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クラウドバンクの評判|融資型20社のデータで検証

読む目安:「先に結論」だけなら1分/全部で約20分(12千字)

クラウドバンク(運営:日本クラウド証券株式会社)は、融資型クラウドファンディングの20社のうちの1社です。評判を調べる前に、公表されている数字を先に置きます。想定利回りの上限は7.1%で、融資型16社中10位。最低投資額は1万円(低いほうから2番目)。当サイトが取得した実案件は2件。

この記事は、クラウドバンクについて当サイトが掲載している110社のデータベースと突き合わせて分かることだけを書きます。体験談は載せません。運営会社が公表していない項目は「確認中」と明示し、推測で埋めません。数字は融資型クラウドファンディング20社を分母にして、クラウドバンクがどこに立っているのかを毎回示します。

7.1%想定利回り(年)融資型16社中 10位
1万円最低投資額低いほうから 2番目/15社
10ヶ月運用期間期間中は原則として解約できません
0件元本割れの実績正常償還率100%

01結論:どんな人に向くか

先に結論
  • 想定利回りの上限7.1%は、融資型16社の中央値8.75%に対して低い側。順位は10位です。
  • 最低投資額1万円は、15社中で低いほうから2番目。これより低い社は1社あります。
  • 元本割れの実績は0件と公表されています。ただしこれは運用を終えた案件だけの数字で、運用中の案件は含みません。
  • 公表・取得ができていない項目が1件あります(出金手数料)。この欄は埋めずに残しています。

候補になる場合・ならない場合

数字から言えることだけを、判断の材料として両側に並べます。推奨ではありません。

候補になりうる場合


・少額から試したい場合。最低1万円は15社中で低いほうから2番目です。
・資金を長く拘束されたくない場合。運用期間は10ヶ月です。
・過去の償還実績を重く見る場合。元本割れは0件と公表されています(運用中の案件は含みません)。

候補から外れる場合


・元本の保証を求める場合。この商品に元本保証はありません。

02サービスの基本情報と、これまでの実績

種別融資型
根拠となる法律金融商品取引法・貸金業法
必要な許可・登録第二種金融商品取引業ほか(登録制)
登録・許可番号関東財務局長(金商)第115号
想定利回り(年)7.1%
最低投資額1万円
運用期間10ヶ月
劣後出資割合—(この種別にはありません)
募集方式先着(実案件より)
入出金確認中
出金手数料確認中
運営会社日本クラウド証券株式会社
上場区分確認中
サービス開始2013年

全14項目のうち、確認できているのは11項目です。「確認中」は当サイトがまだ一次資料で裏取りできていない項目で、推測では埋めません。

これまでの実績を数える

累計募集額
約3,330億円

これまでに集めた資金の総額

元本割れ
0件

正常償還率100%/過去に元本が毀損した件数

いずれも日本クラウド証券株式会社の公表値です(2026年時点)。第三者が検証した数字ではありません。累計の件数と金額は、事業が続いた長さを示すだけで、これから募集される案件の質を保証しません。

「元本割れゼロ」の読み方

この表記が意味するのは運用を終えた案件で元本が毀損しなかったことだけです。運用中の案件、募集が不成立だった案件、償還が延期された案件は含まれません。また、事業者が自分で集計した数字で、第三者の監査を受けたものではありません。ゼロという数字は、将来の案件が毀損しない根拠にはなりません。

公表している項目を全部並べる

検討のときに見る項目を22個に決めて、埋まっているのは15/22項目。同じ融資型のなかでは多く出しているほうです。

表と図の読み方、順位の数え方は調べ方とデータの見方にまとめています。

会社情報9項目中条件の数値5項目中運用実績5項目中入出金・手数料3項目中
  • 会社情報9項目中
  • 条件の数値5項目中
  • 運用実績5項目中
  • 入出金・手数料3項目中
クラウドバンクが公表している項目を、種類ごとに数えたもの。棒が短いところが、自分で問い合わせないと分からない部分です。
項目クラウドバンク同種別での公表状況
運営会社日本クラウド証券株式会社20/20社が公表
設立—7/20社が公表
資本金100,000,000円6/20社が公表
代表者安達 哲也12/20社が公表
所在地〒150-0013 東京都渋谷区恵比寿1丁目18番14号 恵比寿ファーストスクエア9F11/20社が公表
上場区分確認中20/20社が公表
サービス開始2013年9/20社が公表
登録・許認可第二種金融商品取引業ほか20/20社が公表
登録番号関東財務局長(金商)第115号18/20社が公表
想定利回り7.116/20社が公表
運用期間10ヶ月17/20社が公表
最低投資額1万円15/20社が公表
劣後出資—0/20社が公表
募集方式先着20/20社が公表
累計組成—0/20社が公表
償還—0/20社が公表
累計調達額約3,330億円8/20社が公表
元本毀損0件4/20社が公表
数字の基準日2026年9/20社が公表
提携銀行—1/20社が公表
入出金—2/20社が公表
手数料—10/20社が公表

