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わかちあいファンドの評判|不動産型80社のデータで検証

読む目安:「先に結論」だけなら1分/全部で約20分(13千字)

わかちあいファンド(運営:株式会社日本プロパティシステムズ)は、不動産クラウドファンディングの80社のうちの1社です。評判を調べる前に、公表されている数字を先に置きます。想定利回りの上限は10%で、不動産型78社中23位。最低投資額は10万円(低いほうから59番目)。劣後出資割合は10–20%。

この記事は、わかちあいファンドについて当サイトが掲載している110社のデータベースと突き合わせて分かることだけを書きます。体験談は載せません。運営会社が公表していない項目は「確認中」と明示し、推測で埋めません。数字は不動産クラウドファンディング80社を分母にして、わかちあいファンドがどこに立っているのかを毎回示します。

5–10%想定利回り(年)不動産型78社中 23位
10万円最低投資額低いほうから 59番目/72社
4–12ヶ月運用期間期間中は原則として解約できません
10–20%劣後出資割合公表50社中 33位

01結論:どんな人に向くか

先に結論
  • 想定利回りの上限10%は、不動産型78社の中央値8%に対して高い側。順位は23位です。
  • 最低投資額10万円は、72社中で低いほうから59番目。これより低い社は58社あります。
  • 劣後出資割合10–20%は、公表している50社中33位。物件価格がこの割合まで下がっても、損失は先に運営会社が被ります。

候補になる場合・ならない場合

数字から言えることだけを、判断の材料として両側に並べます。推奨ではありません。

候補になりうる場合


・利回りの高さを優先する場合。不動産型78社中23位は上位です。
・資金を長く拘束されたくない場合。運用期間は4–12ヶ月です。

候補から外れる場合


・少額で分散したい場合。最低10万円は高いほうに入ります。

02サービスの基本情報と、これまでの実績

種別不動産型
根拠となる法律不動産特定共同事業法
必要な許可・登録電子取引業務の許可(許可制)
登録・許可番号不動産特定共同事業定共同事業許可滋賀県知事第1号/近畿財務局長(金商)第346号/宅地建物取引業物取引業許可国土交通大臣(3)第8486号
想定利回り(年)5–10%
最低投資額10万円
運用期間4–12ヶ月
劣後出資割合10–20%
募集方式先着
入出金デポジット口座(投資に残高必要)
出金手数料PayPay銀行の場合 55円 PayPay銀行以外の場合 176円~275円
運営会社株式会社日本プロパティシステムズ
上場区分非上場
サービス開始2019年10月

全14項目のうち、確認できているのは14項目です。「確認中」は当サイトがまだ一次資料で裏取りできていない項目で、推測では埋めません。

これまでの実績を数える

累計ファンド数・累計募集額・償還件数のいずれも公表が確認できていません。実績を数字で確かめられないということです。新しく始まった事業者であれば当然ですが、数年続いていて数字を出していない場合は、出さない理由のほうを考える必要があります。

公表している項目を全部並べる

投資の判断に使う項目を22個そろえて、埋まっているのは17/22項目。同じ不動産型のなかでは多く出しているほうです。

表と図の読み方、順位の数え方は調べ方とデータの見方にまとめています。

会社情報9項目中条件の数値5項目中運用実績5項目中入出金・手数料3項目中
  • 会社情報9項目中
  • 条件の数値5項目中
  • 運用実績5項目中
  • 入出金・手数料3項目中
わかちあいファンドが公表している項目を、種類ごとに数えたもの。棒が短いところが、自分で問い合わせないと分からない部分です。
項目わかちあいファンド同種別での公表状況
運営会社株式会社日本プロパティシステムズ80/80社が公表
設立2000年9月48/80社が公表
資本金1億円12/80社が公表
代表者森田康弘77/80社が公表
所在地滋賀県大津市島の関1-1073/80社が公表
上場区分非上場80/80社が公表
サービス開始2019年10月51/80社が公表
登録・許認可不動産特定共同事業(電子取引業務)80/80社が公表
登録番号不動産特定共同事業定共同事業許可滋賀県知事第1号/近畿財務局長(金商)第346号/宅地建物取引業物取引業許可国土交通大臣(3)第8486号72/80社が公表
想定利回り5–1078/80社が公表
運用期間4–12ヶ月75/80社が公表
最低投資額10万円72/80社が公表
劣後出資10–20%55/80社が公表
募集方式先着80/80社が公表
累計組成—15/80社が公表
償還—6/80社が公表
累計調達額—14/80社が公表
元本毀損—8/80社が公表
数字の基準日—20/80社が公表
提携銀行PayPay銀行41/80社が公表
入出金デポジット口座(投資に残高必要)41/80社が公表
手数料PayPay銀行の場合 55円 PayPay銀行以外の場合 176円~275円42/80社が公表

