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不動産BANKの評判|不動産型80社のデータで検証

読む目安:「先に結論」だけなら1分/全部で約20分(12千字)

不動産BANK(運営:株式会社ファミリーコーポレーション)は、不動産クラウドファンディングの80社のうちの1社です。評判を調べる前に、公表されている数字を先に置きます。想定利回りの上限は6%で、不動産型78社中58位。最低投資額は1万円(低いほうから35番目)。劣後出資割合は—。

この記事は、不動産BANKについて当サイトが掲載している110社のデータベースと突き合わせて分かることだけを書きます。体験談は載せません。運営会社が公表していない項目は「確認中」と明示し、推測で埋めません。数字は不動産クラウドファンディング80社を分母にして、不動産BANKがどこに立っているのかを毎回示します。

6以上%想定利回り(年)不動産型78社中 58位
1万円最低投資額低いほうから 35番目/72社
11–12ヶ月運用期間期間中は原則として解約できません
—劣後出資割合運営会社が先に損失を被る割合

01結論:どんな人に向くか

先に結論
  • 想定利回りの上限6%は、不動産型78社の中央値8%に対して低い側。順位は58位です。
  • 最低投資額1万円は、72社中で低いほうから35番目。これより低い社は34社あります。
  • 劣後出資割合は—です。
  • 公表・取得ができていない項目が2件あります(資本金、募集方式)。この欄は埋めずに残しています。

候補になる場合・ならない場合

数字から言えることだけを、判断の材料として両側に並べます。推奨ではありません。

候補になりうる場合


・資金を長く拘束されたくない場合。運用期間は11–12ヶ月です。

候補から外れる場合


・利回りを最優先する場合。78社中58位で、上には57社あります。

02サービスの基本情報と、これまでの実績

種別不動産型
根拠となる法律不動産特定共同事業法
必要な許可・登録電子取引業務の許可(許可制)
登録・許可番号不動産特定共同事業産特定共同事業東京都知事第135号
想定利回り(年)6以上%
最低投資額1万円
運用期間11–12ヶ月
劣後出資割合—
募集方式確認中
入出金デポジット口座(投資に残高不要)
出金手数料145円
運営会社株式会社ファミリーコーポレーション
上場区分非上場
サービス開始2022年11月

全14項目のうち、確認できているのは13項目です。「確認中」は当サイトがまだ一次資料で裏取りできていない項目で、推測では埋めません。

これまでの実績を数える

累計ファンド数・累計募集額・償還件数のいずれも公表が確認できていません。実績を数字で確かめられないということです。新しく始まった事業者であれば当然ですが、数年続いていて数字を出していない場合は、出さない理由のほうを考える必要があります。

公表している項目を全部並べる

比較サイトが並べる項目を22個決めて、埋まっているのは14/22項目。同じ不動産型のなかでは多く出しているほうです。

表と図の読み方、順位の数え方は調べ方とデータの見方にまとめています。

会社情報9項目中条件の数値5項目中運用実績5項目中入出金・手数料3項目中
  • 会社情報9項目中
  • 条件の数値5項目中
  • 運用実績5項目中
  • 入出金・手数料3項目中
不動産BANKが公表している項目を、種類ごとに数えたもの。棒が短いところが、自分で問い合わせないと分からない部分です。
項目不動産BANK同種別での公表状況
運営会社株式会社ファミリーコーポレーション80/80社が公表
設立2011年4月48/80社が公表
資本金—12/80社が公表
代表者冨吉範明77/80社が公表
所在地東京都中央区銀座6-10-1 GINZA SIX 11階73/80社が公表
上場区分非上場80/80社が公表
サービス開始2022年11月51/80社が公表
登録・許認可不動産特定共同事業(電子取引業務)80/80社が公表
登録番号不動産特定共同事業産特定共同事業東京都知事第135号72/80社が公表
想定利回り6以上78/80社が公表
運用期間11–12ヶ月75/80社が公表
最低投資額1万円72/80社が公表
劣後出資—55/80社が公表
募集方式確認中80/80社が公表
累計組成—15/80社が公表
償還—6/80社が公表
累計調達額—14/80社が公表
元本毀損—8/80社が公表
数字の基準日—20/80社が公表
提携銀行—41/80社が公表
入出金デポジット口座(投資に残高不要)41/80社が公表
手数料145円42/80社が公表

