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系統用蓄電池の税は、収入にかかる所得税か法人税、売上にかかる消費税、設備にかかる固定資産税の3つを別々に見ます。
売り手の利回りに入っているかを、最初に聞きます。
税を入れると結果はどう変わるのかを、建設費4万円/kWhの例で計算しました。
1,000kW(建設費1.86億円)を法定17年と仮に置いて計算した額です。
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系統用蓄電池の税金|6種類の税と固定資産税の計算
結論から聞きたい。どうなんだ?
系統用蓄電池の税は、収入にかかる所得税か法人税、売上にかかる消費税、設備にかかる固定資産税の3つを別々に見ます。
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数字で見ると、こうなります
系統用蓄電池の税は、収入にかかる所得税か法人税、売上にかかる消費税、設備にかかる固定資産税の3つを別々に見ます。
売り手の利回りに入っているかを、最初に聞きます。
税を入れると結果はどう変わるのかを、建設費4万円/kWhの例…
税引き前の20年の利回り3.7%が、固定資産税を引くと2.8…
かかる税は6種類です。
所得税・復興特別所得税個人かかるもの利益。
売却の利益は総合課税の譲渡所得申告先税務署法人税法人かかるも…
横にスクロールすると残りの列が見えますどちらになるかは、規模…
設備を1基持っているから事業所得、と自動的には決まりません。
国税庁の表示では、雑所得は「事業所得等のいずれにも当たらない…
これに加えて復興特別所得税などがかかり、令和9年以後は税率の…
建設費4万円/kWh・1,000kWの1年目は、手残り927…
他の所得に上乗せされるので、給与の高い人ほど高い税率がかかり…
系統用蓄電池の税は、収入にかかる所得税か法人税、売上にかかる消費税、設備にかかる固定資産税の3つ…
売り手の利回りに入っているかを、最初に聞きます。
税を入れると結果はどう変わるのかを、建設費4万円/kWhの例で計算しました。
まとめ
この記事のポイント
くわしい数字と出どころは、本文で確かめてください。
結論から聞きたい。どうなんだ?
系統用蓄電池の税は、収入にかかる所得税か法人税、売上にかかる消費税、設備にかかる固定資産税の3つを別々に見ます。
系統用蓄電池の税は、収入にかかる所得税か法人税、売上にかかる消費税、設備にかかる固定資産税の3つを別々に見ます。売り手の利回りに入っているかを、最初に聞きます。
税を入れると結果はどう変わるのかを、建設費4万円/kWhの例で計算しました。税引き前の20年の利回り3.7%が、固定資産税を引くと2.8%になります。所得税まで入れた数字はグラフのとおりです。
税を入れた20年の利回り
建設費4万円/kWh、1,000kW、需給調整の値段6.0円。法定17年の定額法を仮に置き、利益に一律の税率を掛け、赤字は同じ率で他の所得と相殺できるとした計算。住民税は入れていません。
どんな税が、誰にかかるのか?
下の表と図で、順に見ていきましょう。
かかる税は6種類です。
利益。売却の利益も所得に合算
税務署
所得など
市区町村・都道府県
個人は所得(第一種事業に電気供給業)。電気供給業の法人は収入など
都道府県
売上
税務署
設備(償却資産)
設置先の市町村
個人の事業税の税率は、第一種事業で標準5%です(地方税法72条の49の17)。蓄電池の収入が「電気供給業」に当たるかは、事業の実態で判断されます。当サイトでは確認できていないので、都道府県税事務所に聞いてください。
個人の収入は、何所得になるのか?
どちらになるかは、規模や継続の度合いなどの実態で判断します。
| 形 | 所得の区分 | 赤字を給与などと相殺できるか | 根拠 |
|---|---|---|---|
| 事業として設備を持つ | 事業所得 | できる(損益通算) | 国税庁 No.1350、No.2250 |
| 副業の規模で設備を持つ | 業務に係る雑所得 | できない | 国税庁 No.1500、No.2250 |
| 匿名組合に出資する | 原則として雑所得 | できない | 所得税基本通達36・37共-21 |
| 融資型のクラファン | 利息は雑所得が多い | できない | 案件の書類を読む |
| 上場株を買う | 配当所得、譲渡所得 | 申告の方法で違う | 証券会社の書類 |
どちらになるかは、規模や継続の度合いなどの実態で判断します。設備を1基持っているから事業所得、と自動的には決まりません。国税庁の表示では、雑所得は「事業所得等のいずれにも当たらない所得」で、副業の収入のうち営利を目的とした継続的なものが「業務に係る雑所得」です。
「赤字を給与と相殺して節税」という説明を聞いたときは、ここが分かれ目です。雑所得なら、減価償却で赤字が出ても他の所得から差し引けません。申告の前に税理士に聞きます。
即時償却の特例を個人で使う場合も、青色申告と指定事業の条件が付きます。条件は法人と同じ考え方で、電気業は指定事業に入っていません。
所得税は、いくらになるのか?