03同じ種別の中での立ち位置

わかちあいファンドが置かれている市場を、先に数字で押さえます。当サイトが掲載している不動産クラウドファンディングは80社です。

掲載社数
80社

当サイトが確認した不動産型の事業者

利回りを公表
78社

中央値8%・最高25.8%

登録番号を確認
72社

全体の90%

上場企業が運営
6社

全体の8%

この80社のうち、当サイトが登録・許可番号を確認できたのは72社(90%)、運営会社が上場しているのは6社(8%)です。行政処分などの注記がある事業者は2社あります。わかちあいファンドは登録番号を確認できている側、運営会社が上場していない側に入ります。

利回りの帯で見る不動産型

わかちあいファンドは10〜12%の帯にいます。利回りの帯は、そのままリスクの帯でもあります。高い帯にいる事業者は、短期の開発案件や再生案件など、成功すれば戻りが大きいが、外すと売れない資産を扱っていることが多い。帯が近い事業者どうしを比べるのが、最初の比較としては現実的です。帯ごとの社数は不動産型の一覧にあります。

最低投資額の帯

不動産型で最低投資額を公表している72社のうち、51社が1万円以下です(帯ごとの内訳は不動産型の一覧)。わかちあいファンドは10万円なので、多数派より高い設定です。最低投資額が低いことは、分散しやすいという意味であって、安全という意味ではありません。

分布の中に置き直す

ここからは、わかちあいファンドの数字を不動産クラウドファンディング80社の分布の中に置き直します。単独で「利回りが高い」と言っても意味がないためです。以下の順位・中央値・前後の社は、すべて掲載データからその場で計算しています。

想定利回りの上限

わかちあいファンドの想定利回りの上限は10%。公表している78社の中で23位(上位)で、中央値8%と比べると中央値より高い側です。最も高い社は25.8%、最も低い社は2.5%。

運営会社想定利回りの上限
まにわく株式会社新日本コンサルティン10%
トモタク株式会社イーダブルジー10%
汐留ファンディング汐留プロパティ株式会社10%
大家どっとこむ株式会社グローベルス10%
★ わかちあいファンド株式会社日本プロパティシステ10%
信長ファンディング株式会社ウッドフレンズ10%
BATSUNAGU株式会社リムズキャピタル10%
Property+株式会社リビングコーポレーシ10%
みんなで大家さん都市綜研インベストファンド株10%

この前後9社が、想定利回りの上限という一点ではわかちあいファンドと近い条件の事業者です。ただしこの軸で近いことは、リスクが同じであることを意味しません。運営会社の規模も、案件の中身も別々に見る必要があります。

最低投資額

わかちあいファンドの最低投資額は10万円。公表している72社の中で59位(下位)で、中央値1万円と比べると中央値より大きい側です。最も低い社は1万円、最も高い社は100万円。

運営会社最低投資額
TECROWDTECRA株式会社10万円
みんなの年金株式会社ネクサスエージェント10万円
TSON FUNDING株式会社TSON10万円
まにわく株式会社新日本コンサルティン10万円
★ わかちあいファンド株式会社日本プロパティシステ10万円
NINE FUND株式会社ファクター・ナイン10万円
センス・オーナーズセンス・トラスト株式会社10万円
T's Fundingタマキホーム株式会社10万円
B-Den株式会社ビーロット10万円