03同じ種別の中での立ち位置

不動産BANKが置かれている市場を、先に数字で押さえます。当サイトが掲載している不動産クラウドファンディングは80社です。

掲載社数
80社

当サイトが確認した不動産型の事業者

利回りを公表
78社

中央値8%・最高25.8%

登録番号を確認
72社

全体の90%

上場企業が運営
6社

全体の8%

この80社のうち、当サイトが登録・許可番号を確認できたのは72社(90%)、運営会社が上場しているのは6社(8%)です。行政処分などの注記がある事業者は2社あります。不動産BANKは登録番号を確認できている側、運営会社が上場していない側に入ります。

利回りの帯で見る不動産型

不動産BANKは6〜8%の帯にいます。利回りの帯は、そのままリスクの帯でもあります。高い帯にいる事業者は、短期の開発案件や再生案件など、成功すれば戻りが大きいが、外すと売れない資産を扱っていることが多い。帯が近い事業者どうしを比べるのが、最初の比較としては現実的です。帯ごとの社数は不動産型の一覧にあります。

最低投資額の帯

不動産型で最低投資額を公表している72社のうち、51社が1万円以下です(帯ごとの内訳は不動産型の一覧)。不動産BANKは1万円なので、この多数派の中にいます。最低投資額が低いことは、分散しやすいという意味であって、安全という意味ではありません。

分布の中に置き直す

ここからは、不動産BANKの数字を不動産クラウドファンディング80社の分布の中に置き直します。単独で「利回りが高い」と言っても意味がないためです。以下の順位・中央値・前後の社は、すべて掲載データからその場で計算しています。

想定利回りの上限

不動産BANKの想定利回りの上限は6%。公表している78社の中で58位(下位)で、中央値8%と比べると中央値より低い側です。最も高い社は25.8%、最も低い社は2.5%。

運営会社想定利回りの上限
CREALクリアル株式会社6%
利回りくん株式会社シーラ6%
FANTAS fundingFANTAS technol6%
らくたま株式会社フロンティアグループ6%
★ 不動産BANK株式会社ファミリーコーポレー6%
Re:Vest株式会社リバイブル6%
エードMYバンク株式会社エード・ライフ5.5%
ジョイントアルファ穴吹興産株式会社5%
VERFUND株式会社ベルテックス5%

この前後9社が、想定利回りの上限という一点では不動産BANKと近い条件の事業者です。ただしこの軸で近いことは、リスクが同じであることを意味しません。運営会社の規模も、案件の中身も別々に見る必要があります。

最低投資額

不動産BANKの最低投資額は1万円。公表している72社の中で35位(中位)で、中央値1万円と比べると中央値と同じ側です。最も低い社は1万円、最も高い社は100万円。

運営会社最低投資額
みらファン株式会社みらいアセット1万円
らくたま株式会社フロンティアグループ1万円
ヤマワケエステート株式会社ヤマワケエステート1万円
GOLD CROWDゴールドトラスト株式会社1万円
★ 不動産BANK株式会社ファミリーコーポレー1万円
TREC Fundingトーセイ株式会社1万円
PARTNERS Funding株式会社パートナーズ1万円
Beginners Cloud株式会社Good不動産1万円
ASSET FUNDING株式会社アセットリード1万円

この前後9社が、最低投資額という一点では不動産BANKと近い条件の事業者です。ただしこの軸で近いことは、リスクが同じであることを意味しません。運営会社の規模も、案件の中身も別々に見る必要があります。

運用期間の上限

不動産BANKの運用期間の上限は12ヶ月。公表している75社の中で52位(下位)で、中央値12ヶ月と比べると中央値と同じ側です。最も低い社は3ヶ月、最も高い社は180ヶ月。

運営会社運用期間の上限
BATSUNAGU株式会社リムズキャピタル12ヶ月
えんfunding株式会社えんホールディングス12ヶ月
みらファン株式会社みらいアセット12ヶ月
らくたま株式会社フロンティアグループ12ヶ月
★ 不動産BANK株式会社ファミリーコーポレー12ヶ月
bitREALTYビットリアルティ株式会社12ヶ月
DAIMLAR FUND株式会社ダイムラー・コーポレ12ヶ月
Beginners Cloud株式会社Good不動産12ヶ月
Lives FUNDING株式会社ライブズ12ヶ月