03同じ種別の中での立ち位置

クラウドバンクが置かれている市場を、先に数字で押さえます。当サイトが掲載している融資型クラウドファンディングは20社です。

掲載社数
20社

当サイトが確認した融資型の事業者

利回りを公表
16社

中央値8.75%・最高14%

登録番号を確認
18社

全体の90%

上場企業が運営
3社

全体の15%

この20社のうち、当サイトが登録・許可番号を確認できたのは18社(90%)、運営会社が上場しているのは3社(15%)です。行政処分などの注記がある事業者は1社あります。クラウドバンクは登録番号を確認できている側、運営会社が上場していない側に入ります。

利回りの帯で見る融資型

クラウドバンクは6〜8%の帯にいます。利回りの帯は、そのままリスクの帯でもあります。高い帯にいる事業者は、短期の開発案件や再生案件など、成功すれば戻りが大きいが、外すと売れない資産を扱っていることが多い。帯が近い事業者どうしを比べるのが、最初の比較としては現実的です。帯ごとの社数は融資型の一覧にあります。

最低投資額の帯

融資型で最低投資額を公表している15社のうち、11社が1万円以下です(帯ごとの内訳は融資型の一覧)。クラウドバンクは1万円なので、この多数派の中にいます。最低投資額が低いことは、分散しやすいという意味であって、安全という意味ではありません。

分布の中に置き直す

ここからは、クラウドバンクの数字を融資型クラウドファンディング20社の分布の中に置き直します。単独で「利回りが高い」と言っても意味がないためです。以下の順位・中央値・前後の社は、すべて掲載データからその場で計算しています。

想定利回りの上限

クラウドバンクの想定利回りの上限は7.1%。公表している16社の中で10位(中位)で、中央値8.75%と比べると中央値より低い側です。最も高い社は14%、最も低い社は3.65%。

運営会社想定利回りの上限
AGクラウドファンディングAGクラウドファンディング株10%
Alterna BankSAMURAI証券株式会社10%
COMMOSUS株式会社コモサス10%
OwnersBookロードスターインベストメンツ7.5%
★ クラウドバンク日本クラウド証券株式会社7.1%
WealthParkWealthPark株式会社7%
Sunny Proud株式会社JRF Global7%
Pocket FundingソーシャルバンクZAIZEN6%
J.LENDING株式会社ジャルコ5.5%

この前後9社が、想定利回りの上限という一点ではクラウドバンクと近い条件の事業者です。ただしこの軸で近いことは、リスクが同じであることを意味しません。運営会社の規模も、案件の中身も別々に見る必要があります。

最低投資額

クラウドバンクの最低投資額は1万円。公表している15社の中で2位(上位)で、中央値1万円と比べると中央値と同じ側です。最も低い社は1円、最も高い社は10万円。

運営会社最低投資額
Fundsファンズ株式会社1円
★ クラウドバンク日本クラウド証券株式会社1万円
Bankers株式会社バンカーズ1万円
AGクラウドファンディングAGクラウドファンディング株1万円
Alterna BankSAMURAI証券株式会社1万円
OwnersBookロードスターインベストメンツ1万円
COMMOSUS株式会社コモサス1万円
COOL株式会社COOL1万円
Pocket FundingソーシャルバンクZAIZEN1万円

この前後9社が、最低投資額という一点ではクラウドバンクと近い条件の事業者です。ただしこの軸で近いことは、リスクが同じであることを意味しません。運営会社の規模も、案件の中身も別々に見る必要があります。

運用期間の上限

クラウドバンクの運用期間の上限は10ヶ月。公表している17社の中で2位(上位)で、中央値24ヶ月と比べると中央値より低い側です。最も低い社は5ヶ月、最も高い社は60ヶ月。