この前後9社が、最低投資額という一点ではわかちあいファンドと近い条件の事業者です。ただしこの軸で近いことは、リスクが同じであることを意味しません。運営会社の規模も、案件の中身も別々に見る必要があります。

運用期間の上限

わかちあいファンドの運用期間の上限は12ヶ月。公表している75社の中で46位(中位)で、中央値12ヶ月と比べると中央値と同じ側です。最も低い社は3ヶ月、最も高い社は180ヶ月。

運営会社運用期間の上限
FUNDROPONE DROP INVES12ヶ月
汐留ファンディング汐留プロパティ株式会社12ヶ月
大家どっとこむ株式会社グローベルス12ヶ月
SOLS株式会社不二興産12ヶ月
★ わかちあいファンド株式会社日本プロパティシステ12ヶ月
信長ファンディング株式会社ウッドフレンズ12ヶ月
BATSUNAGU株式会社リムズキャピタル12ヶ月
えんfunding株式会社えんホールディングス12ヶ月
みらファン株式会社みらいアセット12ヶ月

この前後9社が、運用期間の上限という一点ではわかちあいファンドと近い条件の事業者です。ただしこの軸で近いことは、リスクが同じであることを意味しません。運営会社の規模も、案件の中身も別々に見る必要があります。

劣後出資割合

わかちあいファンドの劣後出資割合は20%。公表している50社の中で33位(中位)で、中央値25%と比べると中央値より低い側です。最も高い社は70%、最も低い社は5%。

運営会社劣後出資割合
CAMEL株式会社グローバルクラウドエ20%
DARWIN fundingダーウィンアセットパートナー20%
ASSECLI株式会社エボルゾーン20%
汐留ファンディング汐留プロパティ株式会社20%
★ わかちあいファンド株式会社日本プロパティシステ20%
えんfunding株式会社えんホールディングス20%
みらファン株式会社みらいアセット20%
T's Fundingタマキホーム株式会社20%
みんなで大家さん都市綜研インベストファンド株20%

この前後9社が、劣後出資割合という一点ではわかちあいファンドと近い条件の事業者です。ただしこの軸で近いことは、リスクが同じであることを意味しません。運営会社の規模も、案件の中身も別々に見る必要があります。

10の指標で見た、80社のなかでの順位

条件の良し悪しは相対的なものです。不動産型80社のなかでの位置を確かめます。10指標の平均順位は上位52%。強いのは開示項目の数、運営会社の歴史。弱いのは利回りレンジの狭さ、最低投資額の低さ。

表と図の読み方、順位の数え方は調べ方とデータの見方にまとめています。

利回り上限10%利回り下限5%レンジの狭さ5pt運用期間12ヶ月最低投資額10万円劣後出資20%開示項目15/20項目会社の歴史2000年設立上位50%1位わかちあいファンド
わかちあいファンドの位置。外側ほど不動産型のなかで上位です。(各指標を公表している会社のなかでの順位を 0〜1 に直したもの)
指標わかちあいファンド順位同種別の中央値中央値と比べて1位の会社
想定利回り(上限)10%24位 / 78社8%上回るヤマワケエステート
想定利回り(下限)5%42位 / 78社5%同じヤマワケエステート
利回りレンジの狭さ5pt64位 / 78社1.75pt下回るTECROWD
運用期間の短さ12ヶ月46位 / 75社12ヶ月同じREEZIN
最低投資額の低さ10万円59位 / 72社1万円下回るCOZUCHI
劣後出資の厚さ20%33位 / 50社30%下回るProperty+
開示項目の数15/20項目8位 / 80社12/20項目上回るトモタク
運営会社の歴史2000年設立16位 / 48社2007年設立上回るTREC Funding
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不動産型の中央値との差