この前後9社が、運用期間の上限という一点では不動産BANKと近い条件の事業者です。ただしこの軸で近いことは、リスクが同じであることを意味しません。運営会社の規模も、案件の中身も別々に見る必要があります。

劣後出資割合

不動産BANKは劣後出資割合を公表していないため、この軸では比べられません。不動産型では50社が公表しています。公表していないこと自体が、比較可能性という点では不利に働きます。

10の指標で見た、80社のなかでの順位

不動産BANKの数字を、同じ不動産型の会社と同じ物差しで並べます。10指標の平均順位は上位52%。強いのは利回りレンジの狭さ。弱いのは想定利回り(上限)。

表と図の読み方、順位の数え方は調べ方とデータの見方にまとめています。

利回り上限6%利回り下限6%レンジの狭さ0pt運用期間12ヶ月最低投資額1万円開示項目12/20項目会社の歴史2011年設立上位50%1位不動産BANK
不動産BANKの位置。外側ほど不動産型のなかで上位です。(各指標を公表している会社のなかでの順位を 0〜1 に直したもの)
指標不動産BANK順位同種別の中央値中央値と比べて1位の会社
想定利回り(上限)6%58位 / 78社8%下回るヤマワケエステート
想定利回り(下限)6%30位 / 78社5%上回るヤマワケエステート
利回りレンジの狭さ0pt8位 / 78社1.75pt上回るTECROWD
運用期間の短さ12ヶ月52位 / 75社12ヶ月同じREEZIN
最低投資額の低さ1万円35位 / 72社1万円同じCOZUCHI
開示項目の数12/20項目36位 / 80社12/20項目同じトモタク
運営会社の歴史2011年設立37位 / 48社2007年設立下回るTREC Funding
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不動産型の中央値との差

順位よりも「中央値からどれくらい離れているか」のほうが、実感に近いことがあります。不動産型80社の中央値と並べました。

表と図の読み方、順位の数え方は調べ方とデータの見方にまとめています。

100想定利回り(上限)6% (中央値 8%)想定利回り(下限)6% (中央値 5%)運用期間(最長)12ヶ月 (中央値 12ヶ月)運用期間(最短)11ヶ月 (中央値 5ヶ月)最低投資額1万円 (中央値 1万円)運営会社の設立年2011年 (中央値 2007年)開示項目の数12/20 (中央値 12/20)
  • 想定利回り(上限)6% (中央値 8%)
  • 想定利回り(下限)6% (中央値 5%)
  • 運用期間(最長)12ヶ月 (中央値 12ヶ月)
  • 運用期間(最短)11ヶ月 (中央値 5ヶ月)
  • 最低投資額1万円 (中央値 1万円)
  • 運営会社の設立年2011年 (中央値 2007年)
  • 開示項目の数12/20 (中央値 12/20)

点線は100

不動産型の中央値を100としたときの比。
項目不動産BANK不動産型の中央値差中央値に対する比
想定利回り(上限)6%8%-2%75%
想定利回り(下限)6%5%+1%120%
運用期間(最長)12ヶ月12ヶ月0ヶ月100%
運用期間(最短)11ヶ月5ヶ月+6ヶ月220%
最低投資額1万円1万円0円100%
運営会社の設立年2011年2007年+4年100%
開示項目の数12/2012/200/20100%
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※ 劣後出資割合、累計組成本数、累計調達額は公表がないため比較できません。個別の募集ページには記載があることもあるので、申し込む前に確認してください。

何に投資しているか(対象資産の内訳)

種別は法律の枠組みの話なので、実際に何を買っているかは別に見る必要があります。不動産BANKの案件8件を、案件名から対象資産で分けました。いちばん多いのは住宅・レジデンスで8件(100%)です。

表と図の読み方、順位の数え方は調べ方とデータの見方にまとめています。

対象資産件数構成比不動産BANKの利回り中央値全事業者の中央値全事業者の件数
住宅・レジデンス8件100%6.0%5.0%258件
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※ 案件名から判定しています。名前に手がかりがない案件は数えていません(0件)。

04条件が近い8社を同じ表に並べる

不動産BANKを検討している人は、たいてい似た条件の会社も見ています。利回り・運用期間・最低額・劣後・開示項目数の5つを座標にして、近い8社を機械的に選びました。