所得税は5%から45%までの累進で、この速算表で計算します。
所得税は5%から45%までの累進で、この速算表で計算します。これに加えて復興特別所得税などがかかり、令和9年以後は税率の組み方が変わるので、国税庁の案内を読みます。
| 課税される所得金額(〜まで) | 税率 | 控除額 |
|---|---|---|
| 〜1,949,000円 | 5% | 0円 |
| 3,299,000円 | 10% | 97,500円 |
| 6,949,000円 | 20% | 427,500円 |
| 8,999,000円 | 23% | 636,000円 |
| 17,999,000円 | 33% | 1,536,000円 |
| 39,999,000円 | 40% | 2,796,000円 |
| 4,000万円以上 | 45% | 4,796,000円 |
建設費4万円/kWh・1,000kWの1年目は、手残り927万円から定額法の償却708万円と固定資産税157万円を引くと、計算上の所得は62万円です。他の所得に上乗せされるので、給与の高い人ほど高い税率がかかります。
上乗せされる税額は、本業の所得の大きさで変わります。たとえば課税所得が500万円の人と2,000万円の人に、同じ300万円の所得が増えると、増える所得税はそれぞれ631,500円、1,200,000円です。
20年の間で、税はどう変わるのか?
建設費4万円/kWh・1,000kW・法定17年定額・税率20%の例です。
建設費4万円/kWh・1,000kW・法定17年定額・税率20%の例です。償却が終わる18年目から、利益と税が増えます。最後の年は撤去費用が入ります。
| 年 | 税引き前の収支 | 固定資産税 | 償却費 | 所得 | 所得税(20%) | 税引き後の収支 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1年目 | 927万円 | 157万円 | 708万円 | 62万円 | 12万円 | 757万円 |
| 5年目 | 903万円 | 91万円 | 708万円 | 104万円 | 21万円 | 791万円 |
| 10年目 | 874万円 | 46万円 | 708万円 | 119万円 | 24万円 | 804万円 |
| 15年目 | 844万円 | 23万円 | 708万円 | 113万円 | 23万円 | 798万円 |
| 18年目 | 826万円 | 16万円 | 0万円 | 811万円 | 162万円 | 649万円 |
| 20年目 | 214万円 | 12万円 | 0万円 | 203万円 | 41万円 | 162万円 |
償却の期間が終わると、現金は同じでも税が増える点に注意します。
本業の所得が違うと、税はどう変わるのか?
蓄電池の所得が上に積み重なると考えて、増える所得税を計算しました。
蓄電池の所得が上に積み重なると考えて、増える所得税を計算しました。復興特別所得税と住民税は入れていません。
| 本業の課税所得 | 100万円増えると | 300万円増えると | 500万円増えると |
|---|---|---|---|
| 300万円 | 17万円 | 57万円 | 100万円 |
| 500万円 | 20万円 | 63万円 | 119万円 |
| 1,000万円 | 33万円 | 99万円 | 165万円 |
| 2,000万円 | 40万円 | 120万円 | 200万円 |
| 4,000万円 | 45万円 | 135万円 | 225万円 |
同じ収入でも、本業の所得で手取りが変わります。建設費と税率の組み合わせでは、20年の利回りは次のようになります。
| 建設費 | 税引き前 | 税率10% | 税率20% | 税率33% | 税率45% |
|---|---|---|---|---|---|
| 6.2万円/kWh | −1.2% | −2.0% | −1.8% | −1.5% | −1.3% |
| 4万円/kWh | 3.7% | 2.5% | 2.3% | 2.0% | 1.6% |
| 3万円/kWh | 7.4% | 6.0% | 5.4% | 4.7% | 4.0% |
| 2万円/kWh | 13.7% | 11.8% | 10.8% | 9.3% | 8.0% |
固定資産税も引いた数字です。損失を他の所得と相殺できない雑所得の場合は、この計算より不利です。
固定資産税は、いくらかかるのか?