不動産型の真ん中の会社を想像して、そこからの差でわかちあいファンドを捉えます。不動産型80社の中央値と並べました。

表と図の読み方、順位の数え方は調べ方とデータの見方にまとめています。

100想定利回り(上限)10% (中央値 8%)想定利回り(下限)5% (中央値 5%)運用期間(最長)12ヶ月 (中央値 12ヶ月)運用期間(最短)4ヶ月 (中央値 5ヶ月)最低投資額10万円 (中央値 1万円)劣後出資割合20% (中央値 30%)運営会社の設立年2000年 (中央値 2007年)開示項目の数15/20 (中央値 12/20)
  • 想定利回り(上限)10% (中央値 8%)
  • 想定利回り(下限)5% (中央値 5%)
  • 運用期間(最長)12ヶ月 (中央値 12ヶ月)
  • 運用期間(最短)4ヶ月 (中央値 5ヶ月)
  • 最低投資額10万円 (中央値 1万円)
  • 劣後出資割合20% (中央値 30%)
  • 運営会社の設立年2000年 (中央値 2007年)
  • 開示項目の数15/20 (中央値 12/20)

点線は100

不動産型の中央値を100としたときの比。
項目わかちあいファンド不動産型の中央値差中央値に対する比
想定利回り(上限)10%8%+2%125%
想定利回り(下限)5%5%0%100%
運用期間(最長)12ヶ月12ヶ月0ヶ月100%
運用期間(最短)4ヶ月5ヶ月-1ヶ月80%
最低投資額10万円1万円+9万円1000%
劣後出資割合20%30%-10%67%
運営会社の設立年2000年2007年-7年100%
開示項目の数15/2012/20+3/20125%
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※ 累計組成本数、累計調達額は公表がないため比較できません。個別の募集ページには記載があることもあるので、申し込む前に確認してください。

04条件が近い8社を同じ表に並べる

乗り換えや併用を考えるなら、まず条件の近い会社を知っておくのが早道です。利回り・運用期間・最低額・劣後・開示項目数の5つを座標にして、近い8社を機械的に選びました。

5.5%6ヶ月7.8%21ヶ月10.0%36ヶ月わかちあいファンド運用期間(最長・ヶ月)想定利回りの上限(%)
オレンジがわかちあいファンド。縦が想定利回り、横が運用期間です。
サービス想定利回り運用期間最低額劣後上場区分累計組成条件の近さ
わかちあいファンド(この記事)5–104–12ヶ月10万円10–20%非上場——
まにわく7–103–12ヶ月10万円10–30%確認中—1.80
みんなの年金8.06–12ヶ月10万円平均9.3%非上場—2.28
TECROWD平均10.016–36ヶ月10万円5–10%非上場—2.29
TSON FUNDING5.5–6.54–12ヶ月10万円10–20%上場257件3.58
不動産クラファンPRO76ヶ月10万円—確認中—3.94
esクラウドファンディング5.5–81–6ヶ月10万円60%確認中2件4.61
エードMYバンク5.2–5.5平均22ヶ月10万円—非上場—5.02
ハロー! RENOVATION10前後—5万円7.7–18.9%非上場—5.03
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05運営会社と登録を確かめる

わかちあいファンドが属する不動産型は不動産特定共同事業法にもとづく仕組みで、事業者には電子取引業務の許可(許可制)が必要です(法律の枠組みは調べ方とデータの見方)。

わかちあいファンドの登録・許可番号は不動産特定共同事業定共同事業許可滋賀県知事第1号/近畿財務局長(金商)第346号/宅地建物取引業物取引業許可国土交通大臣(3)第8486号です。

「知事」で始まるので、わかちあいファンドの事務所は1つの都道府県内にあります(調べ方とデータの見方)。

「財務局長」で始まる番号は金融商品取引業の登録です。金融庁の「免許・許可・登録等を受けている業者一覧」で、登録が今も有効かどうかを誰でも確認できます。過去に登録が取り消された事業者も存在します。

番号の探し方、一覧での突き合わせ方、行政処分の調べ方は調べ方とデータの見方にまとめています。

当サイトでは、わかちあいファンドに関する行政処分の記録を確認できていません。「確認できていない」であって「無い」ではありません。調べ方は調べ方とデータの見方にあります。

