6.2%3.2%1,312
みらい878億円17三井住友銀行27.4%57.4%51.1%17.3%1.7%14.4%1,450
KDX不動産5,564億円36三井住友銀行22.4%51.0%51.0%10.6%8.4%8.7%1,144
ジャパンリアルエステイト4,902億円32三菱UFJ銀行28.5%51.5%50.9%5.4%4.1%20.5%1,295
ジャパンエクセレント951億円14みずほ銀行27.6%54.8%50.0%9.9%13.5%1.1%1,410
日本ホテル&レジデンシャル330億円17三井住友銀行39.0%58.1%48.8%7.9%1.2%28.7%1,896
CREロジスティクスファンド659億円17三井住友銀行22.2%54.9%48.7%6.5%13.8%13.2%1,290
セントラル・リート189億円15みずほ銀行21.5%48.4%48.4%0.5%0.0%31.6%1,126
大和ハウスリート3,696億円27三井住友銀行16.6%49.3%48.1%19.3%5.7%7.7%1,151
NTT都市開発リート1,400億円13三井住友信託銀行24.8%59.4%45.8%24.8%2.5%3.6%1,590
イオンリート1,389億円22みずほ銀行16.3%45.3%44.2%18.9%3.2%11.1%1,050
サンケイリアルエステート495億円11みずほ銀行25.3%57.8%43.6%18.5%14.1%3.8%1,495
エスコンジャパンリート370億円17みずほ銀行24.1%45.4%43.1%9.7%0.0%30.1%1,118
大和証券オフィス2,318億円26三井住友銀行24.2%45.7%42.5%17.5%9.4%12.5%1,124
ユナイテッド・アーバン3,229億円35三井住友信託銀行22.8%51.7%40.8%26.7%1.9%12.9%1,159
平和不動産リート1,308億円18三井住友銀行23.6%48.2%40.7%17.7%2.6%8.9%1,154
阪急阪神リート792億円29三菱UFJ銀行16.3%44.4%40.5%17.6%14.1%24.1%1,027
コンフォリア・レジデンシャル1,724億円22みずほ銀行16.8%50.3%40.5%19.7%15.2%9.8%1,192
スターアジア不動産1,369億円25三井住友銀行23.0%54.3%40.5%12.7%0.0%17.4%1,312
オリックス不動産3,267億円32三井住友信託銀行18.9%49.2%40.4%22.5%6.1%11.2%1,098
日本ロジスティクスファンド1,104億円19三井住友銀行17.7%47.6%39.9%14.7%14.5%8.2%1,103
MIRARTH不動産959億円24三井住友銀行26.1%48.8%38.4%8.4%0.0%29.5%1,165
東海道リート327億円14みずほ銀行19.0%49.2%37.4%0.0%0.0%44.4%1,155
日本ビルファンド6,080億円39三菱UFJ銀行13.5%39.8%35.7%12.2%12.8%14.8%835
アドバンス・レジデンス2,266億円32三菱UFJ銀行17.9%41.4%34.9%19.9%6.4%18.4%819
三菱地所物流リート1,178億円29三菱UFJ銀行13.8%34.7%34.7%2.8%2.1%28.6%666
三井不動産ロジスティクスパーク2,032億円29三井住友銀行15.9%34.9%34.5%13.4%2.5%26.9%704
ヘルスケア&メディカル446億円16三井住友銀行33.1%56.1%33.1%14.5%0.0%27.5%1,559
Oneリート560億円20三井住友銀行18.9%46.8%33.0%13.8%0.0%24.3%1,062
日本プライムリアルティ2,151億円48みずほ銀行11.6%31.6%31.6%4.2%6.0%23.9%540
サムティ・レジデンシャル888億円27三井住友銀行16.6%40.4%29.0%0.0%0.0%40.8%849
三井不動産アコモデーションファンド1,637億円31三井住友銀行11.3%32.1%24.7%7.9%10.4%30.1%591
星野リゾート・リート999億円8協調融資(複数の金融機関の連名)62.4%87.2%23.9%0.0%10.6%0.5%4,269
マリモ地方創生リート333億円18三井住友銀行19.6%44.5%23.5%8.9%0.0%46.9%1,014
スターツプロシード489億円17りそな銀行22.4%53.8%22.2%3.1%0.0%34.7%1,318
東急リアル・エステート945億円20日本政策投資銀行21.2%53.8%21.8%21.6%21.2%7.4%1,200
福岡リート934億円21日本政策投資銀行18.1%49.0%18.4%4.6%18.1%49.4%1,026
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借入の残高は、各銘柄の直近の決算期末の値です。投資法人債は含みません。

