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Property+の評判|不動産型80社のデータで検証

読む目安:「先に結論」だけなら1分/全部で約20分(13千字)

Property+(運営:株式会社リビングコーポレーション)は、不動産クラウドファンディングの80社のうちの1社です。評判を調べる前に、公表されている数字を先に置きます。想定利回りの上限は10%で、不動産型78社中26位。最低投資額は1万円(低いほうから29番目)。劣後出資割合は4–70%。

この記事は、Property+について当サイトが掲載している110社のデータベースと突き合わせて分かることだけを書きます。体験談は載せません。運営会社が公表していない項目は「確認中」と明示し、推測で埋めません。数字は不動産クラウドファンディング80社を分母にして、Property+がどこに立っているのかを毎回示します。

3–10%想定利回り(年)不動産型78社中 26位
1万円最低投資額低いほうから 29番目/72社
2–16ヶ月運用期間期間中は原則として解約できません
4–70%劣後出資割合公表50社中 1位

01結論:どんな人に向くか

先に結論
  • 想定利回りの上限10%は、不動産型78社の中央値8%に対して高い側。順位は26位です。
  • 最低投資額1万円は、72社中で低いほうから29番目。これより低い社は28社あります。
  • 劣後出資割合4–70%は、公表している50社中1位。物件価格がこの割合まで下がっても、損失は先に運営会社が被ります。
  • 公表・取得ができていない項目が2件あります(資本金、募集方式)。この欄は埋めずに残しています。

候補になる場合・ならない場合

数字から言えることだけを、判断の材料として両側に並べます。推奨ではありません。

候補になりうる場合


・利回りの高さを優先する場合。不動産型78社中26位は上位です。
・下落耐性を重く見る場合。劣後4–70%は厚いほうです。

候補から外れる場合


・元本の保証を求める場合。この商品に元本保証はありません。

02サービスの基本情報と、これまでの実績

種別不動産型
根拠となる法律不動産特定共同事業法
必要な許可・登録電子取引業務の許可(許可制)
登録・許可番号不動産特定共同事業東京都知事第150号/宅地建物取引業国土交通大臣(3)第008917号
想定利回り(年)3–10%
最低投資額1万円
運用期間2–16ヶ月
劣後出資割合4–70%
募集方式確認中
入出金デポジット口座(投資に残高必要)
出金手数料無料
運営会社株式会社リビングコーポレーション
上場区分飯田グループホールディングス(東証プライム)グループ
サービス開始2021年6月

全14項目のうち、確認できているのは13項目です。「確認中」は当サイトがまだ一次資料で裏取りできていない項目で、推測では埋めません。

これまでの実績を数える

累計ファンド数・累計募集額・償還件数のいずれも公表が確認できていません。実績を数字で確かめられないということです。新しく始まった事業者であれば当然ですが、数年続いていて数字を出していない場合は、出さない理由のほうを考える必要があります。

公表している項目を全部並べる

比較サイトが並べる項目を22個決めて、埋まっているのは16/22項目。同じ不動産型のなかでは多く出しているほうです。

表と図の読み方、順位の数え方は調べ方とデータの見方にまとめています。

会社情報9項目中条件の数値5項目中運用実績5項目中入出金・手数料3項目中
  • 会社情報9項目中
  • 条件の数値5項目中
  • 運用実績5項目中
  • 入出金・手数料3項目中
Property+が公表している項目を、種類ごとに数えたもの。棒が短いところが、自分で問い合わせないと分からない部分です。
項目Property+同種別での公表状況
運営会社株式会社リビングコーポレーション80/80社が公表
設立1990年2月48/80社が公表
資本金—12/80社が公表
代表者鈴木英樹77/80社が公表
所在地東京都渋谷区渋谷4-2-12 EDGE南青山2F73/80社が公表
上場区分上場グループ80/80社が公表
サービス開始2021年6月51/80社が公表
登録・許認可不動産特定共同事業(電子取引業務)80/80社が公表
登録番号不動産特定共同事業東京都知事第150号/宅地建物取引業国土交通大臣(3)第008917号72/80社が公表
想定利回り3–1078/80社が公表
運用期間2–16ヶ月75/80社が公表
最低投資額1万円72/80社が公表
劣後出資4–70%55/80社が公表
募集方式確認中80/80社が公表
累計組成—15/80社が公表
償還—6/80社が公表
累計調達額—14/80社が公表
元本毀損—8/80社が公表
数字の基準日—20/80社が公表
提携銀行GMOあおぞらネット銀行41/80社が公表
入出金デポジット口座(投資に残高必要)41/80社が公表
手数料無料42/80社が公表