関連するニュース

Googleニュースの検索結果から、わかちあいファンドまたは株式会社日本プロパティシステムズを含む記事を新しい順に並べています。当サイトが選別・評価したものではありません。見出しと媒体名だけを載せ、本文は各媒体のページでご確認ください。

※ プレスリリースと取材記事の読み分けは調べ方とデータの見方。

公的な一覧との照合

登録番号は飾りではありません。実際に一覧に載っているかを確認しました。公的な一覧で確認が取れました。

登録・許可番号を自分で確かめる手順と、突き合わせに使った一次情報は調べ方とデータの見方にあります。

項目内容
サイトに書かれている登録番号不動産特定共同事業定共同事業許可滋賀県知事第1号/近畿財務局長(金商)第346号/宅地建物取引業物取引業許可国土交通大臣(3)第8486号
登録・許認可の種類不動産特定共同事業(電子取引業務)
法人番号(国税庁)7160001002386
登記上の商号株式会社日本プロパティシステムズ
登記上の所在地滋賀県大津市島の関1番10号中央団地1F
gBizINFOの更新日2018-06-18
事業継続力強化計画認定2025-08-08 中小企業庁
金融商品取引業者登録2011-05-26 金融庁
金融庁の登録一覧近畿財務局長(金商)第346号/第二種/登録日 2011-05-26
国土交通省の許可一覧株式会社日本プロパティシステムズ/第1号・第2号・電子取引業務

近い会社の運営体制と登録を見比べる

似た条件の会社が並んだら、最後は運営の実体で選びます。公的な一覧で確認が取れたのは、この9社のうち8社です。

登録・許可番号を自分で確かめる手順と、突き合わせに使った一次情報は調べ方とデータの見方にあります。

金融庁の一覧で確認2社国交省の一覧で確認8社上場・上場グループ1社どちらの一覧でも確認できず1社
  • 金融庁の一覧で確認2社
  • 国交省の一覧で確認8社
  • 上場・上場グループ1社
  • どちらの一覧でも確認できず1社
わかちあいファンドと条件が近い8社を合わせた9社の内訳。「確認できず」は社名の表記ゆれで一致しなかったものを含みます。
サービス運営会社設立資本金上場区分金融庁一覧国交省一覧開示項目
わかちあいファンド(この記事)株式会社日本プロパティシステムズ2000年9月1億円非上場○○15/20
まにわく株式会社新日本コンサルティング2005年7月100,000,000円確認中—○9/20
みんなの年金株式会社ネクサスエージェント2016年1月1億円非上場—○14/20
TECROWDTECRA株式会社2004年11月—非上場—○17/20
TSON FUNDING株式会社TSON2008年8月—上場—○18/20
不動産クラファンPROみなとアセットマネジメント株式会社2005年5月1億円確認中○○9/20
esクラウドファンディング株式会社エステートシンワ——確認中—○11/20
エードMYバンク株式会社エード・ライフ1997年9月1億円非上場——13/20
ハロー! RENOVATION株式会社エンジョイワークス2007年11月—非上場—○13/20
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06守られる仕組みと、引き受けるリスク

不動産特定共同事業法にもとづく仕組みです。くわしい説明は調べ方とデータの見方にあります。

わかちあいファンドもこの枠組みの中にあります。つまり守られる範囲は、この事業者が特別に決めたものではなく、法律で決まっている部分が大きいということです。事業者ごとの差は、法令が求める最低限より上をどこまで積むかに出ます。

わかちあいファンドで確認すべき点
  • 劣後出資割合を見る。運営会社が自分でいくら出しているか。物件価格がこの割合まで下がっても、損失は先に運営側が被ります。わかちあいファンドは10–20%です。
  • 出口が決まっているかを見る。運用終了時に何を売って返すのか。売却先が未定の案件は、償還が遅れやすくなります。わかちあいファンドの運用期間は4–12ヶ月です。
  • マスターリースの有無を見る。空室時の賃料が保証されているかどうかで、分配の安定性が変わります。