5.0%6ヶ月6.3%15ヶ月7.6%24ヶ月不動産BANK運用期間(最長・ヶ月)想定利回りの上限(%)
オレンジが不動産BANK。縦が想定利回り、横が運用期間です。
サービス想定利回り運用期間最低額劣後上場区分累計組成条件の近さ
不動産BANK(この記事)6以上11–12ヶ月1万円—非上場——
Ezファンド4.52–6.273–6ヶ月1万円非公開確認中9件0.57
Beginners Cloud平均7平均12ヶ月1万円—非上場—1.00
TREC Funding平均6.5平均24ヶ月1万円—上場—1.15
Re:Vest612ヶ月1万円—確認中—1.25
ASSET FUNDING4–54–6ヶ月1万円—確認中—1.35
FC FUNDING2–54–11ヶ月1万円—上場—1.42
A funding平均7.6平均11ヶ月——上場グループ—1.60
LEVECHY平均7.66ヶ月前後1万円非公開確認中—1.89
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05運営会社と登録を確かめる

不動産BANKが属する不動産型は不動産特定共同事業法にもとづく仕組みで、事業者には電子取引業務の許可(許可制)が必要です(法律の枠組みは調べ方とデータの見方)。

不動産BANKの登録・許可番号は不動産特定共同事業産特定共同事業東京都知事第135号です。

「知事」で始まるので、不動産BANKの事務所は1つの都道府県内にあります(調べ方とデータの見方)。

番号の探し方、一覧での突き合わせ方、行政処分の調べ方は調べ方とデータの見方にまとめています。

当サイトでは、不動産BANKに関する行政処分の記録を確認できていません。「確認できていない」であって「無い」ではありません。調べ方は調べ方とデータの見方にあります。

関連するニュース

Googleニュースの検索結果から、不動産BANKまたは株式会社ファミリーコーポレーションを含む記事を新しい順に並べています。当サイトが選別・評価したものではありません。見出しと媒体名だけを載せ、本文は各媒体のページでご確認ください。

※ プレスリリースと取材記事の読み分けは調べ方とデータの見方。

公的な一覧との照合

事業者が自分のサイトに書いている登録番号は、公的な一覧で照合できます。公的な一覧で確認が取れました。

登録・許可番号を自分で確かめる手順と、突き合わせに使った一次情報は調べ方とデータの見方にあります。

項目内容
サイトに書かれている登録番号不動産特定共同事業産特定共同事業東京都知事第135号
登録・許認可の種類不動産特定共同事業(電子取引業務)
法人番号(国税庁)1370001010175
登記上の商号株式会社ファミリーコーポレーション
登記上の所在地宮城県仙台市青葉区木町通1丁目5番22-903号
gBizINFOの更新日2015-10-30
国土交通省の許可一覧株式会社ファミリーコーポレーション/第1号・第2号・電子取引業務

近い会社の運営体制と登録を見比べる

条件が似ているなら、あとは会社の信用力と手間で決めることになります。公的な一覧で確認が取れたのは、この9社のうち8社です。

登録・許可番号を自分で確かめる手順と、突き合わせに使った一次情報は調べ方とデータの見方にあります。

金融庁の一覧で確認3社国交省の一覧で確認8社上場・上場グループ3社どちらの一覧でも確認できず1社
  • 金融庁の一覧で確認3社
  • 国交省の一覧で確認8社
  • 上場・上場グループ3社
  • どちらの一覧でも確認できず1社
不動産BANKと条件が近い8社を合わせた9社の内訳。「確認できず」は社名の表記ゆれで一致しなかったものを含みます。
サービス運営会社設立資本金上場区分金融庁一覧国交省一覧開示項目
不動産BANK(この記事)株式会社ファミリーコーポレーション2011年4月—非上場—○12/20
Ezファンド株式会社イー・トラスト——確認中—○12/20
Beginners Cloud株式会社Good不動産2009年3月—非上場—○12/20
TREC Fundingトーセイ株式会社1950年2月—上場○○13/20
Re:Vest株式会社リバイブル——確認中—○7/20
ASSET FUNDING株式会社アセットリード——確認中○○9/20
FC FUNDING株式会社ファンドクリエーション——上場○○8/20
A funding株式会社アンビションDXホールディングス2007年9月—上場グループ—○12/20
LEVECHY株式会社レベチー——確認中——8/20
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06守られる仕組みと、引き受けるリスク