03同じ種別の中での立ち位置

Property+が置かれている市場を、先に数字で押さえます。当サイトが掲載している不動産クラウドファンディングは80社です。

掲載社数
80社

当サイトが確認した不動産型の事業者

利回りを公表
78社

中央値8%・最高25.8%

登録番号を確認
72社

全体の90%

上場企業が運営
6社

全体の8%

この80社のうち、当サイトが登録・許可番号を確認できたのは72社(90%)、運営会社が上場しているのは6社(8%)です。行政処分などの注記がある事業者は2社あります。Property+は登録番号を確認できている側、運営会社が上場していない側に入ります。

利回りの帯で見る不動産型

Property+は10〜12%の帯にいます。利回りの帯は、そのままリスクの帯でもあります。高い帯にいる事業者は、短期の開発案件や再生案件など、成功すれば戻りが大きいが、外すと売れない資産を扱っていることが多い。帯が近い事業者どうしを比べるのが、最初の比較としては現実的です。帯ごとの社数は不動産型の一覧にあります。

最低投資額の帯

不動産型で最低投資額を公表している72社のうち、51社が1万円以下です(帯ごとの内訳は不動産型の一覧)。Property+は1万円なので、この多数派の中にいます。最低投資額が低いことは、分散しやすいという意味であって、安全という意味ではありません。

分布の中に置き直す

ここからは、Property+の数字を不動産クラウドファンディング80社の分布の中に置き直します。単独で「利回りが高い」と言っても意味がないためです。以下の順位・中央値・前後の社は、すべて掲載データからその場で計算しています。

想定利回りの上限

Property+の想定利回りの上限は10%。公表している78社の中で26位(上位)で、中央値8%と比べると中央値より高い側です。最も高い社は25.8%、最も低い社は2.5%。

運営会社想定利回りの上限
大家どっとこむ株式会社グローベルス10%
わかちあいファンド株式会社日本プロパティシステ10%
信長ファンディング株式会社ウッドフレンズ10%
BATSUNAGU株式会社リムズキャピタル10%
★ Property+株式会社リビングコーポレーシ10%
みんなで大家さん都市綜研インベストファンド株10%
ハロー! RENOVATION株式会社エンジョイワークス10%
ジャストフィットシマダアセットパートナーズ株10%
ネット不動産ファンディングMaki Financier10%

この前後9社が、想定利回りの上限という一点ではProperty+と近い条件の事業者です。ただしこの軸で近いことは、リスクが同じであることを意味しません。運営会社の規模も、案件の中身も別々に見る必要があります。

最低投資額

Property+の最低投資額は1万円。公表している72社の中で29位(中位)で、中央値1万円と比べると中央値と同じ側です。最も低い社は1万円、最も高い社は100万円。

運営会社最低投資額
BATSUNAGU株式会社リムズキャピタル1万円
えんfunding株式会社えんホールディングス1万円
ゴコウファンド株式会社五黄不動産1万円
ちょこっと不動産株式会社良栄1万円
★ Property+株式会社リビングコーポレーシ1万円
プレファン株式会社プレサンスリアルタ1万円
みらファン株式会社みらいアセット1万円
らくたま株式会社フロンティアグループ1万円
ヤマワケエステート株式会社ヤマワケエステート1万円

この前後9社が、最低投資額という一点ではProperty+と近い条件の事業者です。ただしこの軸で近いことは、リスクが同じであることを意味しません。運営会社の規模も、案件の中身も別々に見る必要があります。

運用期間の上限

Property+の運用期間の上限は16ヶ月。公表している75社の中で64位(下位)で、中央値12ヶ月と比べると中央値より高い側です。最も低い社は3ヶ月、最も高い社は180ヶ月。

運営会社運用期間の上限
Re-plan Funding株式会社リプラン12ヶ月
ネット不動産ファンディングMaki Financier12ヶ月
ai fund株式会社アイ建設事務所12ヶ月
田村ビルズクラウドファンディング株式会社田村ビルズ15ヶ月
★ Property+株式会社リビングコーポレーシ16ヶ月
KORYO Funding香陵住販株式会社18ヶ月
エードMYバンク株式会社エード・ライフ22ヶ月
TREC Fundingトーセイ株式会社24ヶ月
CREALクリアル株式会社36ヶ月