仕組みそのものの解説ははじめての方へと劣後出資割合とはにまとめています。ここではわかちあいファンドの数字に絞ります。

引き受けることになるリスク

不動産型に共通するリスクはリスクと過去の事故にまとめています。ここではわかちあいファンドに効く形で書きます。

  1. 途中で解約できない。運用期間中は原則として換金できません。わかちあいファンドの運用期間は4–12ヶ月です。生活資金や近く使う予定のある資金は充てないでください。
  2. 事業者が破綻するリスク。分別管理の義務はありますが、実際に違反した事例があります。事業者の財務が見えるかどうかは、種別より先に確認すべき点です。
  3. 情報の非対称。投資家が見られるのは募集ページに書かれたことだけです。物件やプロジェクトを自分で確かめる手段は基本的にありません。

損が出るとしたら、どういうときか

投資判断で先に確かめるべきなのは、上振れではなく下振れのほうです。100万円を入れた前提で、価値が下がったときに元本がどうなるかを出しました。

優先出資(投資家) 80%劣後出資(運営会社) 20%出資の内訳ここまでの下落なら、優先出資の元本は守られる設計
わかちあいファンドが公表している劣後出資の割合をそのまま図にしたものです。案件ごとに変わることがあるので、募集ページで必ず確認してください。
0%下落1,000,000円5%下落1,000,000円10%下落1,000,000円15%下落1,000,000円20%下落1,000,000円30%下落900,000円50%下落700,000円
  • 0%下落1,000,000円
  • 5%下落1,000,000円
  • 10%下落1,000,000円
  • 15%下落1,000,000円
  • 20%下落1,000,000円
  • 30%下落900,000円
  • 50%下落700,000円
100万円を入れたときに戻ってくる元本。劣後の枠を超えた分から元本が減ります。
価値の下落劣後による吸収元本に及ぶ割合戻る元本分配金(税引後・概算)100万円に対する損益結果
0%0%0%1,000,000円79,580円+79,580円元本は守られる
5%5%0%1,000,000円79,580円+79,580円元本は守られる
10%10%0%1,000,000円79,580円+79,580円元本は守られる
15%15%0%1,000,000円79,580円+79,580円元本は守られる
20%20%0%1,000,000円79,580円+79,580円元本は守られる
30%20%10%900,000円79,580円-20,420円元本が減る
50%20%30%700,000円79,580円-220,420円元本が減る
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※ 概算です。前提は調べ方とデータの見方。元本は保証されません。

07自分の金額で試算する

金額別の受取額(税引後)

自分が入れる金額で計算しないと、条件の意味は分かりません。想定利回り5–10、運用期間4–12ヶ月で計算しました。

試算の前提(単利・満期保有・源泉徴収20.42%)は調べ方とデータの見方。

5万円3,978円10万円7,957円30万円23,874円50万円39,790円100万円79,580円300万円238,740円500万円397,900円
  • 5万円3,978円
  • 10万円7,957円
  • 30万円23,874円
  • 50万円39,790円
  • 100万円79,580円
  • 300万円238,740円
  • 500万円397,900円
わかちあいファンドでうまくいった場合の税引後の受取額(概算)。
投資額口数税引前(控えめ)税引前(うまくいった場合)税引後(控えめ)税引後(うまくいった場合)源泉徴収(控えめ)源泉徴収(うまくいった場合)受取額の幅
5万円最低額に届かない833円5,000円663円3,978円170円1,021円3,315円
10万円1口1,666円10,000円1,326円7,957円340円2,042円6,631円
30万円3口5,000円30,000円3,978円23,874円1,021円6,126円19,896円
50万円5口8,333円50,000円6,631円39,790円1,701円10,210円33,159円
100万円10口16,666円100,000円13,263円79,580円3,403円20,420円66,317円
300万円30口50,000円300,000円39,790円238,740円10,210円61,260円198,950円
500万円50口83,333円500,000円66,316円397,900円17,016円102,100円331,584円
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※ 概算です。前提は調べ方とデータの見方。元本は保証されません。