不動産特定共同事業法にもとづく仕組みです。くわしい説明は調べ方とデータの見方にあります。

不動産BANKもこの枠組みの中にあります。つまり守られる範囲は、この事業者が特別に決めたものではなく、法律で決まっている部分が大きいということです。事業者ごとの差は、法令が求める最低限より上をどこまで積むかに出ます。

不動産BANKで確認すべき点
  • 劣後出資割合を見る。運営会社が自分でいくら出しているか。物件価格がこの割合まで下がっても、損失は先に運営側が被ります。不動産BANKは—です。
  • 出口が決まっているかを見る。運用終了時に何を売って返すのか。売却先が未定の案件は、償還が遅れやすくなります。不動産BANKの運用期間は11–12ヶ月です。
  • マスターリースの有無を見る。空室時の賃料が保証されているかどうかで、分配の安定性が変わります。

仕組みそのものの解説ははじめての方へと劣後出資割合とはにまとめています。ここでは不動産BANKの数字に絞ります。

引き受けることになるリスク

不動産型に共通するリスクはリスクと過去の事故にまとめています。ここでは不動産BANKに効く形で書きます。

  1. 途中で解約できない。運用期間中は原則として換金できません。不動産BANKの運用期間は11–12ヶ月です。生活資金や近く使う予定のある資金は充てないでください。
  2. 事業者が破綻するリスク。分別管理の義務はありますが、実際に違反した事例があります。事業者の財務が見えるかどうかは、種別より先に確認すべき点です。
  3. 情報の非対称。投資家が見られるのは募集ページに書かれたことだけです。物件やプロジェクトを自分で確かめる手段は基本的にありません。
  4. この事業者で確認できていない項目が2件ある。資本金、募集方式が未取得です。分からないまま出すのは、リスクを測らずに出すのと同じです。申し込み前に募集ページで確認してください。

損が出るとしたら、どういうときか

利回りの話ばかりしても片手落ちなので、逆側を計算します。100万円を入れた前提で、価値が下がったときに元本がどうなるかを出しました。

0%下落1,000,000円5%下落950,000円10%下落900,000円15%下落850,000円20%下落800,000円30%下落700,000円50%下落500,000円
  • 0%下落1,000,000円
  • 5%下落950,000円
  • 10%下落900,000円
  • 15%下落850,000円
  • 20%下落800,000円
  • 30%下落700,000円
  • 50%下落500,000円
100万円を入れたときに戻ってくる元本。劣後の公表がないので、下落がそのまま元本に及ぶ前提です。
価値の下落元本に及ぶ割合戻る元本分配金(税引後・概算)100万円に対する損益結果
0%0%1,000,000円47,748円+47,748円元本は守られる
5%5%950,000円47,748円-2,252円元本が減る
10%10%900,000円47,748円-52,252円元本が減る
15%15%850,000円47,748円-102,252円元本が減る
20%20%800,000円47,748円-152,252円元本が減る
30%30%700,000円47,748円-252,252円元本が減る
50%50%500,000円47,748円-452,252円元本が減る
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※ 概算です。前提は調べ方とデータの見方。元本は保証されません。

07自分の金額で試算する

金額別の受取額(税引後)

利回りをパーセントのまま見ても実感が湧かないので、金額に直します。想定利回り6以上、運用期間11–12ヶ月で計算しました。

試算の前提(単利・満期保有・源泉徴収20.42%)は調べ方とデータの見方。

5万円2,387円10万円4,774円30万円14,324円50万円23,874円100万円47,748円300万円143,244円500万円238,740円
  • 5万円2,387円
  • 10万円4,774円
  • 30万円14,324円
  • 50万円23,874円
  • 100万円47,748円
  • 300万円143,244円
  • 500万円238,740円
不動産BANKでうまくいった場合の税引後の受取額(概算)。
投資額口数税引前(控えめ)税引前(うまくいった場合)税引後(控えめ)税引後(うまくいった場合)源泉徴収(控えめ)源泉徴収(うまくいった場合)受取額の幅
5万円5口2,750円3,000円2,188円2,387円561円612円199円
10万円10口5,500円6,000円4,376円4,774円1,123円1,225円398円
30万円30口16,500円18,000円13,130円14,324円3,369円3,675円1,194円
50万円50口27,500円30,000円21,884円23,874円5,615円6,126円1,990円
100万円100口55,000円60,000円43,769円47,748円11,231円12,252円3,979円
300万円300口165,000円180,000円131,307円143,244円33,693円36,756円11,937円
500万円500口275,000円300,000円218,845円238,740円56,155円61,260円19,895円
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※ 概算です。前提は調べ方とデータの見方。元本は保証されません。