この前後9社が、運用期間の上限という一点ではProperty+と近い条件の事業者です。ただしこの軸で近いことは、リスクが同じであることを意味しません。運営会社の規模も、案件の中身も別々に見る必要があります。

劣後出資割合

Property+の劣後出資割合は70%。公表している50社の中で1位(上位)で、中央値25%と比べると中央値より高い側です。最も高い社は70%、最も低い社は5%。

運営会社劣後出資割合
★ Property+株式会社リビングコーポレーシ70%
GOLD CROWDゴールドトラスト株式会社69.4%
NINE FUND株式会社ファクター・ナイン64%
センス・オーナーズセンス・トラスト株式会社61%
esクラウドファンディング株式会社エステートシンワ60%
ジョイントアルファ穴吹興産株式会社50%
Myファンド株式会社Myアセット50%
ai fund株式会社アイ建設事務所50%
REEZIN株式会社新成トラスト40%

この前後9社が、劣後出資割合という一点ではProperty+と近い条件の事業者です。ただしこの軸で近いことは、リスクが同じであることを意味しません。運営会社の規模も、案件の中身も別々に見る必要があります。

10の指標で見た、80社のなかでの順位

Property+の数字を、同じ不動産型の会社と同じ物差しで並べます。10指標の平均順位は上位49%。強いのは劣後出資の厚さ、運営会社の歴史。弱いのは想定利回り(下限)、利回りレンジの狭さ、運用期間の短さ。

表と図の読み方、順位の数え方は調べ方とデータの見方にまとめています。

利回り上限10%利回り下限3%レンジの狭さ7pt運用期間16ヶ月最低投資額1万円劣後出資70%開示項目13/20項目会社の歴史1990年設立上位50%1位Property+
Property+の位置。外側ほど不動産型のなかで上位です。(各指標を公表している会社のなかでの順位を 0〜1 に直したもの)
指標Property+順位同種別の中央値中央値と比べて1位の会社
想定利回り(上限)10%27位 / 78社8%上回るヤマワケエステート
想定利回り(下限)3%72位 / 78社5%下回るヤマワケエステート
利回りレンジの狭さ7pt73位 / 78社1.75pt下回るTECROWD
運用期間の短さ16ヶ月64位 / 75社12ヶ月下回るREEZIN
最低投資額の低さ1万円29位 / 72社1万円同じCOZUCHI
劣後出資の厚さ70%1位 / 50社30%上回るProperty+
開示項目の数13/20項目24位 / 80社12/20項目上回るトモタク
運営会社の歴史1990年設立7位 / 48社2007年設立上回るTREC Funding
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不動産型の中央値との差

順位よりも「中央値からどれくらい離れているか」のほうが、実感に近いことがあります。不動産型80社の中央値と並べました。

表と図の読み方、順位の数え方は調べ方とデータの見方にまとめています。

100想定利回り(上限)10% (中央値 8%)想定利回り(下限)3% (中央値 5%)運用期間(最長)16ヶ月 (中央値 12ヶ月)運用期間(最短)2ヶ月 (中央値 5ヶ月)最低投資額1万円 (中央値 1万円)劣後出資割合70% (中央値 30%)運営会社の設立年1990年 (中央値 2007年)開示項目の数13/20 (中央値 12/20)
  • 想定利回り(上限)10% (中央値 8%)
  • 想定利回り(下限)3% (中央値 5%)
  • 運用期間(最長)16ヶ月 (中央値 12ヶ月)
  • 運用期間(最短)2ヶ月 (中央値 5ヶ月)
  • 最低投資額1万円 (中央値 1万円)
  • 劣後出資割合70% (中央値 30%)
  • 運営会社の設立年1990年 (中央値 2007年)
  • 開示項目の数13/20 (中央値 12/20)

点線は100

不動産型の中央値を100としたときの比。
項目Property+不動産型の中央値差中央値に対する比
想定利回り(上限)10%8%+2%125%
想定利回り(下限)3%5%-2%60%
運用期間(最長)16ヶ月12ヶ月+4ヶ月133%
運用期間(最短)2ヶ月5ヶ月-3ヶ月40%
最低投資額1万円1万円0円100%
劣後出資割合70%30%+40%233%
運営会社の設立年1990年2007年-17年99%
開示項目の数13/2012/20+1/20108%
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※ 累計組成本数、累計調達額は公表がないため比較できません。個別の募集ページには記載があることもあるので、申し込む前に確認してください。

04条件が近い8社を同じ表に並べる

Property+を検討している人は、たいてい似た条件の会社も見ています。利回り・運用期間・最低額・劣後・開示項目数の5つを座標にして、近い8社を機械的に選びました。