運営会社運用期間の上限
ヤマワケWeCapital株式会社5ヶ月
★ クラウドバンク日本クラウド証券株式会社10ヶ月
FunvestFintertech株式会社10ヶ月
COOL株式会社COOL11ヶ月
J.LENDING株式会社ジャルコ11ヶ月
CAPIMAアバンダンティアキャピタル株12ヶ月
Sunny Proud株式会社JRF Global12ヶ月
Pocket FundingソーシャルバンクZAIZEN23ヶ月
AGクラウドファンディングAGクラウドファンディング株24ヶ月

この前後9社が、運用期間の上限という一点ではクラウドバンクと近い条件の事業者です。ただしこの軸で近いことは、リスクが同じであることを意味しません。運営会社の規模も、案件の中身も別々に見る必要があります。

10の指標で見た、20社のなかでの順位

1社だけ見ていても、その数字が良いのかどうかは分かりません。20社のなかでの順位を出します。10指標の平均順位は上位21%。強いのは想定利回り(下限)、利回りレンジの狭さ、運用期間の短さ、最低投資額の低さ、累計調達額。

表と図の読み方、順位の数え方は調べ方とデータの見方にまとめています。

利回り上限7.1%利回り下限7.1%レンジの狭さ0pt運用期間10ヶ月最低投資額1万円調達額3330億円開示項目12/20項目上位50%1位クラウドバンク
クラウドバンクの位置。外側ほど融資型のなかで上位です。(各指標を公表している会社のなかでの順位を 0〜1 に直したもの)
指標クラウドバンク順位同種別の中央値中央値と比べて1位の会社
想定利回り(上限)7.1%10位 / 16社10%下回るヤマワケ
想定利回り(下限)7.1%2位 / 16社4.88%上回るヤマワケ
利回りレンジの狭さ0pt1位 / 16社2.6pt上回るクラウドバンク
運用期間の短さ10ヶ月2位 / 17社24ヶ月上回るヤマワケ
最低投資額の低さ1万円2位 / 15社1万円同じFunds
累計調達額3330億円1位 / 8社791億円上回るクラウドバンク
開示項目の数12/20項目6位 / 20社7/20項目上回るAGクラウドファンディング
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融資型の中央値との差

平均は少数の極端な会社に引っ張られるので、中央値と比べます。融資型20社の中央値と並べました。

表と図の読み方、順位の数え方は調べ方とデータの見方にまとめています。

100想定利回り(上限)7.1% (中央値 10%)想定利回り(下限)7.1% (中央値 4.88%)運用期間(最長)10ヶ月 (中央値 24ヶ月)運用期間(最短)10ヶ月 (中央値 6ヶ月)最低投資額1万円 (中央値 1万円)累計調達額3330億円 (中央値 791億円)開示項目の数12/20 (中央値 7/20)
  • 想定利回り(上限)7.1% (中央値 10%)
  • 想定利回り(下限)7.1% (中央値 4.88%)
  • 運用期間(最長)10ヶ月 (中央値 24ヶ月)
  • 運用期間(最短)10ヶ月 (中央値 6ヶ月)
  • 最低投資額1万円 (中央値 1万円)
  • 累計調達額3330億円 (中央値 791億円)
  • 開示項目の数12/20 (中央値 7/20)

点線は100

融資型の中央値を100としたときの比。
項目クラウドバンク融資型の中央値差中央値に対する比
想定利回り(上限)7.1%10%-2.9%71%
想定利回り(下限)7.1%4.88%+2.22%145%
運用期間(最長)10ヶ月24ヶ月-14ヶ月42%
運用期間(最短)10ヶ月6ヶ月+4ヶ月167%
最低投資額1万円1万円0円100%
累計調達額3330億円791億円+2539億円421%
開示項目の数12/207/20+5/20171%
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※ 劣後出資割合、累計組成本数、運営会社の設立年は公表がないため比較できません。個別の募集ページには記載があることもあるので、申し込む前に確認してください。