事業に使う償却資産は、毎年1月1日の所有者に固定資産税がかかります。
事業に使う償却資産は、毎年1月1日の所有者に固定資産税がかかります。標準税率は1.4%で、1月31日までに市町村へ申告します(地方税法350条、383条)。国税の減価償却とは別の計算です。
1,000kW(1.86億円)の固定資産税の年額
固定資産評価基準の減価残存率で計算。前年に取得したとして1年目から数え、評価額の下限は取得価額の5%。市町村によって税率が違う場合があります。
| 法定耐用年数 | A(前年中の取得) | B(前年前の取得) | 1年目 | 5年目 | 10年目 | 20年の合計 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 法定6年 | 0.840 | 0.681 | 219万円 | 47万円 | 13万円 | 810万円 |
| 法定15年 | 0.929 | 0.858 | 242万円 | 131万円 | 61万円 | 1,624万円 |
| 法定17年 | 0.936 | 0.873 | 244万円 | 142万円 | 72万円 | 1,792万円 |
法定耐用年数の区分が税に効きます。6年と17年では、20年の合計に982万円の差があります。区分が確認できていないので、市町村への申告の前に決めます。
国の試算の運転維持費(人件費・修繕費・諸費・一般管理費)に固定資産税が入っているかは、資料からは確認できませんでした。売り手の収支に入っているかは、項目を聞きます。
規模で、固定資産税はどう変わるのか?
建設費6.2万円/kWh・法定17年で計算しました。
建設費6.2万円/kWh・法定17年で計算しました。6.2万円/kWhは、2023年度の補助事業のシステム価格の平均(工事費を含みません)。工事費を入れれば税も増えます。右の列は、1年目の税が1年目の手残りに占める割合です。
| 規模 | 取得価額 | 1年目の税 | 20年の合計 | 手残りに対する割合 |
|---|---|---|---|---|
| 50kW | 930万円 | 12万円 | 80万円 | 26% |
| 500kW | 9,300万円 | 122万円 | 896万円 | 26% |
| 1,000kW | 1.86億円 | 244万円 | 1,792万円 | 26% |
| 2,000kW | 3.72億円 | 487万円 | 3,585万円 | 26% |
| 10,000kW | 18.60億円 | 2,437万円 | 17,923万円 | 26% |
割合はどの規模でも同じです。税は取得価額に比例するので、建設費が高いほど手残りを多く削ります。大きな設備には大規模償却資産の条文もあるので、市町村に聞きます。
固定資産税で、気をつけるこって、何だ?
免税点は、同じ市町村にある償却資産の合計で見ます。
| 項目 | 固定資産税 | 法人税・所得税 |
|---|---|---|
| 償却の計算 | 固定資産評価基準の減価率 | 定額法・定率法など |
| 取得した年 | 半年分(A) | 月割り |
| 圧縮記帳 | 認められない | 認められる |
| 即時償却・特別償却 | 認められない | 認められる(要件あり) |
| 評価の下限 | 取得価額の5% | 1円 |
| 免税点 | 課税標準150万円未満は課税されない | — |
免税点は、同じ市町村にある償却資産の合計で見ます。50kWの低圧で建設費6.2万円/kWhなら取得価額は930万円で、1年目の税は12万円です。法定17年なら評価額が150万円を下回るのは14年目です。同じ市町村に別の償却資産があれば、それも合わせて判定します。
再生可能エネルギー発電設備には、地方税法の附則で課税標準を軽くする特例があります。条文の対象は再エネの発電設備です。蓄電池単体が当たるかは確認できませんでした。売り手が「固定資産税が軽くなる」と言う場合は、設置先の市町村に聞きます。
土地を借りて置く場合、土地の固定資産税は通常は地権者が払いますが、地代に含まれるかは契約を読みます。土地を買うと、土地の固定資産税も加わります。
消費税は、いつから納めるのか?