8.0%3ヶ月9.0%20ヶ月10.0%36ヶ月Property+運用期間(最長・ヶ月)想定利回りの上限(%)
オレンジがProperty+。縦が想定利回り、横が運用期間です。
サービス想定利回り運用期間最低額劣後上場区分累計組成条件の近さ
Property+(この記事)3–102–16ヶ月1万円4–70%上場グループ——
GOLD CROWD5.15–10.53—1万円14–69.4%確認中—1.40
Myファンド86–10ヶ月1万円30–50%確認中10件2.92
投活5–83–12ヶ月1万円20–40%確認中39件3.63
ゴコウファンド5–8数ヶ月–数年1万円10–40%非上場—3.98
大家どっとこむ3.5–103–12ヶ月1万円10–30%上場グループ—4.01
信長ファンディング5–102–12ヶ月1万円20–30%上場—4.02
REEZIN83ヶ月1万円40%確認中—4.05
FUNDROP4–83–12ヶ月1万円20–30%非上場—4.48
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05運営会社と登録を確かめる

Property+が属する不動産型は不動産特定共同事業法にもとづく仕組みで、事業者には電子取引業務の許可(許可制)が必要です(法律の枠組みは調べ方とデータの見方)。

Property+の登録・許可番号は不動産特定共同事業東京都知事第150号/宅地建物取引業国土交通大臣(3)第008917号です。

「知事」で始まるので、Property+の事務所は1つの都道府県内にあります(調べ方とデータの見方)。

番号の探し方、一覧での突き合わせ方、行政処分の調べ方は調べ方とデータの見方にまとめています。

当サイトでは、Property+に関する行政処分の記録を確認できていません。「確認できていない」であって「無い」ではありません。調べ方は調べ方とデータの見方にあります。

関連するニュース

Googleニュースの検索結果から、Property+または株式会社リビングコーポレーションを含む記事を新しい順に並べています。当サイトが選別・評価したものではありません。見出しと媒体名だけを載せ、本文は各媒体のページでご確認ください。

※ プレスリリースと取材記事の読み分けは調べ方とデータの見方。

公的な一覧との照合

事業者が自分のサイトに書いている登録番号は、公的な一覧で照合できます。公的な一覧で確認が取れました。

登録・許可番号を自分で確かめる手順と、突き合わせに使った一次情報は調べ方とデータの見方にあります。

項目内容
サイトに書かれている登録番号不動産特定共同事業東京都知事第150号/宅地建物取引業国土交通大臣(3)第008917号
登録・許認可の種類不動産特定共同事業(電子取引業務)
法人番号(国税庁)7290001024599
登記上の商号株式会社リビングコーポレーション
登記上の所在地福岡県福岡市中央区平尾浄水町7番1-302号
gBizINFOの更新日2021-05-06
国土交通省の許可一覧株式会社リビングコーポレーション/第1号・第2号・電子取引業務

近い会社の運営体制と登録を見比べる

条件が似ているなら、あとは会社の信用力と手間で決めることになります。公的な一覧で確認が取れたのは、この9社のうち9社です。

登録・許可番号を自分で確かめる手順と、突き合わせに使った一次情報は調べ方とデータの見方にあります。

金融庁の一覧で確認1社国交省の一覧で確認9社上場・上場グループ3社どちらの一覧でも確認できず0社
  • 金融庁の一覧で確認1社
  • 国交省の一覧で確認9社
  • 上場・上場グループ3社
  • どちらの一覧でも確認できず0社
Property+と条件が近い8社を合わせた9社の内訳。「確認できず」は社名の表記ゆれで一致しなかったものを含みます。
サービス運営会社設立資本金上場区分金融庁一覧国交省一覧開示項目
Property+(この記事)株式会社リビングコーポレーション1990年2月—上場グループ—○13/20
GOLD CROWDゴールドトラスト株式会社——確認中—○8/20
Myファンド株式会社Myアセット——確認中○○11/20
投活株式会社トラスト——確認中—○12/20
ゴコウファンド株式会社五黄不動産1954年1月—非上場—○12/20
大家どっとこむ株式会社グローベルス1996年7月—上場グループ—○13/20
信長ファンディング株式会社ウッドフレンズ1982年11月—上場—○14/20
REEZIN株式会社新成トラスト——確認中—○7/20
FUNDROPONE DROP INVESTMENT株式会社2013年1月—非上場—○13/20
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06守られる仕組みと、引き受けるリスク