04条件が近い8社を同じ表に並べる

比較の相手は、ランキング上位の会社ではなく条件が近い会社です。利回り・運用期間・最低額・劣後・開示項目数の5つを座標にして、近い8社を機械的に選びました。

4.9%10ヶ月7.9%26ヶ月11.0%41ヶ月クラウドバンク運用期間(最長・ヶ月)想定利回りの上限(%)
オレンジがクラウドバンク。縦が想定利回り、横が運用期間です。
サービス想定利回り運用期間最低額劣後上場区分累計組成条件の近さ
クラウドバンク(この記事)7.110ヶ月1万円—確認中——
Pocket Funding3–64–23ヶ月1万円—確認中—2.53
J.LENDING5.0–5.55–11ヶ月——上場グループ—2.56
OwnersBook4.9–7.58–41ヶ月1万円—上場グループ—2.72
COMMOSUS5.5–107–24ヶ月1万円—確認中—3.14
AGクラウドファンディング1–106–24ヶ月1万円—上場グループ—3.28
日本マリタイムバンク4.8812–24ヶ月——確認中—3.37
Alterna Bank4–101–36ヶ月1万円—確認中—3.63
CAPIMA4.2–11〜12ヶ月1万円—非上場—3.90
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05運営会社と登録を確かめる

クラウドバンクが属する融資型は金融商品取引法・貸金業法にもとづく仕組みで、事業者には第二種金融商品取引業ほか(登録制)が必要です(法律の枠組みは調べ方とデータの見方)。

クラウドバンクの登録・許可番号は関東財務局長(金商)第115号です。

「財務局長」で始まる番号は金融商品取引業の登録です。金融庁の「免許・許可・登録等を受けている業者一覧」で、登録が今も有効かどうかを誰でも確認できます。過去に登録が取り消された事業者も存在します。

番号の探し方、一覧での突き合わせ方、行政処分の調べ方は調べ方とデータの見方にまとめています。

当サイトでは、クラウドバンクに関する行政処分の記録を確認できていません。「確認できていない」であって「無い」ではありません。調べ方は調べ方とデータの見方にあります。

関連するニュース

Googleニュースの検索結果から、クラウドバンクまたは日本クラウド証券株式会社を含む記事を新しい順に並べています。当サイトが選別・評価したものではありません。見出しと媒体名だけを載せ、本文は各媒体のページでご確認ください。

※ プレスリリースと取材記事の読み分けは調べ方とデータの見方。

公的な一覧との照合

投資する前にいちばん先に確かめるべきなのは、条件ではなく登録の有無です。公的な一覧で確認が取れました。

登録・許可番号を自分で確かめる手順と、突き合わせに使った一次情報は調べ方とデータの見方にあります。

項目内容
サイトに書かれている登録番号関東財務局長(金商)第115号
登録・許認可の種類第二種金融商品取引業ほか
法人番号(国税庁)2010001077101
登記上の商号日本クラウド証券株式会社
登記上の所在地東京都渋谷区恵比寿1丁目18番14号
gBizINFOの更新日2024-04-30
金融商品取引業者登録2007-09-30 金融庁
金融庁の登録一覧関東財務局長(金商)第115号/第一種・第二種/登録日 2007-09-30

近い会社の運営体制と登録を見比べる

数字で差が付かないときに効いてくるのが、運営会社と登録の有無です。公的な一覧で確認が取れたのは、この9社のうち9社です。

登録・許可番号を自分で確かめる手順と、突き合わせに使った一次情報は調べ方とデータの見方にあります。

金融庁の一覧で確認9社国交省の一覧で確認0社上場・上場グループ3社どちらの一覧でも確認できず0社
  • 金融庁の一覧で確認9社
  • 国交省の一覧で確認0社
  • 上場・上場グループ3社
  • どちらの一覧でも確認できず0社
クラウドバンクと条件が近い8社を合わせた9社の内訳。「確認できず」は社名の表記ゆれで一致しなかったものを含みます。
サービス運営会社設立資本金上場区分金融庁一覧国交省一覧開示項目
クラウドバンク(この記事)日本クラウド証券株式会社—100,000,000円確認中○—12/20
Pocket FundingソーシャルバンクZAIZEN株式会社——確認中○—4/20
J.LENDING株式会社ジャルコ——上場グループ○—4/20
OwnersBookロードスターインベストメンツ株式会社2019年8月—上場グループ○—15/20
COMMOSUS株式会社コモサス2015年12月01日1億円確認中○—13/20
AGクラウドファンディングAGクラウドファンディング株式会社2020年8月1億円上場グループ○—16/20
日本マリタイムバンク日本マリタイムバンク株式会社——確認中○—3/20
Alterna BankSAMURAI証券株式会社—99,000,000円確認中○—11/20
CAPIMAアバンダンティアキャピタル株式会社2019年9月6,900万円非上場○—12/20
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06守られる仕組みと、引き受けるリスク