基準期間(個人は前々年、法人は前々事業年度)の課税売上高が1,000万円以下なら、原則として免税です。
基準期間(個人は前々年、法人は前々事業年度)の課税売上高が1,000万円以下なら、原則として免税です。この記事の前提では1kWあたりの売上は年14,270円で、約701kWで1,000万円に届きます。
| 論点 | 中身 | 根拠 |
|---|---|---|
| 課税の対象 | 事業として対価を得る資産の譲渡等 | 国税庁 No.6105 |
| 免税の判定 | 基準期間の課税売上高1,000万円以下 | 国税庁 No.6501 |
| インボイスの登録 | 登録すれば売上が小さくても納税の義務 | 国税庁 No.6501 |
| 設備の仕入税額 | 課税事業者で控除しきれなければ還付の申告の余地 | 国税庁 No.6601 |
| 高額な設備の後 | 課税事業者の選択や調整の決まりあり。税理士へ | 個別の確認 |
| ファンドの分配 | 設備の売上とは別の扱い | 書類で確認 |
減価償却で税を減らすと、後で何が起きるのか?
経費の総額は取得価額を超えず、早く経費にすれば後の年の経費が減ります。
経費の総額は取得価額を超えず、早く経費にすれば後の年の経費が減ります。出口の税まで入れる計算機は減価償却の節税商品のページ、売却の税は売却の記事へ。
申告の予定は、1年でどうなるか?
青色申告を使うなら、承認の申請の期限も別にあります。
| 時期 | やること | 対象 |
|---|---|---|
| 1月31日まで | 償却資産の申告(市町村) | 個人・法人 |
| 2月16日〜3月15日 | 所得税の確定申告 | 個人 |
| 3月31日まで | 消費税の確定申告(個人事業者) | 課税事業者の個人 |
| 決算から2か月以内 | 法人税・消費税などの申告 | 法人 |
| 年4回 | 固定資産税の納付(市町村の納期) | 個人・法人 |
| 業務の開始の翌年3月15日まで | 償却方法の届出(定額法以外を選ぶ場合) | 個人 |
青色申告を使うなら、承認の申請の期限も別にあります。申告の担当を売り手や運用会社に任せる契約でも、納税の義務は持ち主にあります。
個人なら、どんな書類を出すのか?
帳簿は、案件ごとに収入の明細、手数料、保守、保険を分けておきます。
| 書類 | 提出先 | 中身 |
|---|---|---|
| 償却資産申告書・種類別明細書 | 設置先の市町村 | 資産の種類、取得年月、取得価額、耐用年数 |
| 確定申告書、青色申告決算書または収支内訳書 | 税務署 | 収入、経費、減価償却費の計算 |
| 減価償却資産の償却方法の届出書 | 税務署 | 定率法を選ぶ場合など |
| 青色申告承認申請書 | 税務署 | 青色申告の特例を使う場合 |
| 個人事業の開業届 | 税務署 | 事業として始める場合 |
| 消費税の課税事業者届出書など | 税務署 | 基準期間の売上が1,000万円を超えたとき、選択するとき |
| 適格請求書発行事業者の登録申請 | 税務署 | インボイスを発行する場合 |
帳簿は、案件ごとに収入の明細、手数料、保守、保険を分けておきます。複数の設備や複数の市町村にまたがるなら、固定資産台帳で管理します。
税理士に頼むとき、何を渡せばいいか?
最初の年に区分や償却方法を決めると、後から変えるのは簡単ではありません。
最初の年に区分や償却方法を決めると、後から変えるのは簡単ではありません。買う前に一度、買った後の1年目の申告の前にもう一度相談する、という順番が安全です。
ほかに、よく聞かれることは?
よく聞かれることを、ここにまとめました。
設備を自分で持っていれば、原則として必要です。給与以外の所得が20万円以下の場合の扱いなど、細かな条件は国税庁の確定申告の案内を読むか、税理士に聞いてください。
所得税や法人税はかからなくても、固定資産税は設備に対してかかります。法人の電気供給業の収入割にも注意します。
減りません。固定資産税では即時償却は認められていません。
持ち主に課税されます。売り手が負担すると契約に書かれていても、課税の相手は変わりません。
税の計算は、法定耐用年数を仮に置き、利益に一律の税率を掛ける単純な計算です。住民税、事業税、復興特別所得税は入れていません。実際の税額は税理士に聞いてください。
「計算の例」は実際の商品の条件ではありません。出口(売却・契約終了)で戻る額は、帳簿の価値がほぼ0になっているので、そのまま利益として課税されるとしています。 法人は実効税率30%の例です。手数料・出口の額・出口の税率を変えた詳しい計算は減価償却の繰り延べ計算で。