不動産特定共同事業法にもとづく仕組みです。くわしい説明は調べ方とデータの見方にあります。

Property+もこの枠組みの中にあります。つまり守られる範囲は、この事業者が特別に決めたものではなく、法律で決まっている部分が大きいということです。事業者ごとの差は、法令が求める最低限より上をどこまで積むかに出ます。

Property+で確認すべき点
  • 劣後出資割合を見る。運営会社が自分でいくら出しているか。物件価格がこの割合まで下がっても、損失は先に運営側が被ります。Property+は4–70%です。
  • 出口が決まっているかを見る。運用終了時に何を売って返すのか。売却先が未定の案件は、償還が遅れやすくなります。Property+の運用期間は2–16ヶ月です。
  • マスターリースの有無を見る。空室時の賃料が保証されているかどうかで、分配の安定性が変わります。

仕組みそのものの解説ははじめての方へと劣後出資割合とはにまとめています。ここではProperty+の数字に絞ります。

引き受けることになるリスク

不動産型に共通するリスクはリスクと過去の事故にまとめています。ここではProperty+に効く形で書きます。

  1. 途中で解約できない。運用期間中は原則として換金できません。Property+の運用期間は2–16ヶ月です。生活資金や近く使う予定のある資金は充てないでください。
  2. 事業者が破綻するリスク。分別管理の義務はありますが、実際に違反した事例があります。事業者の財務が見えるかどうかは、種別より先に確認すべき点です。
  3. 情報の非対称。投資家が見られるのは募集ページに書かれたことだけです。物件やプロジェクトを自分で確かめる手段は基本的にありません。
  4. この事業者で確認できていない項目が2件ある。資本金、募集方式が未取得です。分からないまま出すのは、リスクを測らずに出すのと同じです。申し込み前に募集ページで確認してください。

損が出るとしたら、どういうときか

利回りの話ばかりしても片手落ちなので、逆側を計算します。100万円を入れた前提で、価値が下がったときに元本がどうなるかを出しました。

優先出資(投資家) 30%劣後出資(運営会社) 70%出資の内訳ここまでの下落なら、優先出資の元本は守られる設計
Property+が公表している劣後出資の割合をそのまま図にしたものです。案件ごとに変わることがあるので、募集ページで必ず確認してください。
0%下落1,000,000円5%下落1,000,000円10%下落1,000,000円15%下落1,000,000円20%下落1,000,000円30%下落1,000,000円50%下落1,000,000円
  • 0%下落1,000,000円
  • 5%下落1,000,000円
  • 10%下落1,000,000円
  • 15%下落1,000,000円
  • 20%下落1,000,000円
  • 30%下落1,000,000円
  • 50%下落1,000,000円
100万円を入れたときに戻ってくる元本。劣後の枠を超えた分から元本が減ります。
価値の下落劣後による吸収元本に及ぶ割合戻る元本分配金(税引後・概算)100万円に対する損益結果
0%0%0%1,000,000円106,106円+106,106円元本は守られる
5%5%0%1,000,000円106,106円+106,106円元本は守られる
10%10%0%1,000,000円106,106円+106,106円元本は守られる
15%15%0%1,000,000円106,106円+106,106円元本は守られる
20%20%0%1,000,000円106,106円+106,106円元本は守られる
30%30%0%1,000,000円106,106円+106,106円元本は守られる
50%50%0%1,000,000円106,106円+106,106円元本は守られる
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※ 概算です。前提は調べ方とデータの見方。元本は保証されません。

07自分の金額で試算する

金額別の受取額(税引後)

利回りをパーセントのまま見ても実感が湧かないので、金額に直します。想定利回り3–10、運用期間2–16ヶ月で計算しました。

試算の前提(単利・満期保有・源泉徴収20.42%)は調べ方とデータの見方。

5万円5,305円10万円10,610円30万円31,831円50万円53,053円100万円106,106円300万円318,320円500万円530,533円
  • 5万円5,305円
  • 10万円10,610円
  • 30万円31,831円
  • 50万円53,053円
  • 100万円106,106円
  • 300万円318,320円
  • 500万円530,533円
Property+でうまくいった場合の税引後の受取額(概算)。
投資額口数税引前(控えめ)税引前(うまくいった場合)税引後(控えめ)税引後(うまくいった場合)源泉徴収(控えめ)源泉徴収(うまくいった場合)受取額の幅
5万円5口250円6,666円198円5,305円51円1,361円5,107円
10万円10口500円13,333円397円10,610円102円2,722円10,213円
30万円30口1,500円40,000円1,193円31,831円306円8,168円30,638円
50万円50口2,500円66,666円1,989円53,053円510円13,613円51,064円
100万円100口5,000円133,333円3,978円106,106円1,021円27,226円102,128円
300万円300口15,000円400,000円11,937円318,320円3,063円81,680円306,383円
500万円500口25,000円666,666円19,895円530,533円5,105円136,133円510,638円
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※ 概算です。前提は調べ方とデータの見方。元本は保証されません。