積み上げていくと、どうなるか

1回だけ投資して終わり、という人はあまりいません。不動産BANKの最低投資額1万円を基準に、3ヶ月ごとに一定の口数を申し込み続けた場合の積み上がりを出しました。利回りは上限の6%、税引後(源泉徴収20.42%を引いたあと)で計算しています。取得できた案件では枠が余っていたので、申し込めば入れる前提で計算しています。

確かめたいのは金額ではなく、不動産BANKだけでどこまで積めるかです。募集の本数が足りなければ、同じ種別の他社にも口座を開いて分散することになります。

期間申込のペース累計口数累計投資額税引後の受取(概算)元本+受取当選の見込み
6ヶ月3ヶ月ごとに1口2口2万円477円20,477円100%
6ヶ月3ヶ月ごとに3口6口6万円1,432円61,432円100%
6ヶ月3ヶ月ごとに5口10口10万円2,387円102,387円100%
12ヶ月3ヶ月ごとに1口4口4万円1,909円41,909円100%
12ヶ月3ヶ月ごとに3口12口12万円5,729円125,729円100%
12ヶ月3ヶ月ごとに5口20口20万円9,549円209,549円100%
24ヶ月3ヶ月ごとに1口8口8万円7,639円87,639円100%
24ヶ月3ヶ月ごとに3口24口24万円22,919円262,919円100%
24ヶ月3ヶ月ごとに5口40口40万円38,198円438,198円100%
36ヶ月3ヶ月ごとに1口12口12万円17,189円137,189円100%
36ヶ月3ヶ月ごとに3口36口36万円51,567円411,567円100%
36ヶ月3ヶ月ごとに5口60口60万円85,946円685,946円100%
60ヶ月3ヶ月ごとに1口20口20万円47,748円247,748円100%
60ヶ月3ヶ月ごとに3口60口60万円143,244円743,244円100%
60ヶ月3ヶ月ごとに5口100口100万円238,740円1,238,740円100%
横にスクロールすると残りの列が見えます

※ 概算です。前提は調べ方とデータの見方。元本は保証されません。

口座開設から出資までの流れ

口座開設から出資までの手順は調べ方とデータの見方にまとめています。ここでは不動産BANKで実際に手間が変わるところだけを書きます。

この記事で扱っていないこと

ここまでが不動産BANKそのものの話です。以下はどの事業者でも共通なので、この記事では繰り返さず、元のページに置いています。

08この記事の数字は、どこから取ったか

どこから取った数字なのかを書いておきます。判断の材料にするなら、出どころは確かめられるべきです。この記事で使ったのは次のとおりです。

取得日は2026年10月19日です(更新頻度と方針は調べ方とデータの見方)。

できていないことも書いておきます。まず、不動産BANKについては資本金、劣後出資、累計組成、償還、累計調達額、元本毀損ほかが確認できていません。公表がないのか、当サイトが見つけられていないのかは区別できていません。また、不動産BANKの実案件はまだ取得できていません。一覧ページの作りによっては機械的に読めないことがあり、順次対応しています。そして、償還後の実績利回りは各社の開示方針がばらばらで、横並びの集計ができていません。ここは運用終了レポートの取得で埋めていきます。

数字は元本を保証するものではなく、特定の商品の勧誘ではありません。最終的な判断は交付書面と目論見書をお読みください。

09まとめ

不動産BANKについて、掲載データから言えるのはここまでです。利回りは78社中58位、最低投資額は低いほうから35番目、劣後は—。公表・取得ができていない項目は2件で、その欄は埋めていません。

最後に一つだけ。評判を調べる目的は、他人の感想を集めることではなく、自分が確かめられる事実の範囲を知ることです。この記事に書いた数字は、株式会社ファミリーコーポレーションの公表資料と当サイトの集計から取ったもので、第三者の監査を受けたものではありません。実際に申し込む前に、株式会社ファミリーコーポレーションが交付する契約締結前交付書面を必ずお読みください。

不動産型を横断して比べる場合は不動産型の一覧、仕組みから確認する場合ははじめての方へ、この事業者の生データは不動産BANKのサービスページにあります。

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