事業者を通じて資金を貸し付ける仕組みです。くわしい説明は調べ方とデータの見方にあります。

クラウドバンクもこの枠組みの中にあります。つまり守られる範囲は、この事業者が特別に決めたものではなく、法律で決まっている部分が大きいということです。事業者ごとの差は、法令が求める最低限より上をどこまで積むかに出ます。

クラウドバンクで確認すべき点
  • 貸付先が誰かを見る。上場企業への貸付と、無名の事業者への貸付では、同じ利回りでも意味がまったく違います。
  • 担保の有無と評価額を見る。不動産担保付きでも、評価がどの時点のどの前提かで回収可能性は変わります。
  • 過去の遅延・貸倒れの開示を見る。実績を出していない事業者は、それ自体が判断材料になります。

仕組みそのものの解説ははじめての方へと劣後出資割合とはにまとめています。ここではクラウドバンクの数字に絞ります。

引き受けることになるリスク

融資型に共通するリスクはリスクと過去の事故にまとめています。ここではクラウドバンクに効く形で書きます。

  1. 途中で解約できない。運用期間中は原則として換金できません。クラウドバンクの運用期間は10ヶ月です。生活資金や近く使う予定のある資金は充てないでください。
  2. 事業者が破綻するリスク。分別管理の義務はありますが、実際に違反した事例があります。事業者の財務が見えるかどうかは、種別より先に確認すべき点です。
  3. 情報の非対称。投資家が見られるのは募集ページに書かれたことだけです。物件やプロジェクトを自分で確かめる手段は基本的にありません。
  4. この事業者で確認できていない項目が2件ある。出金手数料、入出金の方法が未取得です。分からないまま出すのは、リスクを測らずに出すのと同じです。申し込み前に募集ページで確認してください。

損が出るとしたら、どういうときか

うまくいかなかったときに何が起きるのかを、数字で見ておきます。100万円を入れた前提で、価値が下がったときに元本がどうなるかを出しました。

0%下落1,000,000円5%下落950,000円10%下落900,000円15%下落850,000円20%下落800,000円30%下落700,000円50%下落500,000円
  • 0%下落1,000,000円
  • 5%下落950,000円
  • 10%下落900,000円
  • 15%下落850,000円
  • 20%下落800,000円
  • 30%下落700,000円
  • 50%下落500,000円
100万円を入れたときに戻ってくる元本。劣後の公表がないので、下落がそのまま元本に及ぶ前提です。
価値の下落元本に及ぶ割合戻る元本分配金(税引後・概算)100万円に対する損益結果
0%0%1,000,000円47,084円+47,084円元本は守られる
5%5%950,000円47,084円-2,915円元本が減る
10%10%900,000円47,084円-52,915円元本が減る
15%15%850,000円47,084円-102,915円元本が減る
20%20%800,000円47,084円-152,915円元本が減る
30%30%700,000円47,084円-252,915円元本が減る
50%50%500,000円47,084円-452,915円元本が減る
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※ 概算です。前提は調べ方とデータの見方。元本は保証されません。

07自分の金額で試算する

金額別の受取額(税引後)

パーセントを金額に置き換えると、判断がしやすくなります。想定利回り7.1、運用期間10ヶ月で計算しました。

試算の前提(単利・満期保有・源泉徴収20.42%)は調べ方とデータの見方。

5万円2,354円10万円4,708円30万円14,125円50万円23,542円100万円47,084円300万円141,254円500万円235,424円
  • 5万円2,354円
  • 10万円4,708円
  • 30万円14,125円
  • 50万円23,542円
  • 100万円47,084円
  • 300万円141,254円
  • 500万円235,424円
クラウドバンクでうまくいった場合の税引後の受取額(概算)。
投資額口数税引前(控えめ)税引前(うまくいった場合)税引後(控えめ)税引後(うまくいった場合)源泉徴収(控えめ)源泉徴収(うまくいった場合)受取額の幅
5万円5口2,958円2,958円2,354円2,354円604円604円0円
10万円10口5,916円5,916円4,708円4,708円1,208円1,208円0円
30万円30口17,750円17,750円14,125円14,125円3,624円3,624円0円
50万円50口29,583円29,583円23,542円23,542円6,040円6,040円0円
100万円100口59,166円59,166円47,084円47,084円12,081円12,081円0円
300万円300口177,500円177,500円141,254円141,254円36,245円36,245円0円
500万円500口295,833円295,833円235,424円235,424円60,409円60,409円0円
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※ 概算です。前提は調べ方とデータの見方。元本は保証されません。