積み上げていくと、どうなるか

1件で終わらせずに回していくと、どうなるかを出します。わかちあいファンドの最低投資額10万円を基準に、3ヶ月ごとに一定の口数を申し込み続けた場合の積み上がりを出しました。利回りは上限の10%、税引後(源泉徴収20.42%を引いたあと)で計算しています。取得できた案件では枠が余っていたので、申し込めば入れる前提で計算しています。

確かめたいのは金額ではなく、わかちあいファンドだけでどこまで積めるかです。募集の本数が足りなければ、同じ種別の他社にも口座を開いて分散することになります。

期間申込のペース累計口数累計投資額税引後の受取(概算)元本+受取当選の見込み
6ヶ月3ヶ月ごとに1口2口20万円7,957円207,958円100%
6ヶ月3ヶ月ごとに3口6口60万円23,874円623,874円100%
6ヶ月3ヶ月ごとに5口10口100万円39,790円1,039,790円100%
12ヶ月3ヶ月ごとに1口4口40万円31,831円431,832円100%
12ヶ月3ヶ月ごとに3口12口120万円95,496円1,295,496円100%
12ヶ月3ヶ月ごとに5口20口200万円159,160円2,159,160円100%
24ヶ月3ヶ月ごとに1口8口80万円127,327円927,328円100%
24ヶ月3ヶ月ごとに3口24口240万円381,984円2,781,984円100%
24ヶ月3ヶ月ごとに5口40口400万円636,640円4,636,640円100%
36ヶ月3ヶ月ごとに1口12口120万円286,488円1,486,488円100%
36ヶ月3ヶ月ごとに3口36口360万円859,464円4,459,464円100%
36ヶ月3ヶ月ごとに5口60口600万円1,432,440円7,432,440円100%
60ヶ月3ヶ月ごとに1口20口200万円795,800円2,795,800円100%
60ヶ月3ヶ月ごとに3口60口600万円2,387,400円8,387,400円100%
60ヶ月3ヶ月ごとに5口100口1,000万円3,978,999円13,979,000円100%
横にスクロールすると残りの列が見えます

※ 概算です。前提は調べ方とデータの見方。元本は保証されません。

口座開設から出資までの流れ

口座開設から出資までの手順は調べ方とデータの見方にまとめています。ここではわかちあいファンドで実際に手間が変わるところだけを書きます。

この記事で扱っていないこと

ここまでがわかちあいファンドそのものの話です。以下はどの事業者でも共通なので、この記事では繰り返さず、元のページに置いています。

08この記事の数字は、どこから取ったか

集計に使ったものを全部並べます。同じ手順をたどれば、同じ数字が出ます。この記事で使ったのは次のとおりです。

取得日は2026年10月19日です(更新頻度と方針は調べ方とデータの見方)。

できていないことも書いておきます。まず、わかちあいファンドについては累計組成、償還、累計調達額、元本毀損、数字の基準日が確認できていません。公表がないのか、当サイトが見つけられていないのかは区別できていません。また、わかちあいファンドの実案件はまだ取得できていません。一覧ページの作りによっては機械的に読めないことがあり、順次対応しています。そして、償還後の実績利回りは各社の開示方針がばらばらで、横並びの集計ができていません。ここは運用終了レポートの取得で埋めていきます。

数字は元本を保証するものではなく、特定の商品の勧誘ではありません。最終的な判断は交付書面と目論見書をお読みください。

09まとめ

わかちあいファンドについて、掲載データから言えるのはここまでです。利回りは78社中23位、最低投資額は低いほうから59番目、劣後は10–20%。

最後に一つだけ。評判を調べる目的は、他人の感想を集めることではなく、自分が確かめられる事実の範囲を知ることです。この記事に書いた数字は、株式会社日本プロパティシステムズの公表資料と当サイトの集計から取ったもので、第三者の監査を受けたものではありません。実際に申し込む前に、株式会社日本プロパティシステムズが交付する契約締結前交付書面を必ずお読みください。

不動産型を横断して比べる場合は不動産型の一覧、仕組みから確認する場合ははじめての方へ、この事業者の生データはわかちあいファンドのサービスページにあります。

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