23持っている銘柄の貸し手を確かめる手順

  1. 有報の借入金明細表を開く。EDINETで有価証券報告書を開き、附属明細表の「借入金明細表」を見ます。借入1本ごとに、貸し手・残高・利率・返済期限が並んでいます。
  2. 貸し手ごとに足す。同じ貸し手の借入を足し、残高の合計で割ると、貸し手ごとの比率が出ます。上位の数行で半分を超えるかを見ます。
  3. 決算説明資料の「バンクフォーメーション」を見る。多くの銘柄は、貸し手ごとの残高と比率を円グラフなどで示しています。
  4. 新しい借入のお知らせを見る。借入を行ったときの適時開示に、貸し手・期間・利率の決まり方(基準金利+上乗せなど)・担保の有無が書かれています。
  5. 格付けを確かめる。格付けを取っている銘柄は、投資法人債を発行しやすく、借入先を広げやすくなります。

この記事の一覧は、手順1〜2を全銘柄について同じ形でそろえたものです。

24この記事で分からないこと

25この記事に出てくる言葉

コーポレートローン
会社(ここでは投資法人)そのものを借り手とする借入。返済の元手は、持っている物件全体の収益です。
ノンリコースローン
特定の物件の収益と売却代金だけを返済の元手とする借入。足りなくても、借り手のほかの財産には請求が及びません。
3メガバンク
三菱UFJ銀行・三井住友銀行・みずほ銀行の3行。
無担保・無保証
物件などを担保に入れず、誰も返済を保証しない借り方。
財務制限条項
借入の契約で、LTVなどの財務の数字を一定の範囲に保つことを約束する条項。守れないと、返済を早めることを求められることがあります。
協調融資(シンジケートローン)
複数の金融機関が同じ条件で一緒に貸す借入。
グリーンローン
環境に配慮した建物の取得や改修などに、使い道を限った借入。
投資法人債
投資法人が発行する社債。市場の投資家からお金を借りる方法です。

26よくある質問

J-REITはどの銀行から借りていますか。

借入の残高の47.8%が三菱UFJ銀行・三井住友銀行・みずほ銀行の3メガバンク、12.8%が信託銀行でした。地方銀行・信用金庫は合わせて13.2%で、56銘柄に貸しています。

J-REITの借入に担保は付いていますか。

ほとんど付いていません。有報の本文の表で担保の欄があった20銘柄の借入は、すべて無担保・無保証でした。各銘柄の借入のお知らせにも、担保の有無が書かれています。

貸し手が多いほうが安全ですか。

1つの銀行の事情に左右されにくくなる点では有利です。ただし、貸し手の数だけで借り換えのしやすさは決まりません。LTVや格付け、返済期限の分かれ方と合わせて見ます。

借入の利率は、貸し手によって違いますか。

同じ銘柄が同じ時期に借りる場合、銀行による差は小さく、利率の違いは主に借りた時期と期間で生まれます。貸し手の種類ごとの加重平均では、生命保険・損害保険が0.704%と低く、りそな・SBI新生・あおぞらなどが1.043%と高めでした。

コーポレートローンとノンリコースローンの違いは何ですか。

コーポレートローンは投資法人そのものが借り、物件全体の収益で返します。ノンリコースローンは特定の物件の収益と売却代金だけで返す約束の借入です。J-REITの借入は、ほとんどがコーポレートローンです。

3メガバンクの比率が高いと、何か困ることはありますか。

3メガバンクは57銘柄のほとんどに貸しているので、どの銘柄も3行の貸し方の変化の影響を受けます。3メガバンクの比率は銘柄の中央値で48.1%でした。比率が高いこと自体で借入の条件が悪くなるわけではなく、この記事のデータでも、3メガバンクの比率と借入の金利の間にはっきりした関係はありませんでした。

地方銀行は、なぜJ-REITに貸すのですか。

貸出先の1つとして、全国の物件を持つ投資法人に少しずつ貸している形です。地方銀行・信用金庫61行の貸出は合わせて1兆3,672億円で、56銘柄に貸していました。個々の銀行の考え方は、このデータからは分かりません。

どこで銘柄ごとの貸し手を確かめられますか。

有報の附属明細表の借入金明細表に、借入1本ごとの貸し手が載っています。決算説明資料の「バンクフォーメーション」のページにも、貸し手ごとの比率がまとめられていることが多いです。

27この記事の数字は、どこから取ったか

使ったのは次の資料です。

数字は当サイトが有報の表から機械で読み、合計が有報の記載と合うことを確かめてから使っています(物件表は57銘柄中54銘柄で取得価格の合計が有報の記載と一致、借入金明細は57銘柄すべてで貸借対照表と一致)。東証に上場する58銘柄のうち、三井不動産商業ファンド投資法人は有報をまだ読めていないため、集計に入っていません。貸し手の名前は、「株式会社」の有無・生命保険会社の「(相)」・「(グリーンローン)」などの注記をそろえて数えました。連名の借入は「協調融資(連名)」としています。貸し手の種類(3メガバンク・信託銀行・地方銀行など)は、名前から当サイトが分けたものです。当サイトがデータをどう集め、どう確かめているかはデータの集め方と確かめ方にまとめています。

投資口価格・時価総額・分配金利回りは載せていません。価格は毎日動き、当サイトはそのデータを持っていないためです。この記事は特定の銘柄の勧誘ではありません。

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