積み上げていくと、どうなるか

1回だけ投資して終わり、という人はあまりいません。Property+の最低投資額1万円を基準に、3ヶ月ごとに一定の口数を申し込み続けた場合の積み上がりを出しました。利回りは上限の10%、税引後(源泉徴収20.42%を引いたあと)で計算しています。取得できた案件では枠が余っていたので、申し込めば入れる前提で計算しています。

確かめたいのは金額ではなく、Property+だけでどこまで積めるかです。募集の本数が足りなければ、同じ種別の他社にも口座を開いて分散することになります。

期間申込のペース累計口数累計投資額税引後の受取(概算)元本+受取当選の見込み
6ヶ月3ヶ月ごとに1口2口2万円795円20,795円100%
6ヶ月3ヶ月ごとに3口6口6万円2,387円62,387円100%
6ヶ月3ヶ月ごとに5口10口10万円3,978円103,979円100%
12ヶ月3ヶ月ごとに1口4口4万円3,183円43,183円100%
12ヶ月3ヶ月ごとに3口12口12万円9,549円129,549円100%
12ヶ月3ヶ月ごとに5口20口20万円15,915円215,916円100%
24ヶ月3ヶ月ごとに1口8口8万円12,732円92,732円100%
24ヶ月3ヶ月ごとに3口24口24万円38,198円278,198円100%
24ヶ月3ヶ月ごとに5口40口40万円63,663円463,664円100%
36ヶ月3ヶ月ごとに1口12口12万円28,648円148,648円100%
36ヶ月3ヶ月ごとに3口36口36万円85,946円445,946円100%
36ヶ月3ヶ月ごとに5口60口60万円143,244円743,244円100%
60ヶ月3ヶ月ごとに1口20口20万円79,580円279,580円100%
60ヶ月3ヶ月ごとに3口60口60万円238,740円838,740円100%
60ヶ月3ヶ月ごとに5口100口100万円397,900円1,397,900円100%
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※ 概算です。前提は調べ方とデータの見方。元本は保証されません。

口座開設から出資までの流れ

口座開設から出資までの手順は調べ方とデータの見方にまとめています。ここではProperty+で実際に手間が変わるところだけを書きます。

この記事で扱っていないこと

ここまでがProperty+そのものの話です。以下はどの事業者でも共通なので、この記事では繰り返さず、元のページに置いています。

08この記事の数字は、どこから取ったか

どこから取った数字なのかを書いておきます。判断の材料にするなら、出どころは確かめられるべきです。この記事で使ったのは次のとおりです。

取得日は2026年10月19日です(更新頻度と方針は調べ方とデータの見方)。

できていないことも書いておきます。まず、Property+については資本金、累計組成、償還、累計調達額、元本毀損、数字の基準日が確認できていません。公表がないのか、当サイトが見つけられていないのかは区別できていません。また、Property+の実案件はまだ取得できていません。一覧ページの作りによっては機械的に読めないことがあり、順次対応しています。そして、償還後の実績利回りは各社の開示方針がばらばらで、横並びの集計ができていません。ここは運用終了レポートの取得で埋めていきます。

数字は元本を保証するものではなく、特定の商品の勧誘ではありません。最終的な判断は交付書面と目論見書をお読みください。

09まとめ

Property+について、掲載データから言えるのはここまでです。利回りは78社中26位、最低投資額は低いほうから29番目、劣後は4–70%。公表・取得ができていない項目は2件で、その欄は埋めていません。

最後に一つだけ。評判を調べる目的は、他人の感想を集めることではなく、自分が確かめられる事実の範囲を知ることです。この記事に書いた数字は、株式会社リビングコーポレーションの公表資料と当サイトの集計から取ったもので、第三者の監査を受けたものではありません。実際に申し込む前に、株式会社リビングコーポレーションが交付する契約締結前交付書面を必ずお読みください。

不動産型を横断して比べる場合は不動産型の一覧、仕組みから確認する場合ははじめての方へ、この事業者の生データはProperty+のサービスページにあります。

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