積み上げていくと、どうなるか

続けて申し込む前提で、積み上がりを計算します。クラウドバンクの最低投資額1万円を基準に、3ヶ月ごとに一定の口数を申し込み続けた場合の積み上がりを出しました。利回りは上限の7.1%、税引後(源泉徴収20.42%を引いたあと)で計算しています。取得できた案件では枠が余っていたので、申し込めば入れる前提で計算しています。

確かめたいのは金額ではなく、クラウドバンクだけでどこまで積めるかです。募集の本数が足りなければ、同じ種別の他社にも口座を開いて分散することになります。

期間申込のペース累計口数累計投資額税引後の受取(概算)元本+受取当選の見込み
6ヶ月3ヶ月ごとに1口2口2万円565円20,565円100%
6ヶ月3ヶ月ごとに3口6口6万円1,695円61,695円100%
6ヶ月3ヶ月ごとに5口10口10万円2,825円102,825円100%
12ヶ月3ヶ月ごとに1口4口4万円2,260円42,260円100%
12ヶ月3ヶ月ごとに3口12口12万円6,780円126,780円100%
12ヶ月3ヶ月ごとに5口20口20万円11,300円211,300円100%
24ヶ月3ヶ月ごとに1口8口8万円9,040円89,040円100%
24ヶ月3ヶ月ごとに3口24口24万円27,120円267,120円100%
24ヶ月3ヶ月ごとに5口40口40万円45,201円445,201円100%
36ヶ月3ヶ月ごとに1口12口12万円20,340円140,340円100%
36ヶ月3ヶ月ごとに3口36口36万円61,021円421,021円100%
36ヶ月3ヶ月ごとに5口60口60万円101,703円701,703円100%
60ヶ月3ヶ月ごとに1口20口20万円56,501円256,501円100%
60ヶ月3ヶ月ごとに3口60口60万円169,505円769,505円100%
60ヶ月3ヶ月ごとに5口100口100万円282,509円1,282,509円100%
横にスクロールすると残りの列が見えます

※ 概算です。前提は調べ方とデータの見方。元本は保証されません。

口座開設から出資までの流れ

口座開設から出資までの手順は調べ方とデータの見方にまとめています。ここではクラウドバンクで実際に手間が変わるところだけを書きます。

この記事で扱っていないこと

ここまでがクラウドバンクそのものの話です。以下はどの事業者でも共通なので、この記事では繰り返さず、元のページに置いています。

08この記事の数字は、どこから取ったか

数字の出どころを最後にまとめます。ここが書いていない比較記事は、鵜呑みにしないでください。この記事で使ったのは次のとおりです。

取得日は2026年10月19日です(更新頻度と方針は調べ方とデータの見方)。

できていないことも書いておきます。まず、クラウドバンクについては設立、劣後出資、累計組成、償還、提携銀行、入出金ほかが確認できていません。公表がないのか、当サイトが見つけられていないのかは区別できていません。次に、実案件は募集一覧に出ている範囲しか取れていないので、過去の案件をすべて数えたものではありません。そして、償還後の実績利回りは各社の開示方針がばらばらで、横並びの集計ができていません。ここは運用終了レポートの取得で埋めていきます。

数字は元本を保証するものではなく、特定の商品の勧誘ではありません。最終的な判断は交付書面と目論見書をお読みください。

09まとめ

クラウドバンクについて、掲載データから言えるのはここまでです。利回りは16社中10位、最低投資額は低いほうから2番目。公表・取得ができていない項目は2件で、その欄は埋めていません。

最後に一つだけ。評判を調べる目的は、他人の感想を集めることではなく、自分が確かめられる事実の範囲を知ることです。この記事に書いた数字は、日本クラウド証券株式会社の公表資料と当サイトの集計から取ったもので、第三者の監査を受けたものではありません。実際に申し込む前に、日本クラウド証券株式会社が交付する契約締結前交付書面を必ずお読みください。

融資型を横断して比べる場合は融資型の一覧、仕組みから確認する場合ははじめての方へ、この事業者の生データはクラウドバンクのサービスページにあります。

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