01配当の意味とは
配当は、株式会社が株主に対して利益の一部を分け与えることです。会社法に定められた手続きを経て支払われます。
投資型クラウドファンディングで「配当」という言葉が正確に当てはまるのは株式投資型だけです。未上場株式を持っている場合、発行会社が配当を出せば受け取れます。ただし成長段階の会社は利益を事業に回すので、配当を出さないのが通例です。
不動産型・融資型・事業型で受け取るのは配当ではなく「分配金」です。匿名組合契約に基づく利益の分配で、所得区分も配当所得ではなく雑所得になります。募集ページで「配当」と書かれていても、契約の形を確かめてください。
02配当の意味は、どこに書かれているか
この言葉が出てくる場所と、そこでの書かれ方を並べます。
| どこに出てくるか | 書かれ方 | 見るときの注意 |
|---|---|---|
| 株式投資型の募集ページ | 配当の方針 | 出す予定があるか |
| 発行会社の定款・株主総会 | 配当の決議 | — |
| 不動産型・融資型の募集ページ | 「分配」「配当」 | 言葉が混在している。契約の形で判断する |
| 年間取引報告書 | 所得の種類 | 配当所得か雑所得か |
03配当の意味で、誤解されやすい点
| よくある誤解 | 実際は |
|---|---|
| 分配金と配当は同じ | 法的な性質も所得区分も違う |
| 株式投資型なら配当がもらえる | 出さない会社が大半 |
| 配当は必ず毎年出る | 会社の決議による |
| 配当所得は雑所得と同じ税率 | 配当所得は総合課税か申告分離かを選べる場合がある |
04配当の意味と一緒に読む語
この記事は法令の定めと公表されている数字だけで書いています。配当の意味の実際の扱いは契約締結前交付書面(不動産型では契約成立前書面)に書かれていて、募集ページの表現と食い違う場合は書面が優先します。制度は改正されることがあります。
05よくある質問
この用語は、どこで確認できますか。
契約締結前交付書面(不動産型では契約成立前書面)です。法令で交付が義務づけられていて、記載すべき事項も決まっています。
募集ページと書面で書き方が違う場合は。
書面が優先します。募集ページは広告で、書面は契約の説明です。
用語が分からないまま投資してもよいですか。
おすすめしません。分からない言葉があるまま同意すると、あとで「知らなかった」と主張するのが難しくなります。
元本は保証されますか。
されません。どの種別にも公的な元本補償の仕組みはなく、出資について元本を保証することは出資法で禁じられています。
用語の一覧はありますか。
用語集のページにまとめています。この記事からも関連する語に移動できます。
06この記事の数字は、どこから取ったか
会社名を挙げて処分や事故を書くにあたっては、照合を法人番号の完全一致に限りました。社名の部分一致で突き合わせると、似た社名の別会社の記録を拾ってしまいます。当サイトが実際に試したところ、82件が一致したように見えてそのほとんどが別会社でした。
できていないことも書きます。不動産特定共同事業者への監督処分は国土交通省・都道府県の所管で、この事例集には含まれていません。また償還後の実績は、事業型を除いてどの事業者も公表していないため、不動産型・融資型については「戻らなかった件数」を外から数えられません。
数字はいずれも元本を保証するものではなく、この記事は特定の商品の勧誘ではありません。

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